―翌日―
紫苑、そして吹雪の元にやってきた雪乃は深い謝罪を行った。
「すいませんでしたわ…」
「いえ…」
しかし紫苑はそのことを全く気にして無かった。
別のところ――自分が書呼吸に陥った事で紫苑は少し悩んでいた。
「あやや…これはなかなかヘビーな状況ですぅ…ネタには持って来いですねぇ…」
「誰だ!!」
部屋の外の独り言が聞こえ、明らかに友好的ではない言葉に吹雪はディスクを持って扉の前に立った。
「ば、ばれちゃいましたぁ…」
「あなたは…確か…」
そこにいたのは瓶底眼鏡のカメラを携えた――
「パパラッチ?」
「って、違います!!私は如月マキですぅ!!」
以前ユウが人知れずカイザーと戦った日、何故か昼食を食べるメンバーに紛れ込んでいたパパラッチもとい自称記者だ。
「で、いいですかぁ?取材させて「「帰りなさい」」はぅ…」
やはり関わるとめんどくさいと思った紫苑の気持ちを汲んでか、吹雪と雪乃は如月を保健室から放り投げた。
それからしばらく3人は話に花を開かせ、そろそろ門限も近くなってきたため2人は帰ろうとした。
―昇降口―
「取材お願いしますぅ!!」
昇降口で待ち構えていた瓶底眼鏡のパパラッチに2りはゲンナリした。
「…断るよ」
「私も」
すると如月は勝ち誇ったかのように何かを2人に渡した。
「ではこれを皆さんにお見せしてもよろしいと言う事ですよねぇ?」
それは彼女の作ったものらしき新聞で――
『失踪した生徒と只ならぬ女子生徒』
そこに書かれていたのは十代と思われる生徒と紫苑の写真が載せられ、2人の事が悪く書かれた嘘っぱちしか書かれてなかった。
「君は…これをどうするつもりだ!!」
「別にぃ~私は私なりに調べてだけですぅ~」
おそらくシゲルや剱都が聞けば狂気乱舞しそうな彼女の台詞に温厚な吹雪もカチンと来た。
「ふふふ…ふ?」
「構えなさい、この似非パパラッチ。あなたが勝てば洗いざらい私達は知ってる事を言うわ、私が勝てばその新聞は即刻処分しなさい」
だがそれ以上に、ブルー女子寮の明日香やジュンコ、ももえと言ったメンバーから5人の人の良さを聞いていた雪乃がいつぞやのツバキの闇化よりも迫力のある迫力で睨んでいた。
「い、いいですよぉ!!」
―保健室―
「……」
紫苑はあの時――雪乃との戦いの事を思い出していた。
「……エアーマン召か…!!」
手元にあったディスクにあの時と同じカードを出そうとして――そのカードが紫苑の足の上へと落ちた。
紫苑の頭の中で何かがノックする。まるでそのカードを使うなと言うように。
「………これは…」
―昇降口前広場―
―如月のターン―
「私のターン!!ライフを2000ポイント支払って終焉のカウントダウンを発動しますぅ!!」
「クッ、また厄介な…」
如月/LP4000→2000
2人の間に火時計が出現した。これは有名な特殊勝利カード――エクゾディア、ウィジャ盤と三大特殊勝利カードとして知られている。
「更にマシュマロンを守備表で召喚ですぅ!!カードを伏せてターンエンドぉ!!」
如月
LP2000 手札2枚
マシュマロン/DEF500
伏せカード2枚
終焉のカウントダウン―count1―
―雪乃のターン―
「私のターン!!けど速攻で倒せば何ともないわ!!」
「おやおやぁ~、じゃあこれはどうですかぁ?リバースカード、永続罠、時の砂時計ぃ!!このカードはターンカウントを数えるカードのカウンターを倍にする!!」
時の砂時計
永続罠
お互いに発動しているターンカウントを数える
カードの増やすターンカウントを2倍にする。
「つまり…あとカウント数が19だからその半分の9、このターン以外で私は5ターンで決着をつけろと言う事わね。手札から永続魔法儀式の檻を発動!!」
雪乃周囲に彼女を守るかのように神秘的な折が出現した。
「さらに手札から救世の儀式を発動!!チューン・ウォーリアーとデーモン・ソルジャーをリリースし、救世の美神、ノースウェムコを儀式召喚!!」
ノースウェムコ/ATK2700
フィールドに再生を祈る女神が現れた。ちなみに此処にいるメンバーは管理局のフェイトがこのカード――というか雪乃とほぼ同じデッキを使用していたとは知らない。
「効果発動!!儀式召喚に成功した時、私は儀式の檻を選択する。選択したカードがフィールドに存在する限りカード効果で破壊されることはない」
「ですが私のマシュマロンは戦闘では破壊されないですぅ~」
確かにその通りだ。効果破壊するにしろ今の雪乃の手札でそれをすることはかなわない。ならばその時のために少しでも手を増やしておくのだ。
「カードカーDを召喚し効果発動、このカードをリリースしてカードを2枚ドロー、ターンエンドよ」
雪乃
LP4000 手札2枚
ノースウェムコ/ATK2700
儀式の檻
終焉のカウントダウン―count3―
―如月のターン―
「私のターンですぅ!!手札からタイムカプセルを発動ですぅ!!」
フィールドにピラミットに収められている様な青い棺が出現した。
その中に一枚のカードが収められ、地中深く埋葬された。
「カードを伏せてモンスターを伏せてターンエンドですぅ」
如月
LP2000 手札1枚
マシュマロン/DEF500 伏せモンスター1体
時の砂時計 タイムカプセル 伏せカード1枚
終焉のカウントダウン―count5―
―雪乃のターン―
「私のターン!!私はマンジュゴットを召喚よ!!デッキからエンド・オブ・ザ・ワールドを手札に加えるわ!!(後はデミスさえ来れば…)」
「残念ですが伏せカード、神秘の中華鍋発動ぉ!!伏せていた神獣王バルバロスをリリースし、3000ポイントのライフを回復するですぅ!!」
如月/LP2000→5000
「面倒な事を…!!」
「あやや、お気に召しませんでしたかぁ~」
しかし、彼女のデッキがいまいちよくわからない。終焉のカウントダウンに時の砂時計とカウントダウンのように見えるがバルバロスとなると――
「(けど手札にはセンジュゴットが…次のターンで召喚はできる)ターンエンド」
雪乃
LP4000 手札3枚
ノースウェムコ/ATK2700 マンジュゴット/ATK1400
儀式の檻
終焉のカウントダウン ―count7―
―如月のターン―
「私のターン、この瞬間タイムカプセルは時の砂時計の効果で2ターン目として除外したカードを手札に加えるぅ!!」
フィールドに発掘されたカプセルが砕け散ると中から一枚のカードが如月の手札に加わった。
「死者蘇生!!墓地から再びバルバロスを特殊召喚ですぅ!!」
バルバロス/ATK3000
フィールドに再び獣人が出現した。恐らくこの如月は『終焉ロック』と『妥協ビート』を組み合わせたデッキを使用しているのだろう。
「手札から壺の中の魔導書を発動ぅ!!お互いのカードを3枚ドローですぅ!!」
お互いに3枚引いた。しかし如月の新たな手が、どういう手段を用いるのかが全く予測できない。
「手札抹殺を発動!!」
「なっ…!!(落ちたカードは…儀式魔人が3体。これだと楽に儀式召喚ができる…けどエンド・オブ・ザ・ワールドも…センジュゴットも…)」
これでは再び如月のフィールドを突破する手札を集め直さなくてはいけない。エンド・オブ・ザ・ワールドはルイン、デミスの為の2枚入っているが、残りのデッキの枚数からそれを引ける可能性は―――
「(来ちゃったわ、ドローで2枚目きちゃったわ……)」
再びデミス待ちとなった。しかし妥協ビートの特性上、特殊召喚系のカードに強い如月の墓地にモンスターが送られたのは安心できない。
「モンスターをセットですぅ!!そしてバルバロスでノースウェムコに攻撃ぃ!!」
「儀式の檻の効果!!私は戦闘ダメージを受けない!!」
儀式の檻が雪乃を囲むように立ちはだかるとバルバロスの攻撃を受け止めた。
「うぅ~!!カードを伏せてターンエンドですぅ!!」
如月
LP5000 手札1枚
マシュマロン/DEF500 バルバロス/ATK3000 伏せモンスター1体
時の砂時計 伏せカード1枚
終焉のカウントダウン ―count9―
―雪乃のターン―
「私のターン!!(手札で純粋にバルバロスを破壊するためのカードは無い…けど、儀式召喚して、ドローを稼ぐ!!)手札から儀式魔法、カオスの儀式を発動!!墓地に存在する3体の儀式魔人、プレサイダー、ディザーズ、プレコグスターをゲームから除外してカオス・ソルジャーを儀式召喚!!」
カオス・ソルジャー/ATK3000
フィールドに銀色の鎧を身に纏った戦士が現れた。かの有名な武藤遊戯も使用したと言われる伝説の剣士だ。
「マンジュゴットを守備表示にしてバトルフェイズ!!カオス・ソルジャーでセットモンスターに攻撃!!カオス・ブレード!!」
カオス・ソルジャーがセットモンスターに向かって剣を振り下げた。するとそこにいたのは一人の老人だった。
「セットモンスター幻想召喚師の効果発動!!自分フィールドの他のモンスターをリリースし、デッキから融合モンスターを特殊召喚しますぅ!!マシュマロンをリリースしてエクストラデッキから来てください…地天の騎士ガイアドレイク!!」
フィールドに出現したのは暗黒騎士ガイアに似た屈強な馬に乗った騎士だった。その威風堂々な風貌、さらには隙さえ見せない気配に雪乃は静かに息を呑んだ。
ガイアドレイク/ATK3500
「攻撃力…3500…!!けど幻想召喚師の効果で召喚されたモンスターはエンドフェイズに破壊されるはずよ」
「ぶっぶ~残念ですぅ!!ガイアドレイクはモンスター効果では破壊されない効果を持っています!!」
つまり幻想召喚師のデメリットも――デミスの突破も不可能になると言う事だ。
「クッ…!!カオス・ソルジャーの素材にしたプレサイダーの効果発動!!カードを1枚ドロー!!カードを3枚伏せてターンエンド!!」
雪乃
LP4000 手札3枚
カオス・ソルジャー/ATK3000 マンジュゴット/DEF1000
儀式の檻 伏せカード3枚
終焉のカウントダウン―count11―
―如月のターン―
「あやや、伏せカードを3枚もですかぁ~どうしましょうか…
なんてねぇ☆」
「っ!!」
如月は困った様なの顔をしたがすぐにニヤリと笑った。
「手札からシールド・ウィングを召喚し、永続罠暴君の威圧を発動ですぅ!!シールド・ウィングをリリースして私のモンスターは罠カードの効果を受け無くなりますぅ!!」
「っ!!(聖なるバリアミラーフォースが…!!)」
「カードを伏せて、バトルぅ!!地天の騎士ガイアドレイクでカオスソルジャーに攻撃ィ!!」
ガイアドレイクは持っていた巨大な槍をカオス・ソルジャーに向け、馬を走らせた。カオス・ソルジャーはそれに立ち向かうかのような剣を振っていたが、剣が弾かれ一突きにされた。
「さらにバルバロスでマンジュゴットに攻撃ぃ!!」
「きゃあ!!」
貫通や戦闘ダメージはない。しかし此処で一つ大きな痛手となってしまった。
伏せカードは聖なるバリアと今の状況では使用できないカード、であと一枚はブラフ。手札はエンド・オブ・ザ・ワールドとガーランドルフ、そして儀式魔人カースエンチャンターのみだ。
「さあさあぁ!!私はターンエンドぉ!!」
如月
LP5000 手札0枚
ガイアドレイク/ATK3500 バルバロス/ATK3000
時の砂時計 暴君の威圧 伏せカード1枚
終焉のカウントダウン―count13―
―雪乃のターン―
「私のターン!!(ルイン…これでデミスの生け贄はいいわ。けどガイアドレイクは効果破壊できない…それに私のデッキに3500を超えるモンスターは存在しない…!!)リバースカード発動!!契約の秘宝!!墓地に存在する儀式モンスターと手札の儀式モンスターをゲームから除外してカードを2枚ドローするわ!!」
契約の秘宝
通常魔法
自分のフィールドにモンスターが存在しない時発動する事が出来る。
墓地・手札から儀式モンスターを1体ずつゲームから除外することでカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分は儀式魔法を発動する事が出来ない。
「効果で手札のガーランドルフ、墓地のカオス・ソルジャーを除外!!ドロー!!」
引いたカードは――
「手札から魔法カード封印の黄金櫃を発動!!デッキから終焉の王デミスをゲームから除外!!次のターン私の手札に加わるわ!」
「あやや…私のカードを逆手に取ってきますかぁ~…」
「まだよ!!手札から魔法カードリチュアル・クロスを発動!!自分の墓地の儀式モンスターを除外し、相手フィールドのモンスター2体を選択する!!選択したモンスターを3ターン後のエンドフェイズにデッキへ戻す!!」
そして時の砂時計でそれは次のターンへとなる。
リチュアル・クロス
通常魔法
自分の墓地のレベル7以上の儀式モンスターをゲームから除外し、
相手フィールドのモンスター2体を選択する
選択したモンスターを3ターン後の自分のエンドフェイズに破壊する。
「あやや…また私のカードを逆手にですかぁ…」
「ええ、これで私が次のターンさえ回ってくればその2体は終わりよ。カースエンチャンターを守備表示で召喚してターンエンド!!」
カースエンチャンター/DEF1000
雪乃
LP4000 手札2枚
カースエンチャンター/DEF1000
儀式の檻 伏せカード3枚
終焉のカウントダウン―count15―
―如月のターン―
「私のターン!!おぉー!流石私のデッキ!!私はフィールドのバルバロスとガイアドレイクをリリース!!」
「!! 最上級モンスターを…2体も…!?」
すると先程からきゃぴきゃぴした表情から一転――
「ええ、見せますよ。私の切り札」
澄んだ声が響いた。
「出でよ!!冷たき、暴君
NEPTUNE/ATK0
フィールドに鰐の下半身、トカゲの胴体、そして人間の様な腕に巨大な鎌を持ったキメラが出現した。
「なっ……!!こんなモンスターが……!?」
『これはなかなか追い詰められているな』
驚いてる雪乃に謎の声が響いた。若干濁声でガラガラな感じの声――
「ええ、だから私もふざけないで本気でってね」
『ふむ…確かに中々の強さだな、しかし『転生者』でもあるまい…ここまでやる必要はあるのかの?』
「え…!?この声…精霊!?それにあなた『転生者』!?」
謎の声――それはネプチューンだった。それに雪乃が気付くと先程まで緩んでいた空気が一気に張り詰めた。
「貴女…どうして『転生者』を知ってるの?」
「……私がその転生者だからよ」
嘘だ。本当はジュードが転生者でそして雪乃もその事知って精霊も見えていた。しかし目の前の――如月が転生者の敵と言う可能性もあった。
「…もっといい嘘をつきなさい。…転生者の参加証を持っていないわね?」
「っ…!!」
前に一度だけジュードの持ってる勾玉型の物を見せてもらった。確かにそれの様な物を持っていない。
「…いいわ。それじゃあ改めて自己紹介…ただの転生者、如月マキ。そして私の相棒のネプチューンよ」
『うむ…どうやら貴様は転生者の関係者の様だが…それは後で問いただせばよかろう』
「それもそうね」と如月は言うと、引き締まった空気が緩んだ。ちなみに展開についてこれない吹雪は呆然としている。
「NEPTUNEの効果発動!!攻守はリリースしたモンスターの合計となり、そしてリリースしたモンスター1体の効果を得る!!ガイアドレイクよ、NEPTUNEに力を!!」
NEPTUNE/ATK0→6500/DEF0→4000
「攻撃力6500!?」
「更に装備カード、ビックバン・シュートを発動!!私のフィールドのモンスターに貫通能力を付与し、攻撃力を400上げる!!」
NEPTUNE/ATK6500→6900
「これで幕引きよ、NEPTUNEでカースエンチャンターに攻撃!!
NEPTUNEが持っていた鎌を振り上げ、カースエンチャンターに向かって振り下ろした。
「ダメージステップ時、リバース罠発動!!ガードブロック!!戦闘ダメージを0にしてカードを1枚ドロー!!」
「しぶといわね…私はターンエンドよ」
如月
LP5000 手札0枚
NEPTUNE/ATK6900
時の砂時計 暴君の威圧 ビックバン・シュート
終焉のカウントダウン―count17―
―雪乃のターン―
「私のターン…(どうしよう…このターンでデミスが手札に加わる…手札には召喚する条件はそろっているし、ビックバン・シュートのデメリットで何とかなる……けど、ライフを削れない。このターンで決着を付けなくちゃ終焉のカウントが20を超える)」
「…あなたはホントに誰なの?」
如月の言葉、それが雪乃を思考の海から引きずり出した。
「…私の友人が転生者。ただそれだけよ」
「そう。ならばいい事を教えてあげるわ…私は
「……………え?」
如月の言葉に雪乃はぽかんとしてしまった。それに如月はクスクス笑っていた。
「あなたの事だからエネミーズかと思ってその友人の事を伏せていたのでしょうね。けど私は他の転生者を襲うことはないわ」
その言葉に嘘は見えなかった。
「ドロー」
それに安心したのか優しい表情をしてカードを引いた。
「これは…!!」
「?」
引いたカードを見て雪乃は驚きながらも喜んでいた。
「ふふ…貴女のデッキが貴女に応えてくれるように…私のデッキも応えてくれるわ。スタンバイフェイズにデミスを手札加え、エンド・オブ・ザ・ワールドを発動!!」
「デミスを召喚しようがNEPTUNEを破壊することはできない!!」
確かにその通りだ。しかし儀式のためにフィールドへ出現した生贄は――
「手札の終焉の王デミスを生け贄に破滅の女神ルインを召喚!!」
「え……!?」
フィールドに出現したのは終焉を告げる王ではなく、破滅をもたらす女神だった。
ルイン/ATK2300
「バトルフェイズ、ルインでNEPTUNEに攻撃!!」
「攻撃力差は4000を優に超えてる…自滅する気…!?」
しかし彼女が望んだのは
「ダメージステップ、手札のオネストの効果発動!!」
「なっ…!?」
出現したのは純白の翼を持った天使の男性だった。その男性は光の粒子へ消え、ルインの背に彼女の髪と同じ翼が生まれた。
「あれは…優介のカード!!」
「オネストは光属性モンスターが戦闘を行うダメージステップ時、手札から捨てることで戦闘を行うモンスターの攻撃力を自分のモンスターに上乗せできる!!」
ルイン/ATK2300→8800
『ぐぅ…!!これほどとは…うわああああああああ!!!』
「きゃあああああああああああああああああ!!!!」
如月/LP5000→2700
「くぅっ……けど次の私のターンで終焉のカウントが20を超えるわ!!それで私の勝ちよ!!」
だが、それは攻撃できるモンスターが残っていない場合だった。
「ルインの効果発動!!戦闘で相手モンスターを破壊した時、追加攻撃ができる!!」
「そんな…!!!」
しかも今のルインはNEPTUNEの攻撃力が上乗せされている状態だ。つまり――
「直接攻撃、これが本当の幕引きよ!!」
「え、ちょま、きゃあああああああああああああああ!!!!!!」
如月/LP2700→-6100
オーバーキルだ
「じゃあ約束よ。この新聞は即刻廃棄しなさい」
「うぅ…うまくいくと思ったのにぃ…」
しょんぼりと項垂れる如月に雪乃が一つため息をついていた。
「代わりと入ってはなんだけど…私と友達にならないかしら?」
「え?」
『いいのではないのか?この瓶底眼鏡は友達がおらぬ、吾輩からも頼む』
ネプチューンがそう言うと如月の顔が沸騰したかのように真っ赤になった。
「ネプチューン!!ちょ、嫌なこといわないでぇ~!!!」
「…ところで、先程と口調が違うのは何故かしら?」
「あ、それはこっちが素なんで~さっきのはNEPTUNEを出すと気分が高まるとうかぁ~」
そう言って如月は瓶底眼鏡をはずしてレンズについた汚れを拭っていた。
その顔を見た吹雪は見とれてしまった、おそらく――いや、彼女はその素顔だと女優業としてもやっていけるだろう。
「……あなた、コンタクトにしなさい」
「ふぇ?」
剱都「初めてじゃないか?紫苑以外のノーバディが出なかったの」
シゲル「俺のメインの話は少なからず5人とも出てたからな…」
説明をすると前回の話で雪乃、ジュードの登場回が終わるはずだった。
けどそうなると一気に急展開に陥るから如月の転生者としての説明が一度もなく終わる。
だからこの話を作ったんだけど前回の話とくっつけると中途半端だったんだ。
紫苑「ところで彼女の『あやや』ってのは?」
如月は口調が困った時などに『あやや』と話していると『~らぁ』などの小文字を言う。
デュエル解説~
シゲル「時の砂時計ってカードはなんだ?」
終焉のカウントダウンや封印の黄金櫃といった『ターンを数える』カードの増える数が2倍となるカード。
終焉のカウントダウン使った時からグダグダになると思ったけどまさかここまで…じゃあこれ使って半分のターンにしようって
剱都「ガイアドレイクからのNEPTUNEか…」
TFで兄にやられたコンボに似た事をしてみた。
ツバキ「どんな?」
…アニメ5D’sのディマクが使った呪縛牢を使い、シューティングスターとスカーレッドノヴァでNEPTUNE。
6500+墓地のチューナーの数だけ攻撃力アップ+効果破壊不可能
シゲル「何その無理げー」
次回予告
島から逃亡した十代は海上を漂流していた。
だが彼に振ってきた隕石——それが運命を変える。
ネオスペースで手に入れた新たな仲間と再び手にしたデュエルを持ってアカデミアへと帰還する十代。
しかし待ち受けていたのは謎の男――ゴスペルだった。
新たな仲間達と立ち向かう十代にゴスペルは呪われたカードを発動した。
「これが貴様を葬り去る棺桶だ」
「…俺は…帰らなくちゃいけないんだ…!!」
「死んじまった」
次回turn58 手に入れたネオスペーシアン 炎のネオス
最強カードは『フレア・ネオス』