灰燼の禿鷲   作:SUNRISE

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まずはあらすじ的な
タンク大活躍の予感
( ´神`)さんよろしくおねがいします


時空の嵐

「嵐が迫ってきてるそうで?」

「らしいな。一応対策はしておかないといけないかもしれん。」

 

サンベッドにもたれ掛かり、曇り気味な空を見上げながらAC(愛機)の隣でコーヒーを啜る。

 

「滑走路の補修も終わってないですからね。面倒なことですよまったく。」

 

そういう男は口調だけは丁寧で面倒そうに言うが今やっていることは俺とあまり変わりない。

管理職には管理職なりの面倒くささがあるのだろうか。

 

「一番面倒そうなのは現場のほうだろうがな。」

「ええ、彼らには頭が上がりませんね。」

「その態度でよく言えるよ。」

 

そう呟きつつ外壁のほうを見る。視線の先には風で揺れる仮設のキャットウォークが張り巡らされていた。

 

ここは、FAR EASTにある日本列島と呼ばれた場所。前時代の遺物、遺跡が多く眠る場所であり、タワーの存在する地帯でもある。

自分(達)はタワーのある場所より南西に1000kmほど離れた、沿岸の旧世代施設にいる。

山中をトンネルで通り抜けて内陸部の居住区画にもつながっている構造で、発電施設はもちろん、港湾施設、滑走路、ACを含めたあらゆる兵器とその素材を生産できる工廠と戦艦クラスまで建造できる造船施設まで持ち合わせているが使われておらず、当時EGFの勢力化であったが誰も寄り付いていなかったために住み着くことにしたのだ。

運よく見つけた旧世代のデータバンクから各種兵器類の情報を抜き出してチームの工業力やノウハウを養い、自立した傭兵組織として確立せしめたのだ。

もっとも、サインズを通した傭兵業であり、勢力ありきであることには限りないが。

 

「風でやられそうなものはあらかた片付けたぜ。航空機もハンガーに入れておいた。」

「おう、よくやった。」

 

考え事をしてる間に作業は終わったようだ。

あくまで俺たちは傭兵の集まりに過ぎない。仲はいいが特殊な例でもない限り明確な上下関係はない。

好きなように生きた結果、ここに辿り着いた連中ばかりだ。

 

「では、私はこれで失礼します。回収も終わりましたし、デスクワーカーの出番です。」

「そうか、過労で倒れるんじゃないぞ。」

「この程度で倒れることなどありえませんよ。面倒なことにはかわりないですがね。」

 

 

その男は踵を返し、高くそびえる建造物の中へ入って行った。

旧世代施設には必ず基地ほどの大きさを持つ量子コンピュータが備わっている。

彼の仕事はそれを利用したチーム全体の情報処理、整理だ。

 

「ここにいたの。そのACもさっさと片付けてほしいんだけど。」

「無粋だな。もうすこしゆっくりさせてくれよ。」

「十分したでしょう。ほら、早く動いて。」

 

金髪の女だ。魅力的な容姿だが、左腕がなくの強めの口調が威圧感を生み、近づき難い雰囲気を醸し出している。マギーだ。

だが自分にとってはいっそ愛らしくある。意外な一面を目にしていることもあって尚愛おしい。

 

「ぼーっとするな!・・・雨も降ってきたし早くして。」

「はいはい。我らが女王様はせっかちなお方ですな。」

「やかましい!」

 

サンベッドとパラソルを片付け、ACに括り付ける。その内に雨は激しくなっていた。

 

「乗ってくか?」

「濡れるよりマシだからそうするわ。」

 

隻腕では上れないため、身体を抱き留めてコアに引き上げる。

人一人入るだけで狭いコックピットは二人ともなればそれなりに無茶をしなければ入れない。

しかし彼女とであれば本望ではある。惚気ばかりですまんな( ・´ー・`)

 

ハッチを閉じ、モニタに映る項目をクリアしていく。同乗者がコンソールを叩いてくれているらしくスムーズに事が進んだ。

ふとしたを見てみれば、短い間ながら雨に打たれたらしく、彼女の着ているTシャツはわずかに濡れており肌色が覗けた。

HMDグラスをかけ、逃げるように操作へ移行した。

 

『メインシステム、通常モードを起動します。』

 

金属の巨人は雨を受けながらそのメインカメラに光を灯し、モーターの駆動音を轟かせながら直立した。

操縦桿を操作して、その体躯を操りハンガーへと向かった。

 




もうひとつ投稿してるほうとは繋がりがあります。詳しいことは後々。
マギーたんprpr
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