そして、お気に入り登録をしてくださった方が67名にもなっていて、確認するたびにありがたく嬉しい気持ちで、続きを書いていこうと思っています。
UAも5000を超え、驚きを隠せないです!!
ありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いします。
さてさて、今回はとても会話が多くなっております。
中には読みづらいと感じる方もいらっしゃるかと思いますが・・・こう言う時もあるのかーって程度で思っていただけると幸いです。
一楽から帰って来た2人は、リビングにてお茶をしながら話をしていた。
「アマネ、俺さぁ…この家に友達呼びてぇんだけどぉ…」
「そうよね。折角友達が増えて来たんだものねぇ…」
「あっ!サスケとサクラちゃんがアマネに会いたいって言ってるってばよ!今度連れて来ていいか?」
「…此処へ?」
「だめぇ?」
「…ねぇナルト。何故この家に結界が張ってるかは説明したよね?」
「おぅ!里の人たちや、俺を狙う他里の忍に狙われるからだろ?」
「そう。まぁ、里の人たちは私が一緒に住んでるから恐らく来ないだろうけどね。他国の忍に此処を知られるわけにはいかないのよ」
「俺が四代目火影の息子で人柱力だからだろ?」
「そう。…何かあった場合は、この家を破棄することは考えてるんだけど…」
「父ちゃんと母ちゃんの思い出がある家だし、アマネとの思い出もあるから破棄なんてしたくないってばよ!!」
「そうでしょ?…となると、ここは結界で守っておくのがいいのよ。色々な人に知られてしまうと、その人たちから情報が渡ってしまう。忍にとって情報は何よりも大切なモノ」
「じゃあ、やっぱり友達も呼べねーのかよ!」
「…九喇嘛を表に出してあげることも出来なくなるよ?」
「それは…そうだけどもよぉ…」
「一つだけ案はあるけど…」
「え?何々??」
「…はぁ。ナルトが1人暮らしを始める…って提案」
「一人暮らしぃーー!!俺がぁ?」
「そう。私はこの家での生活を他人に見せたくない。それに…私がなぜ、ミナトの妹に変化しているか話したよね。私は外にクシナそっくりのこの姿で出ることは敵わないの。クシナの事を知っている人は多いから」
「母ちゃんが生きていたって思われると面倒だからだろ?でも俺ってば、それだけじゃない気がしてるんだってばよ!その変化の術だって、何か違うって感じるんだ」
「そう…判っていたのね。でも、この術や、私の事はまだ教えてあげることは出来ない。…そうそう、話がそれてるね。ナルトが1人暮らしって言うのは、ここの結界を外して私がこの家から出ていくって事ね。この家の相続はナルトにあるから。ミナト達の巻物と財産管理に関しては火影様に頼むしかないかな」
「なんでアマネが出て行かなきゃいけないんだってばよ!!」
「…私の存在を表に出せないからかな。だって、私の忍の力はナルトと他3人を除き、見せてないの。一般人にしてあるからね」
「え?…なんで?」
「…うずまき一族の伝承ってのがあるの。世界が危機に陥る前に、世界を救うための手助けをする巫女が一族に現れる。簡単に説明するとそう言う伝承。そしてね…その巫女って言うのが…私なの」
「はぁ?アマネがぁ??」
「まぁ、信じられないよね…」
「いや…驚いちまっただけだってばよ。アマネの強さはわかってる。…って巫女ってなんだ?」
アマネは盛大にズッコケた。頭を抱えて、苦笑している。
「巫女っていうのは、神様からの言葉を他の人に伝えたり、神様自体を口寄せする人のことよ」
「神様?…って前に習った六道仙人?」
「…もっと上の神様だね」
「…。その危機ってのは何時来るんだってばよ…」
「それは教えられない。神様との約束だから」
「アマネの存在は表に出せない、九喇嘛も出せなくなる。…だったら、皆が来てる間だけ九喇嘛は引っ込んでてもらって、アマネは父ちゃんの妹に変化しておけばいいんじゃないのか?」
「じゃあこの家に遊びに来た友達はお泊りさせてあげられない。その都度帰ってもらうんだよ?結界を緩めるからその分危険も増すよ?」
「まだ、俺も友達を泊るなんて事は考えてないってばよ」
「でも友達が泊りたいと言って駄々をこねたり、この先お酒を飲めるようになったら…ね?」
「何でそこまで嫌がるんだよ!!」
「…さっきから話せる範囲で話してはいるんだけどなぁ…」
「アマネは俺が守るってばよ。だから、いいだろ?」
「はぁ。…わかったよ。じゃあ私はこれからずっとミナトの妹の姿でいる事にする。結界は外して大事なものは私の異空間内で保管する。九喇嘛には…我慢してもらうしかないかな」
「ほんとか!やったー!!アマネ、サンキュー!!っと、九喇嘛は今寝てるんから後で話さないとなぁ。納得してくれるかなぁ?」
「九喇嘛なら大丈夫でしょ…多分」
アマネは寝る前に三代目に結界を外すことを話し、了承を得て就寝した。
翌朝、アマネは変化して家に張ってある結界を別の物に変え、保管部屋に新たな結界を張り、アマネかナルトのチャクラで開く鍵を仕掛け部屋ごと異空間へ移動させた。
朝食を食べ終えたナルトはサスケとサクラをアマネに会わせたいと思っていたが、2人との連絡手段がない事を思い出して困っていた。基本、任務の時以外は2人に会う事がなかったのだ。
仕方なしと思い、ナルトはいつもの場所へ修業をしに行った。するとサスケも修業に来ていたらしく、丁度いいからアマネに会わせると言ってサスケを誘い家に連れて来た。
ナルトはサスケに少し待っててくれと言って、家に入って来た。
「アマネーー!!修業しに行ったらサスケも来てたから、サスケを連れて来たってばよ!」
「あら、そうなの?じゃあ、入ってもらって」
「サスケ、入っていいぞ!」
「あぁ、お邪魔します」
「いらっしゃい。あなたがサスケ君ね。初めまして、アマネって言います。ナルトがお世話になってるわね」
ミナトが良く見せていた優しく人懐っこい笑顔でアマネはサスケに話しかけた。サスケはアマネの笑顔を見て、ちょっと照れた様に挨拶をした。
「あっ、は、初めまして。うちはサスケです。俺こそ、ナルトに修業をつけてもらったりして…」
「あら、礼儀正しくて良い子ね。こんなところで立ち話もなんだから、入って入って」
サスケはリビングへと案内され、少し気まずそうにしていた。
「サスケ君、飲み物は何にする?お茶・コーヒー・紅茶があるわ」
「えっと、じゃあお茶でお願いします」
「お茶ね。美味しいの出すから待っててね♪」
「アマネー、俺牛乳!」
「ナルトは自分で出しなさい!」
「えー!!」
ナルトとアマネのやり取りを見て、かつての自分の家族を思い出して暗い顔をしたサスケ。そんなサスケの顔をみて、やっぱり連れてこない方が良かったかもと思うナルト。
「はい、お待たせ」
アマネはサスケにお茶を出した。煎餅も出そうかと思っていたのだが、サスケの顔をみて出すのを止めた。
ナルトはサスケを励ますように話しかけた。
「サスケ、お前が1番なんだぜ!」
「何がだ?」
「俺の家に入った俺の仲間!!」
「そうなのか?…お前、シカマル達と仲良かったじゃないか。それなのに俺が初めて?」
「あぁ。ちょっと複雑な事情があってよっ。今まで家に誰も呼べなかったんだってばよ。だからお前が1番なんだ」
「そうか」
ナルトの言葉を聞いてサスケは少し照れてそっぽを向いた。サスケも同じ年の子の家に遊びに行ったことがなく、ナルトの家に上がったのが自分にとっても初めてのことだったのだ。
そんな2人のやり取りをみてアマネは微笑んでいた。
ナルトとサスケは、今度は2人で出来る術を開発しようとかどんな術にしようか等、会話自体はやはり修業の内容に近いものが多かったが楽しんでいた。時々言い合いはいていた様だが…。
2人を見ているとまるで兄弟のように見えて、アマネはそれもそうかと思っていた。
アマネはサスケにお昼を食べていくよう勧め、サスケは最初遠慮していたがナルトも食べて行けとうるさかったので、折れて昼食を食べていった。午後は先ほど話していた事を試してみようといつもの場所へ集まる約束をして。
朝、アマネが変えた結界はある特定の者にしか効かないようにしたものだ。更に余程大きな声を出さない限り音を外へ漏らさないための防音措置もしてある。
防音措置は九喇嘛の分身が出ても大丈夫なように気遣ったのだ。
ナルトは長期任務後の休暇が終わり、いつものように元気に任務に向かった。
その日の任務完了後、ナルトはサクラを家に連れて来た。
「お邪魔します。初めまして。ナルトと同じ班の春野サクラと言います」
「いらっしゃい。貴女がサクラさんね。とってもチャーミングね♪ナルトの叔母のアマネです」
アマネはサクラをリビングへ通し、紅茶と手作りケーキを出しソファーへ腰かけた。
「ありがとうございます!早速いただきます!」
「召し上がれ。そのケーキ、お口に合うと良いのだけれど」
「え?アマネさんの手作りですか?」
「えぇ、そうなの。時々作るのよ」
「アマネのケーキは美味しいんだってばよ!俺、大好きなんだぁ」
ナルトはニコニコしながらケーキを食べていた。ナルトの中の九喇嘛は、後で絶対食ってやると悔しそうにしてナルトに文句を言っていたらしい。
「凄いですね!私も作ってみたいです!」
「あら、じゃあ今度作り方を教えてあげるわ」
「いいんですか!」
「えぇ♪でも、サクラさん。サスケ君って甘いものは確か好きじゃなかったはずよね?」
「え"、なぜそれを…って!ナルトでしょ!!」
「えへへ。アマネには何でも話してるってばよ!サクラちゃん、分かりやすいしな!」
サクラは顔を赤くしてプルプルとしていた。
「あら、サクラさん。遠慮しないでナルトの事ぶっ飛ばしてもいいのよ?」
「ナッ、ナルトーーー!」
アマネの前では遠慮してナルトを殴るのは我慢していたサクラだが、アマネが遠慮しなくていいとの言葉に安心してナルトを思いっきり殴っていた。
それを見てアマネはクスクスと笑い、殴り飛ばされたナルトの足がピクピクと動くいているのを見てサクラはやり過ぎたかもと少し焦っていた。
「サクラさんは本当にサスケ君の事が好きなのね。羨ましいわぁ」
「アマネさんだって凄く綺麗で美人なんですから、彼氏とかいらっしゃるんでしょ?」
「あら、嬉しい事を言ってくれるわぁ。でもねぇ、私って面食いなの♪」
「…それは、今の木の葉には厳しいものがありますね」
「そうでしょ!流石、女の子は話がわかっていいわ!」
なんだか女子トークが始まってしまって、ナルトは2人に近寄れなかった。だがアマネのそんな姿を見たことがなかったので、ナルトもアマネやサクラが話しているのを少し離れたところで嬉しそうに見ていた。
楽しい時間はあっという間で、サクラは夕飯前には帰らないと親に心配をかけてしまうと言って帰っていた。
アマネは砂隠れの里の様子を視るために、リビングに置いていた大きな姿見鏡を自分の部屋へ移動していた。
「もうじき中忍選抜試験が始まる。さて、砂はどうなってるかしら?」
「守鶴に話はしてあるけど、どうなったかしらね」
「守鶴と我愛羅の関係で、木の葉崩しの状況が変わるかもね」
「さてさて、あの子は大人しくしていたのかしら?」
術を発動させ、鏡に映るものを視るとそれは凄い光景だった。
我愛羅は刺客に命を狙わられ、その刺客を殺したところだった。
「やっぱり、三代目風影は傀儡化されているのか。四代目風影は…」
「でも、我愛羅と守鶴の関係は良さそうね。それ程寝不足にはなっていなさそう」
「あの砂の絶対防御は我愛羅の意志とは関係ないからね。それと九喇嘛と違って陰陽別れていない分、片方が満月の日には表に出ちゃうのか」
「流石に抑えきれていなさそうね。完全に孤独まではいかないだろうけど、ナルトと似たような状況かな…」
「あらら、姉と兄に対してもあの反応。人を信じられない子になっちゃってるみたい。これは、ストーリー通りかな」
「お互いに尾獣を制御出来てしまう分、抑えた戦いになるのか…はたまた逆か」
「この感じだと、木の葉崩し自体は普通に起きそうね」
「あぁ、あのね…ちょっと妾…裏で細工しておいたから」
「?」
「我愛羅の事じゃないよ」
「えっ…まさか…」
「そのまさか」
「えー、って事は…どうなっちゃうかわかんないじゃないの!!」
「いいじゃない!あの術は許せなかったのよ。私が作ったシステムをないがしろにしてさ。そんなに戦が好きなのか!って頭に来ちゃって…てへ」
「てへ。じゃないでしょ!当日まで結果はわからないって事じゃない」
「そう。彼等次第かな」
「あー…不確定要素が多すぎる。ナルト・サスケ・サクラ・大蛇丸・三代目」
「もうさ、この際だから楽しんじゃえば?」
「静観しろって言ったのはあんたじゃないの!!ナルトをさりげなく1人暮らしさせて、また閉じこもろうかと考えたけどやっぱり無理だったし。このままじゃ見つかるよ?どうすんのよ…」
「うーん。ま、なるようになるでしょ」
「はぁ…」
アマネはため息を吐き、術を解除してベッドへ身を投げ出した。