クローバーとクマさんと少年   作:のん輝

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成と智絵里の両親がイベントに来れた訳とは・・・


親と子

「無事に終わって良かったな、まあ予想外の事はあったが・・・」

「そうだね、四人とも来るなんてびっくりしたね・・・」

 

晩飯の後智絵里と一緒に帰っている途中イベントに来ていたお互いの両親の事を話した。

 

「まあ、来た理由は帰ってから聞くか・・・」

「う、うん。」

 

それから暫くしてお互いの家が見えてきた時に俺の携帯にメールが来た。差出人はおふくろで内容は・・・

 

『智絵里ちゃんと一緒に家に戻ってくるように』

 

と簡単なものだった。

 

「智絵里。おふくろが一緒に俺の家に来いってさ。」

「うん、わかった。」

 

そうして一緒に俺の家に行く事に。

 

「ただいま~」

「おじゃまします。」

「ん?なんか見慣れない靴があるな、客でも来てるのか?」

「この靴、お父さんとお母さんのだ。」

「おじさん達のか、だから一緒に来いって言ったのか。」

 

見慣れない靴に納得してリビングに入ると・・・

 

『パァーン!』

 

とクラッカーの音が鳴り

 

『智絵里(ちゃん)初イベントお疲れ~』

 

大人四人がクラッカーを持ちながら智絵里にお祝いの言葉を言っていた。一方出迎えられた智絵里と俺はポカーンとしていた。

 

「あれ?反応が薄いな~」

 

と俺のおふくろが言ってきた。

 

「いやいや、いい年した大人四人がこんな事してたらポカーンってなるわ。というか明日も仕事だろ、もう寝ろよ。おじさん達もこのバカ親に付き合うこともないですよ。」

 

俺が大人達にそう言うと智絵里は横で小さく笑ってた。

 

「まあお祝いしたいって気持ちはわかったが聞きたい事がある。そこのバカ親、なんでイベントに来たんだよ!話したの二日前だぞ、よく休み取れたな!?」

 

イベントの時に気になってた事を親に聞いた。

 

「行った理由は智絵里ちゃんの晴れ舞台を見たかったからだ。休みは上司に頼み込んでOKをもらったまあおかげで今週のノルマは倍になったがな。」

 

ハハハと笑いながらいう親父、それに同じくと言ったおふくろであった。このバカ親が・・・イベントなんてこれからいくらでもあるのに、まあ言わなかった俺も悪いが。

 

「それじゃ、おじさん達は?最近仕事が忙しいって聞きましたが。」

 

智絵里の両親に聞いてみた、智絵里も知りたがってたいた事だしな。

 

「ああ、その事か。智絵里にイベントの日を聞いてなんとかその日に休みを取れないかを上司に聞いたらその日までにノルマをクリアしたらOKと言われてね、そのノルマを終えられるようにしていたんだ、おかげで休みの日は潰れたがね。」

 

そう言って苦笑するおじさん、おばさんも同じく苦笑してた。

 

その話を聞いた智絵里は

 

「お父さん・お母さん、ありがとう。でもあんまり無理はしないでね、私なんかの為に無理をして体調崩したら私・・・」

 

自分の為に頑張ってくれた嬉しさと二人が少し無理をしたという事に負い目を感じているのか少し浮かない表情をしていた。だが智絵里の両親はそんな事を気にするなと言わんばかりに智絵里の頭に手を置いた。

 

「あのな智絵里、お父さんもお母さんも確かに今回はちょっと張り切りすぎたかもしれない・・でもな、ちっとも辛かったなんて思ってないんだ。」

「えっ?」

「自分の子供が頑張っている姿が見に行けると思うとちっとも辛いなんて思わなかったんだ。それにイベントを見に行った時に人見知りな智絵里が笑顔でファンの人達にCDを渡しているのを見た時に仕事の疲れも飛んでいったよ。」

「お父さん・・・」

「だから私なんかの為になんて言わないでね。智絵里、これからも頑張っている姿を見せてね。」

「お母さん・・・うん!」

 

二人の言葉を聞いて智絵里は笑顔になっており二人は智絵里の頭を撫でていた。

 

『よかったな、智絵里。』

 

三人の様子を見ていると自然に笑いが出ていた。

 

「ん~どうしたんだ成?」

「もしかして頭撫でられているの羨ましいの~?」

「んな訳ないだろ!何言ってんだこのバカ親!?」

「またお前は親に対してそういう事言って、このバカ息子!」

 

『人がせっかくいい雰囲気に浸っていたのにこのバカ親達のせいで台無しだよ!』

 

そうしていつもの言い争いを始めた成と両親、その様子を見ていた智絵里の両親は

 

「風見さんの所は仲がいいな。」

「ほんとね~」

 

とほんわかした様子で見ていた。

 

「あ~疲れた。」

「あはは・・・」

 

バカ親といつもの言い争いを終わった後俺と智絵里は俺の部屋に来ていた。なんか大人同士で話があるから部屋に行ってろと言われたからである。

 

「何回目になるか分からないけど初イベントおつかれさま。」

「ありがとう。」

 

そうしてコップを合わせた、まあ中身はお茶なんだけど。

 

「CDデビューもしたしこれから忙しくなるだろうな。」

「うん、それで成君はずっと私達のユニットのお仕事についてきてくれるの?」

「PさんからはCIが仕事に慣れるまでって言われているから暫くの間は一緒だな。」

「そうなんだ・・・」

 

智絵里は少し残念そうな顔をしていた。

 

「まあ、俺のわがままを言うとずっと智絵里の近くで仕事をしているのを見たいけどな。ってこんな事言ったらPさんや部長さんに怒られるな。」

 

軽く笑いながら言うと智絵里は何も言ってこなかったので智絵里を見ると顔は真っ赤になり俯いていた。

 

「智絵里どうした、まさか風邪か!?ちょっと風邪薬買ってくる!」

「成君、風邪じゃないから落ち着いて!」

 

部屋を出ようとしたら智絵里が慌てながら言ってきたので一旦座る事に。

 

「風邪じゃないのなら安心した。けどなんで顔が真っ赤になってたんだ?」

「し、知らない!成君には教えない!」

「何、怒ってるんだよ?」

「お、怒ってないよ。・・・成君のバカ。」

 

なんでか智絵里が怒ってしまい結局おじさん達が帰るまで必死に謝っていた。なんで怒ったんだろうな?

 

 




今回はそれぞれの親と子供の話でした。さて次回はCIのテレビデビューの話を書きたいと思います。作者的にはあの回好きなアイドルが出てきてくれて嬉しかったりしました。とときんとかユッキーとか、余裕があれば絡ませたいです。
それではまた次回~
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