遊戯王GX~ノーバディ・レコード~   作:銀猫

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Turn93 イービルの力 忘れられた姿

―デュエルホール―

 

「くっ…もう3時間…いったいどうなってるのだ…」

 

「校長、ダメです…出口から入っても中に入れません」

 

 

とにかく中にいる参加者の救出のためにクロノスやほかの教諭が脱落者用出口から逆に入り込んでもその時の広間から先に進めないのだ。

 

 

「残りは釼都君、シゲル君、響さん、そしてレイ君か…」

 

「決勝が始まりましたぁ」

 

 

情報がなくて錯綜してる教師陣に如月がそう言ってやってきた。その手のポータブルディスプレイには決勝の風景が映しだされていた。

 

 

「これは…」

 

「電波妨害がなくなったようです。たぶんここも…」

 

 

そう言ってるうちにディスプレイにノイズが走ると決勝の舞台である地下最奥の地下入洞が映しだされた。

 

 

そしてそこにはレイと、対峙してる響が映っていた。そこから少し離れて十代が戦いを見守っているようだった。

 

 

「これは…シニョーラレイとシニョーラ響のファイナルということでスーノ?」

 

「ええ…残るのは黒幕、――さんです」

 

 

如月が告げた黒幕の名前。それに、教師たちは頭でその意味を理解することを放棄していた。

 

―ジュードのターン―

 

「僕のターン!!」

 

ジュード

LP500 手札4枚

モンスター無し

儀水の光映/C1

 

「…………」

 

仮面の男

LP5000 手札1枚

インフェルノ・ウィング/ATK2100 プライシス・スパーク/ATK1600

スパークガン/C2 補給部隊

 

 

「シャドウ・リチュアの効果でこのカードを墓地に送り、デッキからリチュアの開放術を手札に加える!!そしてリチュアの開放術を発動!!このカードは儀式召喚のためのコストを墓地から除外することで代用することができる、ただしその時1体で儀式召喚のためのリリースとして使用できる効果は無効になる」

 

 

リチュアの開放術

儀式魔法

「リチュア」と名のついた儀式モンスターの降臨に必要。

自分の墓地の「リチュア」と名のつくモンスターを

儀式召喚するモンスターと同じレベルになるようにゲームから除外する。

この効果で除外するモンスターの「このカード1枚で儀式召喚のためのリリースとして使用できる」効果は発動できない。

 

 

「効果で墓地のヴィジョン・リチュア、イビリチュア・プシュケローネ、リチュア・エリアルを除外!!再び降臨せよ、イビリチュア・ジールギガス!!」

 

『ぬん!!』

 

 

イビリチュア・ジールギガス/ATK3200

 

 

先程の禁断の秘術とは違い、完全な状態での召喚でさらにこのターンの攻撃も可能となったジールギガス。

するとジュードはデッキの一番上に指をおいた。

 

 

「ライフコストを儀水の光映で0にしてジールギガスの効果!!カードをドロー!!」

 

 

儀水の光映/C1→2

 

引いたカードは――「リチュアの錬成陣」

残念ながらリチュアモンスターではなかったが、これでも充分強力なカードだ。

 

 

「リチュア・ビーストを召喚し、効果でシャドウ・リチュアを召喚!!そして、リチュアの錬成陣を発動!!」

 

「なに…!?」

 

 

元々フィールドにあった解呪の陣に重なるようにしてリチュアの禁呪を発動させた。

その中央に吸い込まれるかのようにジールギガスとシャドウ・リチュア、リチュア・ビーストが生贄に捧げられた。

 

 

「来い、水魔龍よ…その力で煉獄の力を押し流せ!!イビリチュア・テルラ・ドラゴン!!」

 

 

イビリチュア・テルラ・ドラゴン/ATK3500

 

 

フィールドにジュードのデッキの最強のモンスターであるドラゴンが出現した。

そして墓地から1枚のカードが除外された。

 

 

「イビリチュア・テルラ・ドラゴンの効果を発動!!墓地の儀式モンスターを除外してその効果を得る、ジールギガスの効果を得てカードをドロー!!引いたのはリチュア・メーヴ、効果でインフェルノ・ウィングをデッキに戻す!!」

 

 

儀水の光映/C2→3

 

「そしてバトルフェイズ!!イビリチュア・テルラ・ドラゴンでプライシス・スパークへ攻撃!!マディ・ストリーム!!」

 

 

「くっ……!! 補給部隊の効果でカードをドロー!!」

 

 

仮面の男/LP5000→3100

 

ようやくダメージを与えることができたが、それでもライフ開始時の4000を少し削った程度だ。一方のジュードはあと一撃でもライフダメージを喰らえばほぼ終わってしまう。

 

 

「……ターンエンド」

 

 

ジュード

LP500 手札2枚

イビリチュア・テルラ・ドラゴン/ATK3500

儀水の光映/C3

 

 

―仮面の男のターン―

 

 

「俺のターン…ククク…」

 

「……?」

 

 

手札3枚、フィールドにモンスターが存在しないと明らかに不利な状況なのはずなのに笑う仮面の男。その目線はジュードではなく別の何かを見てるようだった。

 

 

「何がおかしい?」

 

「愚かな…我が下僕の復活に気づかぬとは――」

 

 

その言葉にジュードはハッとして解呪の陣に浮かんでいた4つの光の灯ってない球体を見た――

 

 

「光が…灯っている…!?」

 

「貴様の仲間が役割を果たしたようだなァ!!チューナーモンスター、E-HEROマーダー・シンクロンを召喚!!」

 

 

マーダー・シンクロン/DEF0

 

 

名前、効果、ステータス、そして――チューナーということで紫苑の持つシンクロンのなりそこないなのだろうか。しかし見た目はシンクロンには似ても似つかないほど醜態となっており、持っていたのこぎり包丁のような件には血が付いてさびたのか狂気な雰囲気を醸し出していた。

 

 

だが、フィールドにほかにはモンスターは存在してないからシンクロ召喚を行うことができない。

 

 

「マーダー…殺人者…墓地……まさか…!!」

 

「そのとおり…このモンスターは召喚成功時、ライフを1000ポイント払うことで墓地に存在するE-HEROを特殊召喚することができる、復活せよ、プライシス・スパーク!!」

 

 

仮面の男/LP3100→2100

 

プライシス・スパーク/DEF1200

 

 

「さらにプライシス・スパークは特殊召喚に成功したとき除外されているE-HEROを1対特殊召喚する、フェスト・バーストを特殊召喚!!」

 

 

フェスト・バースト/DEF800

 

 

次々とモンスターが並ぶ。その光景は見慣れているHEROを使った戦術と何かが違っていた。

 

「そしてマーダー・シンクロンは手札のE-HEROを見せることでそのレベルと同じになる、手札のE-HEROローテ・ネクロマンサーを公開しレベルを5に変更する!!」

 

 

E-HEROマーダー・シンクロン

効果モンスター・チューナー

星1/闇属性/戦士族/ATK0/DEF0

このモンスターはルール上「E・HEROシンクロン」としても扱う

このモンスターは融合召喚の素材にする場合、

「E-HERO」と名のついた融合モンスターの素材にしかできない。

「E-HEROマーダー・シンクロン」の以下の効果をそれぞれ1ターンに1度だけ発動することができる。

・ライフを1000ポイント払うことで墓地に存在するレベル4以下の「E-HERO」を1体特殊召喚する。

・自分のフィールドにこのカード以外の「E-HERO」と名のついたモンスターが存在する場合、手札の「E-HERO」を相手に見せることでそのモンスターと同じレベルになる。

 

マーダー・シンクロン/☆1→5

 

 

「レベル4のプライシス・スパークとレベル3のフェスト・バーストにレベル5となったマーダー・シンクロンをチューニング!!」

 

 

「(この力…ヤバイ…!!)」

 

 

その力が生み出す衝撃波にジュードは不覚にも身震いをしていた。以前シゲルと戦った時に感じたブラッディ・ソウル・ドラゴンよりも凶暴で、そして恐ろしい力を感じたからだ。

 

 

そうしているうちに血のように赤黒いリングを潜った2体のモンスターは7つの星へと――

 

「降臨せよ、我が下僕――――なに…!?」

 

「えっ…?」

 

 

突然弾かれるようにリングの中から7つの光が飛び出すとそれぞれフェスト・バーストとプライシス・スパークに戻り、そしてマーダー・シンクロンも元の姿へと戻った。

 

 

「なにが…」

 

 

「くっ…解呪の儀は失敗か…フェスト・バーストの効果で手札のローテ・ネクロマンサーをコストに400ポイントのダメージを与える!!」

 

「ッ…!!」

 

 

ジュード/LP500→100

 

 

爛れた腕から発火するように火球がジュードに向かって放たれた。

バーストレディの攻撃に似てるが、あまりにも醜態なそれにジュードは吐き気もしていた。

 

「カードを伏せてターンエンドだ」

 

 

仮面の男

LP2100 手札0枚

マーダー・シンクロン/DEF0 プライシス・スパーク/DEF1200 フェスト・バースト/DEF800

補給部隊 伏せカード1枚

 

―ジュードのターン―

 

「何か知らないけど助かった…」

 

仮面の男が何をしようと、何を召喚しようかわからないがどうやら解呪の儀は失敗したようだった。

その正体はわからないが、それが召喚されたら十中八九ジュードは殺されていただろう。

 

「僕のターン!!リチュアの儀水鏡を発動!!手札のイビリチュア・ケルトリヴァイアスを選択して手札のリチュア・メーヴをリリース!!本来ならレベルが11になるようにリリースしなければならないけどイビリチュア・テルラ・ドラゴンがフィールドに存在する場合モンスター1体で代用することができる!!」

 

 

イビリチュア・ケルトリヴァイアス/DEF3000

 

 

フィールドに巨大な人魚が出現した。ここからの問題はこのあとの流れだ。ジュードのライフは相変わらず危険値どころか一撃でもくらったらゲームオーバーだ。

 

 

「イビリチュア・ケルトリヴァイアスの効果!!コストを儀水の光映で0にカードをドロー…!!引いたのはイビリチュア・リヴァイアニマ!!よってデッキからレベル4以下のリチュアモンスターを特殊召喚できる!!効果でリチュア・マーカーを特殊召喚!!」

 

 

儀水の光映/C3→4

 

リチュア・マーカー/ATK1600

 

フィールドにタコの顔を持つ魚人が出現した。その手には一枚のカードが握られており、それをジュードが受け取った。

 

「リチュア・マーカーの効果!!召喚成功時、墓地のリチュアモンスターか儀式を手札に加える!!今加えた儀水鏡を発動、フィールドのマーカーをコストに手札のイビリチュア・リヴァイアニマを儀式召喚!!」

 

 

イビリチュア・リヴァイアニマ/ATK2700

 

 

「そして、イビリチュア・テルラ・ドラゴンの効果で墓地に存在するバキュアジールを除外してその効果を得る!!バトルフェイズ、イビリチュア・テルラ・ドラゴンでプライシス・スパークに攻撃!!マディ・ストリーム!!」

 

「くっ…!!カードをドロー!!」

 

 

ジュード/LP500→2100

 

 

仮面の男に戦闘ダメージはないが、バキュアジールの効果でジュードのライフはプライシス・スパークの攻撃力分回復して並んだ。

 

 

「次はリヴァイアニマでフェスト・バーストに攻撃!!その際、カードをドローする!!それがリチュアモンスターなら相手の手札を確認する、引いたカードはフィッシュアンドバックス!!」

 

 

リチュアモンスターではないため、リヴァイアニマはそのままフェスト・バーストを破壊した。これで残るはチューナーのマーダー・シンクロンのみだ。

 

 

「ターンエンド!!」

 

 

ジュード

LP2100 手札1枚

イビリチュア・テルラ・ドラゴン/ATK3500 イビリチュア・ケルトリヴァイアス/DEF3000 イビリチュア・リヴァイアニマ/ATK2700

伏せカード無し 儀水の光映/C3

 

 

―仮面の男のターン―

 

「俺のターン、マーダー・シンクロンの効果を発動!!ライフを1000ポイント払って墓地のプライシス・スパーク、そしてその効果で除外されているクリヴ・フェザーを特殊召喚!!」

 

 

仮面の男/LP2100→1100

 

プライシス・スパーク/DEF1200

 

クリヴ・フェザー/DEF1000

 

 

「シンクロのHEROは存在しない…何をするつもりだ…!!」

 

「貴様は大事なことを忘れている。俺のデッキに眠る漆黒の太陽を…!!」

 

「!!」

 

 

太陽――惑星ではないが、それもプラネットモンスター、それも最強のとNeptuneが説明してたのを思い出した。だが、すでに解呪のための球体には全て光が点っている。

 

それは既に破壊されているという証明のはずだった。

 

 

「…いや、そもそもNeptuneすら破壊されてないはず。じゃあ、あの光は…」

 

「あの光はそれぞれの属性のデュエルエナジーが溜まったとき灯るものだ。プラネットモンスター1体と同等の力を要求するし、破壊されたら貯まる…だが、デュエリストの願望や行動によっても貯まる…Neptuneは精霊がデュエルで召喚される度に蓄積される。今もどこかで誰かが精霊のカードを使っているのだろう」

 

 

そう、海王星のエネルギーは直ぐに溜まっていたのだ。スピットなどの世界の矛盾や転生者が持つカード、そしてプラネットモンスター自身も精霊なのだ。

 

 

「俺はフィールドのクリヴ・フェザーとプライシス・スパークをリリース!!その業火で全ての生命を焼き尽くし光なき世界へと陥れるがいい!!」

 

 

「…!!」

 

 

フィールドのモンスターが消えるとそこにひとつの太陽が現れた。まるで神のカードであるラーの翼神竜のような気配もするがそれとは違い、まるで冷たい光を発してるような黒い太陽だった。

 

 

「The Supremacy SUN!!」

 

 

The Supremacy SUN/ATK3000

 

 

「攻撃力3000…だけど僕のイビリチュア・テルラ・ドラゴンの方が攻撃力が上…!!」

 

「ふっ…罠カード滅殺する光を発動!!」

 

「…………?」

 

 

別にカードが発動したからといって何かが起こってる感じがなかった。ここでThe Supremacy SUNの攻撃力上昇か何かが来ると思っていたがその様子もない。

 

 

「ジュード!!」

 

「!!」

 

 

と、その時この広間に飛び込んできたのは雪乃だった。そして出入口付近では吹雪も立っていた。

どうやらジュードがいないことを不審に思った彼女は如月を問い詰めたようだ。

 

 

「雪乃…なんで…」

 

「一人で挑むなんて無茶よ!! 行くら今押してるって――」

 

 

「エンドフェイズ、滅殺する光の効果でフィールドのすべてのモンスターを破壊する!!」

 

「「なっ!?」」

 

 

フィールドに光が集まるとその光がすべてのモンスターを呑み込んだ。そして光が晴れるとそこにいたモンスターすべてが破壊されていた。

 

 

「っ…雪乃、僕は大丈夫。だから下がってて」

 

「ジュード…負けたら承知しないわ、絶対に勝ちなさいよ!」

 

 

仮面の男

LP1100 手札2枚

モンスター無し

補給部隊

 

 

―ジュードのターン―

 

 

「僕のターン!!」

 

「このスタンバイフェイズ、墓地のThe Supremacy SUNの効果を発動!!このモンスターが破壊された場合、次のターンに手札を捨てることで特殊召喚できる」

 

The Supremacy SUN/ATK3000

 

 

「そのための補給部隊と滅殺する光か…手札から魔法カード、サルベージを発動!!墓地のシャドウ・リチュアとリチュア・ソウルを手札に加える、さらに墓地のイビリチュア・リヴァイアニマとイビリチュア・ケルトリヴァイアスを手札に加えて2枚の儀水鏡をデッキに戻す!!」

 

そして手札のシャドウ・リチュアを捨てることで儀式魔法を手札に加えることができる。しかし、リチュアに伝わりし禁断の秘術はデッキに1枚だけだ。解放術を使うにしてもメリットが少なすぎる。

 

 

「そして手札からフィッシュアンドバックスを発動!!手札のイビリチュア・ケルトリヴァイアスを捨てて除外されているイビリチュア・ジールギガスとヴィジョン・リチュアを手札に」

 

「そしてどうする、The Supremacy SUNは何度破壊されようが手札をコストに召喚される、補給部隊が存在する限り永遠に復活する」

 

そして手札は補給部隊で補充することができる。ジールギガスの効果でバウンスすれば手っ取り早いが、そうもいかない。

 

 

「けど、どんな効果を持っていたって所詮は3000のモンスターに過ぎない!!シャドウ・リチュアの効果でデッキから儀水鏡を手札に加えて発動!!手札のヴィジョン・リチュアをコストにイビリチュア・ジールギガスを儀式召喚!!」

 

『これが過労死というやつかの』

 

 

このデュエルで3度目の召喚となった現状にジールはため息をついた。

 

 

 

「そして儀水の光映でコストを0にしてカードをドロー!!引いたのは死者蘇生、そのまま発動!!」

 

 

儀水の光映/C4→5

 

 

イビリチュア・テルラ・ドラゴン/ATK3500

 

 

「イビリチュア・テルラ・ドラゴンの効果で墓地のケルトリヴァイアスを除外して効果を得る!!そして発動!!」

 

 

儀水の光映/C5→6

 

 

「…引いたのは呪術抹消、カウンター罠!」

 

 

呪術抹消は手札を2枚コストに相手の発動した魔法カードを無効にして破壊する効果がある。手札はちょうど2枚、これで相手の手を封じることができる。

 

 

「カードを伏せてバトルフェイズ、イビリチュア・ジールギガスでThe Supremacy SUNに攻撃!!」

 

「くっ…補給部隊の効果でカードをドロー!!」

 

仮面の男/LP1100→900

 

 

「次はイビリチュア・テルラ・ドラゴンで直接攻撃!!マディ・ストリーム!!」

 

「まだだ!!墓地のネクロガードナーの効果を発動!!このカードを除外し、戦闘を無効にする!!」

 

 

十代のデッキにも投入されているそのカード、The Supremacy SUNで手札のカードを捨てるのなら、墓地から発動することカードは相性がいい。

 

 

「ターンエンド!!」

 

 

ジュード

LP2100 手札2枚

イビリチュア・ジールギガス/ATK3200

伏せカード1枚 儀水の光映/C5

 

 

―仮面の男のターン―

 

 

「俺のターン、スタンバイフェイズに手札を1枚捨ててThe Supremacy SUNは再び復活する」

 

 

The Supremacy SUN/ATK3000

 

 

「(これで相手の手札は2枚…)」

 

「(仮に魔法カードでジールを超えるモンスターを召喚する、もしくは除去するカードを使っても伏せている呪術抹消、コストもちょうどある)」

 

「(残る問題は…モンスター効果…)」

 

 

圧倒的な有利な展開。だが、何かが潜む、そんな気配がするような気がしていた。3人とジール、そしてナタリアも言い表せない重圧を感じている。

 

 

「…ふっ、呪術抹消…そんなモノが通用しない究極の融合…貴様に見せてやる」

 

「…融合…?」

 

 

このデュエルで仮面の男はダーク・フュージョンとダーク・コーリングという2種の融合を使用していた。呪術抹消は魔法を使えばそのカードは手札とデッキからも墓地に送られる。

両方が手札にあるとしてもダーク・フュージョンは素材となるモンスターがいない。

 

「俺は――――

 

 

 

 

 

手札のカードを1枚コストに、超融合を発動!!」

 

「超融合…?」

 

 

もしここに荒木や本来のこの世界のことを知ってる転生者がいれば驚いていただろう。そのカードは無数の生命を犠牲にして生み出される究極で最悪な融合だった。

 

 

「けど、手札をコストにしたなら素材となるカードはない…」

 

「このカードはフィールドのありとあらゆるカードを融合させるカードだ…!!」

 

 

 

そう言われ、ジュードは気づいた。フィールドすべてを素材にするカード――リチュアに伝わりし禁断の秘術。あのカードもフィールドのありとあらゆるモンスターを儀式の生贄にする。そう自分と――

 

 

「まさか…相手フィールドのモンスターを素材にする融合!?」

 

「そんな…」

 

 

気づいたときに既にイビリチュア・テルラ・ドラゴンは素材となりかけていた。超融合から発せられるエネルギーに吸い込まれまいと必死に抵抗していたがそれも無駄と言わんばかりに――

 

 

「カウンター罠、呪術抹しょ――カードが発動できない…!?」

 

「このカードの発動に対して、カードを発動することはできない、たとえそれがカウンター罠でも!!」

 

 

「なんて強力な力なんだ――」

 

 

 

そしてジュードのイビリチュア・テルラ・ドラゴンと仮面の男のThe Supremacy SUNがひとつに合わさると1体のモンスターが出現した。まるで竜のようなウロコが敷き詰められた鎧に悪魔のような尻尾を持った――

 

 

「E-HEROダークネス・ドラゴニュート!!」

 

 

ダークネス・ドラゴニュート/ATK?

 

 

「このモンスターの攻撃力は素材にしたモンスターの合計となる!!」

 

「合計って…そんな…!!」

 

 

The Supremacy SUNは3000、そしてイビリチュア・テルラ・ドラゴンは3500。つまりその合計は――

 

 

ダークネス・ドラゴニュート/ATK6500

 

「攻撃力…6500…!!」

 

 

ジュードのフィールドにはイビリチュア・ジールギガス、そしてライフは2100で攻撃が通ってしまえばジュードは敗北してしまう。だが、伏せられているのは魔法カードの発動を無効にするカウンター罠だ。

 

 

つまり、打つ手がない。

 

 

 

「これで貴様は終わりだ……ダーク・インフェルノ!!」

 

「くっ…」

 

「ジュード!!」

 

 

ダーク・ドラゴニュートが両手を天に向けるとそこに炎が集まりだした。それはまるで太陽で、The Supremacy SUNがとり憑いているように見えた

 

 

「う、あああああああああああああああああああ!!!!!」

 

『くっ…なんぞ…こんな…ぐあああああああああああ!!!』

 

 

ジュード/LP2100→0

 

 

 

ジールギガスが破壊され、ダメージを受けたジュードはそのまま壁まで吹き飛ばされた。激突し、その痛みで立ち上がれないジュードはうつ伏せで倒れたままだ。

 

 

「くっ…!!」

 

 

それを見た雪乃はディスクを作動させると仮面の男の前に立ちふさがった。

 

 

 

「だ…めだ…にげろ…雪…乃…!!」

 

 

 

現状でジュードが敗北し、吹雪はまだ戦えず、デュエルができるのは雪乃だけだった。だが、雪乃は精霊が見えるただの人に等しいのだ。それなのにまともにやりあえる可能性は引くい――いや、それ以外にも理由があった。

 

 

「ほう…お前はできるのか?俺を倒すことが」

 

「できるできないじゃない!やるしかないのよ!」

 

 

 

 

「――変わらないな、雪乃」

 

 

「……?」

 

 

「昔から無理だと言われたことをこなそうとするチャレンジ精神…」

 

 

「何を…言ってるの…?」

 

 

 

仮面の男がまるで昔から雪乃を知ってるかのような口ぶり。いつもの彼女ならここでそれに食って掛かるが、なぜかそれができない。仮面の男の言葉が嘘や挑発とは違う何かを感じているからだ。

 

 

「…お前は気付いてるんだろ?吹雪、俺の正体に」

 

「っ…なぜだ……なんでお前が…ダークネスと同じ力を持ってるんだ…

 

 

 

 

『藤原優介』!!」

 

 

「…………――――えっ…?」

 

 

その名前を雪乃は、ずっと探していた。

 

 

『藤原優介』

 

 

雪乃の唯一の家族で吹雪、カイザーの親友の男だ。

 

 

 

「兄…さん…?」

 

「…大きくなったな、雪乃」

 

 

仮面をはずしたその顔は、まぎれもなく雪乃が探し求めていた大好きな兄で――そして、狂気に染まっていた。

 

 

「雪乃っ!」

 

 

「召喚、インフェルノ・ウィングマン」

 

 

 

デュエルではなく、精神力を消費してモンスターを召喚する世界の矛盾や管理局も使用する具現化。

 

そして生み出された悪魔はニタリと笑うと燃え上がった。

 

 

「俺がすべてを忘れるために…消えてくれ」

 

 

「兄さん…?」

 

 

雪乃は、兄の優介が何をするのか全く理解できなかった。しかしジュードも吹雪もそれが何を意味してるのか分かった。

 

 

「インフェルノ・ブラスト」

 

「あっ…ああ…!!」

 

 

ようやく、優介から攻撃されかけているということに気付いた雪乃だが、反応が遅れたせいでなにもできない。

ジュードも動けず、吹雪にもどうすることができない。

 

 

―森の中―

 

「了解」

 

 

荒木からの連絡で釼都の予想通り、黒幕の正体と居場所が正解だったため、釼都とカイザー、そして紫苑は廃寮へと急いでいた。

 

「それにしても、お前ほどのデュエリストが負けるとはな」

 

「相性が悪すぎんだよ、レイの使ったシンクロモンスターがな」

 

 

カイザーは釼都がレイに敗北したというのを聞いて驚いた。彼はデュエルで手を抜くとは思えない。しかし、レイの実力はカイザーも知っていた。

 

 

「にしても、紫苑寝すぎだろ…」

 

「寝かせておいてやれ。よほど疲れているんだろう」

 

―廃寮前―

 

 

「よぉ」

 

「シゲルか」

 

 

一足先に廃寮へと到着したシゲルは木の根で寝かせているカミューラを見ている万丈目と遭遇した。

 

「……吹っ切れたみたいだな、いろいろと」

 

「…ああ、光の結社なんてもんに染まった俺にはちょうどいい。ここから、0のスタートだ。こいつらとな」

 

 

そう言って万丈目はダークエンド・ドラゴン、ライトエンド・ドラゴン、光と闇の竜をみた。

 

 

『いやぁん、あにき~』

 

『俺たちを忘れないでくれよぉ~』

 

『そーそー、さっきのデュエルだって俺たちの活躍で勝てたんだからさー!』

 

「うるさい雑魚共! お前達なんてこいつ等の召喚の生贄になればいいんだ!!」

 

 

「………」

 

 

0からとは言え、根本的な流れは変わってないことにシゲルは何も言わず、中にいるメンバーの救助へと急いだ。

 

 

―廃寮―

 

『間一髪!』

 

 

インフェルノ・ウィングからの攻撃が迫る中、雪乃を守る1体の精霊。最強の守備能力があるスピリットモンスター『神楽』だ。

 

 

「間に合った!」

 

「ユウ君、それにエド・フェニックス!」

 

 

カミューラの足止めを万丈目に処理させて正解だっただろう。ギリギリだが雪乃を救出することができた。エドがいまだに動けない雪乃を引っ張り、吹雪は倒れているジュードに肩を回すと安全なところまで移動させた。

 

ユウは藤原優介の次の動きを牽制するように立っていた。

 

 

「…どうして、雪乃さんは貴方の妹ですよね。なのに何で…」

 

「……妹など、俺にはいない。そんなものは『忘れた』。ちょうどいい…お前の、お前達の命を贄にしてもう一度解呪の儀を行う!!」

 

「そんなことやらせない!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

―ユウのターン―

 

 

「僕のターン、スピリットモンスター荒魂を召喚!!」

 

荒魂/ATK800

 

 

「荒魂は召喚した時、デッキのスピリットモンスターを手札に加える、大和神を手札に加えてカードをセット、ターンエンド。そして荒魂は手札に戻る」

 

 

ユウ

LP4000 手札6枚

モンスター無し

伏せカード1枚

 

―優介のターン―

 

「俺のターン、ダーク・フュージョンを発動!!手札のクリヴ・フェザーとバーサーク・ワイルドを融合!!E-HEROワイルド・サイクロンを融合召喚!!」

 

 

ワイルド・サイクロン/ATK1900

 

 

ワイルド・ウィングマンに似た強大な翼をもったワイルドマンのようなモンスターが出現した。

 

 

「E-HERO…!?」

 

「こいつらはE・HEROが人々から必要とされず、忘れ去られた未来の姿だ。バトルフェイズ、ワイルド・サイクロンで直接攻撃だ、サイクロン・スラッシュ!!」

 

「リバー…!?」

 

 

伏せられていたくず鉄のかかしを使おうとするが、なぜか発動することができない。

 

 

「ワイルド・サイクロンは攻撃するとき、相手は魔法・罠を発動することができない」

 

「なっ…うわあああああああああああ!!!」

 

 

ユウ/LP4000→2100

 

 

「さらに、ダメージを与えた時相手のセットされている魔法・罠をすべて破壊する!!」

 

「ッ……!!」

 

 

伏せられていたくず鉄のかかしがそのまま破壊された。素材や攻守はE・HEROと同じなのにここまで強力なのか。

 

 

「カードを伏せてターンエンド」

 

優介

LP4000 手札2枚

ワイルド・サイクロン/ATK1900

伏せカード1枚

 

―ユウのターン―

 

「僕のターン! 手札の火之迦具土をコストにをトレード・イン発動!カードを2枚ドロー!(よし!)」

 

「…………」

 

「墓地の火之迦具土を除外して大和神を召喚!!」

 

 

大和神/ATK2200

 

フィールドにいつ振りなのだろうか、4つの腕を持つモンスターが出現した。

攻撃力がワイルド・サイクロンよりも高く、それにまだ召喚権が残されていた。

 

 

「荒魂を召喚!!」

 

 

荒魂/ATK800

 

「荒魂の効果でデッキからスピリットモンスター、八岐大蛇を手札に加えてバトルフェイズ!!大和神でワイルド・サイクロンに攻撃!!」

 

「クッ…」

 

 

優介/LP4000→3700

 

 

「大和神の効果!戦闘で相手モンスターを破壊した時、相手の魔法・罠を1枚破壊する!!」

 

「残念だったな、リバース罠ヒーローシグナル!!戦闘でモンスターが破壊されたときE・HEROを特殊召喚する!!俺は、デッキからグトナス・クレイを特殊召喚!!」

 

グトナス・クレイ/DEF2000

 

 

大和神が伏せカードを破壊しようと腕を振り上げるがその寸前に発光したシグナルに眼がくらんだのか、たじろいでしまった。

 

そして光の中から粘着質なモンスターが出現した。

 

 

「守備力2000…」

 

「さらに、手札のカードを1枚捨てることでデッキからダーク・フュージョンを手札に加える」

 

「なら、メインフェイズ2で手札のスピリット・ソウルの効果、このカードを捨ててスピリット・フィールドを手札に、発動!これで僕のフィールドのモンスターは手札に戻らない!!」

 

 

フィールドがユウのホームである神秘的なフィールドへと変わった。

 

 

「そして、カードを伏せてターンエンド!!」

 

 

ユウ

LP1900 手札3枚

大和神/ATK2200 荒魂/ATK800

伏せカード1枚

スピリット・フィールド

 

―優介のターン―

 

「俺のターン…ふっ、ダーク・フュージョンを発動!!フィールドのグトナス・クレイと手札のフェスト・バーストを融合!!射抜け、E-HEROヘル・スナイパー!!」

 

 

素材と名称からランパート・ガンナーに似たモンスターが出現した。だが、ランパート・ガンナーはミサイルがメイン武器だったのに対してヘル・スナイパーは狙撃銃のようだ。

 

 

ヘル・スナイパー/DEF2500

 

 

「ヘル・スナイパーは守備表示の時、相手に1000ポイントのダメージを与えることができる、ヘルショット!!」

 

「うわああああああ!!!」

 

 

ユウ/LP1900→900

 

 

ライフが一気に900まで減ってしまった。ここまで数ターンで追い込まれるのはクリアの時以来だが、あの時と比べるといささか状況はマシだった。

 

 

「ッ…リバース罠、神々の系譜を発動!!相手のカード効果でダメージを受けた時、手札のスピリットモンスターをコストにスピリットと名の付くモンスターを2体までデッキから特殊召喚できる!!」

 

 

スピリット・フィッシュ/DEF1000

 

スピリット・ワイバーン/ATK1700

 

 

八岐大蛇をコストに召喚された2体のモンスター。これでユウのフィールドにはチューナー含めて4体のモンスター、十分な展開ができるだろう。

 

「ヘルスナイパーは魔法効果を受けない、次のお前のターンで終わりだが、念には念を入れるとしよう。永続魔法、フュージョン・リサイクルを発動!!このカードはフィールドの融合モンスターが破壊されたとき、その素材-1体分のカードをドローする」

 

 

フュージョン・リサイクル

永続魔法

自分フィールドに存在する融合モンスターが相手によって破壊された時、

その融合モンスターに記されている融合素材の数-1枚のカードをドローする。

この効果は1ターンに1度しか発動しない。

 

「ターン終了だ」

 

 

優介

LP3700 手札0枚

ヘルスナイパー/DEF2500

フュージョン・リサイクル

 

―ユウのターン―

 

「僕のターン(金華猫! よし…)レベル6の大和神にレベル2のスピリット・フィッシュをチューニング!!大いなる魂よ!砕かれし魂と共に光の風を纏いその身を現わせ!!」

 

 

☆6 + ☆2 =☆8

 

「シンクロ召喚、スピット・シルバー・ドラゴン!!」

 

『ガァァァァァァ!!!!』

 

 

スピット・シルバー・ドラゴン/ATK2500

 

 

フィールドにユウのフェイバリットモンスターが出現した。そして手札に存在するスピリットは――

 

 

「金華猫を召喚、効果で墓地のスピリット・ソウルを特殊召喚!!」

 

 

金華猫/ATK400

 

スピリット・ソウル/ATK100

 

 

「レベル1の金華猫にレベル1のスピリット・ソウルをチューニング!!」

 

 

 

自身の最強モンスターであるスピット・クロス・ドラゴンの素材となるスピット・シンクロン。その召喚のためにレベル1同士のモンスターを組み合わせたが――

 

 

「小さき魂が集まり――え?」

 

 

取り出したカードに、何も起こらない。

 

 

スピリット・シンクロン、スピット・クロス・ドラゴンとシゲルのブラッディ・リゾネーターとブラッディ・ソウル・ドラゴンは普段はシンクロモンスターの枠だけのカードとなっている。だが、それに何も動きがない。

 

 

 

「……シンクロン…?」

 

 

少し呆然としながら取り出したスピリット・シンクロンのカードを見つめるユウ。だが、そのカードには、『何も力が宿ってない』のだ。

 

 

「なんで…」

 

 

シンクロンとクロスはユウの決意でカードとなる。ほかの人物からすればそれがなければただの白紙のカード。つまり、ユウはなぜか今、『スピリット・シンクロン』が召喚できないのだ。

 

 

そうなれば必然的に―――

 

 

 

ユウは『スピット・クロス・ドラゴン』を召喚できない。




釼都「おい、突っ込むことが多すぎて何から突っ込めばいいんだ」
シゲル「取り敢えず、お前を殴る」
なんで!?

紫苑「最初から行きましょうか」
ツバキ「じゃあ、まずはジェネックス大会の方だね」
ジェネックスはもうプラネットモンスターたちの妨害がなくなったから映像でも見えるようになりました。
シゲル「決勝は響とレイなのか?」
そう。響は十代に、レイは釼都に勝利しました。
ユウ「なんか意外だね」
前にも言ったけど本編に一応ストーリーは合わせたいということで決勝にレイを出したかった。その相手には響がいいな~と
そして、結果的に今回の騒動に響は関わらないことになった。

ユウ「それでデュエルの内容飛ばして…仮面の男の正体だけど…」
シゲル「藤原優介…なんでここで出したんだ?」
理由としては雪乃の存在
ツバキ「雪乃さんの?」
アニメの終章であるダークネス編で最初にオネストが藤原優介の姿で潜入するんだけど、雪乃がそれをスルーするのはおかしいなと思っていたのね。
それに藤原優介のことについては全員知っていたからそれなら出すのを早くしてもいいんじゃないかって。

ちなみに釼都は仮面の男の正体を薄々感づいていました。
シゲル「なんでだ?」
釼都「半分は感だが…吹雪さんが襲われた理由を考えてたんだ」
ツバキ「襲われてた理由?」
釼都「別にメダル欲しさなら吹雪さんを襲う必要もない。それに襲ってきた相手がレオンってことはあいつは襲う理由もないはずなんだ。現に予選で目的の相手であるはずのカイザーを相手にしてたから」
紫苑「確かにそうですね。では襲う理由というのは?」
釼都「考えられる最もな理由は吹雪さんが厄介だから、そして自分の正体に一番気づける可能性があったから」
ユウ「え?どういうこと?」
釼都「仮面をつけてるってことは自分の正体を知られたくない、つまり逆に言えば誰かに気づかれるかもしれないから。それと上の理由を含めると吹雪さんが真っ先に気付きそうな相手で吹雪さんの実力も知っている、ダークネスに似た力、あとは如月に裏付けをさせたらドンピシャだったってわけだ」
そして現に吹雪は優介の正体に気づきました。

シゲル「じゃあ、如月が雪乃をジュードに同行させなかった理由はこれが原因か?」
そう、この件で一番動揺するのは雪乃だからね。そして上記の釼都が気づいた理由を載せようとしてもスペースがなかった…

紫苑「次はデュエルの内容ですね」
ジュードとの戦いでいうのはあれぐらいかな
釼都「……あの融合なんだよ…」
超融合、後の章で覇王となった十代が作り出したカード。
属性HEROとの相性は最高なんだけどね。
ツバキ「まさか、十代が属性HEROを使わないようにしたのってこれが原因」
それもある。超融合は先にネタバレすると十代の手に渡ります。
そうなればどんなモンスターでも、効果を受け付けない効果じゃない限り超融合だけでいいんじゃね?になるので。

ユウ「ダークネス・ドラゴニュート…」
個人的にダークガイアがすごい気に入ってたのね。属性HEROみたいな素材指定で、ある出来事でサブデッキの隠し切り札でもあった。
紫苑「ある出来事とは?」
相手が召喚したラヴァ・ゴーレムを素材にしたから。当時のデッキには除去カードもないから俺含めて全員が「あ、終わりだな」という感じだった。
けど、ダーク・フュージョン引いて、手札に磁石の戦士αがいて、フィールドにはラヴァ・ゴーレム。
「あ」と言ってそれを使えば「あ」と全員がびっくりしてたな。
それ以来ラヴァ・ゴーレムの対策にもなった。

釼都「で、次はユウのデュエルの方だが…」
序盤、まるっきりオブライエンVS覇王の流れを使用しました。
シゲル「そこじゃねぇよ、なんでユウのカードが使用できないんだ?」
以前あった釼都のスピット・クロス・ドラゴンを忘れているのと同じ原因だね。
ツバキ「ということは次回、だね?」

一応年内で次回投稿したい、かなって感じです。
釼都「年内?」
新年一発目に例のサイレント=フリードさんとのコラボを回したいから。
2015年一発目はなんか記念になるような感じで。
ユウ「もう出来たの?」
一応、あとは細部の修正でできる。ただ、2話になった。
釼都「どうしてそうなった…」
メモ帳ソフトで作ってるんだけど、大体一話が通常30KB前後の容量なのね。
この章の後日談を含めたせいなのか、61KBになった。

まあ、そんなわけで次回予告

十代たちのようにHEROを操る優介とデュエルをするユウ。

だが、なぜかスピリット・シンクロンが具現化されない。
焦るユウに猛攻する優介。

「そうだ…まだ…希望はある…!!」

一つの光明が見えかけたが、更なる追い討ちがユウに襲いかかる。

「貴様の命も残り1ターンか…」

勝負の鍵は、覚えのない『41枚目のデッキ』
忘れるための戦いは終幕へと向かう。

「お帰り…って…言いたかった…」

次回Turn94 覚悟の忘却
最強カードは「チューニング・リバース」

お楽しみに!
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