東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです!
突然のお知らせです、角砂糖美味しい。
・・・じゃねえよ!(ぼっちの運命・一人突っ込み)

明日から投稿が不安定になります。
理由はそろそろテスト勉強しなければ先生、親、友達(!?)に怒られるからです。
というか行きたい学校があるので頑張りたいんですよ。
一回受験経験済みなんですがね。緊張します。
来年から本気で頑張らなければいけないので、準備期間としても重要な時期なんです。

ご理解とご協力、宜しくお願いします。

では、どうぞ!


第九章四話「掴んだ希望・ただいま」

虹色の光は天を貫き、眩い光で周囲を照らす。

心臓から放たれている光と重なる様に右手を掲げた俺は、強く思った。

 

真っすぐ、どこまでも真っすぐ。

夢、希望を思いに、願いに乗せて。

届け。・・・いや。

 

届かせる!!

 

雲の隙間から天の光が地面を照らすように。

朝露が美しく暖かい光を受け輝くように。

全てを感じろ。全てを叶えろ。

 

青空(そら)から宇宙(そら)へ。

 

翔けろ。懸けろ。

 

 

ゴオッ!!

 

虹色の光が更に色強く輝き、あたかも竜巻の様な渦を描く。

風が強く俺に吹き、その強さをひしひしと伝える。

 

「・・・来い」

 

俺は一言呟いた。

すると今まで吹き荒れていた光と風が止み、嵐の直後の様な静けさをもたらす。

掲げた右手に握るは、一本の刀。

 

宇宙の様に黒き柄は30cm程。

煌めく星々の様に強い光を放ち、底知れない空気を纏っている。

 

刃は、1m20cm程。

 

天に架かる虹の様に。

天に輝く太陽の様に。

 

虹色に、黄金色(こがねいろ)に強く輝きを放つ一振りの願いを、その銘を、俺は高らかに宣言した。

 

 

心刀(しんとう)ーーー[天開(あまひらき)羅刹(らせつ)!!!」

 

 

右手を振り下ろすと同時に、鈴を鳴らすような綺麗な音が辺りに響き渡る。

 

それを見た黒い俺は一度目を見開き、次に笑みを浮かべた。

 

「そうだ。・・・それだよ天音真。掴めるだろ?手を伸ばせば、届かない物なんてないんだ。・・・それが何であろうと、進み続ける限り必ず見つけ、掴むことが出来る。・・・・さて、そろそろ決着をつけるか?」

「いや、俺お前斬りたくない。」

「は?」

 

黒い俺が鬼丸を構えたが、俺は突っ立ったまま拒否した。

馬鹿かこいつ、みたいな顔で固まった黒に向かって、俺は口を開く。

 

「だってさ。お前は俺だろ?まず第一に俺自身を斬りたくない。・・・それに、お前は俺が成長するための手助けをしてくれた。忘れていたことを、思い出させてくれた。・・・そんな奴、倒せるわけねえだろ。」

 

新しい、一段階上の羅刹を生成できたのもお前のおかげだしな。

そう俺が言うと、黒い俺は数秒呆けた顔になり、そして次に噴き出した。

 

「はっ・・・ははは!お前面白い奴だなあ!我ながらお前の事馬鹿だと思うぜ!?・・・はは、そっか。・・・お前、そういう奴だもんな。」

 

腹を抱えてひとしきり笑った黒は段々と落ち着き、最後は呟くようにして小さくなって行った。

黒が携える鬼丸が空に溶けて無くなり、俺たちは互いに歩み寄った。

 

「・・・今から、お前の力を解放する。人は誰でも力を持っていて、自分自身を乗り越える事でその力を手に入れられる。・・・お前は乗り越えた。そして、掴んだ。夢を叶える力を。・・・受け取れ。これが、お前だ。」

 

 

黒い俺が光の粒子となり、形が崩れていく。

散った破片は俺の体に吸い込まれ、暖かい力を全身に回していく。

そして、吸い込まれるような感覚。

 

ああ、現実世界に戻るんだと。

帰るんだと。

悟った俺は静かに目を閉じ、そして右手を握りしめた。

 

一振りの劔は力強く、そこに在ったーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

私は、まだ真さんを見ていた。

皆は朝ご飯を食べている時。

 

「・・・真さん・・・。」

 

そっと呟くが、返事は無い。

いつもなら何気なく返してくれるけど、その声すらここには無い。

スカートを握りしめ、私は声を押し殺す。

そうでもしないと泣いてしまいそうで、辛かったから。

 

 

・・・・その時、微かに彼の手が動いた。

見間違いかと思い、その場から動かずに見守っているとーーー

 

一回。二回。三回。

 

確かに彼は動き、その手を握りしめた。

声にならない嗚咽が口から漏れ、安堵か、いつの間にか私の眼から涙が零れていた。

 

そして、彼の瞼がゆっくりと持ち上げられた。

数回瞬きをし、現状を把握したらしい。

彼は、真さんは上体を起こして辺りを見回し。

 

「・・・おはよう、妖夢。・・・ありがとう。ごめんね?」

 

私の姿を見つけた瞬間、そう言った。

きっと、傍に居てくれてありがとう、心配かけてごめんね?という意味だったんだと思う。

何気ない、感謝の言葉。

ここに居るのが私でなくとも言ったであろう言葉。

 

それが分かっていても、私は座っていた椅子を蹴り飛ばし。

 

・・・真に、抱き着いていた。

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