うずまきの巫女   作:ショウユー

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今回、少し短いですが続けるとエライ文字数になりそうなので、分けます。

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(150件超えちゃった!感謝感激ですが…どうしよう…続くよう頑張ろう)

会話が多いですが、ご了承ください。

では、どうぞ。


閑話 アマネとサスケ 1

部屋に結界を張り、会話を聞かれないようにしてサスケ君とのお話。サスケ君はベッドに腰かけ、私はその隣に置いてある椅子に腰かけ話し始めた。

 

「さて、お久しぶりかしら?…だいぶ呪印がなじみ始めて来たみたいね」

「…あなたは忍では無いのですよね?なぜ、封印術などが出来る?」

「うふふ。私の本当の姿を見せるわね」

 

私は変化を解き、本来の姿へ戻った。

サスケ君の顔を見ていると面白い。呆けた様な顔をしている。

 

「…え?あなたは4代目様の妹ではないのか?」

「改めて、うずまきアマネです。ナルトの母親(⋅⋅)の双子の姉よ」

「変化をしているなんて、気付かなかった。それほどの腕を持っていると…。そうか、ナルトを鍛えたのはあなたか」

「流石察しが良いわね。そうよ。私がナルトを小さいころから鍛えたの。そして、うずまき一族に伝えられている、巫女よ」

「…聞いたことがあるかもしれない。うずまき一族に巫女が現れたと…父が言っていたのをうっすらとだが、覚えている」

「そう。やはり、うちはね。写輪眼は私のこの瞳の分家みたいな存在だからね」

「え?三大瞳術だけではなかったのか?」

 

サスケ君が驚いているのは当然であろう。今、私の目は太陽の様な色をしているはず。そうなのだ。これが彼女()の瞳。

 

「忍の始まりは、この瞳を持った神様の子供に力を分けて、この世界に使いを出したのが始まりなの。神様は子供にこの星に植えた物に出来た実を取りに行かせたんだけどね。帰ってこなかったらしいの」

「…。俺がその話を聞いてしまって良いのか?」

「では、昔話はここまでにしましょう。まずは、サスケ君に付けられてしまったその呪印。どうしたいのか、それを確認するわ」

「これは…俺に力を与えてくれる」

「そうかしらね。今、チャクラを練れないでしょ?」

「どうして判る?」

「私は知っているの。総てを。そして今、分岐に来ているのよ。あなたの返答次第では、私の知らない未来が始まるかもしれない」

「知っている?」

「えぇ。私は巫女。神を宿す存在。その神は私がいなかったこの世界の総てを知っているの」

「……。未来が変わる?そんなの俺には関係ない」

「それが、関係なくないの。この世界はナルトとサスケ君、あなた達2人の肩にかかっているわ。それを踏まえた上で返答がほしい」

 

サスケ君はナルトと俺?と少し疑問に思ったのだろう。だが、直ぐに顔を曇らせた。

 

「この呪印を外しても俺は強くなれるんだろうか?」

「サスケ君なら強くなれると思うわよ。何事も努力は必要。……もう一つ、判断材料をサスケ君に提供するわ」

 

私はうちは一族虐殺事件の真相をサスケ君に語った。サスケ君は最初信じられないと憤慨し、そして最後まで話し終わると涙を流していた。

 

「兄さんは馬鹿だ。1人で総てを抱え込んで……。でも、なぜ今更この話を俺にした?それに貴女はそれだけの力があるにも関わらず、なぜ助けてくれなかった?」

「助けられなかったことに関しては素直に謝るわ。言い訳にしか聞こえないだろうけど、私は表だって行動することを神から止められていた。うちはの事は木の葉の政治的な問題。そこへ出しゃばる訳にはいかなかった。

三代目にも相談されたけどね。どんな方法を執ったとしても、ダンゾウは狡猾だから然程結果は変わらなかったはずよ」

「でも、兄さんが抜け忍になるような事にはならなかったかもしれないじゃないか!」

「……。サスケ君、落ち着いて。過ぎた事の話は先へは繋がらないのよ。今はこれからの話をするべきだわ。さぁ、あなたの答えを聞かせて頂戴」

「俺はどうしたらいい…?」

「あなたがどうしたいかよ。このままだと、あなたも里抜けする羽目になると思う。復讐に生きたならね…。どうしたい?イタチ君を助けたい?それとも、イタチ君の思惑通り生きる?」

 

サスケ君は何かを考えるように黙り込んだ。そして、何か決意をしたような顔になり、話し始めた。

 

「俺は…今まで何も知らなかった。いや、知ろうともしなかった。だがこうして真実を知った。俺は今まで自分で、自分の意志で動こうとしていなかった。ただ闇雲に、強くなって兄さんを殺したかった。

だけど、それは間違いなんだと気が付いた。そして、この呪印に頼らなくとも強くなれると、なれる可能性があると知った。なら、その可能性に賭けてみようと思う」

「そう。では、呪印の解除を行うという事で良いのかしら?」

「ああ。よろしく頼む。…修業は貴女がつけてくれるのか?」

「えぇ、三代目にも頼まれているからね」

 

それから、何時呪印を解除するのか、どこで修業するのか、更に私が変化をしてサスケ君に修業をつけることを話し、了承をとった。

私はミナト妹バージョンに変化をし直しサスケ君を連れて、三代目にサスケ君との話が終わった事と、その結果を伝えると三代目は喜んでいた。そして私にサスケの事を頼むと頭を下げて来た。火影執務室を出た時、サスケ君は驚くような顔をして私に話してきた。

 

「三代目も頭を下げる様な存在なんですか、貴女は…」

「うふふ。ここでは詳しく話してあげることが出来ないから、まずは私の家…って言ってもナルトの家だけど、そっちへ移動しましょう。サスケ君、具合は大丈夫?無理なら飛ぶわよ?」

「飛ぶ?…あぁ、飛雷針の術ですか。ナルトがしょっちゅう使ってるな。…大丈夫だ。歩ける」

 

サスケ君と二人、並んで歩き自宅へ戻った。その間、サスケ君は少し照れているようだった。少しだけレアなサスケ君を見られて私は満足だった。

家に着き、早速結界強化を行いサスケ君に私の本来の姿と力を少しだけ見せる。それを見たサスケ君は何やら納得した顔をしていた。

 

「なるほど。これ程の力だ。三代目も頭を下げるはずだ」

「写輪眼ね…。そうね、この力を見られるのは同系列の瞳術だけだものね。…私はこの巫女姿になっても、本来の力を出せないの。彼女に変わらないとね」

「彼女?」

「えぇ、私の中にいる神様。その神様はさっき少し話したけど、この世界の忍の元となった人なの。…うーん、人ではないのかな?この体では力を制御できないからなぁ」

「制御できないほどの力か…それは尾獣と似たようなものか?」

「まぁ、同じと言えば同じ。尾獣も彼女が創ったと言っていたから」

 

サスケ君は顎を外さんばかりに口を開けて驚いた。

 

「それ程の存在とは…俺はそんな人に修業をつけてもらえるのか!ありがたい。カカシは何もしてくれなかったしな」

「ナルトが修業をつけていたんだったわね」

「あぁ。ナルトのおかげで大分力を付けられたと思っていたんだが…中忍試験のサバイバルで大蛇丸相手に大したことが出来なかった。彼奴を追い払ったのはナルトだ。だからかもしれない…焦っていたんだな、俺」

「じゃあ、まずはその呪印を診てみましょう」

 

私はサスケ君の首元に付けられた呪印に手をかざし、チャクラの具合を診る。

まだ、半分ぐらいだろうか。サスケ君のチャクラに徐々に侵食している。

 

「この呪印を解くにあたって、多少なりの苦痛を伴うけど大丈夫?」

「あぁ、耐えてやる」

「うん、男の子だね。じゃあ、ちょっと待っててね。今、私の中にいる神様と話して、こっちに来てもらうから」

「来てもらう?ナルトと九尾の様にいつも一緒にいるんじゃないのか?」

「普段はいるんだけどね。今はちょっとやることがあって、私から離れているの。じゃあ、少しそこへ掛けていて」

 

ソファーを指差しサスケ君を座らせ、私は彼女()に話しかける。

 

「おーい!話は聞いていたでしょ?」

「うん、聞いてた。ここに大蛇丸のチャクラを送り込むって事で良いのかしら?」

「そう。そっちは安定したの?」

「もう大丈夫。後は眠らせるだけだから。送られてきたチャクラは還元しちゃうわよ?」

「はーい。それが一番安心だからよろしくね~!」

「了解」

「それと、ちょっとだけ此方に来られる?」

「うーん…まぁチョットだけなら」

 

彼女()の分身が戻って来た。一応、目を瞑ってそれらしくやっているように見せて、目を開ける。

 

「うん。了解が取れたわ。今、少しだけ神様と替わるからお話ししてみてね」

 

再び目を瞑り、彼女の意識と入れ替わる。

 

「ふむ、そなたがサスケか。…その姿では初めてじゃの」

「はっ、初めまして…どういう事だ?」

「何、気にするでない。いずれ知ることになる。さて、その呪印じゃが、それはアマネが解除出来る」

「貴女が神?」

「そうじゃ。これは妾の仮の姿じゃ。本当の姿はそちら人間には別の物になるの」

「…確かにアマネさんとは雰囲気(チャクラ)が違う」

 

サスケは写輪眼で妾を視ていた。懐かしい瞳だ。あの子を思い出す。

 

「俺をジッと見て、どうした?」

 

そんなサスケの言葉を聞いて思わず苦笑する。サスケは顔を顰めた。

 

「いや、すまない。懐かしいと思っただけだ。それに、この妾に対して口の利き方が変わらないと思ってな」

「なぜかわからないが、俺も貴女を見ていると不思議な気分だ」

「そうか(魂のレベルで感じておるのだろうな)」

 

どうやら少しは話せたようだ。もういいかな?

 

「さて、これから場所を移動する。アマネの力を発揮できるよう、場の力を利用した方がいいじゃろう」

「わかった」

「ではアマネに替わるとしよう」

 

お、体が帰って来た。

 

「はい、ただいま。では、移動するからじっとしていてね。それから…よし!ここはカカシ君に変化しよう!」

「…え゛」

「あら、何かご不満?説明はしたわよね。そして、了承してくれた。カカシ君には話していないけど…本当は綱手様が良かったんだけどね…どっか行っちゃったみたいだし…」

「もう一人、三忍がいるだろ?」

「あー…自来也様は…面倒」

「そうなのか?」

「うん。大蛇丸が出てこないようにはするけど、万が一出て来ちゃったら絡まれるのは必然。その点、綱手様なら問題なかったんだけどねぇ…」

「まぁ、そこら辺は任せるが…なんでカカシなんだ?」

「えー、だって7班の担当上忍だし。いずれ色々ね…」

「そうか」

 

私はまず、カカシ君に変化して結界を書き換える。私の変化は変化しようとする人間のあらゆる情報を手にしてしまう。まぁ、カカシ君なら将来的にも安心でしょう。

印を組み結界を始動させる。空間が少し歪み、風景が変わる。そこはいつも九喇嘛とナルトが暴れている結界内。ここなら安心して作業に取り掛かれる。

 

景色が変わったのをみてサスケ君は驚いた顔をした。

 

「…もう移動したのか?」

「ええ。ここは里の外なんだけどね…この場所が一番、場の力が強くてね。私と尾獣達はこの星を破壊出来る力があるんだけど、そういう大きなことをするときは自然の力を借りている事が多いのよ。忍も仙人化する時に自然エネルギーを取り込むのよ。似た様な仕組みでしょ?」

「そうなのか。仙人は解らないが…そういうものなのだな」

「えぇ。まずはその呪印を解いてから、座学共々修業&お勉強しましょうね」

「……座学は…苦手だ」

「うふふ。知ってるわ」

 

 

 




サスケ君の話し方が安定しない…難しい。

まぁ、サスケ君も少し緊張しているって事にしておいてください(汗)


アマネさんの巫女姿のイラストです

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