家族の怪我も落ち着き、私の心もだいぶ落ち着いてきたので続きを書くことが出来ました。
そして、お気に入り登録が112件にもなっており、改めて原作ナルトが今だ人気の作品なのだと認識した次第です。
お気に入り登録してくださった方々、ありがとうございます。
そして、UAも1万を越し驚いている次第であります。
相変わらず下手っぴな作品ですが、読んで下さってくれてありがとうございます。
精進してまいりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。
アマネはナルトたち中忍試験を陽鏡術でずっと覗いていた。
ナルトのペーパーテストの出来を見て、勉強させたかいがあったと喜んでいた。
第二の試験へ移行し、試験がスタートしたのを見て彼女と話していた。
「ねぇ、この後どうなるかしら?」
「そうね、大蛇丸がどれだけ頑張ってくれるかによるんじゃないかしら」
「うん、是非とも頑張ってほしいところだわ。なんたって、ナルトたちを強化しちゃったからね」
サバイバルを得意としているキバの班は早速罠を仕掛けて獲物を待っていた。そして罠に掛かった同じ木の葉の下忍3人。
罠にはトビヒルが仕込まれていた。木の葉のトビヒルは発汗・体温を感知して集団で獲物に飛びかかる。5分も吸血され続ければあの世行き。
その習性を利用して敵の逃げ道に罠を張った様だ。罠に掛かった3人は悲鳴を上げておたおたしていた。
その悲鳴を聞いたサクラは確認するかのように2人に話しかける。
「…ねぇ、今の人の悲鳴よね?なっ、なんか緊張してきた…」
「どーってことねぇってばよ、サクラちゃん!」
ナルトは緊張はしていなかったが、突然尿意を感じそわそわしてきていた。
「ナルト、どうしたの?」
「…えーっと…」
それを見ていたサスケが助け舟を出した。
「おいナルト、大変なことになる前に行ってこい!」
「おっ、おう!ありがとな、サスケ!!」
「行って来いって?」
サクラは首を傾げていたが、ナルトは少し照れた顔をしてササッと木の陰に隠れて用を足しに行った。
「ねぇ、サスケ君?ナルトは何処へ行ったの?」
「…あー、あれだ…ここにはトイレはない!」
「……あぁ、そう言う事ね!!」
少ししてナルトが気の陰から出て来た。
「あーすっきりしたってばよー!」
「ナルト…そう言う事は言わなくていいわよ!」
サスケは突然ナルトに殴りかかった。
「サ…サスケ君…いくらなんでもそこまでしなくたって…」
殴られ吹っ飛ばされたナルトは当たった木からずるっと落ちながら文句をいう。
「な…なにすんだってばよ!!」
「本物のナルトはどこだ!」
「きゅ…急に何わけわか――」
「手裏剣のホルスターが左足についている。あいつは右利きだ。それにナルトはそれなにりデリカシーのある奴だ。あんなセリフは言わない。てめーはナルトより変化が下手だな。偽物ヤロー」
アマネはナルトにそれなりの教育を施していたようである。
そして、用を足しに行っていたナルトは他の草忍と戦っていた。
一部始終を見ているアマネ。
「お、サスケ君たちと対峙してる草忍が変化を解いたよ。実力行使に出たみたいね」
「彼等ならあっという間でしょ」
サスケは火遁鳳仙花の術で敵に攻撃を仕掛け、それを避けた草忍は起爆札付きのクナイを投げて来た。それを見たサクラはクナイを投げ起爆札付きのクナイを途中で起爆させた。
サスケの後ろに回った草忍にサクラがクナイを投げる。草忍はクナイを避けたが、サスケがそのクナイを足でチャクラ吸着し攻撃を避けた草忍に向かってクナイを蹴り飛ばすようにした。
咄嗟に避けた草忍にサスケはクナイを草忍の
ナルトも1人で別の草忍をあしらっていた。その草忍がサスケたちの方へ行った草忍が撤退しているのを確認して同じように逃げて行った。
ナルトはサスケたちと合流した。最初は現れたナルトをまた偽物だと思い攻撃しようとサスケは構えたが、サクラがナルトのある一部分に気が付き本物だと言ったので落ち着いた。
ナルトたちは今度またはぐれるようなことがあった時の為にお互いが確認できるような合言葉を決めておこうと言ったが、それなら良いものがあるじゃないとサクラが言う。
「私がナルトを本物だと思ったのは、例の
サクラはナルトのポーチの中から少し出ている物を指差して言った。
「おいサスケ、お前持ってきてるか?」
「……あぁ…」
「よし!じゃあ、確認はそれでいいんじゃないか?」
「そうだな(ナルトもサクラもあれに気が付いてるな)」
サクラが指さした物はナルトのポーチの中に入っている、アマネが作った九喇嘛ストラップだった。
以前3人で修業中、ナルトとサスケが組手をしている時にポーチから何かが落ちたのに気が付いたサクラ。
サクラはナルトに何か落としたと声をかけ、組手を中断して落ちたものを拾った。
落としたものは九喇嘛をデフォルメした可愛いオレンジ色の小さなぬいぐるみが付いたストラップだった。
それを見たサクラは可愛いとキャーキャー言い、私も欲しい!!と騒ぎ出し、ナルトは苦笑していた。因みにナルトの中にいる九喇嘛は少し照れた様子だった。
ナルトはそれはアマネが作ったものだと言い、優しくそれを掌に納めた。
サクラは私にも作ってほしいとナルトに頼み、ナルトはアマネにその話を伝え九喇嘛ストラップを後2つ作ってもらったのだ。
翌日、それをサクラとサスケに渡すとサクラは大喜びし、サスケは要らないと言いながら目はストラップに釘付けになっていたので、苦笑しながらナルトはサスケに押し付けるように渡したのだった。
サクラは任務中それを腰にあるポーチにぶら下げていて、カカシがそれを見つけて驚いていた。木の葉は狐に関する物が物凄く少ない。暗部が付ける面も狐だけは無いのだ。
それはナルトが産まれて間もなく里を九尾が襲ったのだから無理もない。カカシはサクラにそのポーチに付いているストラップはどうしたのかと聞くと、ナルトに頼んでアマネに作って貰ったのだと答えた。
更にそれをナルトとサスケも持っていると聞き、俺の分は?とナルトに尋ねていたが、ナルトは知らんぷりを決め込んだ。
閑話休題
そう、サスケが気が付いたようにナルトは九喇嘛によってこの会話が盗聴されていることを教えてもらっていた。
なので、あえてそれは見せずに自分たちにしかわからないように会話をしていたのだ。
九喇嘛がナルトに「奴が来る!」と言った瞬間、自分たちの周りに突然爆風が襲って来た。
ナルトは構えるのが少し遅れ、その爆風で3人とも吹き飛ばされナルトはかなりサスケとサクラから離れてしまった。
サスケとサクラが合流し、お互いにそっと九喇嘛ストラップを見せ合い確認すると木の陰からナルトが出て来た。
サスケはナルトに「あれを見せてみろ!」と言うと、ナルトは首を傾げて頭に?を浮かべていた。
「お前、偽物だな?じゃなきゃ直ぐに何のことだかわかるはずだ!ナルトは馬鹿じゃないからな!!」
「あら、やっぱりあの時お互いが確認できるものを見せてくれなかったのはこの為なのね。中々やるじゃない…」
「貴様は何者だ!!」
サスケがそう喚くと、偽ナルトは変化を解いた。そして現れたのは第2の試験で試験官のアンコにクナイを返した舌の長い気味の悪い草忍だった。
「テメーが土ん中でオレ達の会話を聞いているのは分かっていた。それにナルトもサクラも気が付いていたしな。だから俺達にしか分からない物で確認することにしたんだよ。それを出せないお前は偽物だって事だ」
「なるほどね…
サスケとサクラが草忍と対峙している時ナルトは…
「いってェ~~~~…」
吹き飛ばされた衝撃で体を強く打っており、激突した瞬間に九喇嘛が表に出て来ていた。
「おい、大丈夫か?」
「あぁ…ってなんだってばよ!」
「どうやら先ほど盗み聞きしていた奴が襲撃してきたようだな」
「サクラちゃんとサスケと合流しなきゃな…」
ナルトが立ち上がろうとした時、九喇嘛以外の大きな影がナルトを覆った。
「フンッ!ナルト、今更こんな小物にビビる訳ないよな?」
「おぉ」
大きな影の正体は巨大な蛇であった。油断なく構えたナルトだったが、九喇嘛が人睨みするとすごすごと巨大蛇は退散していった。
「九喇嘛、そんなに睨まなくてもいいんじゃないか?」
「儂はチラッと奴を見ただけだ。睨んだつもりはない!それはそうと、サスケたちと合流するんだろう?儂はお前の中に戻るぞ」
九喇嘛はそう言ってナルトの中に戻って行った。
ナルトは腹を擦りながらサスケたちの方へ向かっていった。
ナルトがサスケたちを見つけ、合流しようとしていたらサスケたちに大きな蛇が迫っていた。ナルトは慌ててクナイをその蛇に向かって投げつけた。
すると蛇とは思えない動きでナルトが投げたクナイをさっと避け、サスケがそれに気づき手裏剣を6枚ほど蛇に向かって放った。放たれた手裏剣は見事蛇に当たり、蛇は樹に縫い付けられた。
蛇を破って出て来たのは先ほどの舌の長い草忍だった。
「おい、ナルトあれを見せろ!」
サスケは現れたナルトに確認の為に声をかけた。
「おぅ!」
返事をするとナルトはポーチの中から九喇嘛ストラップを取り出しニヤッと笑った。
「今度は本物ね。ナルト、大丈夫?」
「あぁ、サクラちゃん達こそ大丈夫か?」
「えぇ、チョットそいつの殺気に当てられちゃったけど…ナルトの放つ殺気でだいぶならされていたから大丈夫」
その会話を聞いた草忍は感心したような顔をして、ナルトを見た。
「なかなか面白い感じに育っているじゃない」
そう言って草忍は腕を出して、自分の親指をかじり血を出して腕の模様に擦り付け口寄せの術をかけ、先ほどよりも巨大な蛇を呼び出した。
ナルトは九喇嘛にチャクラを借り、尾獣チャクラを纏い1本の尾がチャクラによって出現した。九尾化である。アマネと九喇嘛の秘密の特訓のおかげでナルトは尾獣コントロールを完全なものとしていた。
大蛇丸とナルトたちの戦闘が始まって、アマネは不安そうな顔をしていた。
「ナルト、尾獣化してる…。大蛇丸はサスケに呪印をプレゼント出来るのかなぁ…」
「隙あらばって感じで狙っているのは確かみたいね。それにしてもナルトは遠慮がないなぁ」
「いいんじゃないの?」
アマネはナルトたちの様子を伺いつつ、考え事をしていた。
――大蛇丸がサスケに呪印をプレゼント出来なかったら、私がサスケを鍛えるしかなさそうだなぁ。やだなぁ…面倒だぁ…とほほ。私がサスケをってなったら、サスケの考え変えてやろうかなぁ。
そうすれば、意地でもイタチを連れて帰るってあのブラコンは言いそうだし。まぁ、サスケ1人でダンゾウをやるよりは確実かな。知っている未来ではダンゾウを殺る時、天照を鎮火させるの面倒だしなぁ――
「あ、動きがあるわよ。大蛇丸が首伸ばそうと印を組んでる!」
「…よしよし、そのままサスケに!!」
「あーナルトが邪魔してるぅ…大蛇丸、しつこく諦めるな!!」
まるで、テレビの前でスポーツ観戦でもしている様相だ…。
サスケをしつこく狙っている奴が大蛇丸という事をナルトは九喇嘛から聞かされた。大蛇丸がサスケに何かしようとしているのは一目瞭然だったので、ひたすら大蛇丸に攻撃を仕掛けていた。
だが、そこは流石大蛇丸。ナルトの攻撃を躱しながらサスケに金縛りの術を仕掛け、首を伸ばしてサスケの首元に噛みついた。噛みつかれたサスケは突然悲鳴を上げて噛まれた首元を手で押さえうずくまってしまった。
そして呪印をプレゼントできたことに満足し、自分の正体を明かしてサスケに伝言のような言葉を残して去って行った。
ナルトとサクラはサスケを守れなかったことを物凄く悔やみ、苦しんでいるサスケの元へ容態確認をするために近づいた。
「おぉー、大蛇丸さん頑張ってくれましたね!これは実戦経験の差ってやつですな」
「これで、貴女の杞憂も無駄になったわね」
「良かった良かった」
本来なら呪印など貰わない方が良いのだろうが、アマネは自分が面倒に巻き込まれそうになると人のことはどうでも良くなるような性格をしているのだろう。
中忍試験2次試験の此処から先はさほど変更はないだろうとアマネは陽鏡の術を解いてしまった。
「あら、もう生中継はおしまいなの?」
「えぇ。たぶん
「そうね。ナルト君、貴女がいるからだいぶ子供っぽいところが少なくなってるみたいだしね」
アマネはベッドに横になった。尾獣達のチャクラが着々と体の中で小さく固まっていくのが感じられる。これは物語が終わった後、とても重要なアイテムになるのである。
少なからず、尾獣達のチャクラの変化がアマネの体に負担をかけていた。