人は見かけによらないねー   作:ヤグルマ

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どうも、ヤグルマです。
第四話、はっじまっるよー。


第四話

「光に生きてみな。そしたらその時、呪いを解きに来てやるよ。」

 

「・・・約束だぞ。」

 

ナギがエヴァさんの頭を撫でながらニッと笑う。

エヴァさんは涙目でそうつぶやく。

 

そんな光景を見守る一人と二匹。

一人は俺、一匹は茶々ゼロ、もう一匹は。

 

「じゃあ、後は頼んだぜ爺さん。」

 

「ふぉっふぉっふぉ。任せときなさいナギよ。」

 

頭の長い妖怪である。

これが人間だなんて俺は認めたくない。

エヴァさんが負けたとかよりもありえない。

 

運動会開催地は夜の墓場なのかもしれない。

 

 

第四話【学生とはなんだろうか?】

 

 

今俺たちは麻帆良学園というとても大きい学校にいる。

エヴァさんが負けた時にナギがエヴァさんにかけた魔法。

 

【登校地獄】

 

コイツの力によりエヴァさんは学校に通わなければならなくなった。

エヴァさんなら普通に無理やり解除できるほどの呪いなのだが、ナギのとんでも魔力によってそれができなくなっていた。

 

この時に聞いたのだが、ナギは魔法使いなら知らない人はいないくらい凄い魔法使いらしい。

【サウザントマスター】なんて二つ名もあるんだとか。

ついでにエヴァさんも悪い意味で有名なんだとか。

【闇の福音】なんて二つ名名乗ってたのはそういうことだったのか。

てっきり自称だと思って生暖かい目で見てた。

これ知られたら殺されるから言わないけど。

 

「ノックスくん。この問題わかるかな?」

 

「あ、はい。」

 

そんなことを考えていたら先生にご指名されました。

そう、今は授業中なのだ。

今の俺はノックスくん五年生なのだ。

 

学園長妖怪の近衛爺さんに

 

「君もまだ子供じゃし学校に通わんか?小等部の五年生くらいじゃろうし。」

 

なんてことをのたまったら

 

「そうだノックス!お前も私と同じように学校に通え!」

 

なんてことをエヴァさんが言ってしまったので通わざるを得なくなった。

その結果、外国人っぽい俺は自己紹介の時クラスの子供たちの質問攻めでもみくちゃにされてしまった。

 

確かに十歳くらいの見た目だが中身はもう40を超えてるんだ。

ついていけるわけがないじゃないか。

でも子供の涙は見たくない。どんな理由であっても見たくない。

なのでがんばっていま時の子供の好みを勉強中である。

 

これはなかなか苦行だなぁ。

 

 

――――――――――――――――

 

 

「はぁ、つまらん。」

 

 

思わずため息をつく。これでいったい何回目だろうか。

あの時、ナギの奴に卑怯な方法で負けて以来ずっとかもしれない。

いや、私は負けてなんかないぞ!そもそもあのアホがネギや玉ねぎの入った落とし穴なんてものを私に使うのが悪い!!

サウザントマスターだろう!魔法で勝負しろ!!

 

そんなことを言ってもアイツは学園の外、私には追いかけることが出来ない。

 

くそ!忌々しい呪いだ!

 

このイライラをノックスにぶつけてこのログハウスを作らせたが、無駄に出来がいいので文句も言えん。あぁ!イライラする!!

 

「ただいま、エヴァさん」

 

「遅い!今何時だと思っている!!」

 

「いや、まだ五時半くらいなんだが・・・」

 

「子どもがそんな遅くまで外に出るな!飯が作れんだろう!」

 

「あぁ、待っててくれたのか。ありがとうエヴァさん。」

 

「待っていない!さっさと料理を覚えろと言っている!」

 

くそっ、のほほんとした顔のくせに!!そもそもお前もあんな簡単にナギに負けおってからに!!

 

『ノックスのことをしっかり見てやれよ。あいつ、お前の為に本気で頑張ってたんだからよ。』

 

ナギの言葉がよみがえる。わかっているさ、そんなこと。

コイツは私が何をしても泣き言をいわない。私が危ないときはいつも全力で駆けつける。

私が風邪をひいたときなんか、今まで見たことないほどの取り乱しようだった。

 

『今まで病気と無縁の貴女が風邪の菌に対抗できるかわからないじゃないか・・・!とにかく、なにかあったら俺に言ってくれ。』

 

動けない私の為に必死で解放をして、学校の夜の警備も完璧にこなしている。

私のことを悪く言った魔法先生にも、手こそ出さなかったが怒鳴ったそうだ。

 

初めて会った頃も、饒舌だったがどこか人らしくなかった。

心がない、そんな感じだったコイツがな・・・。

 

「エヴァさん、しょうゆはどこにあったっけ?」

 

「この前教えただろう。その下の引き出しにある。」

 

しかしまだまだ子供だ。ナギに言われたのは癪だが、守ってやろうではないか。

 

この、優しく頼りない小僧を。

 

姉として・・・な。

 

 

 




こんな感じで終わりました。
皆さんに満足いただけましたでしょうか?

それでは、ご指摘、ご感想お待ちしております。
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