クローバーとクマさんと少年   作:のん輝

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合宿2日目開始です。


合宿2日目~①

『ピピピ・・・ガチャ』

 

時計のアラームを止めて目を覚まし軽くストレッチをした。

 

「筋肉痛はないな、さて今日から全体曲の練習が本格的に始まるけどどうなるか・・」

 

今日から始まる全体曲の練習の事を考えながら着替えをすませて食堂に向かった。

 

「おはようございます。」

「あらおはよう、ゆっくり眠れた?」

「はい、ぐっすり眠れました。」

 

食堂に入ると女将さんが朝食の用意をしてくれおり挨拶をした。

 

「それにしてもアイドルの子達が合宿ね~前の事を思い出すわ~」

「それって玄関に飾ってあったサイン色紙の人達ですか?」

「そうそう、色紙のアイドルの人達以外にもバックダンサーの子達もいて賑やかだったわね~他にも・・・」

 

女将さんは当時の事を思い出しながら話してくれた。

 

「でね~ってもうこんな時間に、急いで支度しないと他のみんなが起きてくるわね。それじゃ他の話を聞きたかったら明日にね~」

「俺手伝います。」

「あらありがとう~それじゃこれ運んでもらえる?」

 

それからみんなが起きてくるまで朝食の用意を手伝い朝食が済んだ後練習を始めた。

 

「う~んやっぱり気になるな~」

 

みんなの練習の様子を見ながら俺はあることが気になっていた。今日の練習だが午前中はユニット曲の練習、午後からは全体曲の練習となっており今は各ユニット曲の練習中なのだが・・・蘭子が昨日と同じく他のユニットの練習を見ている時間が多いのだ。

 

『昨日何か言おうとしてたしもしかしてそれが何か関係してるのか?他のユニット練習を見ているのは。』

 

そんな風に考えた後蘭子の所に向かおうとしたら・・・

 

「すいません風見さん。今から言うユニットの練習の様子を見に行ってもらって構いませんか?」

 

Pさんが言っユニットはNG・CI・*の三組だった。

 

「・・・わかりました。Pさん、昨日から蘭子が他のユニットの練習を見ていることが多いみたいなんで理由聞いといてもらっていいですか?」

「わかりました、こちらで聞いておきます。」

 

Pさんに蘭子の事を伝えてさっき言われた三組のユニットの様子を見に行く事に、まずは・・・

 

「おつかれ、練習に熱心なのはいいけど午後から全体曲の練習もあるんだぞ。」

 

初めに様子を見に来たのはNG、一緒にドリンクの差し入れもする。

 

「成君、ありがとうございます。」

「大丈夫、きちんとペース配分は考えてるよ。」

 

卯月と凛はドリンクを飲み始めた、一方未央は俺に気づいていないようで踊り終えたで何か言っている。

 

「ここはもう少しこうしたほうが・・・」

「お~い、少しは休憩したほうがいいぞ。」

 

未央の近くに行き首にドリンクの容器を当てる。

 

「ひゃ!なんだ、かざみーかびっくりしたよ~」

「練習熱心なのはいいけど無理はするなよ、、まだ合宿は続くんだから。」

「大丈夫大丈夫!休む時はきちんと休んでるしね。」

 

未央は俺の手からドリンクを取り一気に飲み干した。

 

「差し入れありがとうね。それじゃもう一回やろうかな~」

「もう少し休んでもいいんじゃないのか?」

「でも今度のライブは完璧にやりきりたいんだ、ファーストライブは失敗しちゃったし・・・」

 

未央は少し暗い顔をしながら言った。

 

「だから悔いが残らないようにやれる事は全部やりたいんだ。」

「未央・・・」

「それに次のライブではかざみーに成功したって言わせたいしね。」

「あの時は色々出過ぎたことしたよな俺・・・」

「ううん、あの時そう言われても仕方ないステージしちゃったから。それにかざみーが怒ってくれなかったら私は多分ここにいなかったと思う。だからかざみーには感謝してるんだよ。」

 

未央は照れくさそうに言いながらもまっすぐにこっちを見ていた。

 

「さあて十分休憩したし、しまむーしぶりんもう一回やろう~」

 

そうして再び練習を再開したNG。

 

『卯月と凛は普段通りだし大丈夫だと思うが未央が少し気負いっている感じがするのが気になるな・・・』

 

NGの三人と話して気になった事を頭に止めておき次に向かったのは

 

「だ~か~ら~ここはこうしたほうが可愛く見えるでしょ!」

「違うでしょ!このユニットに必要なのはロックな感じだって!」

 

次に来たのは*の所なのだがまたもめているようだ。

 

「ま~たもめているのか。二人共これ飲んで少しは頭冷やせ。」

 

みくと李依菜にドリンクの容器を投げる。

 

「にゃにゃっ!」

「おっとっと」

 

二人は慌てながらも容器を無事にキャッチした。

 

「ナイスキャッチ。」

「ナイスキャッチじゃないにゃ、いきなり投げられたらびっくりするにゃ!」

「悪い、でも俺が来たことに気づいてなかったみたいだし。というかなんでまたもめてたんだ?」

 

もめていた原因について聞くと二人ははっとした表情になった。

 

「そうにゃ、聞いてよ成君。李依菜ちゃんが今の振り付けじゃ満足できないとか言って新しい振り付けを加えようとしてるにゃ。」

「みくだって同じことをしてたじゃん。」

 

どうやら二人共同じことでもめていたみたいだな。

 

「ん~振り付けの事はよく分からないけどお互い今のままじゃだめなのか?」

「「それは・・・」」

 

二人は少し考え込んだ顔をしている。

 

「そのさ、二人はまだデビューしたばかりなんだしそういうのはライブを何回も経験してからでもいいんじゃないのか?」

「確かに成君の言う通りかもしれないにゃ。」

「だね、少し焦ってたのかもしれないね。」

 

そういう二人の顔はすっきりしていたような感じだった。

 

「んじゃ俺次のユニットの所に行くな、もうもめたりするなよ。」

 

そう言ってCIの所に向かい出して少ししたらまたもめているのが聞こえた。

 

『はあ~言ったそばからこれだよ・・・まあお互いの意見をぶつけ合いながら成長するのがあのユニットの特徴だしいいのかもな』

 

少し不安な所もあったが大丈夫そうなので*の所を後にして再びCIの所に向かった。

 




今回はここまでです。最近忙しくて中々書く時間がないです・・・次回はCIの様子を見に行くのと全体曲に関する事を書きます、気長に待っていてください。それではまた次回~
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