遊戯王GX~ノーバディ・レコード~   作:銀猫

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turn73 魔法使いと白騎士 真実と虚構 後編

ツバキ

LP3700 手札0枚

見習い魔術師/DEF400

伏せカード1枚

魔法都市エンディミオン/M8 魔法族の結界/M2

 

ユウ

LP4000 手札2枚

白騎士団の(ホワイトナイツ)ケルベロス/ATK2000 白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイ/ATK1700

伏せカード1枚

 

―ユウのターン―

 

「ボクのターン!!白騎士団の(ホワイトナイツ)ランサーを召喚!!」

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)ランサー/ATK1500

 

今度は長いヤリを持った騎士が現れた。なぜかヤリを持つモンスターは貫通持ちなのが定石と思われて――

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)ランサーは貫通能力がある!」

 

 

何かのポリシーなのか?

 

「バトル、白騎士団の(ホワイトナイツ)ランサーで見習い魔術師に攻撃!!」

「クッ…!!見習い魔術師の効果発動!!デッキから2体目の見習い魔術師をセット!!そして魔法族の結界にカウンターが乗るわ!!」

 

 

ツバキ/LP3700→2200

 

魔法族の結界/M2→3

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)番犬の攻撃!!ホワイトファング!!」

「見習い魔術師と魔法族の結界の効果!!3体目の見習い魔術師をセット!!」

 

魔法族の結界/M3→4

 

「これでラスト!!白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイでセットモンスターに攻撃!!」

 

「見習い魔術師の効果発動!!執念深き老魔術師をセット!!」

 

「さすがツバキ、抜け目がないね。ターンエンド!」

 

 

ユウ

LP4000 手札2枚

白騎士団の(ホワイトナイツ)ケルベロス/ATK2000 白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイ/ATK1700 白騎士団の(ホワイトナイツ)ランサー/ATK1500

伏せカード1枚

 

―ツバキのターン―

 

「私のターン、モンスター反転召喚!!執念深き老魔術師!!」

 

 

フィールドに魔法使いのローブを来た老婆があらわれた。彼女が呪いの呪文を唱えると白騎士団の(ホワイトナイツ)ケルベロスが消滅した。

 

 

「そしてフィールドの魔法族の結界の効果発動!!フィールドの魔法使い、執念深き老魔術師とこのカードをリリースしてカードを4枚ドロー!!」

 

ツバキが3体目の見習い魔術師でこのモンスターをセットしたのは破壊とドロー強化のための生け贄だった。

 

 

「これで私の手札は5枚、まだまだ行くわ!!魔法カード、死者蘇生!!」

「(って、さっき強欲で謙虚な壷の中にあったよね…戻して4枚ドローでまた引いたのかな)」

 

 

そう考えているうちにツバキの墓地から一体の魔法使い族が現れた。

 

「墓地のマジカルコンダクターを蘇生!!」

 

 

マジカルコンダクター/ATK1700

 

エンディミオン/M8→9

 

「エンディミオンの効果でマジカルコンダクターの効果の取り除く魔力カウンターの代用にするわ!!2つ取り除いて墓地のナイトエンドソーサーラーを蘇生!!」

 

ナイトエンドソーサラー/ATK1300

エンディミオン/M9→7

 

 

「効果でケルベロスを除外する、そしてエンディミオンのカウンターを取り除いてマジカルイーターを特殊召喚!!」

 

 

マジカルイーター/ATK0/☆1

エンディミオン/M7→6

 

 

「レベル4のマジカルコンダクター、レベル1のマジカルイーターにレベル2のナイトエンドソーサラーをチューニング!!大いなる魔導師よ、人類の英知を与えたまえ!!」

 

☆4+☆1+☆2=☆7

 

「シンクロ召喚!!ライブラリーマジシャン!!」

 

ライブラリー・マジシャン/ATK2700

 

フィールドにいつかぶりの魔導書を抱えた老人が現れた。これで一気にツバキは展開する事が可能になる。

 

「エンディミオンに乗ってるカウンターを6つ取り除き、エンディミオンを特殊召喚!!」

 

魔法都市エンディミオン/M7→1

神聖魔導王エンディミオン/ATK2700

 

「エンディミオン効果で死者蘇生を手札に、そして発動!!墓地に存在するナイトエンド・ソーサラーを特殊召喚!!」

 

ナイトエンドソーサラー/DEF400

エンディミオン/M1→2

 

 

なぜかそれほど過労死要因でもないはずのモンスターが何度もフィールドに出てるように見えるのは気のせいだろうか。

 

「手札からエフェクトヴェーラーを召喚!!レベル7のエンディミオンにレベル1のエフェクトヴェーラーをチューニング!!

魔導師達の祈りを元に、今ここに混沌の赤き力を呼び覚ませ!!シンクロ召喚!!」

 

 

☆7+☆1=☆8

 

「シンクロ召喚!!カオス・レッド・ドラゴン!!」

 

『キュアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!』

 

 

フィールドに久方ぶりのカオスが出現した。

 

 

「(これ以上展開するのは少し危険かな)」バトルフェイズ!!」

 

※ツバキの状況整理

 

ツバキ

LP2200 手札0枚

カオス・レッド・ドラゴン/ATK3000 ライブラリー・マジシャン/ATK2700 ナイトエンドソーサラー/DEF400

伏せカード1枚

エンディミオン/M2

 

 

「カオス・レッド・ドラゴンで白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイに攻撃!!ディストラクションフォース!!」

 

「リバース罠、白騎士団の(ホワイトナイツ)防衛隊を発動!!白騎士団と名のつくモンスターが攻撃対象になったとき、相手のバトルフェイズを終了する!!」

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)防衛隊

カウンター罠

自分フィールドに存在する「白騎士団」と名のつくモンスターが攻撃対象に

なったとき発動する事が出来る。

バトルフェイズを終了させ、デッキから「白騎士団」と名のつくモンスターを

1体手札に加えてもよい。

 

 

突如として無数の白騎士団が盾を持って現れ、カオス・レッドの攻撃を受け止めた。

 

 

「っ…防がれた」

「さらに効果でデッキから白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディンを手札に加える!!」

 

「互いに一歩も引かない…!!」

 

「な、なんザウルスか…この勝負…!!」

 

 

この中の唯一の一年生メンバーである荒木と剣山はこの戦いに、展開に、駆け引きに息を吸う間もないようだった。

 

 

「私はこのままターンエンド」

 

 

ツバキ

LP2200 手札0枚

カオス・レッド・ドラゴン/ATK3000 ライブラリー・マジシャン/ATK2700 ナイトエンドソーサラー/DEF400

伏せカード1枚

エンディミオン/M2

 

―ユウのターン―

 

「ボクのターン!さすがツバキだね、僕に本気を出させるって…それでこそ僕の恋人だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい加減芝居をやめたらどうなの?ユウのそっくりさん」

 

 

ツバキの言葉にユウは――ユウの顔をした誰かは――目を見開いた。知りたくない事実を言われ、嘘を見破られて虚を突かれたような顔で、だ。

 

 

「ぼ、僕は聖牙夕だよ!!君たちのよく知ってる…!!」

 

「貴方はユウじゃないわ!!あなたは…管理局が生み出したユウのコピーよ!!」

 

「…!『プロジェクトF』!?」

 

紫苑はどうやらそのコピーの事に心当たりがあったようだ。

しかし本人でも驚きを隠せないように混乱していた。

 

 

「紫苑、なんだそのプロジェクトFってのは」

 

「とある魔導士チームが十年近く前に考案したクローン人間制作実験です…ですが計画は中止、チームは解散したんです」

 

「ケッ、クローンだかなんだか知らないザウルスが、要するにそっくり人間ってことだドン!!」

 

 

剣山がそう悪態をついた。しかし紫苑が静かに横に首を振った。

 

 

「そんな楽な事じゃないんです。まさに彼はユウそのものと言っても過言ではない」

 

「本人と同じ…一年修行のあれみたいってことか」

 

 

「な、何を根拠に!!僕は聖牙夕!!」

 

 

彼の声は同じだった。

 

 

「僕の両親は聖牙瞬火と聖牙沙苗(さなえ)!!」

 

 

彼の姿は同じだった。

 

 

「出身はカリーヌ教会!!」

 

 

彼の記憶は同じだった。

 

 

「僕は…僕は…!!」

 

 

だが、彼ではなかった。

 

 

「…貴方はユウじゃないのよ」

 

 

ツバキは全て知っていた。シゲルとこの場所に向かってるときから全て。だからこの少年の事を一度も「ユウ」とは呼んではない。

 

もしかするとアラエルが精霊界で言っていたツバキの裏切りというのはこの事のなのかもしれなかった。

 

 

 

「ちがう…!!僕は…!!僕は聖牙夕なんだ!!フィールドに存在するモンスター2体を生け贄にィ!!」

 

「貴方はユウじゃない!!けどユウと一緒の存在で居続ける必要はないのよ!!」

 

 

ツバキの訴えも聞こえずにユウのコピーーー仮にユウFと名付けよう。

 

ユウFは先ほど手札に加えたカードを召喚した。

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディンをアドバンス召喚!!」

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディン/ATK3000

 

フィールドには巨大な三つ又ヤリを持つ聖騎士の白騎士団の(ホワイトナイツ)トップが現れた。ツバキはすぐに彼を止める事を考えた。このまま戦い続ければユウFは死んでしまう。そう思ったからだ。

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイの効果発動!!このカードが墓地に送られたときお互いにデッキの上から4枚のカードを墓地に送る!!」

 

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイ

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/ATK1700/DEF200

このカードが墓地に送られたとき互いにデッキの上から4枚のカードを墓地に送る。

この効果は墓地に「白騎士団の(ホワイトナイツ)コンボイ」が存在する場合発動できない。

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディンでライブラリーマジシャンに攻撃ィィ!!ホワイトジャベリン!!」

 

「キャぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

ツバキ/LP2200→1900

 

今まで以上の衝撃が彼女を襲った。それほどユウFの精神は不安定になっていたのだ。

 

「パラディンの追撃!!」

 

「っあああああああああ!!!」

 

 

 

今度はツバキのフィールドのナイトエンド・ソーサラーに向かって槍を一刺しした。

 

 

 

「僕は…僕は聖牙夕だァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「違うよ」

 

 

凛と響いた声。そもそもシゲルはともかくツバキがなぜこの場にいるのかが不思議だった。彼女はユウの行方不明、シゲルの意識不明、そして自分自身に起った誘拐と精神的に参っていたはずだった。

 

シゲルが復活したからここでユウFと戦うのは普通に考えたらおかしかった。彼女が戦える理由は――

 

 

 

 

 

「僕が聖牙夕だよ」

 

 

ユウが――イナが、スピットが、神楽が帰ってきたからだ。

 

 

 

「ユウ…!!」

 

「お前、本物か!?」

 

 

「本物だよ。詳しい事はとで…ね?」

 

 

落ち着かせるようにそう言うととうとう紛れもない事実を突きつけられたからか、ユウFが信じられないように俯いた。

 

 

「嘘だ…僕がクローンなんて」

 

 

 

「本当ですよ」

 

 

そういったのは予想外にもアイリスだった。彼女は今現在も管理局の特別執務官として行動しているからユウFの事をを知っていてもおかしくなかった。いや――

 

 

「なぜなら貴方を作ったのは私ですから」

 

「僕を……作った…!?」

 

「ええ、貴方のオリジナルが斎王琢磨と戦っていた現場に彼の血痕が残されてましてね。チームノーバディを混乱させるためにと思ったんですが…やはり人形は人形でしたね」

 

その言葉がユウFに突き刺さった。唯一の彼の仲間と思っていた存在がアイリスだった。だがその彼女からその言葉を聞いた瞬間、ユウFの何かが崩れて壊れた。

 

 

「ぅ…うあああああああああああああああ!!!!」

 

 

ユウF

LP4000 手札3枚

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディン/ATK3000

伏せカードなし

 

―ツバキのターン―

 

「僕は……!!僕はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「ツバキ、お願い。彼を…止めてあげて」

 

 

ユウFの感情はユウと同じだった。だからユウは分かっていたーーいまユウFが抱えている孤独、絶望、失意を。

 

誰よりも人に裏切られるのが、人に依存しているユウの感情がそこで泣き叫んでいるのだ。

 

 

「私のターン!!魔法カード、魔力掌握を発動!!エンディミオンにカウンターを乗せデッキから同名カードを手札に加える!!」

 

 

魔法都市エンディミオン/M2→4

 

「そしてその4つのカウンターを取り除き、魔力昇華を発動!!カードを2枚ドロー!!」

 

魔法都市エンディミオン/M4→0

 

 

 

「手札からをジャンク・シンクロン召喚!!」

 

 

ジャンク・シンクロン/ATK1300

 

フィールドにメガネのようなものをかけた少年が現れた。

 

 

「って、あれ!?俺のカード!?」

 

「……………」

 

 

どうやら今度は荒木の余っているカードを頂いたようだった。

 

「ジャンク・シンクロンの効果で墓地のエフェクト・ヴェーラーを特殊召喚!!」

 

 

エフェクト・ヴェーラー/DEF0

 

 

「レベル8のカオス・レッド・ドラゴンにレベル3のジャンク・シンクロンとレベル1のエフェクト・ヴェーラーをダブルチューニング!!

現世に生ける魔導師が祈りがささげる時、魔の扉は開かれる!!冥界の龍よ、飛び立て!!」

 

☆8 + ☆3 + ☆1 = ☆12

 

2体のチューナーが通常の緑のリングではなく、光り輝く4つのリングへと変わった。

 

 

「シンクロ召喚!!魔導龍パイルドラグーン!!」

 

パイルドラグーン/ATK3400

 

フィールドに額に紫色のクリスタルを嵌めこんで体中に七色の結晶が散りばめられた赤い体の巨大な竜が生み出された。それと同時にツバキのフィールドに4体のモンスターが現れた。

 

 

「パイルドラグーンの効果発動!!シンクロ召喚成功時、墓地の魔力カウンターを乗せれるモンスターを可能な限り特殊召喚して魔力カウンターを2つずつ乗せる!!来て、私の墓地に眠るモンスターたち!!」

 

闇紅の魔導師/ATK1700→2300/M0→2

マジカルコンダクター/ATK1700/M0→2

マジウルフ/ATK400/M0→2

マジカルフィシアリスト/ATK800/M0→1

 

 

「レベル6の闇紅の魔導士にレベル2のマジウルフとマジカルフィシアリストをダブルチューニング!!

大魔導の名を持つ者よ、魔法都市に眠る大魔法を携え、秩序を正せ!!」

 

☆6+☆2+☆2=☆10

 

「シンクロ召喚!!大覇魔導師アーカナイト・マジシャン!!」

 

大覇魔導師アーカナイト・マジシャン/ATK1400→3400/M0→2

 

「そしてマジカルコンダクターの効果発動!!カウンターを取り除いて墓地からマジウルフを特殊召喚!!」

 

マジウルフ/ATK400

 

フィールドにカリーヌ教会のダイキのマジキャットのような犬が現れた。

 

「レベル4のマジカルコンダクターにレベル2のマジウルフをチューニング!!

滅びの呪文を唱えし魔導師があざなす者を全て滅する!!」

 

☆4+☆2=☆6

 

 

「シンクロ召喚!!マジックテンペスター!!」

 

今度はフィールドに少し変わった形の杖をふるう女性が現れた。

 

 

「マジックテンペスターの効果発動!!1ターンに1度、手札のカードを任意の枚数捨ててモンスター1体に魔力カウンターを乗せる!!手札3枚全て墓地に!!」

 

大覇魔導師アーカナイト・マジシャン/ATK3400→6300/M2→5

 

「こ、攻撃力6300!?」

 

「バトルフェイズ!!大覇魔導師アーカナイト・マジシャンで白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディンに攻撃!!マジック・アークスピア!!」

 

「う、うわあああああああああああああ!!!!!」

 

ユウF/LP4000→700

 

 

一気にライフがセーフティラインを超えた。アーカナイトの放った槍の光に包まれたユウFはもがき苦しみながら手札のカードを抜いた。

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディンは破壊された時手札の白騎士団を2体召喚する事が出来る!!白騎士団の(ホワイトナイツ)マジシャンとガーディアンを特殊召喚!!」

 

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)パラディン

効果モンスター

星7/光属性/戦士族/ATK2700/DEF2500

このモンスターは特殊召喚する事が出来ない。

このカードが破壊されたとき、手札に存在する「白騎士団」と名のつくモンスターを2体特殊召喚する事が出来る。

このモンスターは相手のカード効果で手札・デッキに戻る効果を受けない。

このモンスターが墓地に存在する限りフィールドに存在する限り攻撃力1000以下の「白騎士団」と名のついたモンスターは戦闘では破壊されない。

このモンスターは相手モンスターを戦闘で破壊した場合、続けてもう一度だけ攻撃をする事ができる。

 

白騎士団の(ホワイトナイツ)マジシャン/DEF1500

白騎士団の(ホワイトナイツ)ガーディアン/DEF2000

 

 

「僕のフィールドのモンスターはパラディン効果で破壊される事は無い!!」

 

「…ねえ、あなた。もう無理しなくてもいいのよ」

 

 

まだ錯乱しているユウFにツバキがそう優しく語りかけた。彼もまた被害者なのだ。

無理矢理この世界に落とされ、騙され、裏切られたのだ。ユウと同じ顔だからじゃない、

 

 

「あなたはユウじゃない、けど一人の人間よ。人形なんかじゃない、苦しい事も楽しい事も分かる、心を持った人間よ」

 

「っ…!!僕は…!!」

 

「あなたの闇、ここで終わらせる。マジックテンペスターの効果発動!!フィールドの魔力カウンターを全て取り除いて相手にその数の500倍のダメージを与える!!」

 

 

マジックテンペスターの杖にアーカナイトと自身に乗っていたカウンターが集まり、さらに巨大な鎌を生み出した。

 

 

「エクステンペスト!!」

 

「っぁああああああああああああああああああ———!!!」

 

 

ユウF/LP700→0

 

 

ツバキのモンスターの効果でライフが0になった瞬間、糸が切れたマリオネットのようにユウFは倒れた。

 

それをユウが優しく受け止めた。

 

 

「ごめんね、僕」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「危ねぇ!!」

 

 

それまで傍観していたアイリスが長剣を持ってユウを死角から切り掛かった。

 

それをシゲルがデュエルディスクで受け止めた。

 

「っ…!!獣斬繁…!!」

 

「テメェの…相手は俺だろ…!!」

 

 

シゲルのディスクとアイリスの長剣が弾き、互いに距離を取った。それを見たユウとツバキは気絶しているユウFを抱えて離れた。

 

 

「お前が何をしようとしてるのかそんなのは全く知らない。だが親父がお前を危険視していた…」

 

「あなたの父親…獣斬霧矢は管理局の重要な極秘情報を知っていた。だから…」

 

「…じゃあ、あの日。俺の村を襲ったのは管理局か!?」

 

 

 

それなばらいろいろ納得できる点も多くある。なぜ霧矢はシゲルにアカデミアでバラスティアを止めろと言ったのか――そもそもなぜ異世界のデュエルアカデミアの存在を知っていたのか。

 

霧矢は異世界に行った、もしくは異世界から『ニズ』に移り住んだのだ。その際管理局の何かを知ってしまい、あの謎の襲撃者によって襲われた。

 

 

「ええ、前任の特別執務官があの世界で最重要指名手配犯『獣斬霧矢』を発見した。そして応戦…しかしロストロギア『ディヴァ・セイレーン』でその共犯者が逃亡したという記録が残されています」

 

「つまり…テメェをぶっ倒せば、親父の死について一歩前進というところか」

 

「残念ながら貴方はここで私に敗れ、ロストロギアも確保さされます」

 

そして互いに睨み合った。

 

「「デュエル!!」」

 




と言うわけで彼はユウのコピー、今後はユウFと言う事になるね。
ツバキ「プロジェクトFって?」
紫苑「作中でも私が説明したようにミッドのとある魔導師のチームが進めていた計画。特定の人物のクローンを作る、通称プロジェクトF(フェイト)」
ユウFのFはそこからとってる。と言ってもあとで名称変更しますがね。
紫苑「と言う事は今後、彼も参加するんですね」
と言っても準レギュラーではないけどね、まあ、星光や徹・澪みたいに要所要所で出てくるキャラみたいな感じだね。

紫苑「『ディヴァ・セイレーン』とは?」
管理局が勝手に名づけたアナトの名称。

ユウ「今回からボクもあとがきに加わるよ、結構お久しぶりかな」
そうなるね。けど、ユウの復帰戦は後で。その前にアイリスとの因縁をつける事になる。
シゲル「ってことは俺の出番か」
剱都「ちなみに因縁ってのは『turn41 獣の過去 新たな芽』で語られている」


次回予告

通路の第二戦。管理局特別執務官アイリスとシゲルとの戦い
ユウの話でsinモンスターの弱点を見抜いていたシゲル。それに対してアイリスの怒涛の上級モンスターの猛襲。


「ここは貴様等の生きる世界じゃない、消えろ!!」

だが新たなカード『sin qeuti』が発動された。

「破壊される事は無い!」

やがて出現するのは――最大の矛盾で、真実のsinモンスター

そして2体のドラゴン

次回turn74 真実と矛盾と黒き魂 シゲルVSアイリス 前編
最強カードは「sin qeuti」
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