捕らわれた紫苑を助けようとした十代だったが、カイザーに代表戦に集中しろという言葉を受け、リングへ向かった十代。
そして紫苑救出の為、クロノと対峙した
―デュエルリング―
ツバキ/LP600
「ブレイカーで攻撃!!」
「きゃああぁぁぁぁぁあ!!!」
高野/LP400→0
結構ギリギリで勝ったツバキ。高野のデッキが魔法カードを使うとダメージを与える系統のデッキだったため危なかったが何とか勝てた。
「…あ、ありがとうございました」
「…ありがとう、楽しかったわ」
高野はそう言うとリングを後にした。ツバキも観客席にいるユウ達の元へと向かった。
『デ~ハ!!次は最終戦!!シニョール万丈目VSドロpシニョール十代!!』
そう宣言した時、何故か万丈目だけ出てきた。
「………ぬ?(なぜドロップアウトボーイだけ来ないノーネ?まさか逃げたとか…)」
「十代め…怖気づいて逃げたのか?」
「誰が!!」
万丈目の言葉に反応するように十代が駆け足でリングに現れた。それを見たアカデミア生徒とクロノスはホッとしていた。
「十代…なにしてたんだ?」
「さあ?」
観客席ではシゲルと三沢が十代が遅れたことに関して首を傾げていた。
ここまで時間がかかるほどトイレは遠くなく、しかも亮が探しに行ったきりだった。
『役者がそろったところで再確認するノーネ!!現在アカデミア代表が2勝しており!!ライフポイント差は2100!!次にシニョール万丈目がライフポイント2150以上で勝利すればノース校の勝利!!シニョール十代は2050以下までライフを削る、もしくはシニョール万丈目に勝利すればアカデミア校の勝利なノーネ!!
では、デュエル開始!!』
「「デュエル!!」」
―エントランス―
全員がデュエルリングに行ったエントランスは人気が無く、4人の男女しかいなかった。
その内の2人――クロノと亮は対峙して、デュエルを開始した。
―クロノのターン―
「僕のターン!!手札から氷結界の軍師を攻撃表示で召喚!!」
氷結界の軍師/ATK1600
フィールドに笠を被った老人が現れた。するとクロノは手札を一枚墓地に送った。
「軍師の効果発動!!手札の氷結界と名のついたモンスターを墓地に送ることでカードを1枚ドローする!!」
アースラ艦内でのシゲルとの戦いで同じ行動、そして墓地に送ったモンスターを蘇生するコンボをやっていたが、誰もそのことを知らない。
「更に今ドローした大波小波を発動!!フィールド上の水属性モンスターを全て破壊し、その数だけ手札の水属性モンスターを特殊召喚する!!」
「効果により軍師を破壊し、手札から氷結界の虎将ガンターラを特殊召喚する!!」
フィールドの軍師が消えるとスキンヘッドの屈強な男性が現れた。
ガンターラ/ATK2800
「カードを伏せ、エンドフェイズにガンターラの効果発動!!墓地の氷結界の虎将グルナードを特殊召喚する!!」
グルナード/ATK2800
今度は鎧を身に纏った虎将が現れた。しかも1ターンでこの2体の上級モンスターを揃えたクロノはただ者では無い事に亮は気付いていた。
クロノ
LP4000 手札1枚
ガンターラ/ATK2700 グルナード/ATK2800
伏せカード1枚
わずか1ターンで場を整えたクロノになのはと紫苑は驚くばかりだった。
だが――恐らくクロノは知らない。
―亮のターン―
「俺のターン、ドロー」
今相手にしてるのが、学園最強と呼ばれている男だと――
「アースクエイクを発動。効果によりフィールドのモンスター全ての表示形式を守備表示に変更する!」
フィールド全体に巨大な揺れが発生するとガンターラとグルナードが体勢を崩した。
ガンターラ/ATK2700→DEF2000
グルナード/ATK2800→DEF1000
「更に手札より、融合を発動!!」
「いきなり…!?」
亮はわずか1ターン目で融合を発動させた。
だが、よくよく考えてみれば十代が初手で融合を行う方が多い気がするのだが、そのことに気づいている人はいなかった。
「手札の2体のサイバードラゴンを融合…現れろ、サイバー・ツイン・ドラゴン!!」
フィールドに双頭を持つサイバー・ドラゴンが現れた。
これがカイザーと呼ばれる一つの理由――ドローの引き運だ。
サイバー・ツイン・ドラゴン/ATK2800
「バトル!サイバー・ツイン・ドラゴンで氷結界の虎将ガンターラに攻撃!!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」
「クッ…!!(ガンターラに攻撃するならアースクエイクを発動しない方がダメージがあった、プレイミスか…!?)」
クロノは破壊されるガンターラを見てそう思っていた。だが、カイザーが狙っているのはダメージではない。
更なる破壊だった。
「サイバー・ツイン・ドラゴンはバトルフェイズ中に2回攻撃することができる」
「なっ…複数回攻撃だと!!」
クロノが亮の説明に驚いていると再びサイバー・ツイン・ドラゴンの口にエネルギーが溜まっていた。
「サイバー・ツイン・ドラゴンで氷結界の虎将グルナードへ攻撃!!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」
「っ…グルナード…!!」
わずか1ターンで揃えた上級モンスターがたった1ターンで全て破壊されてしまった。だがクロノはまだあきらめていなかった。
「リバースカード、奇跡の残照を発動!!戦闘破壊されたモンスターを1体特殊召喚する!!グルナードを特殊召喚!!」
グルナード/ATK2800
フィールドに再び氷の鎧を纏った武将が現れた。
それを見た亮は残っていた手札のカードを2枚伏せた
「カードを伏せて、ターンエンドだ」
亮
LP4000 手札0枚
サイバー・ツイン・ドラゴン/ATK2800
伏せカード2枚
―クロノのターン―
「僕のターン!!手札から氷結界の輸送部隊を召喚!!効果発動!!」
氷結界の輸送部隊/DEF200
「墓地のガンターラと軍師をデッキに戻して、互いにカードを1枚ドロー!!」
「……(これは…)」
引いたカードを見て亮は口元を緩めた。
だがそれに気付かないクロノは引いたカードをそのまま場に出した。
「グルナードが場にいる時、通常召喚とは別に氷結界と名のついたモンスターを召喚できる!!氷結界の守護陣を守備表示で召喚!!」
氷結界の守護陣/DEF1600
フィールドに獣の様なモンスターが現れた。すると守護陣の周囲からうすい膜の様な物が現れ、クロノ場のモンスターを包んだ。
「守護陣が場にいる時他に氷結界がいると、お前は守護陣の守備力以上の攻撃力を持つモンスターは攻撃できない!!」
「ロックか…が、甘いな」
亮の言うとおり、ロックにしては甘い効果だった。だがそういても、今の状況でそれを突破するカードがないのも事実だった。
「っ…カードを伏せてターン終了!!」
クロノ
LP4000 手札0枚
グルナード/ATK2800 守護陣/DEF1600 輸送部隊/DEF200
伏せカード1枚
―亮のターン―
「俺のターン」
引いたカード、そして先程輸送部隊でドローしたカードは両方共罠カードだった。
大嵐なども怖いがそれで出し惜しみしても勝てない可能性があった。
「…カードを2枚伏せてターンエンドだ」
亮
LP4000 手札0枚
サイバー・ツイン・ドラゴン/ATK2800
伏せカード4枚
―クロノのターン―
「僕のターン!!魔法カード氷結の宝札を発動!!場の氷結界と名のついたモンスター1体につき、カードを1枚ドローする!!場には3体いる!!3枚ドロー!!」
氷結の宝札
通常魔法
このカードが自分の手札が他に無い時のみ発動できる。
自分フィールド上の「氷結界」と名のついた
モンスター1体につきカードを1枚ドローする。
「氷結界の宝札」は1ターンに1度しか発動できない。
「(来た!!)手札から氷結界の番人ブリズドを召喚!!さらにグルナードの効果で氷結界の軍師を召喚!!」
ブリズド/ATK300
軍師/ATK1600
一気にフィールドに氷の鎧を纏った武士と氷の鳥の様なモンスターが現れた。だがサイバー・ツイン・ドラゴンに届かない。
「軍師の効果発動!!ガンターラを墓地に送ってドロー!!」
しかし亮は感じていた――
「(このターン…来る!!)」
「レベル1の氷結界の番人ブリズドとレベル1の氷結界の輸送部隊とレベル4の氷結界の軍師にレベル3の氷結界の守護陣をチューニング!!
大気に潜む無尽の水よ!!氷点の槍となりて静寂を貫け!!」
☆1 + ☆1 + ☆4 + ☆3 = ☆9
「シンクロ召喚!!不浄を払え、氷結界の龍トリシューラ!!」
トリシューラ/ATK2700
フィールドに自身の持つサイバー・エンド・ドラゴンや先ほど見たトライデント・ドラギオンと同じ3つ首の氷の龍が現れた。
「シンクロ召喚だと…だが、俺のサイバー・ツインの攻撃力には届いてない」
「トリシューラの効果発動!!シンクロ召喚成功時相手のフィールド・手札・墓地のカードをそれぞれ一枚除外する!!」
「っ!?」
トリシューラの3つ首から強力な冷気が発生するとサイバー・ツインは凍りついた。
しかし、氷は砕け無かった。
「リバース罠、異次元封鎖だ。俺の場のカードはこのターン除外されることはない」
異次元封鎖
通常罠
このターン、フィールド上のカードは除外されない。
「クソ…だが、墓地のサイバー・ドラゴンを除外!!バトル!!グルナードでサイバー・ツイン・ドラゴンに攻撃!!!!」
「っ…相打ちか…!!」
ガンターラは剣をサイバー・ツインにつきたてるが、負けじとサイバー・ツインもエネルギー弾でガンターラを迎撃した。
「やれ!!トリシューラで直接攻撃!!」
トリシューラの口から放たれた大量の冷気――それに亮の服の一部が凍りついた。
「ぐっ!?馬鹿な…ダメージが実際に起こるだと…!!」
亮/LP4000→1300
だが、今までの彼らの行動――そしてツバキたちが隠していることを考えるとこのあと何が起こっても不思議ではなかった。
もしかするとこういう状況に巻き込みたくなかったのかもしれない。
「まだ俺は戦える…!!」
「だが、もうお前に逆転する手はない!!メインフェイズ2で再氷結を発!!」
再氷結
魔法カード
メインフェイズ2でのみ発動することができる。
このターン戦闘で相手モンスターを破壊した場合、
そのモンスターの攻撃力以下のモンスターを特殊召喚することができる。
「ガンターラを特殊召喚し、ターンエンド!!エンドフェイズ、墓地のグルナードを特殊召喚!!」
ガンターラ/ATK2700
グルナード/ATK2800
クロノ
LP4000 手札1枚
グルナード/ATK2800 トリシューラ/ATK2700 ガンターラ/ATK2700
伏せカード1枚
―亮のターン―
「俺のターン、ドローフェイズ時にリバース罠を発動!!」
「このタイミングで…?」
亮はカードを引く前に伏せカードを使った。
「貪欲の宝札!!」
それは――逆転の一手。
「貪欲の…宝札?」
みた事の無いカードにクロノは首を傾げた。貪欲と言えば墓地のカードを回収する「貪欲な壺」だが、宝札とは――
「ドローフェイズ時俺の手札が0の場合、ドローを放棄しカードを互いに6枚までドローする!!」
「っ!?なんだそのドロー補助カードは!?」
確かにこれで一気に手札を補充した2人。しかしこれだとクロノにも手札が増える諸刃の剣だ――
貪欲の宝札
通常罠
自分の手札が0枚の時のみ自分のターンのドローフェイズ時発動できる。
ドローフェイズのドローをスキップし、互いにカードを6枚になる様にドローする。
「そしてスタンバイフェイズ、無謀な欲張りを発動!!カードを2枚ドローし、その後2ターンの間俺はドローフェイズをスキップする。」
これで亮の手札が8枚。そうなるとどういう手で来るのかが全くわからなくなる。
「見せてやる…サイバー流の力を!!手札から融合回収を発動!!墓地のサイバー・ドラゴンと融合を回収する!!そしてサイバー・ドラゴン・ツヴァイを召喚!!」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ/ATK1500
フィールドにサイバー・ドラゴンよりも一回りほど小さい機械龍が現れた。だが、召喚成功した途端どんどん小さくなっていた。
「リバースカードミニチュアライズを発動!!フィールドの攻撃力1000以上のモンスター1体のレベルを1と攻撃力1000下げる!!」
「自分のモンスターの攻撃力を下げた…!?」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ/ATK1500→500
亮は自分のカードで自分のモンスターを弱体化した。一見不利にしている様に見えるが――それが新たな戦術だった。
「手札より機械複製術を発動!!攻撃力500以下の機械族モンスターと同名カードをデッキより2体まで特殊召喚する!!」
「攻撃力500…その為に自分のモンスターを…!!」
機械複製術に効果により、ミニチュアライズよりも一回りほど大きいサイバー・ドラゴン・ツヴァイが2体並んだ。
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ/ATK1500
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ/ATK1500
「そして手札の魔法カードを見せることによって、サイバー・ドラゴン・ツヴァイはサイバー・ドラゴンとして扱う、手札の融合を見せる!!」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ→サイバー・ドラゴン
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ→サイバー・ドラゴン
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ→サイバー・ドラゴン
こうして除外されているサイバー・ドラゴンがいるにもかかわらずフィールドに3体のサイバー・ドラゴンが並んだ。
「マジック・プランターを発動!!ミニチュアライズを破壊し、カードを2枚ドロー!!」
「一体どれだけドローするんだ…」
サイバー・ドラゴン・ツヴァイ(サイバー・ドラゴン)/ATK500→1500
クロノはそう呆れていた。このターンだけですでに10枚のカードをドローしているので無理もないが。
「融合を発動!!場の3体のサイバー・ドラゴンを融合!!現れろ…サイバー・エンド・ドラゴン!!」
フィールドに3つ首を持つ機械龍が現れた。その威圧感にクロノは一歩下がってしまった。
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000
「こ、攻撃力…4000…!?」
手札0、おまけにライフも少ない状況から一気に自身のエースカードを召喚した亮。だが、彼の猛攻はまだ止まらない。
「手札からDDRを発動!!手札のサイバー・フェニックスを墓地へ送り、除外されているサイバー・ドラゴンを特殊召喚!!」
サイバー・ドラゴン/ATK2100
「そして手札よりフィールド魔法、フュージョンゲートを発動!!」
「フュージョン・ゲート…?確か融合を使わず、融合召喚を行うカード…なぜさっき使わなかった…!?」
その答えはすぐにわかる。だが、クロノは自らに迫っている危機に全く気づかなかった。
「手札の2体のサイバー・ドラゴンと、場のサイバー・ドラゴンを除外しサイバー・エンド・ドラゴンを召喚!!」
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000
亮の場に2体目の三つ首機械龍が現れた。それを見てクロノは一歩引いてしまった。
「ば、バカな…攻撃力4000が…2体も…!?」
最早圧巻の一言しかなかった。たった手札0の伏せカード3枚から此処まで巻き返したのだ。これでゲームエンドが狙える。
だが、亮の目指す先はその上を行っていた。
「先程言っていた質問だが…俺はこのデュエル、絶対に負けられない。その為…本気で行かせてもらう!!ライフを半分払い、速攻魔法サイバネティック・フュージョン・サポートを発動!!」
「サポート…?一体何をする気だ!?」
亮/LP1300→650
そうクロノが言った時、何故か亮の場にサイバー・ドラゴン・ツヴァイが3体現れた。
「サイバネティック・フュージョン・サポートは機械族の融合召喚を行う時墓地のカードを素材として融合召喚ができる!!」
「!?」
サイバネティック・フュージョン・サポート
速攻魔法
自分のライフポイントを半分払って発動する。
このターンに機械族融合モンスター1体を融合召喚する場合、
手札または自分フィールド上の融合素材モンスターを墓地に送る代わりに、
自分の墓地に存在する融合素材モンスターをゲームから除外する事ができる。
そしてサイバー・ドラゴン・ツヴァイはフィールドで手札の魔法を見せることで
、そして墓地だと無条件でサイバー・ドラゴンとして扱う。
すると3体のサイバー・ドラゴン・ツヴァイは歪んで一体のモンスターを生みだした。
「現れろ…サイバー・エンド・ドラゴン!!」
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000
「こ、攻撃力4000が3体…!?」
「さすがカイザーですね」
なのはが今現在の状況を見て驚いていると、紫苑は静かにそう言った。
※色々とやったので状況確認です
亮
LP650 手札1枚
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000 サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000 サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000
伏せカード無し
フュージョン・ゲート
クロノ
LP4000 手札6枚
氷結界の虎将グルナード/ATK2800 氷結界の龍トリシューラ/ATK2700 氷結界の虎将ガンターラ/ATK2700
伏せカード1枚
既にクロノは顔面蒼白になっていた。勝てると確信した前のターンから嘘のように無情の攻撃力4000のモンスターが3体。
合計ダメージは1200+1300+1300=3800とまだ少し残っていた。
そしてクロノの手札でなんとか逆転が――
「悪いがこれで終わりだ。速攻魔法リミッター解除!!」
「なっ…!?」
Q.どうなるの?
「効果により場のサイバー・エンド・ドラゴンは攻撃力を2倍となる!!」
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000→8000
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000→8000
サイバー・エンド・ドラゴン/ATK4000→8000
A.こうなる
「「「攻撃力8000(なの)!!!?」」」
「バトル!!3体のサイバー・エンド・ドラゴンで攻撃!!エターナル・エヴォリューション・バースト!!サンレンダァ!!!」
一撃目がトリシューラへ向かっていた。トリシューラが必死に攻撃を防ごうとするが、難なく破壊される。
「うわぁぁぁぁぁぁああぁ!!!!!」
クロノ/LP4000→-1300
一撃目で既にクロノのライフは0だった。だが既に攻撃宣言が完了している2体のサイバー・エンドは攻撃を止めない――いや、止めれない
2撃目がガンターラへと向かっていた。ガンターラも難なく破壊された。
「グッ、がぁ、ああぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁあぁ!!!!!」
クロノ/LP-1300→-6600
最早クロノは立っているのがやっとだった。だが無情にも最後の攻撃がグルナードへ向かっていた。
グルナードは持っていた剣でサイバー・エンド・ドラゴンに反撃しようとするが跡形もなく吹き飛んだ。
クロノ/LP-6600→-11800
「ァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
甲高い悲鳴を上げてクロノは吹き飛ばされた。
そして反対側の壁まで吹き飛んだ。
「クロノ君!!」
なのはは吹き飛ばされたクロノの元へと向かった。すると紫苑のバインドが消えた。
「助かりました、礼を言います」
「構わん…それにしても奴らはなんだ?」
亮が消えたクロノとなのはのいた場所を見てそう聞いた。だが紫苑は俯いて、なにも言わなかった。
―デュエルリング―
「行け!!フレイムウイングマン!!フレイムシュート!!」
「うわぁぁぁぁあぁ!!!!」
万丈目/LP2800→1600
「やった!!フレイムウイングマンがアームドドラゴンを倒した!!」
「さらにフレイムウィングマンの効果で十代の勝ちだな」
翔の言葉に剣都がそう言うとフレイムウイングマンの龍の様なの右腕が万丈目の目の前で開いた。
「う、うわぁぁああああ!!!」
万丈目/LP1600→0
十代が万丈目に勝った途端、万丈目の兄の2人が万丈目に激昂していた。
「たく…どの時代でも家の名前が大事なのか?」
「仕方が無いわ。万丈目君の家はそういうとこなのよ」
シゲルの言葉に明日香がそう応えると等々兄達の堪忍袋の緒が切れたのか万丈目の胸倉を掴んでいた。
「ありゃやばいな」
「行こう!!」
ユウの言葉に全員がリングへと降りて行った。観客席から飛び降りて行ったのでわずか15秒で到着した――あとで先生等のお仕置きがあるが。
「やめろあんた達!!万丈目は一生懸命戦ったんだ!!」
「他人が我ら兄弟の事に口出しするのか」
「第一、このデュエルにどれほどの金を賭けたと思っている!!」
「こいつは、俺達の顔に泥を塗ったのだ!!」
簡単に言うと他人は関係ないという風なことだが――ツバキは悲しそうに言った。
「兄弟だからなに?負けたから怒るの?一生懸命頑張った人の気持ちも考えないでそんなの事いうの!?」
「小娘が…黙って「いいぞいいぞ!!」っ!?」
ツバキの言葉に兄の片方がそう悪態をつくが、それを遮ってノース校の一人がそう叫んだ。ツバキをたたえるような声だ――しかもそれを皮切りにどんどん大きくなっていた。……しかもアカデミアからもその声が上がっていた。
「兄さん達…もう、帰ってくれ」
「っ…!見損なったぞ、準!!」
そういい捨てると2人はズンズンとリングを後にした。
「万丈目…」
「………あれ?そういや紫苑は?」
「……あぁぁ~!!!」
ユウがこの場にいない紫苑に今さら気付いた。
すると十代が思い出したように声を上げた。
「そ、そうだった!!紫苑が!!」
「私がどうかしましたか?」
十代が急いで何処かに向かおうとすると、その十代の目の前に――紫苑と亮がいた。
「し、紫苑…大丈夫だったのか?」
「ええ…まあ、何とか…」
―レッド寮食堂―
万丈目がアカデミアに残ると決意したことでアカデミアはお祭り騒ぎだった。
だがレッド寮周辺はいつもと変わらず静かだった。
一先ずおもなメンバー達が集まってなにがあったのか、亮が説明をした。
「それでだ……翔、それにお前達も…なにに関わっている?」
「お兄さん……」
亮が真っ直ぐ翔を見ている――そんな亮の前に一枚のカードが滑り込んできた。
「…?」
それに目をやるが、何も書かれておらず絵柄も無かった。
「説明するには…そのカードの事から話す必要がある」
シゲルが学園最強と言われた男に自分達の戦いの事を説明し始めた。
―アースラ―
「それでなのはさん、貴女はどういう事をしたのか分かりますね?」
「はい…」
クロノを連れて帰ったなのはだが、その後リンディの説教を受けていた。
独断行動・命令無視、そして敵である紫苑に勝手に会った。
傍から見れば裏切り行動ともとれる事をしたのだ。
「で、なのはさん。なぜ彼女に会ったんですか?聖牙君達ならまだ分からなくもないですが…なぜですか?」
「約束を…あの時、あの子が言ってた願いを叶えてあげたかった…」
それを聞いたリンディはあごに手を当て考えていた。
「なぜ彼女がそういった事を…?」
リンディがそう聞くとなのはは泣きながら説明をした。
「ひぐっ…紫苑ちゃんが…管理局に…人体実験の素体にされて…ひぐっ……管理局の私とは…敵になるって…」
「…………(まさか…此処で管理局の闇が関係してくるとはね…)」
アースラ内では一番管理局と関わってきたリンディは管理局上層部の不正事項を聞いた事があった。
だがそれはあくまで噂、本当かどうなのか分からない。
「…なのはさん。こんなことを言った人を知ってますか?」
「ふぇ…?」
リンディはなのはの目を見てこう言った。
「『言葉にしなきゃ分からない』」
「あ……」
そう、それはなのはがフェイトと戦った時に言った言葉だった。
「なのはさんの気持ち…紫苑さんに言葉にしないと分からないのでは?」
「……そうなの。言葉にしないと…」
そう言ったなのはの目にはもう迷いが無かった。だが――
「ですが、勝手な行動したので3日間部屋から出てはなりませんよ★」
「にゃ!?」
―レッド寮―
一通り説明し、ついでに十代達に例の力と精霊界についても説明した。
始終十代のテンションが上がりっぱなしだったというのは言わずとも分かる事だが…
「なるほどな…だからこうなった訳か…」
亮がそう言って見せたのはいまだに凍っている服の裾だった。
トリシューラの直接攻撃で喰らった実際のダメージだ。
「………俺は今年度で卒業する。できる事が少ないが手を貸そう」
「…いいのか?カイザー」
亮の言葉に剣都がそう聞くと亮は不敵な笑みを浮かべた。
「やつの戦いで俺が感じた気持ちの昂ぶり…それがなんなのか俺は知りたい…!!」
ツバキ「前回のあとがきと…今回の前書きに書いてあるのって?」
クロノが召喚したトリシューラはこれを書いていた2011年当時は制限カードだった。けど今だと禁止カード。
前回と違って今回は明確な終わりがあるから変更は無理だった。
ユウ「終わり?」
自分の書くスタイルとしては決め手を決めてるんだよね、今回だとサイバー・エンド3体で倒すってかんじに。そのためにはこの流れしかないんだよな…
書き直すにしても時間がないから
シゲル「じゃあ、前回は?」
あれはものの30分で書き直した。とにかくボコボコにするという感じで。
剱都「で。どんだけドローするんだよ…」
本当にカードの枚数が足りなかった……天よりの宝札使いたかったけど、ここのルールとしては『アニメオリジナル以外のカードは原則OCG』だから使えなかった…
シゲル「謎の効果変更だからな…」
そして、あのカード『貪欲な宝札』はおそらく今後一度も出ないと思います。
剱都「猛威を振るったからな…」
そしてカイザーの仲間入り。
ユウ「すごい戦力だね」
ただ、おそらく戦う回数は十代達より少ないだろうね。
次回予告
慌ただしたかった学園生活にも慣れ始めた一年生。
そしてシンクロモンスターという新たな戦術に悩む生徒たちに学園はとあるイベントを開催した。
「「「夏祭り?」」」
戦いに疲れたメンバーはその傷を癒すために楽しんでいた。
だが別の戦い(?)が…
「べ、別にあんたの為じゃないわ。気にしないでよ」
そして催されたタッグトーナメント。
第一章終幕夏祭り
最強カードは「融合」
シゲル「やっと1章か…」
約三分の一だね…