うずまきの巫女   作:ショウユー

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さて、今回ですが…もう少し話を進めたかったのですが
思ったより進まず、1次試験も始まりませんでした。




ナルト、中忍試験開始!?

我愛羅が家に来て、守鶴のチャクラを渡された日の夕方。

ナルトは九喇嘛と遊び疲れてボロボロになって帰って来た。

 

「アッ、アマネ…ただいまだってばよ」

「お帰り。随分とボロボロね、ナルト」

「九喇嘛が容赦なくてな…」

「何、ナルトがしつこくお前の事を聞いて来るから、聞く暇など与えないように攻撃を仕掛けまくっていただけだ」

「あらあら」

 

アマネはクスクスと笑ってナルトにお風呂に入るよう勧める。

ナルトはフラフラとしながら九喇嘛と共に風呂へ入っていった。

 

 

お風呂から出てさっぱりしたナルトと九喇嘛。

 

「お前たちと暮らし始めて表に出られる様になり、初めて風呂に入った時は驚いたが…やはり風呂は気持ちいいな」

「九喇嘛を初めて湯船に入れた時は面白かったってばよ!」

「あれは…忘れろ、ナルト」

「うふふ。でも、お風呂上りに脱衣所で体をブルブルと水を飛ばされた後は大変だったわね」

「折角拭いてもらった俺の体も、またびちょびちょになったよな」

 

頭を拭きながらナルトは思い出し笑いをしていた。九喇嘛はチョット拗ねて、フンッと横を向く。

今はきちんと風呂場内で水を切ってから出てきている九喇嘛である。

 

 

アマネはナルト達がお風呂に入っている間に夕飯を作り、テーブルに出来上がった料理を並べていた。

 

「ん?今日の夕飯は…カレーライスだ!」

「うん。今日は九喇嘛も食べるんでしょ?九喇嘛のはお揚巻よ」

「お揚巻?」

「そう。海苔巻きのお揚げバージョン。具はお楽しみでね」

 

 

 

夕食を食べ終え、食休みをしていたらナルトがアマネに聞いた。

 

「アマネは尾獣達のチャクラを集めてどうするんだってばよ」

「そうねぇ。もうちょっと待ってくれる?そうしたら説明してあげるから」

「……わかったってばよ。アマネを信じる」

「ありがとう。説明するときに私の事も話すからね」

「うん。今日はちょっと疲れたから、もう寝るわ。おやすみ」

 

ナルトは自室へ入っていった。

残った九喇嘛は少し心配した顔でアマネに問うた。

 

「…いいのか?…アマネ。まだ早いんじゃないのか?」

「んー、大丈夫だと思うし。私はナルトを信じてるから」

 

 

 

 

 

部屋でナルトは今日会った我愛羅の事を考えていた。

 

――アイツ、俺より辛い目にあってそうだってばよ。人柱力ってのは皆おんなじ扱いをされるのか?

アイツとちゃんと話したかった。…あれ?なんで他の里の忍がいるんだ?なんかあるのかな?

 

うんうんと考え込み、考え疲れてナルトは眠ってしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナルト達7班のメンバーはカカシに呼び出され、鳥居が連なる橋の上でカカシを待っていた。

 

「ねー、呼び出されたのはいいんだけどさぁ。先生最近は遅刻しなくなったと思ったのに…今日は遅いね?」

「まったくだ。久々だな」

「うーん、何かあったのかな?昨日だって他の里の奴らを結構見かけたってばよ」

 

3人が心配しているとカカシが現れた。

 

「いやー、遅れてごめんね。ちょっと人生と言う道に迷ってね」

「「はい、うそー!」」

「おいカカシ、何があったんだ?昨日から随分と他里の忍を見かけたんだが」

「そうね、君たちなら気が付いていると思っていたよ。なに、木の葉で合同中忍試験が開催されるのさ」

「へー。中忍試験か!」

「私はこの程度の実力でカカシ先生が許可してくれると思ってないわよ?」

「…俺は自分の力を試せれるなら試してみたい」

 

3人のそれぞれの反応を見て、カカシは微笑んでいた。

 

「ま!なんだ…お前たちを中忍試験に推薦しちゃったから」

「えっ!?」

「…」

「!」

 

サクラは驚き声をあげ、ナルトは疑いの眼差しをカカシに、サスケは驚きはしたがどうせ冗談だろうという気持ちがあった。

 

「何ですって~~~!」

「そんなこと言っても誤魔化され…」

 

そして、確認するかのようにサクラは叫び、ナルトは騙されないぞとカカシに言おうとした時、カカシは3人に中忍試験の志願書を3枚差し出した。

渡された志願書を各自受け取ると、カカシから説明が入る。

 

「…と、言っても推薦は強制じゃないから受験するかしないかを決めるのはお前たちの自由だ。受けたい者だけその志願書にサインして、明日の午後4時までに学校の301に来ること。以上!」

 

そう言ってカカシは姿を消した。

 

 

 

 

翌日、第7班メンバーは揃って中忍試験会場へ向かった。

試験会場へ行く時から試験は始まっていたようで、301教室へ行く途中幻術が掛けられており、それをサクラがいち早く見破って先を進む3人。

同じく試験を受けに来た去年のアカデミー卒業生、マイト・ガイ担当上忍の班メンバー体術使いのロック・リーがサクラに一目ぼれし告白するが、サクラの一刀両断で肩を落とすも、そこは熱い漢ロック・リー。

サスケに勝負を挑んだ。サクラは止めようとしたが、サスケは既にやる気になっておりナルトがサクラに諦めるよう言った。

リーの攻撃を受け、サスケは躱していく。リーも本気を出し始めサスケは攻撃を食らってしまった。純粋に体術ではリーのが強かった。リーが禁を破り技をかけようとした時に、リーの担当上忍ガイが止めに入った。

ガイはリーが禁を破ろうとしたと説教して、何やら暑苦しい青春コントを繰り広げているのを3人は唖然と見ていた。ガイはカカシは元気かと3人に尋ね、自分はカカシの永遠のライバルだと言い放つ。一瞬で自分たちの背後に回ったガイ上忍の実力の一端を見たサスケは恐怖するが、ナルトに一喝されやる気を取り戻した。

 

3人が301教室へ辿り着くと其処にはカカシが待っていた。

 

「…良かった、3人揃って来たな。此れで正式に中忍試験に申し込みが出来るな…」

「!…どういう事?」

 

サクラが驚き聞き返した。

 

「実のところこの試験は初めから3人1組(スリーマンセル)でしか受験できないことになっている…」

「え?でも先生受験するかしないかは個人の自由だ…って …じゃあウソついてたの?」

「もしその事を言ったならサスケが無理にでもお前らを誘うだろう。たとえ志願する意思がなくてもサスケに言われれば…サクラはいい加減な気持ちで試験を受けようとする…サスケとナルトの為に…ってな」

「先生、私はそんな気持ちなかったわ。此れでもナルトやサスケ君と一緒に修業したんですもの。先生は私の事舐め過ぎよ!」

「…それは悪かった。そうだな、お前たちは俺に内緒で修業していたんだったな。…まっ、お前らは自分の意志でここに来た。オレの自慢のチームだ。さあ、行ってこい!」

 

カカシに太鼓判を押され、喜び意気込みながら3人は試験会場のドアを開けた。

 

「よし!!行くってばよ!!!」

 

教室へ入った3人は凄い光景を目にした。受験人数の多さに驚き、実力がありそうな下忍が沢山いたのだ。

そこへ雰囲気をぶち壊す声が聞こえた。

 

「サスケ君おっそーい♡」

 

サスケの後ろからサスケに飛びつき抱き付いた女の子。

 

「私ったら久々にサスケ君に逢えると思ってぇ~ワクワクして待ってたんだからー♡」

「サスケ君から離れ―――っ!!いのぶた!!」

「あ~~らサクラじゃな~い。相変わらずのデコりぐあいね、ブサイク~♡」

「なんですってー!!」

 

サスケは迷惑そうな顔をしている。女の子相手に余り抵抗は出来なかった。

 

「何だよ、こんなめんどくせー試験お前らも受けんのかよ。死ねよ!ったくめんどくせー!」

「おー、シカマル!お前らも受けんのか!チョウジは相変わらず何か食ってんな!」

 

ナルトとアカデミーでは仲の良かった奈良シカマルと秋道チョウジ。この2人と同じ班になったのが先ほどサスケに抱き付きサクラと口喧嘩をしていた女の子、山中いのだ。担当上忍は猿飛アスマ、3代目火影ヒルゼンの息子である。

この3人は名家の出で、親の代から猪鹿蝶として組まれるのが通例だ。

 

サクラといのが言いあっていると更に頭に子犬を乗せた男の子、犬塚キバたちもやって来た。

 

「ひゃほ~みーっけ!」

「こ…こんにちは………」

 

恥ずかし気にしどろもどろ挨拶をしたのは木の葉では古くからある名家、日向ヒナタである。ヒナタの家は三大瞳術の一つ白眼の家系でありヒナタはその宗家(本家)頭首の娘である。

元気に話しかけて来たキバは代々獣人体術奥義で相棒の忍犬と共に戦う一族である。

そして、ひとり何も言わず2人の側にいるサングラスをして襟を大きく立てたコートを着た男の子は油目シノ。寡黙な男子であり、油女一族は蟲使いの一族で蟲を操り蟲と共に戦う。

この3人もナルトたちと同期であり、キバとシノはアカデミーからナルトと仲の良かった友達である。

 

「これはこれは皆さんおそろいでェ!!」

「何だと、お前らもかよ!…ったく」

「く~~~~なるほどねー。今年の新人下忍9名全員受験ってわけか!さてどこまで行けますかねェオレ達。ねェ、サスケ君」

「フン…えらく余裕だなキバ」

「オレ達は相当修業したから…お前らにゃ負けねーぜ。ケケケ!」

「うっせーってばよ!!オレらがお前らなんかに負けるか」

「そうだな。俺達も修業はしたぞ」

 

ヒナタはそんな会話をしていたナルトをもじもじしながらじ~~っと見ていた。視線を感じたナルトはヒナタを見て頭に?を浮かべている。

そんな様子をサクラといのはニヤニヤしながら見ていた。

 

ワイワイと賑やかな新人(ルーキー)9人を咎める人物がいた。

 

「おい君たち!もう少し静かにした方がいいな…」

「「!!」」

「君たちが”忍者学校”(アカデミー)出たてホヤホヤの新人9人だろ。かわいい顔してキャッキャッと騒いで…まったく…ここは遠足じゃないんだよ」

「誰よ~~アンタ?エラそーに!」

 

いのが注意してきた人物にムッっとした様子で訊ねた。

 

「ボクはカブト。それより辺りを見てみな」

「辺り?」

 

木の葉の額当てをしているカブトに言われて9人が周りを見ると怖い顔をして睨んできている受験者たち。

 

「君の後ろ…あいつらは雨隠れの奴らだ。気が短い。試験前でみんなピリピリしてる。どつかれる前に注意しとこうと思ってね」

 

少しマズったかと思った6人。ナルト・サスケ・シカマルはカブトを余計なお世話だと睨みつける。

 

カブトは自分は中忍試験を受けるのは7回目だと言い、自分が持っている情報をかわいい後輩たちにあげようと忍識札なるものを取り出した。

忍識札は情報をチャクラで記号化して札に焼き付けたもの。中忍試験の為に情報収集を四年もかけて行い、札は全部で200枚にもなったらしい。

カブトは説明しながら片面が真っ白な忍識札にチャクラを流す。札に立体図で今回の中忍試験の総受験者数と総参加国が表示され、それぞれの隠れ里の受験者数が個別表示された情報だった。

サスケはそのカードを見て、個人情報が詳しく入っているやつはあるのかカブトに聞いた。

カブトは「気になる奴でもいるのかな」とサスケに返事をし、完璧までとはいかないが今回の受験者の個人情報も9人の情報も含め焼き付けてあると言い、更にサスケの気になる奴の情報を検索してくれると言う。

サスケは砂隠れの我愛羅と木の葉のロック・リーの情報を欲しがった。

カブトが忍識札を検索し、先ほど尋ねた2人の忍識札を取り出してサスケに見せる。参加した木の葉・砂・雨・草・滝・音各々の隠れ里の優秀な下忍がたくさん受験しに来ていると言う。

音隠れの里は近年誕生した小国の里で情報があまりないが、それ以外は凄腕ばかりの隠れ里だと情報をナルトたちに伝えた。

 

それを聞いたヒナタは

 

「な…なんか自信なくなってきましたね…」

 

と呟き、サクラが

 

「つまり…ここに集まった受験者はみんな…」

 

との言葉をカブトが継いだ。

 

「そう!リーや我愛羅のような…各国から選りすぐられた下忍のトップエリート達なんだ。そんなに甘いもんじゃないですよ」

 

そう締めくくった。

 

ナルトはその話を聞いてアマネが話してくれた事を思い出していた。

 

「いい?忍の世界ってのは、命よりも情報が重いのよ。だから争いが起きるの…」

 

そんな言葉を思い出し、カブトがこれだけの情報を収集している事に純粋に凄いと思いながらも怪しんでいた。

ナルトは九喇嘛に話しかけた。

 

「なぁ九喇嘛。この兄ちゃん…どうしてこんなにも情報を集めているんだ?中忍試験だろ?確かに情報は大切なのかもしれないけど…」

「そうだな。ナルトの言っていることは最もだ。個人情報をここまで集められる能力は凄いが…下忍でこれだけやるのもな。何か訳があるかもしれないぞ」

「気を付けておいた方がいいか。…ま、それは全員に言える事だしな!」

「あぁ、頑張れよ。儂も少しは協力してやる。お前は感知は苦手だし、幻術も苦手だしな」

「えへへ、頼りにしてるってばよ!」

「…自分で何とかしようと思わないのか…」

「だってぇー、アマネにも諦めろって言われたんだってばよ!!」

「はぁ。そうだったな…」

 

 

黙っているナルトを見てサクラは流石のナルトも緊張しているのか心配していた。サクラの勘違いであるが。

 

 

試験会場外のドアの向こうにはカカシが心配して聞き耳を立てていたが、ナルトたちの事を信じてその場を去って行った。

 

 

「ま、そろそろ席に行こうってばよ!」

「そうね。(なんだ、緊張していた訳じゃないのかぁ。心配して損した!)カブトさん、ありがとうございました」

「いや、いいんだよ。お互い頑張ろうね」

「はい!」

 

 

 




次回、1次試験の内容説明はしない予定です。サラッと流します(汗)
オリ主が出てこないかもしれません(汗汗)

毎度ですが、書き方が安定しておりません。
どの様にして表現して良いのか悩みながら書いております。
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