東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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ラ「はい、スランプラギアが通ります~。」
真「はあ・・・またかよ。」
ラ「ね。何かこう・・・もっと過激な表現使ってもいいのかな?」
真「やめとけ。ただでさえ詰まらないこの小説がもっと詰まらなくなる。」
ラ「批判コメ下さい。」
真「え、批判求めるの!?」
ラ「改善して行けばいい小説に成る・・・と思う。」
真「ああ、批判を+にすんのか・・・。なあ、この後の方向性は?」
ラ「え?vs爛漸苦」
真「めんどくさい」
ラ「まあまあ。爛漸苦真より強いから!」
真「だから嫌なんだあ!!」


第九章第十一話「悪夢の始まり」

「永琳さああああんん!!!!」

「ふおっ!?」

 

黒い八咫烏を全速力で飛ばした俺は、物の数分で永遠亭に着いた。

元々方角的に同じ方向であった為、楽だったが。

 

「どうしたの?そんなに慌てて・・・?」

「梓が・・・梓が・・・っ!!」

 

俺が途切れ途切れになりながらも声を出すと、永琳先生は表情を険しくし、永遠亭内に響く大声で的確に指示を飛ばす。

 

「優曇華!手術室の準備!てゐ!人員集めて!」

 

そして、永琳先生は直ぐに踵を返し、瞬く間に白い廊下を駆け抜けた。

 

「真!十秒で梓を連れて来て!」

「はい!」

 

俺は全力で駆け出し、八咫烏の所へ戻った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「・・・そのまま、力尽きますか?」

「ははは・・・嫌だな、滅茶苦茶強いじゃないですか。」

 

楼観剣を首に押し付けられた爛漸苦は、折れた鎌を揺らしながら呟いた。

あれから最早数十分が経過している。

意識的に妖夢は移動し、人里に被害が起きない様にしていたが。

 

それでも彼女は、優勢だった。

爛漸苦の繰り出す攻撃を全て捌き、生まれた隙を逃さない。

多少の傷を負いながらも、剣筋がぶれなかった彼女の価値である。

 

・・・そう。

 

爛漸苦が、成長していなければ。

 

 

「まあ、僕の方が一枚上手でしたね。」

「何を・・・?」

 

「こういう事です。」

 

妖夢が怪訝そうに首を傾げた瞬間。

体に走る無数の傷から、血が噴き出した。

 

「・・・え・・・?」

 

体を動かそうとしても、動かない。

視界も霞み、少しの傷が異常に痛み始める。

 

「はっきり言うと、僕に斬られた時点で勝敗は決まってたんですよ。」

 

爛漸苦は楼観剣を首から退け、鎌を杖にするようにして立ち上がった。

ドプッと言う粘着質な音と共に、混沌が爛漸苦を包み込んだ。

不気味に赤く煌めく眼だけが残り、後は全て黒く染まって行く。

 

「混沌。秩序・・・まあ、ルールが無いわけですね。僕の能力は、言わばルールを操る程度の能力とも言えるんですよ。多少の切り傷でも。少しの痛みでも。・・・その人の体だって。全ては情報体です。情報はルールです。それでも妖夢さんには参りましたけど・・・。」

 

口角を吊り上げた爛漸苦は、吐き捨てる様に呟いた。

 

「所詮格下だよなァ?雑魚が粋がってんじゃねえよ!!」

 

瞬間、動けない妖夢の腹部に鋭い蹴りが撃ち込まれる。

うめき声を漏らすことも出来ず、妖夢はサンドバッグの様に吹き飛んだ。

地面に倒れ込んだ妖夢に目がけて、爛漸苦は二度、三度と蹴りを打ちこむ。

 

「前提が可笑しいんだよ!!手前みてえな虫けらが俺に逆らっていいと思ってんのか?なあ!おい答えろよ!なあおい!」

 

ゴギュゴギャッボギュッ

 

「まあそこで妖怪の餌にでもなってろよ。雌としてそこに突っ立ってろよ?ははは!格好の的だろうなあ!」

 

メギッギュリュゴギンッ

 

「・・・あー?はは、動かなくなっちまった。はははは!!あー面白えなあ!」

 

ドギュシャアッ!!

 

爛漸苦は最後に大きく妖夢を蹴り飛ばし、指を鳴らした。

すると妖夢を拘束していた混沌が解け、一瞬だけ妖夢に意識が戻る。

 

殺意をむき出しにした妖夢は鋭い斬撃を爛漸苦に繰り出す。

が。

 

 

「大人しくくたばってろよゴミが」

 

 

それを上から足で押さえつけた爛漸苦は、無慈悲に大鎌を振り下ろした。

妖夢の体が一回跳ねあがり、そして動かなくなる。

 

それを確認した爛漸苦は、もう一度、口角を吊り上げた。

 

「・・・天音真・・・オマエもブチ殺してヤルヨぉ・・・・」

 

そして、爛漸苦は膝を大きく曲げーーーーー

 

瞬く間に、その場から掻き消えた。

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