クローバーとクマさんと少年   作:のん輝

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合宿編ラストです。


合宿4日目~最終日

4日目、Pさんと千川さんが合宿地にやって来た。現在俺は二人が持ってきたダンボールを運んでいる、中身はステージ衣装のデザインが描かれたスケッチブックやCPのライブTシャツだ。

 

ダンボールを運び終えるとみんなはライブTシャツに着替え、現在練習中の全体曲が収録されるCDジャケットの撮影を近くの海辺で行った。

 

ジャケット撮影は無事に終わりその後Pさんと千川さんに全体曲の練習を見てもらい踊り終わると二人は満足そうな顔をしていた。

 

その後Pさんからステージリーダーを決めて欲しいとみんなに言うと満場一致で美波さんに決まり俺はまとめ役の時と同じくサポートすると言った。

 

「ふぅ~色々あったけど無事に合宿も終われるな。」

 

晩飯後、合宿中の事をまとめたレポートを作っていた。東京に戻った時に部長さんに提出する物だ、レポート作りも一段落したので今後の確認をしておく。

 

「午前中は掃除で午後からは向こうに戻ってからはサマーフェスまでの予定の確認でその後解散っと・・その後は一旦先生の所に行くか。」

 

予定の確認も終わり特にやる事がなくなって暇になってしまった、このまま寝ようかと思ったが少し喉が渇いたので自販機までに飲み物を買いに行く事にした。

 

俺は後悔する事になる何故この時飲みの物を買いに行ってしまったのか、買いに行かなければあんな面倒事に巻き込まれなかったのに・・

 

「さーて何買おうかな~」

 

1階に降りて自販機に向かって歩いてると居間のソファーで誰かが何かしているのが見えた。どうやら杏・きらり・アーニャ・美波さんの四人だ、珍しい組み合わせだな。

 

四人ともこっちに気づいていないようだ、邪魔しちゃ悪いしさっさと飲み物買って部屋に戻ろう。飲み物を買って部屋に戻ろうとした時にもう一回四人の方を見ると、杏と目が合いこっちにダッシュでやって来た。

 

「成、いい所にいてくれた!」

 

「なんだいきなり!?というか凄い早さだったぞ。」

 

「いいからこっちにきてくれ!」

 

「お、おい!」

 

杏が普段発揮しない力で俺を引っ張り三人が居る所に連れて行く、テーブルにはトランプが広がっていた。

 

「トランプしてたのか、というかなんで連れてきかのか説明してくれ。」

 

杏ときらりの間の椅子に座り杏に言うときらりと杏は小声で話しかけて来た。

 

『実は大富豪始めたのはいいんだけどその・・美波ちゃんが予想以上に弱くて勝ってくれないんだよ。』

 

『勝負事なんだし仕方ないだろ・・それのどこが問題あるんだよ?』

 

『美波ちゃんの性格知ってるだろ?』

 

『ああ・・そういう事・・』

 

杏に言われてある程度理解した。このCP負けず嫌いのメンバーが多い、美波さんもその一人である。恐らく勝つまでやると言ったのだろ。

 

『それなら適当なミスして負ければいいだろ。』

 

『それはさっきやったにぃ・・でも。』

 

『でも?』

 

『なんでか見破られて・・』

 

『なんというかご愁傷様・・』

 

『頼む成も入ってくれ!人数が多ければ美波ちゃんが勝つ勝率は少し上がるだろうし。』

 

『でも明日朝から掃除だし早めに寝ないと。』

 

『このままじゃ四人朝まで大富豪コースなんだけど・・』

 

『それは明日の掃除に影響が出るな、わかった協力してやるよ。』

 

『サンキュー成!』

 

『成君ありがとうだにぃ~』

 

そうして俺も大富豪に参加したのだが・・一時間後。

 

『よ、弱い・・ここまでとは』

 

参加してわかったのだがどうやら美波さんはこの手のゲームには向いてないみたいだ。なんというかわかりやすいのだ、自分が優位になるとわかると表情が明るくなったりと表情が表に出るのだ。

 

『さあてどうするか、このままじゃマジで朝までやる事になるぞ・・』

 

杏達に協力してくれという意味で目線を送り俺の意図を察してくれたのか頷いてくれた、さあなんとか美波さんを勝たせないとな。

それから杏達と協力しながら美波さんを勝たせようと頑張ったのだが・・・結局美波さんが一番で抜けたのは朝になってからだった。

 

「あ、朝かよ・・」

 

「じゃあ大富豪からのお願いしちゃおうかな。」

 

そう言う美波さんの笑顔は凄くイキイキしてました。そして学んだ負けず嫌いの人の相手はとても疲れると・・・

 

その後殆ど寝れずに掃除が始まり眠い目を擦りながらもなんとか掃除をやり終えそお世話になった女将さん達にお礼をして空港に向かった。飛行機で仮眠をとっていたら東京に着いており事務所に戻った。

 

「みなさん、お疲れ様でした。」

 

『お疲れ様でした~』

 

「サマーフェスまであと少しですが残りのレッスンも頑張ってください。」

 

『はい!』

 

「それでは今後の予定ですが・・・」

 

サマーフェスまでの予定を確認しそのまま解散になった。

 

「成君帰ろ?」

 

「悪い、俺先生の所行くわ。合宿中にやったメニューのノート渡しに行かないと。」

 

「そうなんだ・・わかった、気をつけてね。」

 

「ああ、それじゃまた明日な。」

 

智絵里と別れてプロダクションを出て目的の場所に向かう。

 

『今のみんななら必ずサマーフェスで最高のステージを見せてくれる。俺もできる限りの事をしようみんなの成功の為に。』

 

サマーフェスまでの残り時間は少ないが改めて気合を入れ直した。

 

 




合宿編無事終了です。次はサマーフェス編です、多分前後編になるかと思います。何個かオリジナル要素を加えると思います。
5thライブまさかの全公演2日開催で驚いています。それではまた次回~
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