真「どゆこと?」
ラ「次回からが八章のクライマックスかなー、と。」
暁「・・・うん。」
真「ねえ、暁ってヒロインなの?」
ラ「・・・え、えーっと」(;´・ω・)
真「・・・ヒロイン多くない!?妖夢、咲夜さん、暁!?」
ラ「咲夜さんは悩んでるからまだヒロインじゃないもん!!」
真「悩んでるのかよ!!!」
隔「・・・私は・・・?あれ、目から汗が・・・・」
妖「大丈夫です、私もそんなんなんで・・・。というか、咲夜さんヒロインと思っている読者様多そうですよね・・・。」
霊「ラギアが従者好きだから・・・。」
魔「うわ、それ聞きたくなかったぜ」
「・・・黄昏様から、言われた。霊夢が居なくなった所為でこの人里を潰せなくなったから、人里の人間を一人残らずお前が殺せ・・・と。そして、我々の計画を邪魔するものは消せ、とも。」
徐に口を開いた暁は、逆手から順手に持ち替えた小太刀を俺に向けた。
ボオッ!!と紫の炎が太刀に纏わりつき、禍々しく煌めき始める。
「第一目標。天音 真。・・・今から、貴方を殺して、人里も、滅ぼす。」
淡々と告げられた言葉に、俺は違和感を感じる。
様を付けていることから黄昏と言う奴が暁に指示を出したのだろう。
・・・それでも、暁には感情が無さすぎる。
まるで、人形の様な。
ゾッと背筋に悪寒が走り、俺は無意識の内に桜ノ蕾を抜き放っていた。
青白い霊力が右手に持つ刀に纏わり、威力と強度を格段に上げる。
「・・・
暁が口を開き、小さく呟いた。
すると小太刀の白刃が細かく砕け、空に舞っていく。
赤い陽光を受けた白人の欠片は、美しく輝いていた。
刃が完全に空に溶けた処で、暁が小刻みに跳び始める。
最初は小さく、次第に大きく。
三回目くらいで目を閉じた暁は、刹那。
其の場から、掻き消えた。
鉛筆の跡を消しゴムで擦ったかのように消滅した暁は、その一瞬で俺の後ろに回り込んでいた。
だが、刃の無い太刀では俺を殺す事は出来ない。
確信した俺は振り返りざま桜ノ蕾を横に薙ぐ。
ギャリイイン!!!
しかし、何時の間にか小太刀の白刃は元に戻っており、桜ノ蕾と火花を散らす。
小太刀を逆手に持った暁は大きく後ろに下がり、俺と距離を取る。
「・・・散れ」
風が吹くような音が鳴ると同時に、再び白刃が空に砕け散っていった。
「させるかっ!!」
白刃がまだ半分以上残っている時に、俺は駆け出す。
暁との距離を縮めた俺は、桜ノ蕾を縦に振り下ろした。
「嵐刃・焔」
それに臆する様子も無く、暁は呟く。
振り下ろしながら、俺は確かに視認した。
砕けた筈の白刃が俺を取り囲み、妖力の焔を纏って居る事を。
暁の合図を受け、それらは一斉に猛威を振るった。
甲高い風切り音が輪唱するように周囲に響き渡り、俺の体を細かく切り刻んでいく。
「ぐあああああっっ!!」
思わず叫びを上げた俺の体から鮮血が噴き出る。
冬になり灰色に近くなっていた草原を赤く染めた俺は、霊力の流れが悪くなるのを感じた。
俺は霊力を血流に乗せて流している。
だから、血が体から流れ出る状態になると体に回る霊力が少なくなり、弱体化してしまう。
長引けば分が悪いのは明らかにこっち。
俺は短期決戦に持ち込むために、桜ノ蕾を納刀した。
この少女は、俺の何十倍も強い。
霊夢や妖夢と同格か、もしかしたら。
・・・それに。
「こんな所で・・・死ぬわけにも!他の人を死なせるわけにも行かないんだよ!!」
さっきの
数回、深く呼吸をする。
その間も血は垂れ、貧血になろうとしていた。
「・・・耐えろよ、俺。」
一言、自身に発破をかけた俺は覚悟を決める。
突如、左腕が蒼く輝き始めた。
強く、激しく。
荒ぶる力は歯止めを無くし、解放されようとしている。
あたかも、大きくなりすぎた自分自身の力に耐えれなくなった星の様に。
絶大な霊力の集束に伴い、草原に小さな風が吹き始める。
でも、それは段々と大きく。
強く、激しく。
異変を感じ取った暁は驚いたように一瞬目を見開き、小太刀を構えその場から掻き消えた。
一瞬で目前に現れた暁は全力で斬ろうと、己の刃を全力で振り上げるがーーーー
もう、遅かった。
「スーパーノヴァ!!!!」
左手が異常に輝き、視界を白一色に塗りつぶした。