遊戯王GX~ノーバディ・レコード~   作:銀猫

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turn45 ソウル シゲルVSリンディ

 

 

 

 

―シゲルVSリンディ―

 

「へぇ…てめぇも戦うのか」

「こうして誰かと1VS1になるのは…そうね、私が提督になる前…あの子(クロノ)が生まれる前ね」

 

 

そう言ったリンディはいつもの提督専用の服装ではなく、何処かの社交パーティに行くような自身の緑の髪によく合ったエメラルドグリーンのドレス状の服を着ていた。

 

 

「…獣斬繁、最後に聞きます。降伏する気はありませんか?」

 

拒否(ノー)だ、やる前から諦めるような性質ではないんでな。それに…あいつらが頑張ってるのに俺だけドロップアウトってのは無しだ」

 

その言葉を聞いたリンディはどこか悲しそうに表情を曇らせた。だがすぐに腕に嵌めたデュエルディスクを起動させると構えた。

 

 

「「デュエル!!」」

 

―シゲルのターン―

 

「俺のターン!!(つってもあいつのデッキ内容は全くなんだよな…紫苑すら知らんかったら手の打ちようがねぇし…様子見だな)俺はダーク・リゾネーターを召喚」

 

 

ダーク・リゾネーター/DEF300

 

 

フィールドにお馴染となった悪魔が現れた。あまり使われていないが一度だけ戦闘で破壊されない効果を持っているため壁にも使われるのだ。

 

 

「カードを2枚セットしてターンエンド」

 

シゲル

LP4000 手札3枚

ダーク・リゾネーター/DEF300

伏せカード2枚

 

―リンディのターン―

 

「私のターン、ドローフェイズに手札のA・O・Jレアメタルの効果発動します」

「(A・O・Jか)」

 

A・O・Jは以前戦った事のあるシリーズだ。だがそうと言っても前にディラ執務官との戦いで死にかけているので油断もできない。

 

 

「A・O・Jレアメタルはドローフェイズのドローをスキップし特殊召喚できる!!」

 

 

A・O・Jレアメタル

効果モンスター

星4/闇属性/機械族/ATK1200/DEF1500

このモンスターは通常召喚できない。

自分のターンのドローフェイズ時、ドローをスキップすることで

このモンスターを特殊召喚することができる。

このモンスターはアドバンス召喚の為のリリースには使用できない。

 

 

A・O・Jレアメタル/ATK1200

 

フィールドにダークフレームの様な銀色の四角いモンスターが現れた。

 

するとその両脇にA・O・Jレアメタルが2体並んだ。

 

 

「手札から速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動しました。さあ、あなたも同じモンスターを並べなさい」

「ちっ…ダーク・リゾネーターは1体のみだ。特殊召喚できない」

 

 

シゲルのデッキ――いや、5人全員のデッキは基本的に通称ハイランダーと呼ばれるカードのダブりがない一枚構成に近いモノとなっている。

 

リクルターと呼ばれるデッキから特殊召喚するモンスターが複数とサポートカードが何枚か同じカードが入っているぐらいだった。

 

以前のクロノとの戦いでそのことに気づいていたリンディは躊躇することなく発動することができた。

 

 

 

「手札から魔法カード、チューニング・チューンを発動します!フィールドのレベル4の機械族モンスターをこのターンまでチューナーとして扱います!!」

 

 

チューニング・チューン

通常魔法

自分フィールド上のレベル4・機械族モンスターを1体選択し発動する。

選択したモンスターはフィールドで表側表示で存在する限りチューナーモンスターとして扱う。

このカードを発動しターンは通常召喚を行う事ができない。

 

「おいおい…」

 

これにより、一気にレベル8もしくは12のモンスターが呼ばれる。

 

 

「レベル4のA・O・J レアメタル2体にレベル4のジェネックスをチューニング!!

 

裁きを下す魔の巨人よ、その剣を振り上げ不義を切り裂き光を灯せ!!」

 

☆4 + ☆4 + ☆4 = ☆12

 

「シンクロ召喚!!断罪せよ、A・O・Jジャッジメント・リーゼ!!」

 

 

フィールドに紫苑や十代のE・HEROの様な英雄をかたどった巨大な機械兵が現れた。その手には歪な形の大剣の様な武器が備わっている。

 

 

「ジャッジメント・リーゼの効果発動!!シンクロ召喚に成功したとき、フィールドのA・O・Jと名の付いたモンスター以外のモンスターを全て破壊する!!」

「なっ…!?」

 

 

するとフィールドのダーク・リゾネーターが音もなく切り裂かれた。

そしてジャッジメント・リーゼの攻撃力は3000――

 

 

「さらに墓地に存在するA・O・Jと名の付くモンスター1体に付き攻撃力が500ポイントアップする!!」

「っ…!!墓地には素材にした3体…つーことは…!!」

 

 

ジャッジメント・リーゼ/ATK3000→4500

 

一気にワンキルできるほどの攻撃力まで上がった。しかも今現在シゲルのフィールドにモンスターは存在しない。

 

 

「バトル!!ジャッジメント・リーゼでダイレクトアタック!!」

 

「速攻魔法、音叉調律!!手札のカードを1枚墓地…剣闘獣スパルディクスを墓地に送りデッキからリゾネーターと名のついたモンスターを1体特殊召喚する!!クロック・リゾネーターを守備表示で召喚する!!」

 

 

クロック・リゾネーター/DEF600

 

 

フィールドに先程破壊されたような悪魔が時計の様な物を背負って現れた。クロック・リゾネーターは守備表示でいる時1度だけ破壊されない効果を持っている。

 

「防がれた…カードを一枚伏せてターンエンドします」

 

 

リンディ

LP4000 手札1枚

ジャッジメント・リーゼ/ATK4500

伏せカード1枚

 

 

―シゲルのターン―

 

「俺のターン!!(レベル12で召喚時の効果のみってのは流石にねぇな…守備力が0ってのは妥協点だとしてもまだ何かあるだろうしな…)俺は剣闘獣セクトルを通常召喚!!そしてレベル4のセクトルにレベル3のクロック・リゾネーターをチューニング!!

 

獣の魂を受け継ぐものよ、立ち塞がる敵を破壊せよ!!」

 

 

☆3+☆4=☆7

 

「シンクロ召喚!!剣闘獣フレイム・ファング!!」

 

 

フレイム・ファング/ATK2400

 

フィールドにシゲルがこの世界で初めてシンクロ召喚を行ったモンスターが現れた。ブラック・デーモンズとの戦いと同じ様に赤いの体の狼が現れた。

 

 

「フレイム・ファングの効果発動!!シンクロ召喚成功時墓地の剣闘獣と名のついたモンスターを1体選択し、そのモンスターの攻撃力分攻撃力がアップする!!スパルディクスを選択し攻撃力を2200ポイントアップ!!」

 

 

フレイム・ファング/ATK2400→4600

 

 

「バトルフェイズ!!フレイム・ファングでジャッジメント・リーゼに攻撃!!ファイアバイト!!」

 

フレイム・ファングの牙が炎を噴き出した。そしてそのままジャッジメント・リーゼの方に飛びかかった。

 

「リバーストラップ、ツイン・ボルテクスを発動!!自分フィールドの機械族モンスター及び相手フィールドのモンスター1体を破壊する!!」

 

「自分のモンスターもろとも…!?」

 

 

そう言った時はすでに、ジャッジメント・リーゼが暴発した。それに巻き込まれフレイム・ファングが苦しそうに雄叫びをあげた。

 

 

「クッ…フレイム・ファングが…」

 

「ジャッジメント・リーゼの効果発動!!カード効果で破壊される場合墓地のA・O・Jと名の付いたモンスターを除外することで破壊を無効にする!!」

 

 

A・O・J ジャッジメント・リーゼ

シンクロモンスター

星12/闇属性/機械族/ATK3000/DEF/0

機械族のチューナー1体+A・O・Jと名のついたモンスター2体以上

このカードがシンクロ召喚に成功したとき、フィールド上に存在する

A・O・Jと名のついたモンスター以外のモンスターをすべて破壊する。

このモンスターの攻撃力は墓地に存在する「A・O・J」と名の付いたモンスター

1体につき500ポイントアップする。

ダメージステップ後、このカードと戦闘を行った相手モンスター1体を破壊する。

このカードがカード効果で破壊される時、墓地に存在するモンスター

をゲームから除外することで破壊を無効にする。

このカードは戦闘では破壊されない。

 

ジャッジメント・リーゼ/ATK4500→4000

 

 

「っ…!!(不味い…!!)」

 

シゲルはこの状況に毛が逆立った。今の自分の状況――

 

 

「クソ…ッ…俺は……ターンエンド…」

 

 

ディラの時以上の危機だ。

 

 

シゲル

LP4000 手札2枚

モンスター無し

伏せカード1枚

 

 

―リンディのターン―

 

 

「私のターン!!手札から魔法カードサイクロン!!その伏せカードを破壊します!!」

 

「チェーン発動、眠る魂の咆哮!!フィールド及び墓地の剣闘獣を融合させる!!墓地のスパルディクスとセクトルを除外して剣闘獣ゲオルディアスを特殊召喚!!」

 

 

フィールドに装備を施されているスパルディクスが現れた。しかしゲオルディアスだとしてもジャッジメント・リーゼには敵わなかった。

 

ゲオルディアス/DEF1500

 

 

「かわされた…ですが、魔法カードストライク・チューンを発動!!デッキの一番上のカード…A・O・Jアンリミッターを墓地に送りジャッジメント・リーゼに貫通能力を付加さ、さらに墓地にA・O・Jが増えた事により攻撃力が上昇します!!」

 

「っ…!!」

 

 

ストライク・チューン

通常魔法

デッキの一番上のカードを一枚墓地に送り、自分フィールド上の機械族モンスターを選択し発動する。

選択したモンスターはエンドフェイズまで以下の効果を得る。

●選択したモンスターが守備モンスターを攻撃した場合、その攻撃力が守備力を上回っていた場合、その分だけ戦闘ダメージを与える。

 

 

ジャッジメント・リーゼ/ATK4000→4500

 

 

 

『提督』

 

それがリンディの役職だ。少なくとも『艇』と呼ばれる空間の中でその名は一番上に存在するはずだ。その名は飾りでなければこうとも考えられる。

 

 

 

『艦内最強』

 

 

それが――目の前にいると実感したシゲル、だがそれはもう遅い。

 

「バトルフェイズ!!ジャッジメント・リーゼでゲオルディアスに攻撃!!」

「クッ…ああああああああああああ!!」

 

 

シゲル/LP4000→1000

 

 

ジャッジメント・リーゼは持っている歪な剣をゲオルディアス、そしてシゲルに向かって振り下げた。そしてこれも実際のダメージのデュエルだ――貫通能力もだ。

 

―ドゴォォォォォォォォン!!!!!―

 

「なっ…!!?(まさかこれほどの力とは…)」

 

 

それにより一帯の地面が抉れた。その光景にリンディは呆然としていたが、その顔を見てシゲルは疑問に思った。こうなるとは普通に考えて考えられるはずだった。

 

 

「ぺっ…(口ん中切れてやがる…それに右足もズキズキ痛みやがる…が、何だあのモンスター…墓地のA・O・Jが増えるたびに強化なんて……戦いの精霊(ヴァルキリー)よりも性質(タチ)の悪いモンスターだな…)」

 

「だ、大丈夫!?」

 

 

ゲオルディアスを破壊され、立ち上がりながらジャッジメント・リーゼを睨んでいるシゲルにリンディが心配そうに声をかけた。それに一瞬シゲルは気の抜けた声が出かけた。

 

 

「…あ?大丈夫って何の話だ?」

 

「え、そ、その怪我…」

 

 

リンディが指差したのは――

 

 

 

「ギッ…がっ…――!?」

 

 

 

 

腕があらぬ方向へ曲がり、指先に力が入らない左腕だった。

 

 

「――あああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

 

それよりも右足の痛みの方が大きかったが、骨折の痛みはなった瞬間などは全く気付かない。頭で意識し、それを認知した時初めて脳に激痛が認識される。

 

 

 

「うっああああ―――――――!!!」

 

 

シゲルは唇を噛みしめ、痛みをこらえた。が、骨折しているという事実は変わらない。左腕は動かず、左手で持っていた手札は地面に散らばっている。

 

 

「っ…(不味いな…手札が持てねぇ……)」

 

 

デュエルディスクを嵌めた腕、もしくはシートなどでデッキを置いた方とは逆の腕――基本的に左腕で手札を持つ。

 

左腕が使えなくなると手札も持てず、ディスクにカードをセットすることすらできなくなる。

 

彼の特異的な体質だが、それは『死にかければ』さらに回復力が増す。

だが、裏を返せば命に別状がない骨折などは治りは常人と同じぐらいなのだ。

 

 

「ちくしょう…!!」

 

 

 

「シゲルっ!!」

 

 

自らの不甲斐なさに悔しがっているシゲルに森の中からジュンコが現れた、だがそのシゲルの状況を見て息を呑んだ。

 

あまりに強力すぎるモンスター、そしてシゲルのフィールド・ライフ・手札――その手札を持つはずだった左腕の状態。

 

「シゲル…あんた、その腕…」

 

「…折れ…てる…だけだ」

 

ぶっきらぼうそう言ってシゲルはカードを拾おうとしたのだが前屈みになると振り子のようにぶらついている左腕が傷んでカードが拾えなかった。

 

 

「折れてるだけだって…あんたねぇ!!」

「っ…なにしてるんだ」

 

そう言ってジュンコは持ちていたシゲルの手札を拾った。そして無理やりシゲルのデュエルディスクを外して自らの腕に付けた。

 

 

 

 

「…ユウから聞いた。あんたとユウ…剱都やツバキみたいな新しい力なんて、何にも持ってないんでしょ」

「…あのお人よし(バカ)…余計な事を…」

 

 

そう、剱都の様な『エンシェントモンスター』やツバキの様な『ダブルチューニング』など持ってない。そして紫苑みたいな『経験』など既に積んであった。

 

それはシゲルだけではなく、ユウもだった。

 

―回想:修行所:修行中―

 

 

「ユウ、シゲル。少しいいか?」

 

ある日、修行を終えて各々やりたい事をやろうとしている時アナトが声をかけた。修行を始めてから『戦いの神』という名を持つ神でもあるため、戦略などに個々でアドバイスすることも珍しくなかった。

 

 

「どうしたんだ?」

 

「…剱都達はすでに新たな力を目覚めてるのは理解しおるな?」

 

 

重々しく聞いたアナト、周囲には誰もおらず3人だけが残っていた。

逆にその雰囲気が更なる重々しさを醸し出していた。

 

 

「…うん、ボクとシゲルはまだ新たな力に目覚めていないけど…ボク達はもう自分達に勝てるようになってきたよ」

 

 

修行として生み出された自分自身のコピー、それを倒しての新たな力の発現が今回の修行の目的だ。

 

自分自身と戦うとなると五分五分の勝負が続くが、10ヶ月経ってやっと7対3ぐらいの勝率になってきた。その過程で3人は新たな力、新たなカードを発現している。

 

 

「まあ、後の問題はその力の内容とかだけ「それ以前の問題だ」?」

 

 

シゲルの言葉を遮ったアナトはユウとシゲルに以前渡した神のカードを見るように指示した。デッキケースのサイドデッキは普段使用していないためそこに入れているのだが――

 

 

「…?カードが増えてる…」

「ボクも4枚ある…」

 

シゲルの手元には3枚のカード、ユウの手元には4枚のカードがあった。

 

 

「それがお主らの力の根源…とも言うべきかの。もちろんそのうちの1枚は我らのカード…で残りがお主らの具現化した力だ」

 

 

そう言って2人はもう一歩で新たな力を手にする事ができると思った。だが、よくよく考えればおかしい事だ。

 

 

「待て待て、じゃあどうして『白紙』なんだ?剱都やツバキの時はすでにテキストまで書かれているカードが現れたじゃねーか」

 

「それが問題なんだ。理由は分からないが力の『器』だけできている状態、少なくともそれは確実にお前達の力となるのは明白なんだが…」

 

 

『器』しかないカード、ではその中身は?

 

「…此処からは『戦いの神』としての考えだが……お主らは『覚悟』が足り布だと思われる」

 

「覚悟…」

 

 

その言葉にユウはぽつりとつぶやいた。確かに剱都はツバキと紫苑――2人の妹を守るために努力している。

紫苑は元よりアカデミアで管理局と戦える力を求めていた。

ツバキは前々から2人に頼り切っていると思っていた――だから魔法デッキの構築も一人でやったのだ。

 

 

ではユウとシゲルは?

 

 

「お主らは3人と比べて管理局との戦いが多く、その全てに勝っている…それがその気持ちがカードの中身がない理由だとしたら…」

 

「…だが、それならどうするんだ?戦いに覚悟は既に決めている。それ以外になにか覚悟を決めろったってそう簡単にはできねーぞ」

 

 

命をかけるほどの『覚悟』 

それを3人はもうしていた。だがユウとシゲルはその『覚悟』だけだと新たな力が発現しない。

 

代わりの『覚悟』――そんなものホイホイ考えれる訳なかった。

 

 

―回想終了―

 

 

「…で、お前はどうするつもりなんだ?俺のデッキを持って…」

 

「戦ってやるわよ!!ドロー!!」

 

ジュンコはドローしたカードを見た。しかし…

 

「……………………………………………」

 

ジュンコ→( ゜д゜)ポカーン

 

 

剣闘獣は一癖も二癖もあるデッキだ、その上ベーシックな剣闘獣ではなくリゾネーターを組んだシゲルの『同調剣闘獣』はただ手札のカードを使うだけじゃ機能しないのだ。

 

デッキの内容・墓地のカード・除外されているモンスター・手札からの展開・フィールドの状態。全て理解していないと使いこなせないのだ。

 

 

「カ、カードを2枚伏せて剣闘獣ムルミロを守備表示で召喚、ターンエンド!!」

 

ムルミロ/DEF400

 

シゲル(ジュンコ)

LP1000 手札0枚

ムルミロ/DEF400

伏せカード2枚

 

 

先程までの手札で考えるとジュンコは無意識のうちに最善の策を講じていた。伏せられているカードがなんなのか分かってるシゲルは「無意識に俺のデッキ回してやがる…」と恐怖を覚えていた。

 

 

―リンディのターン―

 

「…私のターン、ドロー」

 

 

だがジュンコと違いリンディはあまり激しく戦う意思は無かった。理由は2つ

 

一つは相手がジュンコだったからだ。一般人を巻き込む気は無かったのだがどうも戦う気になる事が出来なかったのだ。

 

そしてもう一つは――

 

 

「(左腕の骨折、右足の内出血…見る限り打ち身してるわね、口の中と頭も少し切れてる…あまり長引かせるのはね…)」

 

 

シゲルの怪我だ。まさかこのドームでここまでの威力が発揮されるとは思っていなかったのか、ジュンコがシゲルのディスクを引っぺがさなかったらサレンダーを強要しようとも考えていたのだ。

 

 

「(まあ、代わりにダメージを受けてくれるのなら…)A・O・Jリサーチャーを召喚!!」

 

 

フィールドに緑色の車の様なモンスターが現れた。

 

 

リサーチャー/ATK1400

 

 

「バトル!!リサーチャーでムルミロへ攻撃!!」

「え、えっと、ど、どうすれば!?」

 

 

 

いまいちカード効果などを理解して無いジュンコは伏せてあるカードについても使用方法が全く分かって無い。

 

そんなジュンコの左腕のディスクに手が伸びた。

 

 

 

「リバース罠、ビースト・ドライブ!!」

「ちょ、シゲル!!」

 

 

ボロボロになりながらも近づいてディスクのボタンを操作したシゲルにジュンコは怒鳴った、これでは自分が代わりになった意味がないからだ。

 

「墓地の剣闘獣と名のついたシンクロモンスターか融合モンスターを除外してこのターン俺のフィールド上のモンスターは破壊されない!!そしてバトルフェイズ終了時にデッキの剣闘獣と名のついたモンスターを1体特殊召喚する!!」

 

 

ビースト・ドライブ

通常罠

相手の攻撃宣言時、自分の墓地に存在する「剣闘獣」と名のついた融合もしくはシンクロモンスターを除外して発動する。

このカードを発動したターン、自分フィールド上のモンスターは戦闘では破壊されない。

またこのターン自分が受ける戦闘ダメージを0にする。

このカードを発動したバトルフェイズ終了時デッキから「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 

 

何処からともなくゲオルディアスが現れ、ムルミロと一体化するとリサーチャーを弾き飛ばした。

 

すると次にムルミロの中から小さなぬいぐるみの様な犬が現れた。

 

 

「ビースト・ドライブの効果で剣闘獣ミラードを、ムルミロの効果で自身をデッキに戻しダーツを特殊召喚!!ダーツの効果でデッキからバリア・リゾネーターを守備表示で召喚!!」

 

ミラード/DEF0

 

ダーツ/ATK1500

 

バリア・リゾネーター/DEF800

 

 

フィールドにモンスターが3体並んだ。その部分だけ見るとさすが剣闘獣としか言い様がなかった。

 

 

だがディスクを持っているジュンコは『勝手なことを!』みたいな目でシゲルを見ていた。

 

 

「仕方ないわね…これでターンエンドよ」

 

 

そんな2人を尻目にリンディはターンエンドを宣言した。

 

 

リンディ

LP4000 手札0枚

ジャッジメント・リーゼ/ATK4500 リサーチャー/ATK1400

伏せカード無し

 

 

―シゲルのターン―

 

「シゲルは退いといて!!」

 

「お前、そのデッキの内容知らないだろ…(まあ、この腕だからな………やるしかねぇか)ジュンコよく聞け」

 

 

そう言ってシゲルはジュンコの腕のディスクからカードを一枚抜きとるとそれをジュンコに持たせた。

 

 

「俺が指示をする、お前はカードをディスクにセットしてくれ」

 

「…分かったわ、任せなさい!!」

 

 

そう言ってジュンコはリンディを見た、がその耳元でシゲルが何かを呟いた。

 

 

「はぁ!?」

 

「心配いらねーよ」

 

 

なんて言ったのか聞こえなかったリンディだったがジュンコの顔が若干赤くなってるのに気付いた。

 

 

「行くぜ、手札から剣闘訓練所を発動!!デッキから剣闘獣ベストロウリィを手札に加え召喚!!フィールドのダーツとベストロウリィをデッキに戻しガイザレスを特殊召喚する!!効果でジャッジメント・リーゼとリサーチャーを破壊!!」

 

「無駄です、ジャッジメント・リーゼの効果で墓地のA・O・Jを1体取り除き破壊を無効!!」

 

そしてリサーチャーが墓地に送られるため実質±0だ。

 

 

 

『あまり無茶するなよ、シゲル…それにジュンコ殿も』

 

「分かってるわよ!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??

 

 

「ジュンコ、どうした?」

 

「はぁ!?あんたが無茶するなと言ったから返したんじゃない!!」

 

 

そのことを聞いたシゲルはガイザレスとなったウリィを見上げた。ウリィも驚いた雰囲気でシゲルを見下ろしている。

 

 

「リンディ、ちょっとタイム」

 

「…はい?」

 

 

シゲルの申し出にポカーンとしたリンディを尻目にジュンコに耳打ちしている。

 

 

「なあ…お前もしかして精霊が見えるのか?」

 

「精霊?」

 

 

ジュンコの反応を見たシゲルは先程の事を考えていた。どうも自覚していないが精霊の事に反応できるようだ。

 

 

「ジュンコ、ガイザレスを見ろ」

 

「ガイザレス?」

 

 

そう言って背後に佇んでいるガイザレスを見上げたジュンコ。そしてシゲルはパチリと目で合図をした。

 

 

『…うむ。儂の声が聞こえるかの?』

 

「……しゃ……しゃ、しゃ…喋t (ムグ!?)」

 

 

驚いて声を上げようとしたジュンコの口をシゲルは右手で塞いだ。それにジュンコは驚いた目でシゲルを見てる。

 

 

「これが精霊だ。こいつはウリィ、俺の相棒だ。詳しい事は後で説明するが普通の奴には見えないんだ」

 

「わ、分かったわ……じゃあさっきから『フリフリ』聞こえる声も精霊なのね」

 

 

 

 

「「…フリフリ?」」

 

 

シゲルの持つ精霊のカードでそんな鳴き声を出す精霊はいない。

するとジュンコはシゲルの腰のカードケースを指さした。

 

 

 

「その中にもあるんでしょ?その精霊のカードっての」

 

「この中?(エクストラ…?ガイザレスはフィールドにあるしソウルはそんな鳴き声じゃねーし…まさか…)」

 

 

デッキケースから取り出したのは例の白紙のカードだ。するとジュンコはそのうちの一枚を指さした。

 

 

「このカードも精霊のカードじゃないの?」

 

「………!!(そうか…ジュンコの覚悟に反応してこのカードが反応したのか……だったらジュンコの覚悟って……俺を守ろうとしてる…ことか?)」

 

 

そう、ジュンコは無理やりシゲルのディスクを奪って守ろうとリンディと対峙した。

『誰かを守る』という覚悟――

 

 

「!!」

 

 

するとそこに一体の悪魔が浮かび上がった。テキストを見ずともわかる、その小さな力にシゲルは少し笑った。

 

 

「…カードに絵が!?え、何今の!?マジック!?どんなマジック!?」

 

「なるほどな…」

 

 

パニックになっているジュンコに対しシゲルは冷静だった。

 

 

ユウもシゲルも修行だと管理局と戦うことしか頭になかった。

 

だが――必要だったのは守る覚悟だった。

 

 

「ジュンコ、お前のおかげで勝てそうだ」

 

「え?え!?」

 

 

驚いて混乱しているジュンコを尻目にシゲルはデュエルを続けた。右腕でカードとディスクを操作している。

 

 

「レベル6のガイザレスにレベル1のバリア・リゾネーターをチューニング!!

獣の命を喰らいし者よ、今ここに全ての魂を喰らい尽くせ!!」

 

 

☆6+☆1=☆7

 

 

「シンクロ召喚!!ソウル・ブラック・ドラゴン!!」

 

『グァァァァァァァァ!!!!』

 

「ソウル…」

 

 

飛び上がったソウルをみたジュンコは静かに呟いた。ディラとの戦いのときにユウが言ってた言葉の意味がやった分かった気がしてるからだ。

 

ソウル・ブラック・ドラゴン/ATK2400

 

 

「リバース罠、スカーレッド・カーペットを発動!!フィールド上にドラゴン族シンクロモンスターが存在する時墓地のリゾネーターを2体まで特殊召喚できる!!効果でバリア・リゾネーターとダーク・リゾネーターを特殊召喚する!!」

 

 

バリア・リゾネーター/DEF800

ダーク・リゾネーター/ATK1300

 

「レベル1の剣闘獣ミラードにレベル1のバリア・リゾネーターをチューニング!!

魂の決意が交わりし時、新たな扉の鍵が生まれる!!」

 

☆1+☆1=☆2

 

「シンクロ召喚!!ブラッディ・リゾネーター!!」

 

『フリ~!!』

 

 

フィールドにその名の通り真っ赤な体のいつもの悪魔が現れた。だがその身に纏っている服状の物が血が滴っている様な感じがした。

 

 

「ブラッディ・リゾネーターはシンクロ素材となる時、他のモンスターのレベルを1つあげる事ができるチューナーだ!!」

「「シンクロモンスターのチューナー!?」」

 

 

ブラッディ・リゾネーター

シンクロモンスター・チューナー

星2/炎属性/悪魔族/ATK1300/DEF300

チューナーモンスター+チューナー以外のモンスター

このカードがシンクロ召喚の素材となる時、他の素材となるモンスター1体のレベルを1つあげる事ができる。

相手ターンのメインフェイズでこのカードを素材にシンクロ召喚することができる。

 

「行くぜ…ジュンコ、合わせろ!!」

 

「え、ええ!!ってキャア!?」

 

すると2人を中心に突風が吹き荒れた。それにジュンコの髪が靡き、周囲の土ぼこりが吹き飛んだ。

 

「…!!(世界の矛盾の証!?)」

 

その時リンディはシゲルの目が赤く輝いているのに気付いた。

 

 

 

「漆黒の魂を持ちし小さき炎よ――」

 

 

ジュンコの言葉に反応して白紙のカードが赤黒く光り出した。

 

 

               「――我が魂を受け更なる業火へ誘え!!」

 

 

シゲルの頭から流れ出した血が一滴、そのカードに滴った。

 

 

 

 

すると、その血が一体のドラゴンをカードに浮かび上がらした。それと同時にブラッディ・リゾネーターが赤いリングに変わるとその中を飛んでいたソウルが8つの星へと変わった。

 

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

 

 

「アクセルシンクロ!!」

「奏でろ!!」

「「ブラッディ・ソウル・ドラゴン!!」」

 

「消えた!?」

 

 

ソウルの姿がリングの中から消えるとフィールド中央、ジャッジメント・リーゼの目の前に赤いリングがトンネルのように出現してその中から一体のドラゴンが飛び出した。

 

 

『グァァァァァァァァ!!!!!』

 

 

その体はソウルよりも一回り大きく、その薄い膜には血管状に赤い線が奔っていた。

 

 

ブラッディ・ソウル・ドラゴン/ATK2800

 

 

―アカデミア屋上―

 

「…あれ~?」

 

戦った相手のやる気を奪うと言う決闘者――もけ夫はそんな呆けた声を出していた。先程まで昼寝をしていたら誰かが来た気がしたのだが誰もいなかったのだ。

 

 

「…まあいいや~」

 

 

そう言ってもけ夫は再び昼寝を再開した。だが屋上にはもけ夫の他にもう一人いたのだ――

 

 

「流石ね」

 

 

遠くに見える黒い龍を見てそう歓喜の声を上げたのは青髪の女性――アラエルだ。

彼女は十代が三幻魔と戦ってる時からこの戦いを眺めていた。

 

 

「もう具現化するとは……」

 

 

 

―再び森―

 

「ブラッディ・ソウル・ドラゴンの効果発動!!1ターンに1度墓地のモンスターを除外して攻撃力を吸収する!!ドレインソウル!!」

 

 

そう言った時墓地からガイザレスがフィールドに現れた。そのままガイザレスから溢れた光がブラッディ・ソウルへと流れて言った。

 

 

ブラッディ・ソウル/ATK2800→5200

 

 

「攻撃力5200!?」

 

「まだだ!!自分フィールド上のモンスターをリリースすることで相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力をリリースしたモンスターの攻撃力分下げる!!ブラッドレディング!!」

 

 

ブラッディ・ソウル・ドラゴン

シンクロモンスター

星10/闇属性/ドラゴン族/ATK2800/DEF2500

「ソウル・ブラック・ドラゴン」+シンクロモンスターのチューナー

以下の効果をそれぞれ1ターンに1度発動することができる。

●自分のメインフェイズ時、自分の墓地に存在する融合・シンクロモンスター1体を除外し、ゲームから除外することで除外したモンスターの攻撃力分このモンスターの攻撃力をアップする。

●自分のバトルフェイズ開始時自分フィールド上のモンスター1体をリリースする事で相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力をリリースしたモンスターの攻撃力分ダウンさせる。

●相手の攻撃宣言時手札を1枚デッキに戻すことで相手の攻撃を無効にする事ができる。

●このモンスターは魔法・罠・モンスターの効果の対象になったとき、墓地に存在するシンクロモンスターを除外することでその効果を無効にして破壊することができる。

 

 

ダークリゾネーターがブラッディソウルに握られると消滅した。そしてブラッディソウルの体のいたるところから血の雨がジャッジメント・リーゼに襲いかかった。

 

ジャッジメント・リーゼ/ATK4500→3200

 

 

「そんな…攻撃力が…で、ですがそれらの効果はこのターンのみのはず!!なら次のターンになれば攻撃力は元に戻る!!」

 

「更に墓地のミラードの効果を発動!!フィールドに存在するシンクロモンスター1体を選択する、そして選択したモンスターは2回攻撃できる!!」

 

 

剣闘獣ミラード

効果モンスター

星1/地属性/獣族/ATK0/DEF0

このカードをデッキに戻して自分フィールド上のシンクロモンスターを1体選択し発動する。

選択したモンスターはこのターン2回攻撃することができる。

このモンスターが「剣闘獣」と名の付くモンスターの効果で特殊召喚に成功した時、チューナーモンスターとして扱う。

 

 

「っ…!!」

 

「そのモンスター…戦闘では破壊されない効果があるんだろ?」

 

 

シゲルの言葉にリンディの目が見開いた。まだ一度も戦闘を行って無い上、効果を全て明かしてもいないはずなのに、だ。

 

 

「どう…して…」

 

「………勘だ」

 

 

シンプルな答えだったがリンディは何故か納得してしまった。

 

 

「ブラッディ・ソウル・ドラゴンでジャッジメント・リーゼに攻撃!!ブラッディ・フレア!!」

 

 

ブラッディ・ソウルの口に血の様に赤黒い炎が集まってそれを鬼界の巨人に向かって放った。

 

 

リンディ/LP4000→2000

 

「クッ…ジャッジメント・リーゼは戦闘では破壊されない!!」

 

「そしてミラードの効果で再び攻撃だ!!」

 

そう言った瞬間ブラッディ・ソウルの口に再び炎が集まった――が、

 

 

「ダメージステップ終了時ジャッジメント・リーゼ最後の効果が発動します!!」

 

「え…!?」

 

 

ジュンコが驚いているうちに黒い炎で身を焼かれていたはずのジャッジメント・リーゼが歪な剣を抜いた。

 

 

「このモンスターと戦闘を行ったモンスターを破壊する!!」

 

「そんな…!!」

 

 

この効果でブラッディ・ソウルが破壊されたら、シゲルに打つ手が無くなる。

それにジュンコが青い顔をしてるがシゲルの表情が変わらない。

 

そうしているうちにジャッジメント・リーゼが歪な剣で攻撃の準備をしているブラッディ・ソウルに切りかかった。

 

 

「キャアァァァッァァ……ぇ…?」

 

 

少なくともジャッジメント・リーゼの一振りでシゲルはこの状態になった。そのことを理解していたジュンコはそのことに恐怖して悲鳴を上げたが、シゲルがジュンコの前に立ちふさがった。

 

 

「言ったろ?『傷つけさせねぇ』ってな」

 

それは先程ジュンコに耳打ちした言葉だ。この時すでにシゲルの『覚悟』が現れていたのだ。

 

 

「ブラッディ・ソウルの効果発動!!墓地のシンクロモンスター、フレイム・ファングを除外して効果を無効にしてそのモンスターを破壊する!!」

「っ!!ぼ、墓地のA・O・Jリサーチャーを除外して破壊を無効にする!!」

 

ジャッジメント・リーゼ/ATK3200→2700

 

「そして、再び攻撃だ!!これでラスト…ブラッディ・フレア!!」

「キャアァァァァァァァァッ!!!!!」

 

 

リンディ/LP2000→0

 

赤黒い炎がジャッジメント・リーゼそしてリンディを包み込んだ。

 

 

「か、勝ったの…?」

 

 

炎が消え、倒れたリンディを見たジュンコがそう言った。しかし――

 

 

「ッ……(左腕が……それに…立ってられねぇ……)」

 

 

シゲルの受けたダメージは大きかった。思えばエピックやブラック・デーモンズ・ドラゴンとの戦いでも同じように大ダメージを喰らった時意識不明の重体となるほどの激痛が走った。

 

それを考えれば今意識があるのは奇跡的だった。

 

―■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■―

 

「「ッ!!!??」」

 

そんな少しゆるんだ空気の中に大地を揺るがすほどの咆哮が上がった。

2人が見た物――

 

「な、なんであれが…!!?」

 

それが何なのか分からないが、ジュンコはそれを見て怯えてしまった。なぜアレがあるのか、それが定かではないが確実にそこで戦ってる親友(ユウ)がいる。

 

 

「…あんなもん見たらな……速く、いかねぇと…っ」

 

「ちょ、あんた!!」

 

 

右足を引きずりながらアレと戦っているはずのユウの元へ行こうとしているシゲルだったがバランスを崩しかけた。それにジュンコが肩を貸す。

 

 

「あんただけであの距離移動できると思ってるの!?たまには頼りなさい!」

 

「…悪りぃ」

 

「(…あの二人、案外お似合いかしら)」

 

 

倒れて動けないでいるが、意識があるリンディは2人の姿を見てそう思った。




シゲル「俺って何回死にかけてるんだ…」
この作品で体を張って仲間を守る存在だから一番死にかける。
だから『特異的な体質』の設定を追加した。
ユウ「どんどんシゲルが魔改造されていくよ…」
ちなみにケガの状態は命に別状がないからその体質で超回復は起こらない。

剱都「早いが、デュエル解説だ」
リンディの使うデッキはディラの使うAOJデッキの上位系だね。
ジャッジメント・リーゼを中心としたパワーと効果破壊デッキ。
紫苑「それにしてはジャッジメント・リーゼ強力すぎませんか?」
ツバキ「そういえば、作者は大半のカードはモチーフにオリジナルカードを作るって言ってたよね?このカードは?」
『にじファン』時代の投稿カード。当時思っていたのは強力すぎるからラスボスにと思っていたんだけど、別でラスボスができたからリンディのエースになった。

シゲル「で、ブラッディ・ソウル・ドラゴン…か…」
イメージはソウルの上位互換。ダメージ量的にはソウルの方が大きいかもしれないけど単体で十分に相手モンスターを吹き飛ばせる。
ユウ「これがシゲルの新たなエース?」
そうだね。『守る覚悟』で出現して、もう本人の意思でデュエル中に召喚することができる。


次回予告
4人がそれぞれの戦いを始めている頃、ユウの目の前に迷える少女が現れた。
だが、その時予期せぬ襲撃者が――

「「「我が贄となるがいい、小娘!!」」」


突如として始まった戦い。
そして召喚されるのは――

「「「我を——――――を召喚!!」」」


最悪の展開。そして倒れるユウ。
そして訪れる――『覚悟』

「光が交わりしき時、砕かれし魂が全てを守る盾となる――!!」


次回turn46 覚悟とスピット
最強カードは「舞姫」
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