遊戯王GX~ノーバディ・レコード~   作:銀猫

71 / 125
turn66 修学旅行 再会と戦い

―童実野港―

 

先程まで多くのアカデミア生徒がいたがホワイト生が別行動するにあたり、十代達残りのメンバーも自由行動となった。

 

 

「……うおぇ」

「シゲ兄、大丈夫?」

 

 

例ながらシゲルが船酔いして回復を待っていた。

 

 

ここで補足するとアカデミアの修学旅行は2年に一度、1年と2年が合同で行くのが習わしだ。そして今年がその2年に一度だったためシゲル達2年のノーバディと1年の転生者が一緒にいる。

 

 

―その後―

 

 

「「「「「なんで先輩免許持ってるんですか!?」」」」」

 

剱都の運転で今回の宿泊先に向かう道中一年生と翔はそう驚いている声を出していた。ちなみに今回のメンバーは人数だけにトレーラーを運転している。

 

 

 

 

 

 

 

「こっから先は道が細い、後は歩いて行きな」

 

 

細道手前で剱都はそう言ってメンバー全員下ろすとそのままどこか別の場所へ向かった。

 

今回の修学旅行で光の結社へ殴りこみをかける仕込みをするということだったが結局何をするのか聞き出せなかった。

 

ところで宿泊先だがレッドは野宿、イエローはビジネスホテル、ブルーは高級旅館ということになってタッグは希望した所になったのだが――

 

 

 

「まさか半年ぐらいでまた来るとはな」

 

「久しぶりですね」

 

 

シゲル、ツバキ、紫苑、十代、翔、剣山、ジュンコ、ジュード、雪乃、荒木は長期休暇でノーバディ+αが訪れた孤児院――カリーヌ教会へとやってきた。そこで待っていたのは立派な修道服に身を包んだ澪だった。

 

 

「久しぶりです」

「うん、紫苑ちゃん大丈夫?なんか倒れたって聞いたけど」

 

 

 

それは恐らく十代がいなくなっての出来事の事だろう。それに紫苑は明るい笑顔で「大丈夫です」と答えた。一方初対面はすこしどうすればいいのか分からず静かにしていた。

 

 

「紹介します。私たちの後輩の」

 

「あ、ジュード・ファインです。このたびはお世話になります」

 

「藤原雪乃よ。よろしくね」

 

「…荒木キリエ」

 

「俺はティラノ剣山だドン!」

 

「僕は丸藤翔、2年です」

 

 

ジュードは礼儀正しく、雪乃は社交的に、荒木は少しぶっきらぼうに自己紹介した。それに澪は修道女として礼儀正しく自己紹介をした。

 

 

「じゃあ皆、徹の所に行こう」

 

「徹?」

 

「此処の管理人だ」

 

 

そう言って場所を知ってるツバキ、紫苑が手をつなぎ歩き出した。その後に続くように十代、翔、剣山と歩きだしジュード達1年メンバーも後に続いだ。最後尾を歩いているシゲル、ジュンコの背後で澪が少し俯いていた。

 

 

「…悪いな」

「え?」

 

 

シゲルの言葉に澪がハッと顔を上げた。そこには申し訳なさそうなシゲルと心配そうなジュンコがいた。

 

 

「知ってるんだろ?ユウの事」

 

「……ええ、剱都さんからメールでね。子供たちには知らせてないけど…寝込んで修学旅行来れないってことにしてるわ」

 

「ユウが消えた日、俺たちは手分けしてその日いなくなった十代を探していたんだ。もう少し俺たちが異変に気付けば…ってな」

 

 

シゲルの言葉に澪は静かに顔を横に振った。

 

 

「ユウがゴーストシティにいる時から言ってたわ。後悔することの後にはいいことが訪れるってね。それに…あの子がここで終わるなんてありえないからね」

 

 

―ホール―

 

一通り紹介と説明を終えた徹はパンパンと手をたたいた。

 

 

「じゃあ、とりあいずは部屋割だな。ツバキちゃん以外の4人は前と同じ部屋を、後ユウの部屋を含めて3部屋あるから、6人で分かれて使って」

 

 

―少年少女くじ引き中―

 

 

 

―シゲルとジュンコの部屋―

 

「久々だな」

「そうね、たった1週間って言っても私たちの部屋みたいだわ」

 

 

シゲルとジュンコは持ってきた着替えなどを部屋に置いていた。

 

 

―紫苑と十代の部屋―

 

 

「…………」

「…………///」

 

 

『『クリ?』』

 

 

2人は恋人になったといえども、それ以前――この部屋のベットで一緒に寝ていたのだ。それに十代は必死に思い出さないようにしているが紫苑の顔が赤く染まっている。

 

 

―ユウの部屋:ツバキ+荒木―

 

「へー、此処がユウ先輩の…」

 

「ええ。それにしても久しぶりね」

 

『そうだ、今夜あたりにダイキと会ってみてはどうだ?』

 

 

以前ここに来た時会った『声の無い少年』のダイキ。彼の使うデッキの毛色がツバキと似ているから姉弟の様に仲良くなったのだ。

 

 

―空き部屋A:翔+剣山―

 

「なんで僕が…」

「それはこっちのセリフザウルス!!」

 

 

十代の舎弟その1その2コンビが同室になってしまった。

 

 

―空き部屋B:ジュード+雪乃―

 

 

「孤児院で教会ね、結構面白そうな場所だわ」

 

「此処って確か聖牙先輩の実家みたいなところだってさ。あとエドさんもここに来た事があるみたいだね」

 

 

先日のエックスとの戦いの夜に聞いたことをジュードは話した。その際シゲルの過去やツバキの記憶喪失の事も

 

 

「………」

「どうかしたの?」

 

 

急に雪乃が黙り込んだのにジュードがそう聞いた。彼女は数えるようにして指を折っていた。

 

「いや…あまりにもノーバディズって家族失くしてる人が多いなって。親に至っては剱都先輩のお母様である由香里さん…だっけ?その人しかいないなって」

 

「そういえば…転生者は元からこの世界で親はいないけど…『世界の矛盾』と何か関係があるのかな?」

 

 

そう考えていた2人だったが、この後は童実野町観光に行くためにホールに集まる予定だったため急いで部屋を出た。

 

 

―KC:社長室―

 

 

「では、私はこれで」

 

「…………ふぅん」

 

 

 

斎王がホワイト生を引きつれてこの場所に来たのが10分前、彼は海馬コーポレーションが管理しているヴァーチャルシュミレーター(以下:VS)の使用許可をもらいに来たのだ。

 

VSはその名の通りヴァーチャルリアリティの世界に意識を同調させる装置、簡単にいえば電子機器の中に意識を入れる装置の事だ。

 

 

「…奴め、何を考えている」

 

 

VSは数年前、かの有名な武藤遊戯、城之内克也、そして海馬瀬戸が関わったBIG5とのデュエルクエストというゲームでの戦い後、一般的に開放された。と言ってもKCの許可が必要だが。

 

 

そして先程の斎王は海馬の戦友ともいえる剱都から厄介な人物だと教えられていた。

 

 

そう考えている時、デスクの電話が鳴った。

 

 

「なんだ?」

 

『瀬戸様、お客様です』

 

 

―時計広場―

 

 

「は~…此処が遊戯さんが初戦戦った時計広場か」

 

 

流石に10人の人間が一斉移動するのは迷惑がかかるので4・3・3・と別れて行動することにしたのだ。

 

そして時計広場にはツバキ、紫苑、荒木が観光に来ていた。ちなみに十代は翔、剣山と亀のゲームへ向かった。

 

 

「ん?」

 

すると荒木は何かに気付いた。彼女の目線の先には8歳ぐらいの少女と同じぐらいの少年がいた。しかし少女は泣いて、少年は困り果てていた。

 

 

「どうしたの?」

「ん?あれって…」

 

 

ツバキはその少年に見覚えがあった――その肩にいた小さな猫、そう。あの少年は間違いなく

 

 

「ダイキ!!」

 

「!!」

『にゃ!ツバキだにゃ!!』

 

 

声の無い少年――ダイキだった。その肩にいるのは間違いなくマジキャットの精霊ジキだった。

 

するとダイキはツバキに気付いて嬉しそうに手を振った。

 

 

 

「ツバキお姉ちゃん!!」

 

 

「「………!?」」

 

 

 

 

 

―童実野町繁華街―

 

 

ここにやってきたのはシゲル達4人組だった。しかし通り過ぎる人は彼らを必ずと言っていいほど見る。

 

 

「へ~…こっちには穴場のカードショップね」

 

 

見た感じヤンキーの少年と

 

 

「それにしても…便利だわ、このマップ」

 

 

ツンデレの雰囲気がある少女と

 

 

「あ、この先みたいだね」

 

 

優しそうな少年と

 

 

「あら?このキーホルダー…かわいいわね」

 

 

モデルの様な少女

 

 

異色な組み合わせと言っても過言ではなかった。彼らの共通点と言えば腕にデュエルディスク――といってもシゲルだけカラーリングされており厳密にはそうとも言えないが。

 

 

「あ、どうするか?もうそろそろ昼時だ…どっかで(メシ)にするか?」

 

「あら?もうそんな時間…どこかいい店にでも…」

 

 

そう言って4人は周囲を見渡した。ここは繁華街でもあり、一帯には飲食店も多い。が、ジュードはそれ以外に気になることがあった。

 

 

「Please stop!!(やめてください!!)」

「い~じゃね~か~」

「俺達と一緒に遊ぼうぜ~」

 

 

先程会った澪の様な雰囲気を持った女性がチンピラ風な男2人に攻め寄られていた。

 

女性は栗色の髪で英語で叫びながら抵抗していた。だが、男達はニタニタと笑みを浮かべて聞き入れなかった。

 

 

「どうした、ジュード」

 

「………」

 

 

シゲルの言葉にジュードは厳しい目つきでその女性の元へと歩いて行った。

 

 

「Are you sure a little?(少しいいですか)」

「What?(え?)」

 

 

ジュードは先ほその眼つきではなく、優しそうな目で女性に話しかけながら持っていた地図の個所を指さした。

 

 

「Do you know shop Where is this Kameno game?(この亀のゲームってお店はどこにあるか分かりますか?)」

「What? Er ...(え?えっと…)」

 

「おい」

 

 

チンピラ女性は少しその質問に戸惑ってある方向を指さした。たしかに亀のゲームはその方向なのは聞く前からジュードは知っていた。

 

 

「Excuse me, can I guide rather than an explanation(すいません、説明するよりも案内をお願いできますか)?」

「Ah, yes ...(あ、はい…)」

 

 

ジュードはその女性の手を持ってその場から離れようと――

 

 

「おい待てガキが!!」

「無視してんじゃねーよ!!」

 

「危ない!!」

 

 

チンピラAは苛立った声を出しながらジュードに殴りかかった。それにジュンコが悲痛な叫びをあげるも、シゲルと雪乃は動かなかった。

 

 

 

「…フッ」

「!?」

 

 

ジュードはそれを合気道の要領で受け流し、相手の足を払った。

 

 

「うおっ!?」

 

 

そのまま、チンピラの体が宙を舞った。そしてチンピラは背中から地面に落下した。

 

 

「ッ…ァ……!!」

 

「このクソガキャァァァァァ!!!!」

 

 

チンピラBは死角からジュードに向かって殴りかかった

それにジュードは全く反応していない。いや、する必要がなかった。

 

 

 

―バキ ドゴ ゴツ―

 

 

「いっちょ上がり」

 

「ありがとう、シゲ兄」

 

 

そのチンピラBの更に死角からシゲルがボコボコにして蹂躙した。その光景に女性が呆然としていた。

 

 

「Ah ... er ... that(あ…あの、えっと…)」

 

「Oh, I'm sorry. Let's move a little place ...(ああ、すいません。…少し場所を移しましょう)」

 

 

 

―亀のゲーム―

 

 

「あなたがあの有名な武藤遊戯さんのおじいさん?」

 

「いかにも、儂は武藤双六じゃ」

 

 

十代、剣山、翔は他のメンバーの事なんて気にせずに修学旅行を満喫していた。

 

 

―とあるカフェ―

 

 

「hmmm...It is the reason that you got away with willl take "MISA" Well?(なるほど…じゃああなたは「ミサ」っていう連れと離れてしまったという訳ですね)?」

 

「That's right(その通りです)」

 

 

 

シゲルの言葉に女性――セリアは頷いた。それにジュードは何かを考えるようにしている。一方ジュンコと雪乃は3人が何の会話をしているのか全く理解できなかった。

 

 

「それにしても…シゲルって英語ペラペラだったのね…」

 

「昔から外国暮らしなんでしょ?じゃあ無理もないですわ」

 

 

「..Can I help you look if you like?(よければ探すのお手伝いしましょうか?)」

 

「Really!?(本当ですか!?)」

 

 

ジュードの言葉にセリアは嬉しそうに飛び付いた。それにシゲルは半ば呆れたようにため息をついた。

 

 

「まぁぁぁた、このお人よしは…相談せずに決めるなよ」

 

「けどほっとけないよ」

 

「あら?それとも先輩は手伝うのが嫌とでも?」

 

「そうよ」

 

 

シゲルとジュードの言葉に雪乃とジュンコは状況を理解したようだった。

 

 

「たく…Characteristics of that child? Years old ... or what about something like the color of the hair.(その子の特徴は?髪の色とか…大体何歳ぐらいとか)」

 

「MISA is ...(ミサは…)」

 

 

セリアがそう口を開くと同時にシゲルのPDAに通信が入った。

 

 

―再び時計広場―

 

 

「じゃあミサちゃんはそのセリアさんって人とはぐれちゃったんだね?」

 

「………うん」

 

 

まだ少しぐずっているミサに優しくツバキがそう聞いた。そんな少女にダイキは優しくあやしていた。

 

 

「さっきからずっと泣いてたから…困ってたんだ」

 

「所でダイキ…あなた…」

 

 

『ダイキの失声症はトラウマが原因だったのにゃ。克服できたダイキに不可能はないにゃ!!』

 

 

 

ジキが自分のことのように喜んでいた。それにツバキと紫苑はふふふと笑って見て、そして問題はミサのことだった。

 

 

「じゃあお姉ちゃん達と一緒に探す?」

 

「ふぇ…いいの?」

 

 

上目使いでミサがそう聞いた。涙で若干赤くなっている眼をツバキはしっかりと見ながら頷いた。

 

 

「うん、まずはそのセリアさんの特徴とか」

 

「その必要はないみたいです」

 

 

そう言って荒木は持っていたPDAをポケットに乱雑に突っ込んだ。それに4人が首を傾けると笑いをこらえながら荒木は言葉を綴った。

 

 

「さっき獣斬先輩に電話したんだが……ww…セリアという連れと離れた人と一緒にいるってwww」

 

 

 

 

「……なんと言いますか…」

 

『世界は狭いにゃ』

 

 

そう言って全員が呆れたように笑った。その光景にミサはきょとんとしていた。

 

 

「とりあえずこの先の『スターバッ○ス』にいるから…っ!?」

「「!!」」

 

荒木がそう言ってる最中に―――『結界』と同じ感覚が周囲を包んだ。しかし問題はその範囲だ。おそらく――

 

 

「童実野町全域に…!?」

「どうかしたの?」

 

 

転生者と同じ様な『力』を持ってる世界の矛盾の2人も結界に気付いた。しかしそれが分からないダイキは首をかしげていた。

 

 

「…いや、なんでもない。先輩たちは先に、俺はこの子を送り届けます」

 

 

―スターバック○―

 

「……了解。3人とも、悪いがセリアさんとここに残ってくれないか?」

 

「え?」

 

「いいけど…」

 

「シゲ兄…やっぱり」

 

 

ジュードの言葉にシゲルは静かに頷いた。2人とも気付いていた、結界が張られているのに。

 

 

「ジュードは3人を頼む、Please wait for the Mass is to bring my friend here.(ここで俺の仲間がミサを連れてくるのを待ってください)」

 

「What?(え?) Is something wrong?(どうかしたんですか?」

「The remaining three people can be so little errand to me, Are you sure?(少しばかり用事が出来たので…この3人が残りますが、よろしいでしょうか?)」

 

 

それを聞いたセリアは笑顔で「Yes」と言った。それを聞いたシゲルはス○ーバックスを飛び出した。

 

 

―ビル屋上―

 

 

「罠カード発動!!陰陽鏡!!」

 

「そのカードは!!」

 

「「!?」」

 

 

翔と剣山がタッグを組んで戦っていた相手の一人――氷丸が発動した罠カードに雷丸がひどく動揺していた。

 

 

「ライフを1000払い、フィールドのモンスターを全て破壊する!!そしてその数の500倍のダメージを俺以外のプレイヤーに与える!!」

 

 

氷丸/LP1200→200

 

 

「おのれ氷丸!!うわあああああああああ!!!!」

 

「「ああああああああああああああああああ!!!!」」

 

 

雷丸/LP1000→0

 

翔/LP200→0

 

剣山/LP500→0

 

 

「勝てばいいのさ…フハハハハハハハハハハ!!!!」

 

 

 

―ビル入り口―

 

 

シゲルは途中でツバキ、紫苑と合流しこのビルにやってきた。紫苑曰く「大規模な結界を張る場合、その中心が心臓部になります。遠隔で操作するにしても中心に向かえば何か分かるはずです」ということで計算した結果、このビルが結界の中心だった。

 

 

 

「…で、どう思う?」

 

 

 

そのビルはかつてゲームセンターなどのテナントが入っていたビルだったが、第一回バトルシティ予選中に屋上で爆破事故が起こり廃ビルとなったのだ。

 

魔法陣を書くなどにはうってつけの場所だが、4人が此処に到達した瞬間結界が離散したのだ。

 

 

「…どうやらあの結界は私たちが狙いではないようですね。…っ!?」

 

 

紫苑は背後に誰かの気配を感じ、振り返った。しかしそこには誰もいない。

 

 

「紫苑?」

「……出てきなさい」

 

 

だが確実にいる。そう感じ取った紫苑は淡い青のデュエルディスクを起動させた。それに反応するかのように3人の男女が現れた。

 

 

「…テメェら、誰だ?」

 

「初めまして、チーム・ノーバディ」

 

 

代表して社交的な男性がそう言ってきた。だが確実にこの3人は光の結社、もしくはエネミーズの関係者だった。

 

 

「では自己紹介としましょう、私は光丸」

「うちは風姫」

「俺は闇丸」

 

 

社交的な光丸、関西弁の若い風姫、そしてそこそこイケメンの闇丸。

 

 

「やはりあの結界は何かを封じ込めるもの、そして私達をおびき出す餌…!!」

 

「なんや、気付いとったんか。」

 

 

紫苑の言葉に風姫がそう言った。

 

 

「私達をおびき出す目的は一体何?」

 

「それは教えられませんね。ですがまるっきり知らないというのなら私たちの計画にも支障がありますからね…」

 

 

ツバキの言葉に光丸がそう考えていた。

 

 

「なら簡単な話だ。俺たちであんたらを倒す」

 

「やれるもんならやってみな!!」

 

 

シゲルの言葉に闇丸がそう面白そうに笑った。すると光丸が何かを思いついたように提案してきた。

 

 

「では…3VS3とでも行きましょうか」

 

「「「っ…!!」」」

 

 

光丸の言葉の裏に隠された殺気、それに一瞬の見込まれそうになった3人はそれを紛らわすようにディスクを展開させた。

 

「「「「「「デュエル!!」」」」」




剱都「シゲルはあそこまで英語ペラペラなんだな」
ツバキ「そういえば前にペガサスさんの手紙を翻訳しながら読みあげてたね」
シゲル「It's about breeze(これぐらい朝飯前だ)」
そしてシゲルと同じく外国暮らしのジュードもペラペラだ。一応紫苑も英語はしゃべれるね。雪乃は日常会話程度

ツバキ「ダイキ…喋れるようになったんだ…」
トラウマとか、心の傷はもう結構治ってきてるね。ちなみに初期設定でダイキも転生者にするつもりだった。
シゲル「はぁ!?」
いや~…主人公サイドに入れてと考えたんだけど、いろいろと無理だったからやめた。
けどサブキャラとして設定がいろいろ固まってお蔵入りが惜しかったから幕間で思いっきり出した。

紫苑「そして3VS3ですか…」
次回の話を書き上げたけどふと思った。3人の勝負の長さが明らかにおかしい。
大体シゲル+ツバキ=紫苑ぐらいになった。
シゲル「つーか、剱都に連絡はよかったのか?」
殴り込みの下準備をしていたから連絡はしてない。

ツバキ「光丸に風姫に闇丸ね…風だけ姫なのは?」
別に風丸でもよかったんだけど男だけってのはアレだから…まあ、紅一点的な意味で。特にこれと言って意味はない。ちなみにアニメの4人以外の帝使いは転生者だから
剱都「そんな重要なこと言ってもよかったのか?」
あまり重要でもないと思う。てか、エネミーズのメンバーが少ないからいろんなところで出さないと少数組織になっちゃう。
多分今後出てくるオリジナルの敵の7割はエネミーズかな。


次回予告

光丸VSツバキ 風姫VS紫苑 闇丸VSシゲル
3つの戦いは突然始まった。


「じゃああらかじめ私たちの事を調べてきたの…!?」

ツバキと光丸の戦いは序盤から堅実な攻めをするツバキとトリッキーなパワーで攻める光丸。しかし彼の召喚する『光神』が——

紫苑と風姫の戦いは、手札消費の激しい融合とは相性の悪い『バウンス』と言うコンセプトで戦うこととなった紫苑。

「『合わせることのできない』戦い方を見せてあげるわ」

しかも『完全無欠』の『風神』が風姫のフィールドに舞い降りた。


シゲルと闇丸の戦い——なのだが、シゲルは闇丸の姿にどこか見覚えがあった。一方の闇丸は冷たい殺意をシゲルに向けていた。

「お、俺の参加証が…!!」

「10ターン…」

「失せな」

3つの戦い——それは、予想外の結果を迎えることとなった。

「どう……して………」

次回第turn67 トライバトル 光と闇と風
最強カードは『光神クリス』『風神シナツヒコ』『闇神イモータル』

ツバキ「最強カードが3枚も…?」
次の話、約二話分だから。
通常この作品デュエルありで10000文字なんだけど、次の話は約20000文字
シゲル「多くね?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。