2/4 リメイクしました。
Pという人から名刺を貰い詳しい話を聞くために智絵里と一緒に近くの喫茶店に入った。
「智絵里をアイドルとしてスカウトしたい?」
「はい。」
喫茶店に入って先程の状況になった経緯を聞いてた。
Pさんは新しいプロジェクトを任されそのプロジェクトの為に今スカウト活動をしているらしい、それで智絵里をスカウトしようと声をかけたのだが智絵里が怯えてしまい俺が割り込むまでさっきの状況だったらしい。
「そういう事だったんですね。すいませんでした、いきなり失礼な事を言って。」
「いえ、自分もこういう事にはなれているので。」
慣れてるって・・・いいのかそれで?まあ、失礼な物言いだけどこの見た目でいきなり声をかけられたら逃げるかビビるだろうな。そういえばまだ自己紹介してなかったな、少し遅い気もするがやっておかないとな。
「俺、風見成って言います。智絵里とは幼馴染です。」
自己紹介もしたし智絵里のスカウトの話が終わるまで外で待ってようか。そう思い席を立とうとしたが隣に座っていた智絵里が俺の服の裾を掴んだ。顔を見るとまだ少し怯えているようだ。このまま一人にするのはよくないと思い座り直した。
それからPさんは智絵里に新しいプロジェクトの事やスカウトした理由を話していた。スカウトした理由は笑顔らしい、確かに笑った時の智絵里は可愛いがそれだけでスカウトしたのか?きっと他にも理由があるだろう。
二人の話し合いを聞きながらそんなことを考えているとPさんが俺にあることを聞いてきた。
「風見さん、今部活動かアルバイトなどはしていますか?」
「いえ、特には。」
「では、風見さん新しいプロジェクトで自分の補佐をしてみませんか?」
「Pさんの補佐ですか?」
「はい。」
「えっと、なんで俺に?」
急な事だったのでPさんに聞き返した。
「その、風見さんがいれば緒方さんが安心するのではないかと思いまして。後アイドル達に近い年齢の方がいれば他のアイドルも積極的に意見を言ってくれたりしてくれるのではないかと思いまして。」
「なるほど、えっとお話はありがたいんですが少し考えさせてもらってもいいですか?」
「えっと・・・私も・・・」
「分かりました、決まったら先ほどお渡しした名刺の番号まで連絡をください。」
その後Pさんに支払いをしてもらい家に帰っている途中さっきの事について智絵里と話していた。
「いやー、びっくしたな~」
「うん、私がアイドルとしてスカウトされるなんて・・・」
「智絵里は可愛いからな~」
「か、可愛い///」
智絵里はあまり笑顔を見せないがその魅力を知っている。人見知りな所もあるが十分アイドルとしてやっていけるだろう。
あとは智絵里の気持ち次第だ。
「成君はPさんの補佐の事どうするの?」
「そうだな~面白そうではあるけど智絵里がアイドルになるなら一緒に行くし、ならないなら断るかな。」
「成君が一緒に来てくれるなら嬉しいけど、もしやってみたいなら私の事は気にしなくても・・・」
智絵里は少しずつ声が小さくなりながら言ってきたが、俺は智絵里の頭に手を置き
「昔約束しただろ、大きくなってもそばにいるって。」
そう言って智絵里の頭を撫でてやった。
「あっ、その約束覚えててくれたんだ///」
「だから、ほんとうにアイドルやりたいなら近くで応援できるから補佐の話を受けようと思う。」
「成君・・・」
「だからきっちりと考えて受けるかどうか決めような。」
「うん。」
話している内にお互いの家に着いた、その日の晩飯の時に智絵里も来ており今日の出来事を両親に話した。両親は俺にきっちり考えて決めるなら特に言う事はないと言った。
その後自室に戻りもらった名刺を見てた。
「346PROか・・・」
その名前を呟きながら俺は一人の女の子とあった出来事を思い出していた。
一年と少し前・・・成の部屋
「うわぁぁぁー!またあの夢か・・・これで何回目だよ・・くそっ!」
またも夢を見て目が覚めた、時計を確認すると夜中の三時だった。ここ最近このような事の繰り返しだ・・・原因ははっきりと分かっており俺は自分の右足を見た。
今から数ヶ月前、俺は自分の所属していたサッカー部の試合で怪我をしてしまった、それもかなり大きな怪我で医者からはもうサッカーをするのは無理だろうと言われてしまった。小さい頃からずっとやってきた事が出来なくなったと言われて俺の目の前は真っ暗になってしまった。それがさっきの夢だ。
医者にそう言われてから暫くして俺は何事に対しても無気力になった、智絵里や両親は励ましてくれたのだが俺は聞く耳を持たずという状況だった。
「久しぶりに外に行くか・・・」
ある日俺は久々に外出をした。今思うと只の気まぐれだったのだろう、家を出る時両親に声をかけ二人共かなり驚いていたが俺は大丈夫とだけ言って家を出た。
『やっぱり出るんじゃなかった。』
街に来たのはいいが久しぶりに人の波にあてられて気分が悪くなった。
『帰るか特に用事や目的もあるわけじゃないしな・・・』
そう思い家に帰ろうとした時に辺りをキョロキョロしている同い年ぐらいの女の子が見えた。
『あんな所で何やってるんだ?』
不思議に思い俺は女の子に近寄り声をかけた。
「あの~どうかしましたか?」
「えっ、あのすいません!私田舎者だからつい目移りしてしまって、すいません!」
「えっとそんなに謝らないでください。あと落ち着いてください。」
「は、はい!」
とりあえず落ち着くように言った。
『というかなんでこんな事してるんだろうな、今他人の事気にしてるような状態でもないのにな・・・』
どうやら落ち着いたらしく女の子が声をかけてきた。
「ふぅ~、すいません私緊張しやすくて・・」
「いえ、大丈夫です。それよりも周りを見てたみたいですけど何してたんですか?」
「えっと、実は行きたいところがあるんですけど場所がよく分からなくて・・・それで周りの人に声を掛けようとしたんですけど私人見知りもあってなかなか声をかけられなくて・・・」
「そうなんですか、場所教えてもらってもいいですか?案内できるかもしれませんし。」
「いいんですか?どこかに出かける最中だったんじゃ?」
「いえ、特に用事もなく歩いてただけですから。」
「それじゃ、お願いしようかな。ここなんですけど・・・」
そう言って女の子は地図を出してきた、そこには『美城プロダクション』と書かれてれていた。
『美城プロダクション・・・確か結構目立たつ所にあったな。』
「口で説明するの苦手なんで一緒に行きますよ。」
「ほんとですか?ありがとうございます。」
そうして一緒に美城プロダクションに向かう事に。
向かっている途中・・・
『そういえば名前言ってなかったな。まあ、いいか・・・』
名前を言ってないことを考えたが特に言う事もないだろうと思いそのまま歩いていると女の子が止まった。
「えっと、まだ自己紹介してなかったね。私小日向美穂って言います。」
向こうから自己紹介してきたのでこっちもする事に。
「俺は風見成、よろしく小日向さん。」
無難に自己紹介を返した。すると小日向さんが
「美穂でいいよ、年齢も近いみたいだし。」
と名前呼びを提案してきた。
「いや、初対面の人を名前呼びは・・・」
名前呼びを戸惑っていると・・・
「私も成君って呼ぶから。」
小日向さんが名前で呼んできてニコニコしたままその場から動こうとしない。
『もしかして名前呼びしないと動かないんじゃ・・・』
俺は諦めて名前呼びをする事に決めて・・・
「分かったよ。み、美穂・・・」
名前呼びをすると美穂は嬉しそうにして
「うん!それじゃ行こ成君。」
俺の手を引っ張って美城プロダクションの方に向かって歩き出した。
こうして俺と小日向美穂は出会った。
という訳でもう一人のヒロインは小日向美穂ちゃんでした~。元々好きだったのですが最近アニメやデレステのコミュなどを見て更に好きになったのでヒロインに選びました。
書いててなんか美穂ちゃん簡単に信用しすぎじゃね?と思いましたが困ってる所を助けてくれた人だから問題ないよね!設定としてはスカウトされて冬休みを利用して東京に来たという設定です。
次も美穂ちゃんとの話です、過去編は後1・2話を予定しています。
それではまた次回~