私こと銀猫はTwitterをはじめることにしました。
仕事の関係や構想を練る時間の関係上、次の投稿がいつになるのかわからないので
今後の大まかなめどはそちらで報告させてもらいます。
ID:@kon2205
あ、ちなみにニコニコ生放送で使う予定のアカウントと併用しています。
「デススクラッチ!!」
「うああああああああああああ!!!!」
レッド生徒/LP1100→0
響がジェネックスに参戦して早くも1週間、もうあと2日ほどで上位32人の本戦出場者が決定される。
そんな中、彼女は途中参戦の遅れを取り戻すかのように連戦に次ぐ連戦だった。
そして大量のメダルを持っているということで狙われてもいる。
「凱陣旋風!!」
「ぎゃあああああああ!!!」
チーム生徒/LP1900→0
もちろんそんなのは、兄が止めているが。
そんな波乱に満ちた第一回ジェネックス大会、火山の麓では万丈目がデュエルをしていた。
「VWXYZ-アルティメット・デストラクション!!」
「きゃあああああああああああ!!!」
アマチュアデュエリスト/LP2800→0
万丈目はアマチュアのデュエリストを見つけると片っ端からデュエルをしていた。斎王に負けて、光の結社に落ちた自分をジュードが倒して、チーム戦では剱都に惜敗した。
自分の実力、かつての自分とは違うが、さらに強くなりたい。
そう思って戦っていた。
「くそ…」
勝利しても潤わない乾き。それが彼の虫の居所を悪くしていた。
―同じ頃、火山近く―
「フォートレス、砲撃だ!!」
「ああ!!」
チーム女子/LP1250→0
剱都のファンという女子生徒は悲痛な声を上げた。対マシンナーズとして組み上げたデッキだが、ことごとくそれを打ち破った剱都が勝利した。
「今度は自分(テメェ)の戦い方で挑んでこい」
そう言って剱都は次の対戦相手を探しに向かった。するとそこにばったり出会ったのは同じように対戦者を探していた万丈目だった。
「お?万丈目?」
「ん…お前か」
だがどういうわけかいつもの万丈目と違うような感じがした。おそらくいつもの彼なら「今こそ決着だ!!」的な感じに戦いを挑んでくるはずだ。
「悪いが今は忙しい。お前との決着…また今度だ」
「お…おう…」
どこか覇気もなく、淡々と伝えた万丈目にどこか機械的な印象があった。
「…なんだ?」
―ブルー女子寮前―
「リバース罠、ドゥーブル・パッセ!!お互いのモンスターの直接攻撃のダメージを受ける!!」
明日香/LP3800→2400
「うげぁ!!!!」
イエロー男子/LP800→0
一方ブルー女子では明日香が連勝に次ぐ連勝とメダルを稼いでいた。
明日香打倒を目指していた生徒は半分以上やられ、その勢いをなくしていた。
「さあ、次の人!!」
「「「「……………」」」」
明日香の言葉に誰も名乗りを上げなかった。
その様子を遠くから眺めていたのは紫苑だった。
「…これでランキングは明日香さんが14位…」
彼女なりの作戦としては上位メンバーを狙わないという方法をとっていた。勝率的に分が悪い相手となるとそこに博打をかけるよりも地道に勝った方が効率が悪いが上がれる可能性があった。
「……効率か。レヴィや王様が今の私を見たらなんていうんでしょうね」
―アカデミア港―
「ここに?」
「うん。噂通りならね」
ユウがツバキを連れてやってきた。そこにはなぜか人だかりが出来ていて誰かがデュエルしてるようだった。
「ラストアタック!!」
「ぐえ」
ブルー男子/LP50→0
攻撃が決まったようで、観客たちはその結果にどよめいていた。
その観客たちの合間を縫ってユウとツバキが一番前に出た。
「じゃあ、これは僕がもらっていくね」
そこにいたのはキャップをかぶっている少年――ではなく、少女がいた。だが帽子を深くかぶっているため言葉だけを聞くと少年と思ってしまう。
「相変わらずの強さだね」
「え?」
ユウの言葉に振り買った少女の目は驚きに満ちていた。そしてその声の主がユウでとなりにツバキがいるがわかったとき嬉しそうに微笑んだ。
「ユウさん!ツバキさん!」
「久しぶり、レイ」
少女――早乙女レイにツバキがそう微笑み返すも、何か違和感を感じた。少年のような言葉は昔からだが、そこではなく――
「…えっと、レイ。なんでさん付けなの?」
「あ、あはは…前はあれだったけど一応僕、小学生だからね…」
その言葉にギャラリーはどよめいた。頭たれていたブルー男子も自分が小学生に負けたということでさらに落ち込んでいた。
「そうだ!ねえ、十代様はどこ?」
「十代?確か今日は…」
―アカデミア校舎内:エントランス―
「スカイスクレーパー・シュート!!」
「ぬぅ!!」
神楽坂/LP900→0
十代が自らのフェイバリットカードであるフレイムウィングマンで神楽坂のヘル・ツイン・コップを戦闘破壊した。
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「ああ…相変わらず強いな」
あのデュエルキングのデッキ盗難事件から神楽坂は自らの記憶力を逆に利用して誰も作ったことのないデッキを模索していた。そして行き着いたのは大量シンクロのデッキだ。
そのデッキで優勝候補の一人と数えられていたが、一番人気の十代に負けてしまった。
「ん…?」
「どうした?」
すると神楽坂が何かに気づいたようだった。
「いや…あれ」
そこにいたのは一人の少年だった。
少年
LP800 手札1枚
子ヤギトークン/ATK0 子ヤギトークン/ATK0
伏せカードなし
アカデミアの制服を着ていないため、おそらく島外の参加者だろう。だがそれにしては若すぎる、プロ・アマのデュエリストではないようだった。
そしてその相手は――
「吹雪さん!?」
「っ…!!」
吹雪
LP1500 手札3枚
真紅眼の闇龍/ATK4300
正統なる血統(対象なし)
吹雪のフィールドには彼の切り札、そしてダークネスの力とも言える闇龍がいた。そして戦局も吹雪の方は有利――だが
「どうしたんだ…吹雪さん、あんなにキツそうな顔をして…」
「ボクのターン、さて、楽しかったですよ」
「!!」
突如としてフィールドの2体のモンスターが生贄にささげられた。レベル7以上の最上級モンスターが出現した――
「な、なんだあのモンスター!?」
神楽坂が驚くのは無理も無かった。十代も、吹雪も見たことの無い――その名の通り『悪魔』のようなモンスター。
???/ATK2600
「っ…どうして…僕は…!!」
「おい、吹雪さんのフィールドが!!」
何かに怯えてるような反応をしてる吹雪のフィールドにいた闇龍が少年のフィールドに渡った。
真紅眼の闇龍/ATK4300→2400
「コントロール奪取!?このままだじゃ…!!」
「バトル!真紅眼の闇龍で直接攻撃!!ダークネス・ギガ・フレイム!!」
「僕はッ…!!」
吹雪/LP1500→0
自身の切り札の直接攻撃を食らった吹雪はその場にバタリと倒れてしまった。
「吹雪さん!!」
「しっかりしろ!!」
十代と神楽坂が急いで駆け寄ると、吹雪は少し唸った。どうやら気を失ってるようだった。
「おい、お前…あれ?」
十代が少年の方を振り向くが、そこにはもう誰もいなかった。
「いない…」
「やはり…おかしいな」
神楽坂が何かを考えていた。
「おかしいって、何がだよ」
「あの少年の使ってたモンスターだ。見たこともないし…ほぼノーコストで闇龍のコントロールを奪っていた。それに、あの少年…どっかで見たことがあるんだ」
記憶力のいい神楽坂の言うことだ、おそらく名のある大会で実績を残している実力なのだろう。
―保健室―
「気配?」
気を失った吹雪は運んでほどなく目を覚ました。
どうやら精神的なダメージが大きかったらしいが、本人もその理由はわからないという。
「あの少年が勝負を挑んできて…その時、彼のデッキから嫌な気配を感じたんだ。おそらく最後に召喚したあのモンスター…見覚えがないのに、僕はあのモンスターを知ってる」
「ダークネス…の可能性は?」
神楽坂が気を利かせて十代の仲間たちであるメンバーを探しに行ってくれた。そしてまっさきにやってきた剱都が聞くが吹雪は首を振った。
「ダークネスの力は身をもって知ってる。あれはそれよりも…まるで纏わりつくように気持ちが悪かった」
「むぅ…手がかりが少なすぎますね。三沢にカードの特徴を聞きてもピンとくるものがなかったようですから…」
紫苑が三沢から聞いた情報を口にするも、神楽坂同様、見たことも聞いたこともないモンスターのようだった。
そうこうしているうちにユウやシゲル、ツバキもやってきた。ちなみにレイと神楽坂が行き違いになってしまって彼女は今校舎の中を調べている。
「じゃあ、その少年に見覚えは?」
「いや、全く知らない…。歳は12~3ぐらい…人当たりはいい感じで礼儀も良かった。だけど、デュエルの腕は…あれ?」
「どうかしたんですか…?」
突然何かを考えるように吹雪は頭を抱えた。そして驚くことを口にした。
「覚えて…ない」
「「「「「え?」」」」」
「彼がどんなモンスターを使ったのか、どんなコンボを出したのか…いや、そもそも彼が最後に出したモンスターも…」
「一種の幻惑魔法…その少年はもしかしたら管理局の魔導師の可能性もあります」
紫苑の説明によると、認識していた相手の存在などを記憶から消すという魔法があるらしい。
そうなれば、また管理局がこの世界に来ているということになる。
「ともかく、目的はどうであれそいつはわざわざ吹雪さんのメダルを奪っていったってことはトーナメントで何かを起こす可能性もある。何個ぐらい持っていたんだ?」
「確か…50~60個ぐらいかな」
「上位の平均は今40個、その少年が元々いくつか持ってたとすると大会本線で何かを起こすつもりなのかもしれません」
作戦上、紫苑は他人のメダルの数を知っていた。その彼女の見解に剱都も納得した。だが、敵がその少年だけという可能性も低かった。
「一応荒木さんとエドさんたちにも知らせて、十分警戒したほうがいいよね」
「だね。ボク達もできる限り単独行動は控えようか…」
「た、大変だドン!!」
突然保健室の扉から剣山が飛び込んできた。それに剱都はギロリと睨んだ。
「おい、保健室は静かにしろ。で、何があった?」
「み、港で今!!」
―アカデミア港―
「ハッハ!!雑魚が!!」
「うああああああああああ!!!!」
もけ夫/LP1200→0
オベリスク生徒のもけ夫が吹き飛ばされた。そして彼が落としたメダルを対戦相手の男性が拾い上げた。
「ケッ、この程度でデュエリストを名乗って恥ずかしいね」
圧倒的な強さ、そして完膚無きまでに叩きのめしたその実力に周囲の参加者は何も言えなかった。
「オラ!負け犬は消えな!!」
「ッァ!!!」
そう言って男性はもけ夫の腹を蹴り上げた。ボールのように吹き飛んだ体を一人の生徒が受け止めた。
「大丈夫か?」
「ぁ…ぅ…だ…いじょう…ぶ」
見るからにボロボロになってしまった少年を優しく下ろすとその生徒は男性を睨んだ。
「テメェ…何してやがる!!」
「ああ?なんだ?次のこのバンデット・キース様の相手はお前か、お嬢ちゃん」
そう挑発を受けた荒木は今にも飛びかかりそうだった。だが周囲の生徒がざわついていた。
「おい…バンデット・キースって…」
「あ、ああ…かつての全米チャンプ」
「生存不明って聞いたけど…」
「チッ、うるせぇガキ共だな…ん?」
悪態をつくキースの目の前で荒木がディスクを起動させてデッキをセットした。
「構えろ、テメェをこの島からたたき出してやる!!」
「ほぅ、威勢のいい女は好きだぜ。どうだ、ひとつ賭けをしねぇか?」
そう言うとキースはニヤニヤしながら荒木を見定めていた。
だが彼女は以前にもそう言う輩を相手にしたことがあるため、その視線に離れていた
「お前が勝てば、望み通り島から出て行ってやるよ。逆に俺が勝てば…そうだな。テメェは俺の言うことを一生聞くってのはどうだ?」
「構わねぇ」
早くしろと言わんばかりに荒木はデッキをシャッフルし、セットした。
一方キースも黒いデュエルディスクを構えた。
「「デュエル!!」」
―荒木のターン―
「俺のターン!!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、ジャンク・フォワードを特殊召喚することができる!!」
ジャンク・フォワード/ATK900
「さらに手札からジャンク・チェンジャーを召喚!!」
ジャンク・チェンジャー/ATK1500
フィールドに樽のような胴体のガラクタが出現した。するとその一部にさらにくず鉄が集また。
「ジャンク・チェンジャーはフィールドにジャンクと名のつくモンスターがいる場合、レベルを一つ上げる、もしくは下げることができる!!」
ジャンク・チェンジャー/☆3→4
「そしてジャンク・シンクロンの代わりとなるぜ!!」
ジャンク・チェンジャー
効果モンスター・チューナー
星3/地属性/戦士族/ATK1500/DEF900
自分フィールド上に表側表示で他に「ジャンク」と名のつくモンスターが存在する場合、以下の効果を1つ選んで発動することができる。
●フィールドに存在する「ジャンク」と名のついたモンスターのレベルを一つ上げる。
●フィールドに存在する「ジャンク」と名のついたモンスターのレベルを一つ下げる。
このモンスターはシンクロ素材にする場合「ジャンク・シンクロン」として扱うことができる。
「レベル3のフォワードにレベル4となったチェンジャーをチューニング!!集いし願いが全ての力を断つ壁となる!!光射す道となれ!!」
☆3 + ☆4 =☆7
「シンクロ召喚!!立ち塞がれ、ジャンク・アーマー!!」
今度は鎧――ジャンク・デストロイヤーが武士をモチーフにしてるのなら、西洋の騎士の格好をしている戦士が現れた。
ジャンク・アーマー/ATK2400
「ターンエンド!!」
荒木
LP4000 手札4枚
ジャンク・アーマー/ATK2400
伏せカード無し
―キースのターン―
「俺のターン!!手札を一枚コストに魔法カード、ツイン・モーターを発動!!こいつは俺のフィールドにモータートークンを2体特殊召喚する!!」
ツイン・モーター
速攻魔法
手札を一枚を捨てることで発動することができる。
自分フィールドに「モータートークン(機械族・地・星1・攻/守200)」を
2体特殊召喚することができる。
モータートークン/ATK200
モータートークン/ATK200
フィールドに機械のエンジンのようなトークンが現れた。だがおそらく行うのは上級モンスターの召喚だ。
「俺は2体のモータートークンをリリース!!デモニック・モーターΩをアドバンス召喚!!」
デモニック・モーターΩ/ATK2800
体中に刃物を仕込んだ機械が現れた。仮にもブルー生徒だった茂木を倒した実力があるようだった。
「バトルだ!!デモニック・モーターΩでお前のモンスターへ攻撃!!切り刻め、ジェノサイド・クラッシュ!!」
デモニック・モーターが体に仕込んでいたギロチンでジャンク・アーマーに仕掛けた。が、
「ジャンク・アーマーの効果発動!!墓地のジャンクを除外することで破壊を無効にすることができる!!」
墓地にいたジャンク・チェンジャーがアーマーの鎧から飛び出すとデモニック・モーターの動きを封じた。
「チッ、だがダメージは受けてもらう!」
「うあああ!!?」
荒木/LP4000→3600
すると――荒木の制服の一部が刃物で切られたかのようにパックリ分かれてしまった。
「!!これ…闇のゲームか!?」
「クク…ああ、言い忘れてたが受けるダメージは現実のものになるからな。カードを伏せてターンエンドだ。そしてエンドフェイズにモータートークンが生成される」
キース
LP4000 手札2枚
デモニック・モーターΩ/ATK2800 モータートークン/ATK200
伏せカード1枚
―荒木のターン―
「俺のターン!!」
引いたカードを見て荒木はにやりとした。
「手札からジャンク・ファクトリーを発動!!デッキからジャンクと名のつくモンスターを手札に加える!!」
ジャンク・ファクトリー
通常魔法
デッキからレベル4以下のチューナー以外の
「ジャンク」と名のついたモンスターを手札に加えることができる。
「今手札に加えたジャンク・クリーパーを召喚!!コイツは召喚に成功すると墓地のジャンクを特殊召喚することができる!!だが、そいつはレベルを一つ落として効果は使えなくなる」
ジャンク・クリーパー
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/ATK1200/DEF800
このモンスターが召喚に成功したとき
墓地に存在する「ジャンク」と名のついたモンスターを特殊召喚することができる。
この効果で召喚したモンスターは効果を発動することができず、
レベルが1つ下がる。
このカードをシンクロ召喚の素材にする場合、
「ジャンク」と名のついたモンスターの素材にしかできず
チューナーは「ジャンク」と名のついたモンスターでなければならない。
ジャンク・クリーパー/ATK1200
ジャンク・チェンジャー/DEF900/☆3→2
「さらにフィールドにチューナーがいることで、手札のブースト・ウォリアーは特殊召喚することができる!!」
ブースト・ウォリアー/DEF200
「こいつはフィールドに表でいる限り、フィールドの戦士族モンスターの攻撃力を300ポイントアップするぜ!!」
ジャンク・アーマー/ATK2400→2700
ジャンク・クリーパー/ATK1200→1500
彼女のお得意な特殊召喚とパワーアップコンボだ。
さらにこれでより強力なモンスターを召喚することができる。
「レベル3のジャンク・クリーパーにレベル2となったジャンク・チェンジャーをチューニング!!
集いし星が新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!!」
☆3 + ☆2 = ☆5
「シンクロ召喚!いでよ、ジャンク・ウォリアー!!」
フィールドにジャンク・シンクロンのようなモンスターが現れた。
マントを靡かせて巨大な腕を突き出した。
ジャンク・ウォリアー/ATK2300
「ジャンク・ウォリアーの効果発動!!シンクロ召喚に成功してとき、フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力を得る!!パワー・オブ・フェローズ!!」
フィールドにいたブースト・ウォーリアーが自身の効果と攻撃力をジャンク・ウォーリアーに分け与えた。
ジャンク・ウォリアー/ATK2300→2900(ジャンク・ウォリアー効果)→3200(ブースト・ウォリアー効果)
「攻撃力3200だと!!?」
「バトル!!ジャンク・ウォリアーでデモニック・モーターΩへ攻撃!!粉砕しろ、スクラップ・フィスト!!」
ジャンク・ウォリアーの攻撃でデモニック・モーターがバラバラに弾け飛んでその破片がキースに降り注いだ。
「うおおおおおおお!!!」
キース/LP4000→3600
「さらにジャンク・アーマーでモータートークンへ攻撃だ!!スクラップ・リニアー!!」
「ッコノ!!」
キース/LP3600→2100
一気に状況が変わった。おそらく以前の彼女のデッキだとここまで一変させることは無理だっただろう。
「これが俺の新しい『ジャンクデッキ』だ!!ターンエンド!!」
「舐めた真似しやがる…!!」
荒木
LP3600 手札3枚
ジャンク・ウォリアー/ATK3200 ジャンク・アーマー/ATK2700 ブースト・ウォリアー/DEF200
伏せカードなし
―キースのターン―
「俺のターン」
「荒木!!」
キースが指をデッキにかけた時、ちょうど剣山が呼びに行っていたメンバーがやってきた。
その声に荒木が驚きながら振り向くと同じように紫苑が驚いた顔をしていた。
「先輩…?」
「死ね」
キースの声が響くと同時に、荒木の体が浮遊感に包まれた。
「ッ…ぁ…!?」
背中から地面に叩きつけられた荒木の肺から空気が一気になくなった。
荒木/LP3600→800
「荒木!!」
剱都が驚いた声を上げた。まだキースのメインフェイズ中なのに、一気に半分以上のライフが消えたのだ。
「…テメェ、何で生きてやがる」
一方のキースも荒木のライフが残っていることに驚いていた。
「っ…咄嗟だったが…ビンゴみたいだったな…」
なんとか落ち着いて深呼吸をして肺の隅々まで空気を渡らせたところで一枚のカードを取り出した。
「ジャンク・アーマーはリリースすることで効果ダメージを半分にすることができる」
ジャンク・アーマー
シンクロモンスター
星7/光属性/戦士族/ATK2400/DEF1700
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、相手の攻撃宣言時発動することができる。
墓地に存在する「ジャンク」と名のついたモンスターを
除外することで戦闘破壊を無効にすることができる。
このモンスターをリリースすることで
このターン受ける効果ダメージを半分にすることができる。
この効果は相手のターンのメインフェイズにしか発動することができない。
「しぶとい野郎だ…!!」
だがキースの手札は2枚減っており、フィールドにはメタルコーティングが発動されていた。
メタルコーティング
永続罠
機械族モンスターが墓地に存在する場合、
1ターンに1度自分が受ける効果ダメージを代わりに相手に与える。
このカードが破壊されたとき、カードを1枚ドローする。
「だが、こいつを見て恐るがいい!!墓地のモーター・チューンパーツの効果発動!!名前にモーターと名のつくカードとこのカードを除外することで、そいつと同じレベル・攻撃力のモンスターを召喚することができる!!」
モーター・チューンパーツ
効果モンスター
星5/地属性/機械族/ATK1550/DEF1200
墓地に存在するこのモンスターと他の「モーター」と名のつく
モンスターを除外することで発動する。
この効果で除外したモンスターのレベル・攻撃力が同じモンスターを
墓地から特殊召喚する。
フィールドに現れた一本のネジとデモニック・モーターΩが互いにバラバラになると組み合わさって一体の機械の巨人となった。
「現れろThe big SATURN!!」
The big SATURN/ATK2800
「コイツは相手のカード効果で破壊されるとお互いに2800ポイントのダメージを当たる効果を持っている」
「っ…俺の手札が少なくなってるのは、それが原因か…!?」
するとキースはニヤリと笑って墓地の一枚のカードを取り出した。
「コイツは相手の手札のカードを一枚捨てさせ、それが魔法以外のカードなら相手の手札のカードを一枚破壊する効果に変更するっていうカードだ」
魔力炉
通常魔法
相手の手札のカードを一枚選び、捨てる。
そのカードが魔法カード以外のカードなら
「相手は手札のカードを一枚選び、破壊する」という効果を与える。
魔法カードなら自分はカードを1枚ドローする。
そしてメタルコーティングの効果で2800×2=5600のダメージが発動したのだ。だが咄嗟に荒木がジャンク・アーマーをリリースして効果を発動していたおかげで2800ダメージで済んだのだ。
「あのモンスター…!!」
「十代?」
The big SATURNを見て十代が何かに気づいたようだった。
「あのモンスターの放ってる気配…吹雪さんを襲ったあのモンスターと同じだ!!」
「なに!?」
つまり、バンデット・キースが吹雪を襲った犯人の仲間ということになる。
『ううん……違う』
「イナ?」
ユウの肩でじっとキースを見ていたイナは何かに気づいていた。そしてダークやウリィ、神楽といったほかの精霊たちもわかった。
『おそらく…十代が見た精霊とは違います』
「精霊…あのモンスターか?」
剱都の言うとおり、The big SATURNから妙な気配があった。
『ほう、気づいたのか』
「「「「「「!!?」」」」」」
突然キースの目が世界の矛盾の証のように赤く光った。それと同時にThe big SATURNが喋った。
「おいおい、お前はすっこんでろ」
『そうはいかん。こやつらが我の存在に気づいたのなら名を名乗るのが礼儀というものだ』
「ケッ、勝手にしろ」
するとThe big SATURNがどっしりと構えて荒木を見下していた。
『我が名はサターン。我が主のため、この場に参った』
「…テメェ、一体何が目的だ」
精霊が主のためにここまでのことをしているというとなにかでかい目的があるに違いながった。だがキースは不敵な笑みを浮かべると最後の手札を墓地に送った。
「知りたければ俺に勝つんだな!!The big SATURNの効果発動!!手札一枚とライフを1000支払い最終形態へと変化させる!!」
キース/LP2100→1100
The big SATURN/ATK2800→3800
「バトルだ、The big SATURNでその忌々しい戦士へ攻撃!!end of COSMOS!!」
「うわあああああああああああ!!!!」
荒木/LP800→200
一気にライフを削られ、さらにモンスターも墓地に送られた。
戦況は一変したと言っても過言ではない。
「俺はこれでターンエンドだ。さあ、もっと俺を楽しませてみろ!!」
キース
LP1100 手札0枚
The big SATURN/ATK3800→2800
メタルコーティング
―荒木のターン―
「っ…俺のターン!!俺はジャンク・パペッターを守備表示で召喚!!」
ジャンク・パペッター/DEF0
フィールドにジャンク・シンクロンに似た人形を操るボロボロの腕が現れた。
気味の悪さだとユウの異次元デッキのネクロフェイスといい勝負だった。
「このモンスターが召喚成功したとき、デッキの一番上にジャンクを置く。ジャンク・サーヴァントをデッキの一番上に!!」
「ハッ、そんな雑魚並べて時間稼ぎか?」
「なんとでも言いやがれ、ターンエンド!!」
荒木
LP200 手札2枚
ブースト・ウォリアー/DEF200 ジャンク・パペッター/DEF0
伏せカードなし
―キースのターン―
「俺のターン!!カード伏せてバトルだ!!SATURNでブースト・ウォリアーへ攻撃!!Anger HAMMER!!」
「ッ…ジャンク・パペッターの効果発動!!相手が攻撃してきた時、このモンスターへ攻撃を移すことが出来る!!」
ジャンク・パペッター
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/ATK1200/DEF0
このモンスターが召喚に成功したとき、
デッキから「ジャンク」と名のついたモンスターを選択して発動する。
デッキをシャッフルし、選択したモンスターをデッキの一番上に載せる。
このモンスターが守備表示で存在する場合、相手の攻撃をこのモンスターに
変更することができる。
SATURNの攻撃でパペッターは無残に粉々になってしまった。
「(なるほどな、そこまでして守りたいってことは無理やり攻撃力を上げるってわけか、レベル1のモンスターを残したいってことか)ターンエンドだ」
キース
LP1100 手札0枚
The big SATURN/ATK2800
メタルコーティング 伏せカード1枚
―荒木のターン―
「俺のターン!!シンクロン・エクスプローラーを召喚!!」
シンクロン・エクスプローラー/ATK0
フィールドには胴体が空洞になってる丸っこいロボットが現れた。するとその中から一体のウェスタン風なモンスターが現れた。
「このモンスターが召喚したとき、墓地のシンクロンを召喚できる!!俺は魔力炉の効果で墓地に送られたクイック・シンクロンを特殊召喚する!!」
クイック・シンクロン/ATK700
「レベル1のブースト・ウォリアーとレベル2のシンクロン・エクスプローラーにレベル5のクイック・シンクロンをチューニング!!
集いし闘志が怒号の魔神を呼び覚ます。光さす道となれ!!」
☆1 + ☆2 + ☆5 =☆8
「シンクロ召喚!粉砕せよ、ジャンク・デストロイヤー!!」
ジャンク・デストロイヤー/ATK2600
フィールドに日本鎧をモチーフにした4本腕の戦士が現れた。
「ジャンク・デストロイヤーの効果を発動!!シンクロ召喚成功時、シンクロ素材にしたチューナー以外のモンスターの数だけ相手のカードを破壊することができる!!ダイダル・エナジー!!」
それによってThe big SATURNと伏せカードに向かって衝撃波が飛んで行く。だが先ほどのことを思い出したジュードは声を上げた。
「待って、荒木!!そいつを破壊したらダメージが――!!」
「いや、相手の情報がない今、無茶をして再起不能(リタイア)するよりも引き分けて次につなげたほうがダメージが少ない。が…」
剱都はそう言うが、すぐにキースの伏せカードが何か気づいていた。
「できない計算をすると、痛い目にあうぞ…」
「ハハッ!どうやらそこの金髪の兄ちゃんは気づいているみたいだな!!リバース罠発動!!機甲部隊の陽動(マシンナーズ・シェイキング)!!機械族モンスターを対象としたカード効果をほかの正しい選択へ変更することができる!!」
機甲部隊の陽動
カウンター罠
相手が自分フィールドの機械族モンスターを対象とした
魔法・罠・モンスター効果を発動したとき発動することができる。
対象を自分フィールドの別の正しい対象の魔法・罠に移し替える。
するとThe big SATURNに向かっていた衝撃波がメタルコーティングへと逸れた。
「そして、メタルコーティングの効果で俺はカードを1枚ドローする!!テメェのしょうもない作戦なんてハナっから無理な話なんだよ!!仲間にも見捨てられるなんて可哀想な野郎だな!!」
「………」
「ああ、確かに荒木は『引き分ける』なんて計算は無理だ」
剱都はそう言った。それに荒木はニヤリと笑った。
「ジャンク・デストロイヤーをリリースして手札のシンクロ・イーターを特殊召喚!!」
フィールドのジャンク・デストロイヤーが足元に空いた穴に落ちた。するとその穴が宙に浮き、黒い目玉になった。
シンクロ・イーター/ATK100
「このモンスターは自分フィールドのシンクロモンスターをリリースして手札から特殊召喚することができる!!」
「何を考えてやがる?たった100の攻撃力のモンスターを出しやがって…」
「このモンスターは墓地のチューナーモンスターを選択してそのモンスターの効果と名前を得る!!ジャンク・チェンジャーを選択するぜ!!」
シンクロ・イーター
チューナー・効果
星2/地属性/悪魔族/ATK100/DEF100
このモンスターは自分フィールドのレベル5以上のシンクロモンスターを
リリースすることで手札から特殊召喚することができる
1ターンに1度墓地に存在するチューナーモンスターを選択して発動する。
このモンスターを選択したモンスターと同名カードとして扱い、その効果を得る。
目玉が荒木の墓地を見るとジャンク・チェンジャーと同じような樽型の機械へと変わった。
シンクロ・イーター → ジャンク・チェンジャー
「さらに自分フィールドにジャンクがいる場合、手札のサーヴァントは特殊召喚することができる!!」
ジャンク・サーヴァント/ATK1500
現れたのは先ほど荒木がパペッターの効果でデッキの一番上においたモンスターだった。するとキースは剱都の言葉の意味がわかった。
「まさか…テメェ…!!」
「ああ、最初からわかってたさ。デストロイヤーが止められるってな」
そう、剱都は彼女が『引き分ける算段をつけるわけがない』と言った。つまり――
「チェンジャーとなったイーターの効果発動!!レベルを一つ上げるぜ!!」
シンクロ・イーター(ジャンク・チェンジャー)/☆2→3
はじめからこの流れを狙っていたのだ。
『勝つための算段』を――
「レベル4のサーヴァントにレベル3となったシンクロ・イーターをチューニング!!
集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光さす道となれ!!」
☆4 + ☆3 = ☆7
「シンクロ召喚!!射抜け、ジャンク・アーチャー!!」
一つ目の狩人がフィールドに出現し、その弓をまっすぐThe big SATURNへと向けていた。
ジャンク・アーチャー/ATK2300
「ジャンク・アーチャーの効果発動!!1ターンに1度相手フィールドのモンスターを除外することができる!!」
「な、なんだと!!?」
ジャンク・アーチャーから放たれた矢がまっすぐThe big SATURNの胸部に刺さると、そのまま異次元へと飛ばされた。
「バトルフェイズ、ジャンク・アーチャーで直接攻撃!!スクラップ・アロー!!」
「こんなガキに…こんなガキにィィィィィィ!!!!!」
キース/LP1100→0
ジャンク・アーチャーの弓を受けてキースが吹き飛んだ。その衝撃でThe big SATURNのカードが落ちた。
「クッ、クソッ!!」
「あ、逃げた!」
観戦していた女子生徒が一人が言うとおり、キースは立ち上がると港にあったモーターボートに飛び乗った。
「放っておけ。今はこいつを医務室に連れて行くのが先だ」
そう言って剱都と紫苑が先ほどキースに蹴り飛ばされていたもけ夫の様子を見ていた。ボロボロで衰弱しているが無事のようだ。
「剣山、頼む」
「まかせるドン!」
剣山が急いでもけ夫を背負って駆け出した。複数人の生徒もそれについていったが、まだ多くの生徒が残っていた。
「…見せもんじゃねーぞ!!詳しいことは明日先生からあるから帰れ!!」
剱都の言葉にポツリポツリと生徒が帰っていった。
「いつの間に先生に言ったんだ?」
「嘘だ」
―アジト―
「で、どういうことだと思う?」
アジトのテーブルを囲んだメンバーに対してため息を付くようにジュードが総口を開いた。
だが、それに同じような反応を全員がしていた。
「おっくれましたぁ~…?」
「おせーよ」
若干不機嫌でシゲルがやってきた如月と雪乃に半目で言った。ちなみに今現在はノーバディと転生者しかいない。十代はもけ夫について、響はジュンコとももえに連れられて立ち入り禁止施設について教えてもらっている。
「あ、あららぁ?どうしてそんなに…あとぉ、なんで荒木さん、怪我をぉ?」
「カスリ傷だ、ったく…」
紫苑の応急処置を受けて左腕、デモニック・モーターΩの攻撃で少し切れた場所に包帯を巻いていた荒木も少し不機嫌だった。
「如月、お前に2つの選択肢をやるよ。全部話して殴られるか、殴られて全部話すか」
「えっ!?ちょ、何の話ですかぁ!?」
鬼気迫る剱都の言葉に珍しく如月が慌てていた。それに恐る恐るという感じに雪乃が手を挙げた。
「あ、あの先輩。なにが?」
「今から20分ほど前、港でバンデット・キースが現れた」
「「………えぇぇ!!!?」」
その名前に聞き覚えがある如月と雪乃は共に声を上げた。
というよりも、生徒たちが噂で言ってたように死亡説が上がっていたからだ。
「で、だ。そいつの使ってたモンスターがまあ、厄介なやつだ」
「…そ、それでぇ…?」
『12日後の戦争』で如月は光の結社側にいつの間にか堕ちたので前科があったのだ。
「お前、何か知ってるんじゃないのか?」
「な、なんでぇ…??今回はなんにも…そ、そもそもなぜぇ今回私にぃ?」
そういった時、ユウが拾った『The big SATURN』を置いた。だが、そのカードの絵柄がなぜか白紙になっていたのだ。
「The big SATURN…??」
「名前の意味としては『大きな土星』ってことだ。紫苑の持つ『ジ・アース』だと地球。で…お前の持つ『The tyrant NEPTUNE』は…『暴君の海王星』とかそう言う意味だ」
そう、彼女の持つエースであり、精霊のモンスター。少なからずなにか関わりがある。
「え、えっとぉ…ネプチューン!!」
そして、身に覚えがない如月は慌てたように精霊を呼んだ。程なくして半透明のネプチューンが現れた。
『呼んだか?』
「ネプチューン、悪いが俺はお前たちが光の結社側に落ちたことで完全に信じきることができない。だからYESかNOかで答えろ。The big SATURNとお前となにかつながりがあるか?」
『The big SATURN』の名前を聞いて明らかにネプチューンが動揺していた。「まさかそんな…」「やっぱり…」とブツブツと何かを言っている。
『……話せば長くなるが、いいか?』
「ああ、1から10まで全部話せ」
『もともと我達…プラネットシリーズと呼ばれたモンスターは異世界のカードだった』
「プラネットシリーズ…ってことは、まだ何体かいるってことだな?」
シゲルの言葉にネプチューンは頷いた。
『ヴィーナス、マーキュリー、アース、マーズ、ジュピター、ウラヌス、プルート……そして、サン』
「全部で8…?アースって紫苑の持ってる?」
そう、先ほど剱都が言ったように紫苑も同じく惑星の名前を持つモンスターを持っている。
『そうだが、アースだけは他のプラネットと違う。我らをマイナスのプラネットとするとアースはプラスのプラネット…もとより、他のプラネットモンスターを倒すための存在。そして精霊はもともと宿っていない』
「…とりあえず、質問はあとにするか。まずは全部の説明を聞こう」
『その異世界で我ら…アースを除いたプラネットシリーズはとある存在の復活を目的にしていた。遥か昔、古代エジプトに封印された悪魔――トラゴエディア』
「それって…レベル10のあのモンスター?」
ダメージを受けると手札から特殊召喚するレベル10モンスター。
その名前だとこの場にいる殆どのメンバーが知っていた。
『それの精霊と思ってくれたらいい。それを…異世界の遊城十代達、原作の者たちが止めたのだ』
「……!」
もしかすると、その世界はシグナムたちが過去に行っていた異世界のかもしれないと紫苑は思った。
『だが、その後…その世界は謎の消滅をした』
「…やはり、それは…」
「紫苑?」
紫苑は一年の最後の戦い、三幻魔をめぐるシグナムとの戦いで聞いた話をした。
そして、そのことで人一倍シグナムがあの戦いに力が入っていたことも。
「…なるほどな。ネプチューン、どうなんだ?」
『……うむ、確かに覚えがある。赤髪の騎士のような女性や赤いおさげの少女といった…名前までは分からぬが…』
となると、その消滅はシグナムの言っていた『ブラッディ・クロス・ドラゴン』の封印の失敗、そしてそれはネプチューンが関わった戦いのあとなのだろう。
『話を戻すと、その消滅に巻き込まれて各々バラバラに散らばってしまった。そして儂は佳祐…マキの弟のデッキのカードにとり憑いた』
「じゃあ、奴らの目的はわからないんですか?」
『うむ…先ほどの話、サターンが言っていた主というのが…トラゴエディアなのか、それとも別の何かなのか…』
どうやら奴らの背後にいる存在についてはネプチューンでもわからないようだ。
「じゃあ、これってどういうこと?デュエル中は普通の精霊のカードだったのに荒木さんが勝ったら白紙になったの」
『うむ…理由は分からぬ。儂が昨日(さくじつ)響殿に敗北したときもなんともなかった。じゃが、サターンは主への忠誠心が途轍もなく強力だ。もしかすると自決したのかもしれぬ』
情報を渡さないために自決する。それは戦場などでよくあることだが精霊でもそうなのかと剱都は思った。
「問題は残り7体のプラネットモンスターか…おそらく吹雪さんを襲ったっていうのもそれだろうな。奴らの目的がわからない以上…守りに徹するのは不手だ。こういうメンバーの一角を落とされた場合、次に取るのは――」
―廃寮―
「サターンが落ちたか…だが、既に駒は揃った」
目元を隠す仮面の下、その男性が怪しく笑った。
そして、彼の目の前に7つの闇が浮かんでいた。
「まずは…貴様から消えてもらおう」
剱都「すごく遅れたな」
この話は前回の話をあげた時に既にできていたんだけど、次の話が…
シゲル「確か少なくとも2話ほど作って投稿するんだったな」
ストックがあれば何らかの理由で遅れても大丈夫だから。だけど改訂やらなんやで作ってなかったから…
紫苑「というと」
…次回、もしかしたら来月の終わり、遅かったら2ヶ月後です
シゲル「遅すぎるぞ!!」
まあ、そこらへんのは前書きで書いているTwitterで載せますね。
ただニコニコ生放送と同じものを使ってるので…
剱都「お前生主だったのか?」
一応自分のコミュニティも。作中のいくつかのコンボもそこから持ってきたのがあります。
ユウ「それで、今回の話の内容だけど…」
大まかな参加者の動きだね。そして新たな敵『プラネットシリーズ』
ツバキ「ネプチューンの話だと漫画版の敵だって…」
そう。一応管理局がロストロギアの封印を失敗で消滅した世界ってことになってる。
そしてこの設定できてからジ・アースどうしようか悩んでいる。
ユウ「精霊化とかしないの?」
正直、これ以上精霊が増えても扱いきれないと思う。それと紫苑に関しては人語がしゃべれる精霊はいない方が絵になると思う。
シゲル「で、キース・ハワードが出てきた理由は?」
特にないかな。最初の相手をサターンにしたから『機械族』『悪役』『かませ犬』で扱いやすかったのがこいつだった。
紫苑「ひどい理由ですね」
ツバキ「途中の吹雪さんを襲った人は?」
次回か…だいぶあとでわかる。ちなみにまだ次回完成してない。
剱都「大丈夫なのか?」
ユウ「他にはレイとか来てるんだね」
一応原作のジェネックスをもとにしてる章だからね。
彼女も結構今回入ってくるかな。
ツバキ「で、如月さんへの疑惑が…」
まあ、遅かれ早かれもう一度疑いの目を彼女に向けることをする予定だったから。
ちょうどネプチューンを持ってる設定だったから
紫苑「サターンは…」
消滅というか…まあ、消えました。
それに関しては今後で明らかかな。
ユウ「荒木さんのデッキは変わったの?」
今までだと『戦士シンクロ』だったけど今回からは『戦士ジャンク』+『ウォリアーズ』かな。
次回予告
暴行事件から一夜、事件の裏側を知っているメンバーたちは次の敵を待ち受けるため、協力者たちに警告していた。
だが、その中で新たな襲撃――
「どっちが十代様にふさわしいか勝負だ!!」
「お兄ちゃん達、何してるんですか…?」
予想だにしない相手の実力――
見えてくる『駒』の正体――
「…なによ、十代様と同じHEROなのに」
次回turn84 憧れ
最強カードは「フレンドラゴン」