クローバーとクマさんと少年   作:のん輝

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成から返事の期限は今週中と聞かされた智絵里、果たしてどうするのか?


決断

智絵里にPさんから返事の期限は今週中と伝えた、その影響なのか智絵里は元気がないような気がする。

 

「智絵里大丈夫か?」

「えっ?」

「いや、何か元気がないような気がして。」

「そ、そんな事ないよ・・」

「そうか、けどあまり考えすぎるなよ。」

「う、うん。」

 

学校に行き授業も終わり家に智絵里と帰ろうとしたが智絵里はどこかに寄りたいらしく一人で帰ることにした。

 

「はあ~」

 

成君と分かれて街に来てます。気分転換に来たのですがあまり気分転換になりません・・期限は今週までと言われて悩んでいます。

私がほんとにアイドルなんて出来るのかな?取り柄なんてなんにもないし・・・

 

「きゃっ!」

「うわっ!」

 

下を向いて歩いてたからか前の人とぶつかっちゃたみたいです。

 

「ご、ごめんなさい!」

「ううん、私こそごめんね。」

 

ぶつかった人は少しふくよかで包容力がある人でした。

 

「このあたりで限定のお菓子があってね、それを手に入れれて嬉しくてつい早足になっちゃったんだ。」

「そうなんですか・・・」

「何か悪いことでもあった?辛そうな顔をしてるけど?」

「えっと、最近悩んでることがあってそれについて考えてるんだけどどうすればいいかわからなくて。」

「そうなんだ。」

「ご、ごめんなさい。あったばかりの人にこんな事話して!それじゃあ。」

 

そう言って私はその場から立ち去ろうとした。やっぱり私にアイドルなんて無理だよね・・諦めよう。

 

「待って。」

 

そう言うとその人は持ってた袋からマカロンを取り出し私に渡した。

 

「これは?」

「マカロンだよ、限定品のだからきっと美味しいよ。」

「あ、ありがとう。」

「お菓子はね人を幸せにできるって思うんだ。」

「幸せに?」

「うん。だってお菓子一つ一つは形が違って見た目が綺麗だし、味も美味しいから人を幸せにできるって思うんだ。」

 

そう言ってその人はマカロンを食べて満面の笑みになっていた、私も食べると美味しくて自然と笑顔をになっていた。

 

「ね?美味しいでしょ?」

「うん!」

「私ね、お菓子みたいに誰かを笑顔に出来る事をしたいんだ。あなたは誰か笑顔にしたい人いる?」

「私は・・」

 

私が笑顔にしたい人、ここ最近両親の笑顔を見ていない気がする・・もう一度小さい頃に見せてくれた笑顔をみたい。成君の両親、私が辛い時に支えてくれた人達。

そして成君、彼が一番辛い時少しでも笑顔になってくれるように色々調べたけどだめだった。もうあんな風に親しい人の辛い顔を見るのは嫌だ。

もしアイドルになって誰かを笑顔にできるなら私・・・

 

「私決めました。」

「えっ?」

「私行く所が出来たので失礼します。マカロンごちそうさまでした。」

「うん、それじゃあねえ。」

 

そう言って智絵里は走り出した、ある決断をして。

 

「う~ん、やっぱり美味しいな~」

「あの~すみません。」

「は、はいっ!」

「驚かせてすみません。アイドルに興味ありませんか?」

 

智絵里がこの少女と再び出会う日は近い。

 

 




という訳で今回は智絵里がアイドルになる決断をする話でした。なんだか書く度に短くなってる気がします・・・すいません。
智絵里が出会った人は美味しいから大丈夫な彼女です。この直後武内Pにスカウトされてます。
次回で智絵里編は終わります。それではまた次回~

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