場所は変わり東方の島国、日本では大魔術式である聖杯戦争の準備に一人の老人が追われていた。
「うむむまいったのぉ、雁夜よこたびの聖杯戦争、どうしたものか・・・」
この老人の名前は間桐臓硯といい今年で200才を越える妖怪と言われている老人である。
「急に帰ってこいだなんて、何事かと思えばそんなことだったのですか?お爺さん・・・はぁ間桐の当主も耄碌したものだ、こんなのはなるようにしかならないよ昔お爺さんも言ってたじゃないか」
この青年の名は間桐雁夜、次男だからという理由で間桐家から出された間桐臓硯の孫である。
「そうはいってものぉ、聖杯が汚染されておるのは明白なんじゃぞ?先の戦争の事後処理に協会と教会そしてわしのロシアの家の権力で揉み消したから良かったものの・・・アンリマユ、う~ん困った」
この間桐の家の大元はロシアにあるのだがとあるきっかけというか、臓硯翁が日本を気に入ったのをきっかけにして家を二つにわけて名字を変えた、そこまでは良かったのだが、それからどういうわけか、魔術回路が代を重ねる毎に無くなっていきついには、間桐雁夜を最後に魔術回路が無くなってしまった魔術師としては終わりを迎えている家になってしまった。その終わりを招いた臓硯翁いわく、そんなことよりも世界平和ってどうすりゃええんじゃ?と考えていたら息子に恵まれ娘に恵まれ孫どころか雁夜や慎二という、自分の意思を継いでくれそうな孫に出会えたから魔術回路なんざどうでも良いと思っているとか、最悪世界平和に魔術が必要なら魔力を空気中からかき集める礼装でも作ればいいか、と考えているんだとか。
「アンリマユ、そうだよなぁったくこれだからドイツ人は真面目すぎるんだよ日本人と同じでさ、どちらにせよ今回の聖杯戦争は間桐の家からは誰も参加できないんだしおとなしく、ロシアの家に行ったほうがいいですよお爺さん」
う~んう~ん困った困ったと繰り返す間桐臓硯とそれを見ていつの間にか膝に座っているどうしたの?お爺ちゃんって言いたげな間桐慎二、ここ最近の間桐の家は今回の聖杯戦争のことでもちきりであったちなみにだがこの聖杯戦争修了後に間桐慎二は誓ったという、正義の味方に僕はなるお爺ちゃんやお父さんそして叔父さんの意志は僕が継いでみせると言ったのだがこれはまた別の物語、結末としては赤い弓兵と青い剣士がよく紛争地帯に現れては颯爽と紛争を止めて回っているのをよく目撃されていたらしい。
話は戻ってそのころ時計塔では、少年は頭を抱えていた。
「まいったなぁ先生が聖杯戦争に参加するのは良いとして、だなんで僕まで・・・」
聖杯戦争、東方の島国の日本という、国で開催される魔術師たちのバトル・ロワイアル、ルールとしては七人の魔術師が七体のサーヴァントを使役しサーヴァントが一人になるまで戦い合う文字通りの戦争である。
その戦争に少年ことウェイバーは巻き込まれていた、話は少し巻き戻るのだが。
ケイネスの家で晩御飯をごちそうになり食後の紅茶を飲んでいるときだった。
「ところでだ、ウェイバー君、君は私についてくるつもりはあるかい?」
「ありますよ、ええついていくつもりはありますよ、不満もありますけどついていくつもりはあります、ありますとも!」
その不満というのは同級生のまえでこきおろすことなのだが、ケイネスはそれも計算の内と考えていたのでふむっと一考したあと、少年にむかって。
「ではウェイバー君いや、ウェイバー・ベルベット、ここに厳命する令呪をその手に宿しこの赤い布を触媒とし東方の聖杯戦争にこの私と共に参加しなさい、これは師としての厳命にして命令である、そしてその戦争の結末次第では君はロードエルメロイ二世と名乗ることわかったかね?」
(いきなり重たい事ばかりをいうこの師はなんなのだろう?そしてさらっと遺言じみたことを言ってのけたこの師はいったいっていうか、この人、顔が赤い!?ブランデー・・・うん垂らしてる僕のには垂らしてるだけだ・・・まさか!)
「ケイネス、そろそろ寝たら?あなた酔ってるみたいだし」
そうそのまさかであったソラウ女史がケイネス師の紅茶にブランデーを垂らすどころではない量をいれていた。
「ソ、ショラウ~わたしゃあは酔ってなんっかヒック」
そして、師がベットに行ったあと師の奥さんが話を続けてくれたのだが、ウェイバーは頭を抱えることになってしまっただけなのであった。
月日は流れ、とうとうその日がやってきた。
「ウェイバー君、令呪をきちんと宿せたようだね」
(清廉な空気が流れる、冬の工房ただ寒いだけじゃない大気が震えているんだその魔力の質に)
そして始まる
「さぁ召喚の儀だ」
ちょうど時を同じくして、とある一軒家では。
「♪~♪~♪~っとよし血もバケツ一杯あるしなんか、家にあった杖ももってきた♪っと♪~あーねえねえ君さぁこの世には悪魔っていると思う?」
この一軒家の家族からすると目の前の男が悪魔であった。
ここから始まるのはZEROから始まる物語そうゼロから始まり運命の夜を過ぎ去る物語
「だからさー1つ殺されてみてくんない?」
あるものは奇跡を目にし
「この戦い我々の勝利だ」
あるものは絶望を思い知り
「先生っはぁはぁ」
あるものは希望を見いだし
「よくやった、ウェイバー君」
あるものは未来を見て
「セイバー、あの人をお願いね」
あるものは夢を託し
「その時彼は答えを得たのだならば問わねばならない」
あるものは答えを求めて
「私は遠坂桜です」
そして
「私は遠坂凛よ、よろしくねえっと」
1つのイレギュラーがここに召喚された
「ふむ、狂化のランクはひくいがまたこれもよしだ、ふむではリンとサクラと呼ばせてもらおう、ああ君たちにはこの響きが似合っている、これよりこの弓は君たちとともにここにある、サーヴァントバーサーカーここに君たちを守ると誓おう、マスターたち私のことはバーサーカーとよびたまえ」
バーサーカーいったい何士朗なんだ!?
少し修正しました