何と!今回で『東方夢幻魂歌』通算百話目です!!
あ、幻の五章は除きます。
最初は、単なる挑戦でした。
自分の思い描いた世界が具現化されるのは、きっと楽しいだろうな。
そんな思いから始めたssも、気づけばここまで来れていたんですね。
それもこれも、全て読んで下さっている読者様のおかげです!
暖かい感想やお気に入り登録は一つ増えると全力で喜んでいます。
こんな駄作をここまで応援してくれて、本当にありがとうございました!!
夢幻魂歌はまだ続くので、これからもどうか宜しくお願い致します!!
ザアア…
雨粒が服から滴り、風が草を揺らす。
空を厚い雲が被っていて、陽の光が差し込むことは無かった。
「霊夢・・・!」
俺は急いで霊夢に駆け寄り、立ったまま項垂れている霊夢を支える。
黒髪は雨に濡れ、服は肌に張り付いている。
霊夢の脈はある物の意識は無く、それでも頬は淡い紅色に染まっていた。
その事にとりあえず安心し、大きく息を吐いた。
安らかな顔で眠る霊夢を俗に言うお姫様抱っこで持ち上げた俺は、魔理沙の所へ行こうとしてーーーー
異変に気付く。
目の前を落ちて行った雨粒が、不自然に銀色に輝いていたのだ。
金属質な、雨とは違う。
あたかも、楼観剣を持った時の様な。ぬらりとした殺気を持っていた。
慌てて上を見上げれば。
殆ど全て、雨粒に紛れ込む様にして銀色の粒てが混じっていた。
これは・・・・やばい。
ほぼ直感的に悟った俺は急いで逃げようとするが。
ザザザザ!!!
と雨が服や肌を掠るたびに切り傷が出来、刻まれた無数の線から血が滲み出る。
『っ!!』
頭の中で息を飲んだ陽炎が、俺より早く赤黒い霊力を展開。
『時が経って破壊される!』
すると、その赤黒い霊力に当たった雨粒は全て消えていき、急いで俺は其の場から逃げ出した。
「バースト!!」
出力、8%。
全力で地面を蹴り飛ばした俺は、霊夢を抱えたまま瞬く間に数十m移動していた。
草の上を滑るように移動し、木に体をぶつける形で強引に勢いを殺す。
「ぐっ・・・!」
苦しそうな声が漏れ、ぶつけた箇所が痛むがそれを気にしてる暇は無い。
霊夢を木の下に隠した後、注目を集める様に俺はまた草原のど真ん中に躍り出た。
桜ノ蕾に手を当て、いつでも抜刀できるように構える。
それらを嘲る様に、天が紫に煌めいた。
圧倒的な妖力を感じた俺は硬直し、そのまま動けなくなる。
柄を握る手は震え、上手く握れていない。
雰囲気が一層重くなる中。
世界を匿っていた雲海を、絶大な妖力が込められた一閃が切り裂いた。
雲と雲の隙間から太陽の光が草原を照らし、暖かい光をもたらす。
雨雲は全て吹き飛ばされ、風は嵐の様に吹き荒れた。
その中を、一人の少女が舞い降りて来た。
神々しく、禍々しく。
黒と赤の服に、血の様に紅いマフラー。
長い黒髪を後ろで簪を用いて纏めており、小太刀を逆手に握っていた。
抜身の白刃は遥か遠くからでもその殺気を感じ、楼観剣などの業物にも引けを取らない切味を思わせる。
年齢は俺と同じ位。身長は160cm程か。
黒い瞳は濁り切っており、光を一切持たない闇の様。
俺は、その少女を見た事があった。
散々苦戦した爛漸苦の首を、一瞬で刈り取った少女。
「・・・暁」
雫が滴る草草が風に揺らめき、淡い陽光を受けた草原は儚げに騒めく。
奥が見えない瞳は、何を映しているのかーーーーー
はい、微妙な終わり方ですみません。
二月十四日。
特に何も無い日ですが(威圧)
この日に百話記念番外編を出そうと思います。
特に何もない日ですが(威圧)
隔さんメインか今の幻想郷メインかは決めてないですが、出す予定です。
・・・出せたらいいな。新作?一月中?
・・・・・・無かったんや・・・・!!
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
では、また明日!