「久しぶりだね。」
「そうだな。」
一年ぶりの再会か・・・何を話そうか・・・
「色々話したい事あるけどアラームを合わせてたって事は何か用事があるんじゃないの?」
美穂に言われてスマホを見るとPさんから戻ってくるように言われた時間が近づいてた。
「やべっ、そろそろ戻らないと!また今度時間があれば色々話そうぜ。あっこれ名刺ね。んじゃ!」
俺はダッシュでCPルームに戻っていった。
美穂視点
「ふふ、前に会った時よりだいぶ明るくなったね。CPか~」
「美穂さ~ん!」
もらった名刺を見ていると向こうから茜ちゃんが走ってやってきた。
「美穂さん、そろそろ打ち合わせの時間ですよ!おや、何かいい事ありましたか?凄くいい顔をしてますよ!」
「実は久しぶりに会えた人がいたんだ。それで嬉しいのかも。」
「なるほど!確かに久しぶりに会えたら嬉しいですよね!どんな人なんですか!?」
「秘密。それよりも早く行こ、茜ちゃん。」
「待ってください美穂さ~ん!」
今度お話する機会があれば何を話そうかな、話したい事いっぱいあるんだよ。
視点戻り
「ふう~間に合った。」
CPルームにダッシュで戻ってきて一息ついてた。メンバーまだレッスンから戻ってきてないようだ。Pさんには今日の事を報告済、明日から色々勉強するとの事らしい。
「それにしても驚いたな、こんなに早く再会するとはな・・・」
「誰と会ったの?お兄ちゃん?」
「うわっ!」
さっき美穂と会った事を思い出していたら声が出てたみたいでちょうど戻ってきてた赤城さんに聞かれたらしく質問されて驚いてしまった。何故かは知らないが赤城さんは俺の事をお兄ちゃんと呼ぶ。しかし今日の俺驚く事多いな・・・
「ねえねえ?誰と会ったの?」
小学生らしく純粋に俺に質問してくる赤城さん。さすがに正直に答えるのはあれだし話を変えないとな・・・
「それよりも、初レッスンどうだった?」
「えっとね、初めての事ばっかりだったけど楽しかったよ!他のレッスンも早くやってみたいな~」
「頑張ってね。」
ふう~なんとかごまかせたか、ごめんね。正直に言うと色々面倒だから今回は誤魔化させてもらうね。
その後他のメンバーも戻ってきてレッスンの報告やPさんからの連絡事項など聞き今日は解散となった。
「う~ん、覚えること多すぎだろ・・・」
週末、CPに来ておりサポート役としての勉強をしているのだが予想以上の量にうなされていた。
「大丈夫ですか、風見さん?」
「あんまり大丈夫じゃないかもしれません、予想より覚える事が多いですね。」
「そうかもしれませんが、一通り覚えれば大丈夫なので頑張ってください。」
Pさんはメンバーのレッスンの様子を見に行くらしく部屋を出て行った。ちなみに千川さんは別の仕事があるらしく今日は見かけていない。
「暗記はそれなりに得意だがこの量だとな・・・」
愚痴りながらもらった資料を眺めていた。
「今からこんなんじゃダメだな、智絵里の事を支えるって決めたろ!」
気合を入れ直して再び資料に目を通した。
集中していた為か気が付けばメンバーのみんなが戻ってきてた。
「にゃ、やっと気づいたにゃ。」
「随分集中してたね、何見てたの?」
前川さんと多田さんが俺の持ってる資料に質問してきた。
「これはPさんのサポートをするのに必要な事が色々書かれているので今はそれを覚えているところです。」
「ふーん色々大変なんだね。」
Pさんも戻ってきて恒例の連絡事項の報告を受けて、智絵里達と帰っていると智絵里の携帯に連絡がきて話していると何故か俺にかわってほしいと言われたので電話に出ると何故か俺の母親だった。
「あんた今携帯持ってる?連絡しても全然出ないんだけど?」
「携帯ならここに・・・ってあれ?」
ポケットを探してみたが見当たらずカバンも探したがなかった。あれ?おかしいぞ、確かにCPに来た時はあったのに・・・もしかして部屋に忘れてきたか?
「もしかしたら部屋に忘れてきたかもしれない。ところで用ってなんだよ?」
「今日の晩ご飯、鶏肉と豚肉どっちがいい?」
「どっちでもいいよ!」
通話を切り智絵里に携帯を返した。
「おばさんの用件なんだったの?」
「晩飯、鶏と豚どっちがいいかだって・・・」
その話を聞いた三村さんと新田さんは苦笑してた。恥ずかしい!
「あ、そうだ。俺携帯忘れたみたいなんだ、今から取りに戻るから先に帰っといてくれ。」
「場所わかるの?」
「多分CPの部屋に忘れたんだと思う。それじゃあ三村さん・新田さん、お疲れ様でした。」
「うんお疲れ様。」
「お疲れ様。」
三人に挨拶をすませて346に戻るとPさんがいてた。何してるんだ?
「風見さんちょうどいいところに、これあなたの携帯ではありませんか?」
「そうです、もしかして部屋にありましたか?」
「はい、着信がかなり来てましたので届けようと思っていたところです。」
「着信については大丈夫ですよ・・・結構どうでもいいことだったので・・・」
「?」
「こっちの話です、それよりも携帯ありがとうございます。」
Pさんから携帯を受け取って帰ろうとしたら・・・
「あっ、成君」
名前を呼ばれて振り向くと美穂がいてた。
「あっ、小日向さん仕事帰りですか?お疲れ様です。」
「どうしたの成君?なんで美穂って呼んでくれないの?」
美穂は苗字で呼ぶと不思議そうにしていた。
「ちょっといいか?」
美穂の手を引っ張って346を出た。
「あのな~、そっちは売れっ子アイドルでこっちはPさんのサポート役。普通に考えて名前呼びは色々マズイだろ・・・」
「う~ん、私は別に気にしないんだけどな・・・」
「だから、346で会った時は苗字で呼ぶし俺の事も苗字で呼んでくれ。」
「成君がそう言うならいいよ。」
納得してくれたみたいなので駅に向かおうとしたら服の裾を掴まれた。
「私、今日は寮に戻るだけなんだよ。」
「そうなんだ、気をつけて帰れよ。」
「そうじゃなくて!送ってほしいなって、後色々話したい事もあるし。」
あっ、これはいつかの時と同じだ。
「はあ~、わかったよ。」
「それじゃあ行こ。」
美穂に手を引かれて寮に行く事に。美穂は今変装道具として帽子を被っている。
「寮って美穂みたいに遠くから来ている人たちが住んでるのか?」
「基本的にはそうだね、CPだとみくちゃん・蘭子ちゃん・アーニャちゃんがいるよ。」
「そういえばあの三人は地方出身だったな。」
あの三人は寮ではどういう感じなんだろうな。前川さんは初めのインパクトで少々驚かされたが実は真面目で面倒見がいいんだよな。アナスタシアさんは日本語を話すのは少し苦手と言ってた通りたまにロシア語が先に出ることがあるみたいだ。まあこの二人は問題はないだろうが・・・
「神崎さんって寮でもあんな感じなのか?」
「あんな感じって?」
「その、寮でも難しい言葉を使ってるのかなって・・・仕事の時だけかどうか気になって。」
「あはは・・・」
苦笑いしてるって事はそういう事か!?Pさんはそういうキャラでいくと言ってたし、神崎さん自身ノリノリでやってるからな~
「でも蘭子ちゃん、難しい言葉を使ってるけど実は色々努力してるみたいだよ。」
「どういう事?」
「この前部屋にお邪魔したんだけど、辞書を見ながら色々言葉を調べてたよ。難しい言葉を只言ってるだけじゃなくてきちんと調べて使ってるから私は凄いなって思ったよ。」
「そうなんだ。」
その後普段の生活や仕事の事など色んな事を話した。話し込んでいたからか直ぐに寮についた。
「送ってくれてありがとう。」
「俺も色んな話を聞けて楽しかったよ。それじゃ。」
「うん、いつか一緒に仕事できるといいね。」
そう言って美穂は寮に帰っていった。
「まだこっちのメンバーはデビューしてないっての・・・俺も頑張らないとな。」
そのまま家に帰った。
今回は美穂ちゃんとのやりとりをお届けしました~。もうちょっと書きたかったですがすいません。
次回は宣材写真の回をやろうかなと考えています、宣材を撮るという事でNG登場となります。
それではまた次回~