嬉しい限りです。
こんな駄作を読んで下さってありがとうございます。(嬉泣)
暇つぶし程度で読んで下さると、私の気持ちがちょっと楽になります。
(私、かなり小心者・・・)
更新がちょっとゆっくりになるかもしれませんが、気長にお待ちいただけると有り難いです。
下忍最終試験から帰ってきて、すぐに修業へ向かったナルト。
だが帰って来てから話を聞くと、どうやら1人で修業をしていた訳ではないようだった。
ナルトは、新たに仲間になれたメンバー二人を教えてくれた。
「1人は、うちはサスケ。うちはの生き残りだってばよ。もう1人は春野サクラちゃん。桜色の髪の女の子。結構気の強い子だってばよ。
サスケは流石うちはって感じだった。サクラちゃんはチャクラコントロールが上手だったよ」
「ん?チャクラコントロールが上手?演習でわかったの?」
「いや、…試験が終わった後、2人が修業をつけてくれって言ってきたから、3人で修業したんだってばよ」
「なるほど。って事は、2人に木登りの行をやらせたんだね?」
「うん。やっぱり基礎は大事だってばよ!」
「そうだね。で、その感じだとサクラちゃんは木登りが出来た感じ?」
「おう!今日の修業が終わる前に、コツが掴めたらしくてちゃんと登れたよ。…サスケはもう少しかかりそうだってばよ」
「あー、って事はナルトと同じ感じか。サスケ君のチャクラ量が多いんだね?」
「あぁ…」
「?どうしたってばね?」
「…2人とも俺の事、仲間って認めてくれてたんだ。それは凄く嬉しいってばよ。…2人が何となく、俺の事を知りたいって思っている感じがしたんだ。
でもシカマル達にすら本当の事を話してないから、2人に九喇嘛の事を教えていいのかわからないんだってばよ…。」
「なるほどね。ナルトの本当の気持ちはどうなの?2人に教えてもいいって思ってるのかな?」
「まだ、わかんないってばよ。…2人の事、本当に信じられるのかが…」
「そっか。それは、ナルトが決める事だってばね。焦らなくてもいいんじゃないかな?」
「…カカシ先生にも話した方がいいのかな?」
「うーん、ナルトに九喇嘛が封印されているのも、ナルトが里の皆に陰で虐められていることも、カカシ君は知っていると思うってばね。カカシ君は元暗部の人だからね」
「暗部?」
「そう。家の外にも1人いるでしょ?それに、ナルトも陰で暗部の人間に殺されかかったこともあったじゃない。暗部ってのは火影直轄の優秀な忍だよ。単独で任務をこなせるほどの。」
「え、じいちゃんの直轄?…そいつらがなんで、俺を殺そうとしたんだってばよ?」
「忍だって人の子、感情もある。火影様の命令を無視してそういう事をしようとしている奴らだっているんだよ」
「そっか。それが、人ってもんか」
「そうね、どの時代になってもそれは変わるものじゃないよ。だけど、それだけじゃない」
「うん!それはわかってるってばよ!」
「ただね、人ってのはいつの間にか、他人からの情報に流される。力なきものは特にさ。里の者は偽りの情報を信じて、偽りを真実としてしまうんだ。それを疑いもせず、真実を探そうともしない」
「……」
「心が強く、力のあるものは自力で真実に辿り着こうとするんだ。でも、そういう人間は少ない。大抵は弱いものが多いんだ。そして、弱いものは集団になって数の暴力を振るう。それはとても怖いものさ」
「それは、良く分かるってばよ。」
「そうだったね。…おっと、話がそれちゃったってばね。…カカシ君か」
「カカシ先生、最近アマネのストーカーしてるんだろ?」
「フッ…まぁ、確かにあれじゃーストーカーだってばね」
アマネは鼻で笑った。
「だから、演習で少し懲らしめたってばよ」
サムズアップするナルト。
「偉いぞ、ナルト!」
満面の笑みでナルトの頭をワシャワシャ撫でるアマネ。
「カカシ先生にアマネの相手が務まるかってんだ。俺の母ちゃんなんだ!母ちゃんには最高の男が似合うってばよ!!」
ナルトがアマネの事を母と呼んだことは一度もなかった。アマネは不意を付かれ、涙ぐむ。
「ナッ、ナルトォーーーーー!!」
アマネは感極まり、泣きながら勢いよくナルトに抱き付いた。
「ぐっ、ぐるじい…アマネ…ぐるじいってばよ…」
「あぁ、ゴメン。嬉しくってつい…」
すると突然、九喇嘛が表に出て来てため息を吐いていた。
「アマネ、そういうところもクシナそっくりだな。よくミナトが食らっていたぞ、その抱き付き…」
「あら、そうなの?」
「へー、母ちゃんってば情熱的だったんだなぁ」
「さすがは双子だの」
「……」
そう言われ、何とも言えない顔をするアマネ。九喇嘛はしまったと慌てていた。それを見て見ぬふりをしているナルト。ナルトは案外気遣いの出来る男だった。
「ま、ともかくサスケ君とサクラちゃんには九喇嘛がナルトに封印されていることは話しても問題はないと思うよ。カカシ君には黙っていても問題なし」
「ん、わかった。やっぱ九喇嘛は外へ出さない方が良いよね?」
そう言って九喇嘛を見るナルト。
「そらそうでしょ。出せるのはこの家の中と、私が張った結界の中だけだってばね。九喇嘛を表に出していると教えてもよさそうなのは3代目と三忍の自来也様と綱手様くらいかな?」
「三忍?」
「そう、自来也・綱手・大蛇丸って言う3代目の弟子。自来也様はミナトの師匠だったてばね。」
「え、父ちゃんの?」
「そうよ~。強いからねー」
「へー、会ってみたいなぁ。」
「まぁ、あまり人格は期待しない方がいいかも…」
「そうなの?」
「あははは…はぁ。今、自来也様は里を離れているのよ。まぁ、そのうち会いに来てくれて修業をつけてくれると思うってばね」
「ふーん。そっか。…取あえずは明日からの任務を頑張るか!」
「その意気その意気!」
「カカシ先生、また遅刻してくるのかなぁ…はぁ」
「もし遅刻して来たら、時間を守れない人は嫌いだって私が言ってたって言ってあげな!」
それを聞いたナルトはニヤッと笑い、おう!と返事をした。
部屋へ入ったアマネは心の中で彼女(神)と会話をしていた。
「さてさて、どうしましょうかね。波の国の先にあるのが霧隠れの里だし…一緒に行っちゃおうかなぁ。でも、一般人の私が同行しては第7班に迷惑を掛けちゃうか…ナルトがどんな風に波の国編を送るのか、一部始終見ていたいなぁ…」
「そうもいかないでしょ!ここで動かないと、身動き取れないよ?」
「だよねぇ…あぁ…再不斬と白を生で見たいなぁ…」
「無理でしょ。」
「あーあ…ミナトもナルトも私の好みなのに…ミナトは妹の旦那だし、ナルトは甥っ子で息子みたいなもんだし…なんでクシナの世代で有名なイケメン忍者がいないんじゃぁ!!」
「え?そこ?」
「なんで寄りにもよって年下ばかり…クスンッ」
「なんか、ごめん…」
アマネは完全に拗ねてしまっていた。
ナルトたち第7班は任務を着々とこなしていった。広大な畑仕事・迷子の犬や猫の捜索等々…それは飽きるほどに。
それでも3人は文句を言わずに任務をこなしていった。任務後の修業が楽しいのだろう。修業の時にナルトはサスケとサクラに自分の事を話した様だ。
それから3人は壁がなくなり、仲良くしている。サスケがナルトにライバル意識を強く持っているとも言っていた。
余談だが、カカシは遅刻しなくなったらしい…。
どうやら次の任務が決まった様で、ナルトが一旦帰って来た。
「アマネ―!今日から長期任務で外に出るってばよ!!」
「おー、そっか!!って事はCランク任務?良くやらせてくれたね。」
「なんか、じーちゃんが俺達の実力を認めてくれたみたいでさ!俺は別にDランクでも良かったんだけどね。イルカ先生も特には反対しなかったんだってばよ」
「へー、凄いじゃない。でも、無理しちゃダメよ?」
「うん、大丈夫だってばよ!!」
ナルトは忍具や医療キットを鞄に入れて、アマネに話しかけた。
「アマネ―、暫くアマネの飯が食えないから、何か軽くで良いから作ってよ!」
「まだ時間は大丈夫なの?」
「おう!」
「じゃあちょっと待ってな」
そう言ってアマネは急いでキッチンへ向かい、サンドイッチを作った。
作って貰ったサンドイッチを美味しそうに食べるナルト。
「ナルト、いい?九喇嘛は絶対に表に出しちゃだめだよ」
「わかってるってばよ!!」
「九喇嘛も勝手に出ちゃだめよ?」
「あぁ、わかっている。本当にアマネはかーちゃんだな」
「悪かったわね。どうせかーちゃんよ!!」
ナルトはサンドイッチを食べ終えお茶を飲み、少し食休みをしてから出発していった。
「いやー、いっちゃいましたねぇ…」
「なに呑気な事言ってるの?」
「はい、すみません…」
「磯撫の所へ飛ぶのは夜にしましょう。それと、誰でも良いから変化しておいてね」
「誰が良いかなぁ…あ、彼女にしよう!」
「大丈夫なの?」
「平気でしょ。彼女なら忍びは余り近寄ってこないし、来るとしたら借金取りぐらい?流石に霧隠れまで追手はないか」
「まぁ、そうかもねー」
「一応、許可取っておいた方が良いかぁ?」
「3代目に言っておけば大丈夫じゃない?」
「よし!そうしよう。…っと」
アマネは目を瞑り、術名を言った。
【陽鏡の術】
「お、今はヒルゼンさん1人か。チャンス?」
「暗部がいるんじゃない?」
「あー、そっか。…外の暗部の人に…ってナルトがいないから警護も無しじゃない!…しょうがない、あれやるか…」
「心伝身の術?」
「うん、3代目1人にだけどね」
アマネは印を組み術をかける。
【心伝身の術】
『ヒルゼン様、アマネです。少々お話がございます。よろしいでしょうか?』
『アマネ様か!心伝身の術まで出来るのですか!』
『えぇ…まぁこれもあの方の力をお借りしてますが…』
『そうでしたか。して、何用ですかな?』
『はい、今夜三尾と接触をしようと思うのですが少しの時間、綱手様のお姿をお借りしたくて連絡をさせて頂きました』
『それは、外で接触するという事ですかな?』
『えぇ、そうなんです。勿論結界は張りますが、張る前に一時ですが姿を出さなければならないのです。その時に…』
『…………今、綱手が横に居りますが確認したところ、問題ないそうですぞ』
『ありがとうございます。綱手様にもよろしくお伝えください』
『あい分かった』
【解】
心伝身の術を終え、許可を貰えて安心したアマネ。
「さーて、久しぶりに他所の里だねぇ」
「そうね。最後に行ったのは滝隠れだったものね」
夜になるまでアマネは陽鏡の術で三尾の様子を視たり、ナルトたちを視たりしていた。
この事が切っ掛けで、この先三代目はまた少し面倒なことになるのだった。
陽鏡の術・・・鏡に術をかけると、まるでテレビのように地球の全てを見る事の出来る術。
あるものがカメラの様な役割をして景色を映し出す。人にピントを当てるため、見たい人の状況が確認できる。(ヒルゼンの遠眼鏡の術の規模の大きい番)
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