Divine messenger   作:shogo

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第4話 幼馴染の4人の使者+1

「貴方達には、使者(メッセンジャー)になってもらうわ。世界の災厄を止めるためにね」

 

断られるか、頭のおかしい人と思われるか…下手したらもっと酷いことになって、この人達を使者に出来なくなるかもしれない……。

そうなったら全てが終わり。覚悟を決めなくちゃ…

 

「……その前に、その災厄はどういう形でこの世に現れてるんだ?」

「人に宿ってるの。そしてその人達が災害を引き起こしてる…それがあいつら、『カタストロフィ』よ」

「カタストロフィ…破滅みたいな意味だな」

「ギリシャ語で破滅よ」

「質問2つ目、何故ギリシャの神だけなんだ?日本にも神話はあるぜ?」

「日本の神は力が強すぎて、人間の方が保たないの。北欧神話とかなら使者もいるらしいけど」

「最後の質問。そいつらは何処にいる?」

「……空想世界(フォージュリーワールド)よ。あの世界は先代の使者によって作られた物だから、ギリシャ神話の力を強くこちらの世界に伝えてしまうの」

「空想世界に入るには、確かライセンスが要るわ」

「それプラス、手に入れられるのは偉い人達だけだ」

「その点は心配要らないわ」

 

私は真っ直ぐに秋風空を指差す。

 

「持ってるでしょ?ライセンス」

 

 

 

「何でもお見通しって訳だな…」

 

俺は制服の内ポケットからライセンスを取り出す。

これは数ヶ月前に政府のお偉いさんから貰った。

というか、作ってもらった。

 

「それじゃ、俺はその使者とやらになってやるよ。元々犯人探しを依頼されてたしな」

「「「え!?」」」

 

三人の声が重なる。

輝、恵、転校生の声だ。……おい、1つ足りんぞ。

雫に目を向けると、体育座りで寝ていた。

 

「起きろ雫」

「むにゃ?あ、私も使者になってあげてもいいよ~」

「何だ聞いてたのか」

「ねえねえ、神先…いや、希ちゃん。神の使者って言うけど、それぞれが神の力を貰えるってこと?そうなら私は誰になるの?」

「え、えっと……」

「お前は軽いな…」

「だって……希ちゃんが屋上に呼ばなかったら、私達も死んじゃってたんだよ?命の恩人じゃん!」

「それもそうだな…じゃあ俺も希って呼ばせて貰うわ」

「いや、ちょっと……」

「お前ら二人は?」

 

俺は輝と恵に向き直る。

 

「やるよ、俺も。このままじゃ終われないしな」

「そう言われたら私もやるしかないじゃない…」

「え…こんなあっさりで良いのかしら…」

「それじゃ、そういう事だ希」

「ねえねえこれ見て皆!」

 

困惑する希の横で、雫が無邪気に槍を振り回している。

その槍の先から水が吹き出している。

 

「水が出せるよ!凄くない?この槍!」

「嘘でしょ…こんな早く…!?」

「水…ギリシャ神話の神では…」

「武器が槍だしポセイドンじゃないか?」

「そう!それだ!」

「それよりも私頭痛いんだけど…ちょっと座ってるね」

「で、俺達は?」

「えっと…貴方は…」

「名前で良いよ。是が非でも協力しなきゃいけねえんだから」

「分かった。恵はアテナ、輝はアポロン、そして空は……」

 

一呼吸置いて希は続けた。

 

「全知全能の最高神、ゼウスよ」

 

 

 

 

 

 

 




中々話が進まない……
次回から本格的にファンタジーになる予定
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