第二話書きました。
「どうした、話すこともできんのか小僧?」
目の前の少女と透けて見える女性が同時に話している。しかし、声は一人分。
なんと、これが世間で話題の超能力集団・・・
スタンド使いか!!!
第二話【子連れ吸血鬼】
さて、なんと声をかければいいのか・・・。
生憎スタンド使いなんて初めて見たからな。俺の周りにはそんな不思議な人間はいなかった。
そういえば姪っ子がよく話してたな、たしか・・・。
スタンド使いは背後霊であるスタンドを使って戦う。
スタンドが見えるのはスタンド使いだけ。
時を止めたりオラオラというものをやるらしい。
なんて力だ。こんな少女がそんなことができるとは・・・!
俺にできるのはせいぜい小鹿のように立ち上がることだけだ。
この子が敵でなくて本当によかった。
む、そういえば話しかけられていたな。返答しなければ。
「助かった、ありがとう。」
「ふん、貴様を助ける気はなかった。たまたま近くにいたから拾ってやっただけだ。」
少女と女性・・・いや、女性はスタンドだから少女のみか。
とにかく彼女はぶっきらぼうにそういうと背中を向けてしまった。
あれか、これが姪っ子の言っていた・・・なんだ、アスカ現象・・・だったか?
「それでもありがたい。ところで・・・ここはどこだろうか?」
「ここがどこか知らんのか?いや、今の貴様は生まれたばかりだったな。その割には饒舌なのが気になるが・・・まぁいい。」
少女は色々と教えてくれた。ここは地球のアフリカ辺りらしい。なんでこんなところにいるかというと、あの理科系の男、有名な魔法使いの遺伝子をパクって無理やり一つにしようとして最強の魔法使いとやらを創り出そうとしていたらしい。その肉体のベースになぜかこの少女の遺伝子が使われていると聞いた少女は理科系の男とその実験施設を破壊しようとここまで来たとのこと。結果実験は成功しており、俺が目覚めてしまったので連れてきた。というのがここまでの流れだそうだ。ちなみに、俺の体は吸血鬼にはなっていないらしい。理科系の男の浪漫だけで吸血鬼にはなれなかったようだ。
なるほど、さっぱりわからん。
「とにかく、貴様の命はすでに私のものだ。文句はいわせんぞ。」
「あ、あぁ。よくわからないが善処しよう。」
とにかく立ち上がらなければ、話はそれからだ。いい加減首が痛くなってきた。
というわけでプルプルしながら立ち上がり、少女を見上げてみた。
「一つ、聞きたいことがあるのだが・・・」
「なんだ、下らんことには答えんぞ」
ならば聞いておこう。いい加減気になって仕方がない。
「なぜ、君のスタンドは君の大人になったような姿なんだ?」
姪っ子から聞いていたものはみんなムキムキの男性なのだが。
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「・・はぁ?何を言って・・・!?」
あの研究所から私が拾った小僧はとても奇妙な奴だった。
茶々ゼロをみて驚いたかと思えば私を見て首をかしげる。
生まれたばかりのくせに話し方が妙に落ち着いている。
最初は感情がないのかと思ったがどうやらそうでもない。
極めつけは今の質問。
スタンドとはいったいなんだ?
しかし、すこし思考して驚かされた。
コイツには見えているのだ。幻術で隠した私の姿が。
ごちゃ混ぜにされた遺伝子の持ち主のどれかが魔眼持ちだったのだろう。
なるほど、これは面白い拾い物をしたかもしれんな。
「あー、何か気に障ることを言っただろうか?」
そんなことを考えていると小僧が話しかけてきた。とりあえずこいつには無駄だろうから幻術を解除する。
「なんでもない。今のはスタンドとやらではなく私の幻術だよ。」
「ゲンジュツ・・あぁ、魔法使いの技術の一つか?」
「そんなとこだ。ところで小僧、貴様に名前を付けてやろう。最強の魔法使いである私から名をもらえるのだ。感謝しろ。」
さて、どんな名前を付けてやろうか・・・。これから私の奴隷となるのだ。やはり相応しい名を与えてやらんとな・・・。
「名前、いや、俺にはすでに名前が「決めたぞ、貴様の名はノックス、ノックス・ケラソスだ!」・・あ、いや、了解した。」
ククッ、ノックスよ、せいぜい私を楽しませることだな。
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なぜか名前が決まってしまった。俺はこれからノックスというらしい。
まぁ、生まれ変わり記念に新しい名前を名乗るのもアリかもしれない。
だからって真田作楽が死ぬわけじゃないのだから。
いや、実際死んでいるんだが。
とにかく、それから俺と茶々ゼロとエヴァンジェリンとの旅が始まった。
最初のころは地獄だった。とにかく少女が容赦がないのだ。
体ができていないのか一歩一歩が辛いというのに「こちらのほうが手早く鍛えられる」とか言ってライオンをけしかけてくるし、幻術の応用で寝てる間もぼっこぼこにしてくるのだ。
クリスマスも不幸続きだったあの刑事も同情してくれること間違いなしだ。
月日が過ぎるのは早いもので、気付いたら五年ほどの時が過ぎて行った。
そして、ここで俺は運命というものを目撃する。
「おい茶々ゼロ、エヴァさんどこにいるかわかるか?」
「アッチダト思ウンダガナァ・・・オ、アレジャネェカ?」
「やっと見つけたか。おーい!エヴァさ・・・ん?」
エヴァンジェリンを探して見つけたのは焚火の前で座っている彼女だけではなく・・・
「お、嬢ちゃんの連れか?ほら、魚食うか?」
その周りに刺していた魚を食べる。赤い髪の青年だった。
こんな感じで終了です。
とりあえずはナギパパを出すところまで飛ばしてみました。
ここから先もかなり早くなると思います。
もしよければ感想など頂けると幸いです。
読んでいただき、ありがとうございます。
姪っ子
主人公の姪っ子。スタンドとかの中途半端な知識は彼女のおかげで培われている。所々間違っているのは彼の解釈のせい。ちなみにアスカ現象とはツンデレのこと。
理科系の男
過去の人。めのまえが、まっくらになった!!
ノックス・ケラソス
彼の新しい名前。ノックスはラテン語で黒・・・らしい。ケラソスは古代ギリシャ語で桜・・・だと思う。調べたけど日本語しか分からないから間違ってたらゆるしてね。
赤い髪の青年
いったい何・スプリング・フィールドなんだ・・・!?