なにか感想を持ちましたら、是非書いてください♪
貴方の考えた技が出るかも・・・?
では、楽しんでいって下さい!
第一話「幻想の御伽噺・開演」
その日は、いつもと変わらない一日だった。
・・・いや、そのはずだった。
今日を境に、彼の運命は大きく回り始める。
それは必然か、偶然かは誰にも分らない。しかし、全ては廻りはじめ・・・
クルイハジメル
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その日は日曜だったのにも関わらず、俺の起床は早かった。なぜかって?それはとてもとても面倒な剣道の稽古に行くためだ。
「おはy「おそーーーーーいっ!」
・・・そしてこの面倒な幼なじみ、魂魄 隔(こんぱく かくり)に無理矢理連れていかれるからだ。
俺は天音 真(あまね しん)っていう。得意なものは無し。苦手なこともなし。強いて言うならば、トマト、ナス、ズッキーニなど、俗に「夏野菜」と呼ばれるものが嫌いだ。年は15。
黒髪になぜか青い目、背は172cmくらいで太ってもいないしやせてもいない。眼鏡をかけている。
「まったく、男の子なんだから女の子はエスコートしなきゃダメなんだよ?」
「・・・女はここに居ない。よってエスコートしなくて良いわけだ。お休み、アウストラロピテクス」
「ふーん、へえ、ほほーう?」
「なんだよ、何か言いたげだな」
「あんたこの前授業中に」
「ごめんなさい許してくださいわざとじゃなかったんです」
「ふふ、それでいいのよ。今日は白米に鮭、お味噌汁よー」
そしてこの憎たらしい女は魂魄隔という。五月蠅いわ世話焼きだわ・・・よくアニメに出てくるような幼馴染だ。しかし、突っぱねることが出来ない。なぜか?そうそれは、単純に可愛いのだっっ!!
髪は肩くらいまでの長さ。目は大きく、黒い。いつも黒いリボンのついたカチューシャをしている。
まあ、俺があげたのだが。鼻は高く、肌は雪のように白く、絹のように触り心地が良い。綺麗。最高。至福。
そして、料理スキルが以上に高い。・・・両親がおらず、親戚もいない俺の母さんとなっている。
まあ、流石に住んでいる場所は違う。
しかし、毎日こうして朝飯&弁当&晩飯を作ってくれている・・・素晴らしい!
・・・まあ、かくして隔は男子人気が高く、そこら辺の男子から俺は疎まれているのだが・・・
「ほら、早く食べて、稽古におくれちゃうよ?」
上目遣いでそんなことを言われていれば気にはならない。
さっさと食べ、稽古に行く準備を始める。ご飯は大変美味だった。
「「行ってきまーす」」
かくして、俺の奇妙な冒険劇の幕は上がったのだった。
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「「おはようございまーす」」
俺たちは挨拶をして道場に入った。すでに何人かが素振りを始めている。
「よし、真と隔は着替えて早速摸擬戦しといてくれ」
「「はい」」
「いやあ、急に摸擬戦かー」
「最初は軽く、だんだんギアあげていこっか」
「ん、そだな」
防具をつけ終わり、俺たちはかるーく打ち合いを始めた。
ちなみに、だ。
剣道だがー俺と隔は同程度の強さである。
そして、全国一位である。
俺は相手の攻撃を受け流し決めるタイプ。
隔はこてなどを狙い、少しずつ攻めていく。
二人とも攻撃型だが、正反対であった。
稽古を始めて、2時間くらいか。
急だった。
前触れもなく、
それは起こった。
「隔!?隔!?」
隔がーーー意識不明になった。
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ピッ・・・ピッ・・・
あの後病院に駆け付けた。俺は今隔の寝ているベッドの横に座っている。
状態は意識不明の重体。身体の方に問題はないが、意識が全くない。
・・・・・治る見込みのなく、絶望的だと。手の打ちようがなく、何もできないと。医者は言っていた。
・・・植物、状態・・・
気づけば、4時間くらい俺はここに居たらしい。
もう日は沈み、辺りは真っ暗だった。
「面会時間は終わりです。・・・明日、また来てください」
「・・・・」
いつの間にか、病院を出ていた。
外は大雨。視界は悪く、体もすぐずぶぬれになった。
でも、それでよかった。涙を誰にも見られたくなかったからだ。
トボトボと歩き始め、病院を出た。
・・・ずっと、隔の近くに居たのに、何もできないのか。
俺はずぶぬれになった靴をジャブジャブと鳴らし、少しづつ歩く。
あのまま、目が覚めずに・・・
死んだら・・・?
俺は歯をかみしめる。
今俺の中にあるのは虚無感でなく。
何もできない弱い自分に対する、怒りだった。
頭の中がかき混ぜられたように混乱する。
そして俺は。
交差点の信号が赤なのに気づかず。
一歩。一歩と。
横断歩道を渡り始めーーー
突然、だった。
目の中に光が差し込み、そちらを見ると
巨大なトラックが走ってきていた。
・・・これで、弱い自分とも永久にさよなら出来るのか・・・
やっと、終われる。
目の前にライトが迫り、キキーーっとブレーキがなる。
そして、トラックが。
体にぶつかるーーー、
はずだった。
気づけば俺はーーーー
大空を、落下していた
ここから、幻想郷のすべてを引っ繰り返す異変が起き始める。
この少年は、来るべくしてこの地に来たのだろうか。
偶然か、必然か。
全てが絡まり、全てが解かれたとき。
物語は、どこに向かうのかーーー
それは誰にも分らない、幻想の御伽噺・・・。