出会い
どこにでもありそうな公園、そこに一人の男の子と一人の女の子がいてた。
男の子はサッカーボールを蹴っており楽しそうにしていた。女の子は男の子の様子を見ながら近くの原っぱで何かを探していた。
『何してるんだ?』
『えっとね、四葉のクローバーを探してるの。』
『四葉?クローバーって葉っぱが三枚だけじゃないの?』
『三葉はいっぱいあるけどたまに四葉もあるんだって。』
『ふ~ん、四葉を見つけたら何かあるの?』
『四葉のクローバー見つけたら幸せになるってお父さんが言ってたんだ。』
『そうなんだ、んじゃ俺も探そう。』
そう言って男の子は女の子の横に座り四葉のクローバーを探し始めた。
『そういえばなんで四葉のクローバーを探してるんだ?』
『えっとね、最近お父さんとお母さんお仕事忙しいみたいであまり笑わなくなちゃって、それで家族の思い出がある四葉のクローバーをあげたら笑ってくれるかなって思って。』
『そっか見つかるといいな。』
『うん。』
それから二人は黙々と四葉のクローバーを探した。一時間後・・・
『うう・・見つからないよ・・・』
『そろそろ帰らないと怒られるしな・・・ってあれは。』
男の子が何かを見つけたらしくその場所に行くと四葉のクローバーがあった。
『おーいあったぞ~』
『ほ、本当に?』
『ああ、ほいこれ。』
そう言って女の子にクローバーを渡す。
『えっ、なんで?』
『だって、これでお前の家族が笑顔になるんだろ?だったらお前が持ってたほうがいいだろ。それにお前には笑顔でいて欲しいからな。』
『ありがとう///』
『それじゃ帰るか。』
『うん。』
公園を出てお互いの家の前について戻ろうとした時に女の子が
『ねえ、〇君は大きくなってもそばにいてくれる?』
『まあ、離れ離れになったりしない限りは今みたいにそばにいると思うぞ。』
『それじゃ、このまま大きくなったらいつか私と・・・』
そこで俺は目が覚めた、部屋のカーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。
「懐かしい夢を見てた気がする、最後何て言ってたんだろうな・・・」
夢の事を思い出すのもほどほどにして学校に行く支度をしてリビングに向かう。朝食を食べながらテレビを見ていると芸能ニュースが流れてきた。
『先日行われたシンデレラガールズのライブですが大成功を収めて・・・』
「アイドルか・・・」
ニュースの途中だがテレビの電源をきって食器を洗ってそろそろ時間だったので家を出ようとした時に家のチャイムが鳴った。
「
「おう、今行く。」
ドアを開けるとそこにはツインテールの小柄な女の子が立っていた。彼女の名前は緒方智絵里、俺の幼馴染だ。元は地方出身だったが5歳の時に俺の家の向かいに引っ越してきた。小さい頃から一緒に遊んでたり彼女の両親が仕事で忙しい時などは俺の家で一緒に晩御飯を食べたりしている仲であり高1の今でもよく一緒にいる。
「ふわああ~、眠っ・・・」
「なんかすごく眠そうだね、夜更かし?」
「いや、何か夢見てたんだけど途中で目が覚めちまって。」
「どんな夢?」
「懐かしい夢だった気がするけどはっきりとは覚えてない。」
「そうなんだ。」
智絵里と学校に向かっている途中に噂話が聞こえてきた。
『ねえ聞いた、最近この辺に不審者が出るんだって。』
『不審者?』
『なんでも身長が2mぐらいの男が変な勧誘してるんだって。』
『それは確かにちょっと怖いな。』
もしそんな男に会ったら間違いなく逃げるな、智絵里の方を見ると不安そうな顔をしていた。智絵里は人見知りな所がありそんな男が目の前に現れたきっと怖くて動けないだろう。
「まあ、そんな男に会うことなんてないだろうしそんなに不安そうな顔をするなよ。」
「う、うん。」
そう言って智絵里の頭を軽く撫でてた、そうすると智絵里は安心した顔になっていた。学校に着き苦手な授業の間は寝て過ごしていた。
『zzz』
『成君、また寝てる・・・』
そんな風に学校での一日を過ごし放課後になった。
「智絵里帰ろうぜ。」
「うん。」
一緒に教室を出て校門に向かう途中部活をしている運動部の様子を眺めていると
「成君?」
「ああ、悪い今行く。」
「成君、やっぱり・・・」
「大丈夫だって、ほら行こうぜ。」
「う、うん。」
智絵里が心配そうに声をかけてきたが心配ないと言って校門を出た。家に向かっている途中
「あっ。」
「どうした?」
「今日欲しい本が出てたの思い出して・・・」
「それじゃ、買いに行くか。」
「いいの?」
「帰っても特に用事があるわけじゃないしな、いつもの本屋か?」
「うん。」
そうして近くのショッピングモールに来た。
「んじゃ、ゲーセンで時間潰しとくから終わったら連絡してくれ。」
そう言ってゲーセンに向かった。
「さあて今日は何やろうかな?あんまり時間がかかるのはあれだし。」
どのゲームをやろうかと考えながらゲーセンに入ると太鼓な達人の近くで同い年ぐらいの女の子が
『ロックに叩くにはどうすれば・・・』
とバチを持ちながらそんな事を言ってたのが聞こえた。
『太鼓でロックってなんだよ・・・』
心の中でツッコミをいれて自分がやるゲームを決めて遊んでいた。暫くしたら智絵里からメールが来て本屋の前で待っていると来たので本屋に向かうことに。
「なんだあの人だかりは?」
本屋の前に着くと何故か人だかりが出来ていた。辺りを見回したが智絵里の姿が見当たらず人だかりを押して前に出た。すると智絵里がいてたのだが何かに怯えている様子だった。智絵里の視線の先を見ると俺より身長の高い男が智絵里の前にいた。
『もしかして噂の不審者か!?』
そう思った瞬間智絵里の前に立ち不審者?と向き合っていた。
「あんた智絵里に何の用だ?もし変な事をしたって言うなら警察呼ぶぞ!」
俺がそう言うと智絵里と男は慌てていた、なんで智絵里まで?
「待って成君!その人は・・・」
「じ、自分はこういう者です・・・!」
男はポケットから名刺を取り出して俺に渡した。名刺にはこう書かれていた・・・
『美城プロダクションアイドル部門プロデューサー』
この出会いが俺と智絵里の運命を大きく変え、再び彼女に出会う事になるとはこの時の俺は知らなかった。
主人公・風見成(かざみせい)・高1(後に高2に)、智絵里と幼馴染で同じ学校。見た目はガンダム種運命のシン飛鳥。
中3まではサッカーをしていたが怪我でサッカーが出来なくなり一時期何事にもやる気を見せなかったが智絵里の励ましと一人の少女に出会い立ち直った。後に346PROに関わるようになる。
という訳でデレマスの話です。もう一つ別作品と並行して書いていくので更新速度は遅いかもしれません。
ヒロインの一人は智絵里です、もう一人は次に登場させます。この世界でのPは武内Pです。
デレマスでは智絵里はどんな学校に行ってるのかはっきりと明言されていないので勝手に共学にしました。イメージ的には女子高ですけど。
武内Pは智絵里をスカウトしたのかそれともオーディションで採用なのか知りたいです。というかCPの初期メンバーどんな風に集められたのか気になります!(BDの特典であんきらは明言されてましたが)
次回・武内Pにスカウトされた智絵里そこにいる成、果たしてどうなる?そして346PROの名前を聞き成は一人の女の子との出会いを思い返していた。それではまた次回~
1/9・リメイクしました。