機動戦士ガンダムAGE ZERO   作:ケンヤ

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第41話

王都「ブリッシュ」に対し、攻勢に出る事を決めたエリーゼ達はすぐに行動を起こす。

 余り時間をかければそれだけ不利になるが、それでも考えを無しに真っ直ぐブリッシュへ侵攻することは無謀である為、グーノシスは慎重にブリッシュに接近している。

 エクティスである程度の戦力は確保出来たが、今回はグノーシスのMS隊しか機動兵器は積んでいない。

 エクティスに駐留しているキャヴァリアー級の戦艦もあったが、艦隊を組めばそれだけ敵に発見されやすくなり、MSもブリッシュ公国のナイトルーパーⅣやその予備パーツを持って来たところで、グノーシスではまともな整備が出来る訳でもないため、エクティスに残し、同時に残して来たヒルデガードの護衛に当てている。

 ブリッシュ公国からはルイーズと若干名の歩兵だけが王都攻略戦に付いて来ている。

 元々、機密性の高い戦艦である為、部外者を大勢艦内に入れる訳にも行かないため、ブリッシュ公国からの兵は作戦に必要最低限の人員だけに限らせた。

 

「艦長、敵防衛部隊を補足しました」

「敵戦力はキャヴァリアー級が2隻です。MSは5機確認出来ます」

 

 すでにグノーシスはブリッシュをセンサーに捉える距離まで接近している。

 グノーシスは直接の艦体戦やMS戦を想定している訳ではなく、戦闘能力よりも索敵能力やステルス能力を重視しているので、現在の距離でも敵を補足出来るが、敵は未だにグノーシスを補足していないため、展開しているMSは必要最低限の物で最低でもその倍は出て来ると見て良い。

 

「戦艦が2隻……少ないわね」

 

 ブリッシュは王都であり、クーデターから1月も経ってないため、王であるヒルデガードの死が確定していない状況を考えると少ない気がする。

 

「伏兵の反応は?」

「今のところは確認できません」

 

 となれば、戦力はコロニー内にあるのか、周囲にヴェイガンが潜んでいるのかのどちからだ。

 だが、どちらにせよ今更作戦を中止する訳にも行かない。

 

「そう……ウルフ隊の発進後、機関最大で前進、シドウ隊を出撃させて」

 

 どの道、何が待ち受けていようとも前に進むしかない。

 ウルフ隊のMSをサブフライトシステムに乗せて出撃させ、ルイーズ率いる歩兵部隊を小型艇に乗せて、ウルフ隊と遠回りでブリッシュに向かわせると、グノーシスは敵に見つかるためにブリッシュの防衛隊の正面から侵攻する。

 

 

 

 

 

 

「どうやら、戦闘が開始されたようだな」

 

 ウルフ隊は小型艇と共に別ルートからブリッシュに向かっている。

 敵にグノーシスが捕捉される前に出撃しているため、敵はウルフ隊の存在には気づいていない。

 遠目で、戦闘の光が見えるため、すでにシドウ隊は戦闘に入っているだろう。

 ウルフ隊の3機のMSはサブフライトシステムに乗っている。

 今回はコロニー内での戦闘になるため、サブフライトシステムはコロニー内での飛行能力を持たせる事が可能で王宮を制圧するために大きなアドバンテージをもたらす事になる。

 そして、エリアルドのガンダムZERO Ⅲαはグラディエーターアーマーを発展させたクラッシャーアーマーを装備している。

 クラッシャーアーマーはグラディエーターアーマー同様に緑を基調とした格闘戦用のアーマーだ。

 基本装備に両肩にはグラディエーターアーマーの対艦刀「バルムンク」を発展させた対艦刀「ジークフリート」と「ザイフリート」が装備されている。

 この二本の対艦刀はバルムンクは両手で扱わないと扱えなかったのに対し、攻撃力を落とす事なく片手で扱えるようになっており、対艦刀を同時に二本使えるようになっている。

 両腕の装甲にはビームソードが内蔵され、脚部にはタイタスウェアの技術を応用したビームニードルとビームリングが装備されている。

 腰には通常のビームサーベルの威力を各段に向上させたハイパービームサーベルを2基装備している。

 また、装甲にはビームフィールド発生装置が組み込まれているため、高い防御力も兼ね備えている。

 バックパックにはスラスターを二基追加されているため、機動力の低下を最小限に留めている。

 

「んじゃ、俺達も作戦を開始するか、案内を頼むぜ」

「心得ている」

 

 ルイーズはブリッシュの構造を把握していため、ウルフ隊を敵と遭遇させる事無く、ブリッシュ内部に侵入する。

 その後はルイーズ達はブリッシュ内のメルヴィンと合流し、王宮へと向かい、ウルフ隊も上空から王宮を目指す。

 

「防衛のMSの数が5機だと……どう言う事だ」

 

 上空から王宮の防衛のMSはナイトルーパーⅣが5機だけしか確認できない。

 コロニーの外ならば、常時全ての戦力を出している訳ではないため、少なくてもおかしくはないが、周囲に他の機影を確認出来ないので、少しおかしい。

 

「どう言う事ですかね?」

「分からん。だが、歩兵部隊が王宮を制圧するためにはあいつらを排除しないと駄目だ。俺達は予定通りに行動する」

「了解」

 

 ウルフ隊は王宮に向けて降下して行くと、王宮の防衛部隊も敵襲に気づき防衛体制を取る。

 

「敵さんも気づいたようだな。エリアルド!」

「了解です!」

 

 エリアルドのガンダムZERO ⅢCはサブフライトシステムから飛び降りる。

 地上に降りると両肩の対艦刀を構える。

 ナイトルーパーⅣは大型ランスのマシンガンを放つが、ガンダムZERO ⅢCを覆っているビームフィールドと装甲を貫く事が出来ずに弾かれる。

 ガンダムZERO ⅢCはそのまま突っ込み、対艦刀でナイトルーパーⅣを両断する。

 

「次!」

 

 ナイトルーパーⅣを撃破したガンダムZERO ⅢCは別のナイトルーパーⅣを対艦刀で切り裂くが、更に別のナイトルーパーⅣがマシンガンを連射しながら突っ込んで来て、大型ランスを突き出す。

 ガンダムZERO ⅢCは膝のビームニードルを展開し、ナイトルーパーⅣの尽きに対して膝蹴りで返す。

 膝のビームニードルは大型ランスを貫きナイトルーパーⅣを貫いて破壊する。

 

「俺達の出番はないっすね。隊長」

「油断すんなよ。伏兵がいるかも知れねぇからな」

 

 ウルフとアルベルトが戦闘に参加しないのは敵の伏兵がいないかを上空から監視するためだ。

 しかし、上空から監視をしても伏兵や増援の気配などまるでない。

 戦闘が開始して少し経つが、王宮の防衛MS以外が全く反応がないのは逆に不気味だ。

 

「おかしいな……静か過ぎる」

 

 流石にここまで敵の反応がない事にウルフも良い様のない奇妙な感覚を覚える。

 まるで自分達が見えない誰かの掌で踊らされているかのようだ。

 そうこうしているうちに残りの2機のナイトルーパーⅣをガンダムZERO ⅢCが仕留める。

 

「終わりました。隊長」

「ああ」

「聞こえるか。ウルフ少佐」

 

 結局最後まで敵の増援も伏兵もなかった。

 その事がどう言う事なのか分からないが、戦闘中のどさくさにまぎれて王宮に侵入し、内部から制圧をしていたルイーズから通信が入る。

 

「どうした? こっちはもう終わったぞ」

 

 王宮の外で何も起き無かったと言う事は王宮内で何かあったのかと思ったが、すでに戦闘が終わっていると聞いたルイーズも通信越しで困惑している様子だ。

 

「……こっちも制圧は完了した」

「何だと……」

 

 幾らなんでも早すぎるとウルフは思うが、ルイーズの様子から、ルイーズも予想外な事らしい。

 

「どう言う事だ? 幾ら何でも早すぎる。何があった」

「何もなかった……一切の抵抗はおろか、王宮はもぬけの殻だった」

 

 ルイーズ達が王宮を制圧するのが異様に早かったのはそのためだ。

 王宮内部でも抵抗があると考えられていたが、予想に反して王宮内には誰もいなかった。

 

「だったら、コイツらは誰もいない王宮を守ってたって事か?」

 

 だとしたら、防衛のMSが5機だけだったのも納得がいく。

 はなっから、王宮に守る物などなのもなかったのだから。

 

「今は、手分けして王宮内をくまなく捜索している。少佐達はそのまま王宮の周りをガードしてくれ」

「ああ……分かった」

 

 王宮に誰もいなかったとは言え、素直に王宮を明け渡すとは考え難いため、ルイーズ達は王宮内を捜索し、ウルフ隊はそのまま王宮の周りの防衛を始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 王宮内がもぬけの殻だと言う事が判明する頃、コロニーの外でも戦闘は続いている。

 コロニー防衛のナイトルーパーⅣは思いの外しぶとく、数こそは少ないがシドウ隊も手こずっている。

 更にキャヴァリアー級に搭載されている残りのナイトルーパーⅣも出撃し、数もそれなりになっている。

 

「艦長、センサーに反応です!」

「機種特定……ヴェイガンのドラドが4機に青い新型が1機です!」

 

 モニターにはコロニーに向かいドラドとティアーズが映されている。

 だが、その進路はグノーシスでも戦闘宙域でもなく、ブリッシュに真っ直ぐ向かっている。

 

「シドウ隊は連中の相手で手いっぱいね……ここはウルフ隊に任せるしかないわね」

 

 シドウ隊が手こずっているため、ヴェイガンのMSを止める余裕もなくクーデター軍のMSを相手にしながらティアーズを相手にするのも難しい。

 その為、エリーゼはヴェイガンの対応をコロニー内のウルフ隊に任せるしかなかった。

 そして、その事はすぐに戦場のシドウ隊にも伝えられる。

 

「ヴェイガンまで……」

 

 RGライダーはソードライフルとビームガンでナイトルーパーⅣを牽制する。 

 ナイトルーパーⅣは大型ランスで攻撃し、RGライダーはストライダー形態に変形してかわすと、RGキャノンがスナイパードッズライフルでそのナイトルーパーⅣを撃ち抜く。

 

「そいつらはウルフ隊に任せば良い。俺達は目の前の敵に集中しろ」

 

 RGブレイドはシグルブレイドでナイトルーパーⅣを切り裂き、ジェノバースはスーパードッズライフルを放つ。

 ナイトルーパーⅣは腹部の拡散ビーム砲を放ち、ジェノバースはその間を縫うように回避し、バックパックのドッズファンネルを機体に付いた状態で肩と脇越しに構えて放つ。

 ジェノバースのドッズファンネルは機体に付いた状態では切り離した時よりも高い威力のビームを放つ事が出来る。

 ジェノバースのビームがナイトルーパーⅣを撃墜し戦闘は継続する。

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だと、ヴェイガンが来てんのか?」

 

 コロニー内部で王宮の防衛をしていたウルフにグノーシスからヴェイガンのMSがブリッシュに向かっている事が知らされる。

 そして、そのすぐ後にドラドとティアーズの機影をコロニーの上空に確認出来る。

 

「エリアルド、アルベルト、ヴェイガンのお出ましだ。ここは死守するぞ!」

「了解!」

 

 上空からドラドが両腕のビームバルカンを放ち、Gバウンサーとアデル改は王宮への攻撃をシールドで防ぎつつ、ドッズライフルで応戦す

 

る。

 

「ちぃ……コイツに乗ってても空中戦は向こうの方が上かよ」

 

 サブフライドシステムはあくまでもMSの補助であるため、飛行能力もそれ程高く無く、空中戦でもドラドの方が機動力が高い。

 Gバウンサーはドッズライフルでドラドを王宮に向かわせないように牽制し、ドラドがGバウンサーに気を取られているうちに後方からアデル改がドッズキャノンでドラドを撃ち抜く。

 

「まさか……こんなところで出会えるとはな……ガンダム!」

 

 マリオンはブリッシュ内でガンダムZERO Ⅲを見つけて歓喜の声を上げる。

 ブリッシュ公国に送った密偵がローレンス達が何やら動いているとの報告を受け、王都を突っついて何かしらの反応を見ようと仕掛けたが、グノーシスの介入など、マリオンの知らないところでも事態が動いているらしい。

 

「あの男と戦う前の前哨戦には持って来いじゃないか」

 

 マリオンは武人として歴戦の猛者であるとされるローレンスと戦う事は内心では楽しみにしていたが、目の前にガンダムを見つけて見逃す手もない。

 ティアーズはガンダムZERO ⅢCにティアーズガンブレイドを連射するがガンダムZERO ⅢCの防御を破るには至らない。

 

「堅いな……だが!」

 

 ティアーズはティアーズガンブレイドでガンダムZERO ⅢCに切りかかる。

 ガンダムZERO ⅢCは対艦刀で応戦するが、ティアーズはかわして懐に飛び込むとティアーズガンブレイドを突き出す。

 

「攻撃力と防御力を重視したせいで動きが鈍いな。ガンダム!」

「くっ!」

 

 ガンダムZERO ⅢCはティアーズの突きを紙一重でかわすが、すぐにティアーズに横っ腹を蹴り飛ばされて、民家に倒れ込む。

 そして、ティアーズは至近距離で胸部のビームバスターを撃ち込もうとするが、ガンダムZERO ⅢCはシールドのビームキャノンで牽制し、ティアーズは大きく距離を取ってかわす。

 

「そう簡単に首は取らせてはくれんか……」

 

 ティアーズはティアーズガンブレイドを構え、ガンダムZERO ⅢCも体勢を整えて一対の対艦刀を構える。

 

「ガンダムはここで叩いておきたいが……」

 

 ガンダムはヴェイガンにとって最大の敵となりうる。

 だが、今回の目的はガンダムではない。

 王宮からはローレンスの気配をまるで感じない。

 恐らくは王宮にいないのだろう。

 

「これ以上の戦闘は無意味か……今は悪戯に兵を失う訳にもいかんからな」

 

 ローレンスが王宮にいない以上、マリオン達も戦闘の意味もなく、今後の事を考えれば戦力を消費するのは良くない。

 

「全機撤退だ」

 

 マリオンは戦闘を中断し、撤退することを決める。

 王宮のGバウンサーとアデル改、ガンダムZERO ⅢCが放つビームを回避しながら、マリオン達はブリッシュから撤退を始める。

 王宮の防衛が目的であるウルフ隊も撤退するマリオン達を追撃することなく、防衛に専念する。

 その後、コロニーの外で交戦していた部隊も壊滅状態となると、ブリッシュを離れて戦闘はエリーゼやルイーズ達が思っていたよりも呆気なく終結する。

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、王宮にはすでに誰もいなかったと?」

「うむ……我らが王宮に突入した時にはすでにもぬけの殻となっていた。その後も捜索したのだが、王宮内に敵は愚か、トラップの類も発見されていない」

 

 ルイーズの報告で戦闘が呆気なく終結した理由が分かるがそれと同時に謎が深まる。

 クーデター軍が王宮を簡単に明け渡す理由など早々にない。

 それに、クーデター軍の戦力は今回の戦闘で確認出来た戦力程度では済まない筈だ。

 そのクーデター軍が丸々行方を眩ませている。

 王宮の奪還が簡単に済んだが、それ以上に不気味な感じがする。

 

「済まない。僕の情報が間違いだったようだ」

「お前のせいではないさ」

 

 今回の戦闘はメルヴィンから得た情報に基づいて立てた物だ。

 その情報が誤りであったとすると、これまでの情報もどこまで信用出来る情報なのか分かった物ではない。

 

「王宮の奪還には成功したのだ。我々の勝利と言っても良い」

 

 事はそう単純な物ではない。

 敵は相当数の戦力をどこかに隠している。

 王宮へのニセ情報は自分達を王宮に向かわせるものだろう。

 となると、最悪自分達は王都ブリッシュに誘いこまれたも同然だ。

 つまり、敵は次のアクションを起こす可能性が非常に高い。

 その次のアクションに関しては一切の情報がない。

 それは次のアクションに対し確実に後手に回ると言う事になる。

 後手に回ろうとも、対応出来れば何とかなるかも知れないが、一撃で決められたのなら、どうしようもない。

 

「王宮を奪還した以上、王もこちらにお呼びする手配をしておく」

「そっちは任せたわ」

 

 今は、ヒルデガードのブリッシュへの移送などどうでも良い。

 それよりも、敵の狙いを考える方が最優先だ。

 エリーゼはすぐに情報の収集に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら、連中は囮にかかってくれたようだな」

 

 グノーシスの王都ブリッシュに対する強襲から数日、ローレンスはエイブと共にブリッシュに置いて来た囮以外の全ての戦力をブリッシ

 

ュ公国の中でもかなり古いコロニーのレオパルドに終結させていた。

 レオパルドはブリッシュ公国のコロニーの中でも初期に製造された旧式のコロニーですでにコロニー内に住人は済んでいない。

 

「エイブ、レオパルドの準備はどうなっている?」

「すでに準備は出来ておる。照準は何処にする」

「連邦軍の総司令部、ビッグリングだ……だが、当てるなよ。まずは威嚇だ」

「じゃが、二射目を撃つには数日かかる。それまで、どうするつもりだ? 撃てば連邦も黙っておらんぞ」

 

 今までは独立国家である事を盾に連邦の介入を拒めていたが、今から行う事をすれば、連邦も黙ってはいないだろう。

 

「連中が重い腰を上げるのは時間がかかる。腰を上げてから、ここに来るまでには相当な時間がかかるだろう。付近の連邦軍を差し向けて来たとしても、守り抜ける」

 

 現在、レオパルドの周囲にはブリッシュ公国のほぼ全軍が終結している。

 連邦軍と正面きっての戦争では勝ち目はないが、二射目までの時間を稼げればそれで良い。

 

「良かろう。ワシも覚悟を決めんとな」

 

 エイブはそう言い、コンソールを操作する。

 それと同時にレオパルドの外壁がパージされていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

「艦長!」

「どうしたの?」

 

 ブリッシュにヒルデガードの移送が完了し、一息つく頃に大きな動きがあった頃をブリッシュの港に駐留しているグノーシスでも捕捉している。

 グノーシスのモニターには外壁がはがれて行くレオパルドが映されている。

 

「何なんですか……アレ」

「私に聞かないで」

 

 その光景を見ていたエリーゼもアーノルドも言葉を失うが、余り良い予感がしない。

 外壁のはがれたレオパルドは巨大な円柱となる。

 

「あれはコロニーなの?」

 

 見た感じではコロニーだが、わざわざ目立つ程の行動を取る以上、ただのコロニーとは思えない。

 エリーゼ達は何もすることが出来ずに只、これから起こる事態を見るしかない。

 

「コロニーから高エネルギーを確認!」

「エネルギー値が向上……更に向上して行きます!」

「まさか……アレが兵器だと言うの?」

 

 コロニーに高エネルギーを確認した以上、その可能性は高いがコロニーサイズの兵器など聞いた事もない。

 エリーゼはその予測は外れて欲しいと願うが、その願いは叶う事なくレオパルドはビッグリングの方向に対し強力なビームを発射する。

 

 

 

 

 

 

 

 

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