人は見かけによらないねー   作:ヤグルマ

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いろいろ抑制してたけどもう我慢できなくなって仕事があるのに書いてしまった。

といってもまた1か月くらいたってるしちょうどいいよね?

え、もっとあくしろよ?


・・・・・・・・



あ、十七話でーっす!


第十七話

現在の時刻は午後21時。

よい子は寝ている時間であり、彼も明日のことを考えるともう寝なければならない時間である。

しかし、我が家の家長であり、中学15年生のベテランであり、吸血鬼の真祖である少女はそれを許さなかった。

 

 

「ノックス、茶々丸が坊やに一杯食わされた。」

 

「あぁ、それは知っているさ。彼女が泥だらけで戻ってくるのを見たのは俺が最初だ。」

 

 

冷たい口調で語る少女-エヴァンジェリン-に対し、彼-ノックス-は平たんな口調で答える。今ここにいるのはこの二人のみであり、茶々丸と呼ばれる少女や、いつもノックスをからかう人形はいない。

 

テーブルを挟み対面の椅子に座る二人の空気は、普段ではありえないほど冷たいモノだった。

 

 

「やけに冷静だな、ノックス。貴様なら、生徒を傷つける教師に激昂すると思ったが?」

 

「こちらが仕掛けたことで文句を言うのは筋違いだ。それに、今回の件は『俺は知らない』ことだ。それよりも、エヴァさんのほうこそ冷静だな。」

 

「フンッ、私は誇り高き悪の魔法使いだぞ?こんなことでいちいち癇癪を起すものか。」

 

「そうか、なら問題ないな。」

 

「いや、そうもいかんのさ。」

 

 

話は終わったとばかりに席を立つノックスを呼び止めるエヴァンジェリン。瞬間、ノックスの脳内でレッドアラートが鳴り響いた・・・気がした。

 

 

「坊やは立派な魔法使いを目指している子だ。私の従者一人のみを複数で攻撃するというような卑怯ともいえる行為を思いつけるような性格ではないのさ。つまり・・・」

 

「ブレインがいると?」

 

「あぁ、茶々丸が言うには・・・オコジョ妖精だったそうだ。」

 

 

エヴァンジェリンに「知っているだろう、この愚弟が」というような目で見られているノックスの顔にはだらだらと冷や汗が流れている。

 

実は彼、数日前に何か小さな魔力反応をとらえていたが、途中でその反応を見失ってしまっていた(主にネギの膨大な魔力のせい)

 

その後探し続けるも反応はそれっきりなくなり、しかし大した反応でもないため「まぁ、いいか」の精神で放っておいてしまったのだ。

 

普段より生徒、教師両方から【冗談の通じない真面目が真面目を着て歩いている】と言われている彼にしては珍しいミスともいえるだろう。

 

 

「・・・何のことかよくわからないな。」

 

 

しかし、彼はごまかすことにした。今の今まで忘れていたことだ。今まで誰にも言った覚えがないから何とかなる、大丈夫だろう。

 

もちろん、そんな考えが通るほど

 

 

「なるほど、貴様が茶々ゼロに酔った勢いで話したちいさな生物の反応があった話とは全く別のことだったという訳か」

 

 

600年生きた魔女は甘くはなかったが。

 

 

 

 

 

 

第十六話【停電での実戦・・・のその前の話】

 

 

 

 

 

 

 

「元気がないね、先生」

 

「なんのことかよくわからんな」

 

 

木に囲まれた森の中、俺は主に警備、たまに侵入者排除のために立っている。

隣でこちらの顔色伺う・・・いや、とりあえずの社交辞令をわきまえているかのような褐色の女性に生返事を返す。

 

あれから数日がたち、俺への粛清も終わって停電の日の夜になった。

 

そろそろ停電が始まる。エヴァさんとネギ先生の戦闘もうすぐだが、俺は仕事があるのでその現場に赴くことはない。仕事が終わるころには決着がついていることだろう。

 

 

「全く、つれないじゃないか。少しは生徒の愚痴にでも付き合ってくれたらどうだい?」

 

「お前はそんな簡単な性格でもないだろう。それに仕事中だ。」

 

「酷い言いようだ。たまにはその真面目な性格を崩しても構わないだろうに」

 

「根っからのモノでな。すでにあきらめている。お前もそうしてくれ」

 

「仕方ない、貴方は彼女と違ってからかい甲斐のない人だからな。」

 

 

そんなやり取りののちに会話を中断し、彼女は姿を消した。

木の上で後方援護に徹するつもりだろう。

 

最初に組まされたときは心底驚いた。

まさかこんな女の子がこんな危険なことを・・・ではなく、まさかこんな女の子がここまで容赦がないとは・・・といった驚きだが。

 

彼女の名前は龍宮真名。

ネギ先生の担当する3年A組の生徒であり、近代兵器での戦闘を得意とする魔法生徒でもある。

 

184㎝の長身にバランスのとれた肉体での戦闘は隣で見ている限りではかなり完成されている。

・・・詳しいことは知らないが、一応14歳の少女ではあるらしいのだが・・・

 

咄嗟に後頭部めがけて飛んできた銃弾を首をひねって躱し思考を中断する。

 

 

「合図だ先生。停電が始まるよ。」

 

 

どこからか聞こえてくる声にため息を吐きたくなるも抑える。古今東西、こういう時に悪いのは男になるそうだ。姪っ子が言っていたからそうなのだろう。

 

腕時計を確認、時刻は19時59分。秒針はもうすぐ12を指す。

 

 

そして

 

 

麻帆良より光が消えた。

 




ノックス
作者が展開を忘れていたことでとばっちりを受けた被害者。

エヴァ
茶々丸がやられてもあくのまほうつかいだからおこらないもん!を維持したカリスマ。矛先は弟へ

龍宮真名
色気が異常な中学生(笑)。調べてるときにドレスみたいなの着てる画像見たけどやっぱり14歳にはみえな(パーン
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