東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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ラ「カウントダウン!!3、2、!・・・まで来たね。」
真「・・え?次回もしかして・・・。」
霊「幻想から幻想に。・・・ね。どういう意味?」
ラ「ふっへっへ。想像に任せる!!」
霊「説明はするの?」
ラ「流石にね。まあ、後ふたっつかな。」
真「嘘だ・・・。」
妖「最近私の扱い酷くないですか?」
ラ「どら焼きでも食ってろ!」
妖「・・・そいえば、あの女の子の名前は?」
ラ「いや、読者様の大半が分かると思う。」
真「・・・ねえ。ラスト酷くない?」
ラ「次回が本番さ(キラッ」

真「もう嫌だあああああああああああ!!!」


久々に説明

真・・・真君
霊・・・霊夢
妖・・・妖夢
ラ・・・ラギア


第九章第十三話「消滅までのカウントダウン・2」

「フシュルル・・・」

 

妖怪たちは、森の中で一人の女の子を見つけた。

白髪の、二刀の刀を携えた血まみれの女の子を。

 

血が欲しい。

肉が欲しい。

自身の欲求を満たしたい。

 

その思いを胸に、その体に妖怪たちは触れた。

全ての願いは、空腹は、全て女で解決できる。

低級妖怪は全部で三匹。

各々が手を伸ばし、邪魔な衣服を脱がそうとする。

緑のベストと白のワイシャツが強引に剥がされ、美しい柔肌と発達途中の胸部を隠す申し訳程度のさらしが少女に巻かれていた。

スカートも剥ぎ取り、白い下着に手を掛ける。

さらしに手を掛け、それも強引に剥ぎ取ろうとする。

少女は、意識があった。

怖い。怖い。

動かない体、壊れた笛の様に何も発しない喉。

浅い呼吸だけが続く中、妖夢は恐怖で顔をぐちゃぐちゃにする。

 

『キャキャキャ』

 

そして、それを面白がるように妖怪たちは動きを遅くする。

彼らは本能的に少女が初物であると知っていた。

穢れを知らない体程、美味しい物は無い。

 

口角を吊り上げ、遂に少女の秘部が曝け出される、その瞬間。

 

 

「月光ノ夜桜」

 

 

夜桜を思わせる、静かながらも美麗な声と共に。

 

大きな黒い半月が、低級妖怪たちの首を吹き飛ばした。

血や体液を撒き散らし、彼らは灰になる。

 

「ギャッギャギャッッ!!!」

 

それでも、刀を使っていない手刀による斬撃では全てを殺す事は難しかった。

限りなく中級妖怪に近い大柄な妖怪は、自分の仲間を一瞬で葬った少女に目を向ける。

 

赤いマフラーに、黒と紅の衣。

肩と生足を曝け出しながら、それらを包む極限まで濁った瞳。

 

 

新しい、ご馳走(少女)

 

 

生き残った妖怪たちは全て同じ思考を胸に、全力で少女に襲い掛かった。

しかし。

知能も持たない妖怪は、これがどんなに無謀な事かを知らない。

 

生き残った自分たちを仕留める素振りは無かった。

圧倒的戦力差。少女は自分たちを一瞬で殺せる。

ここで大人しく逃げていれば、命だけは助かったのに。

 

「・・・(まとい)(いかずち)

 

 

バリイイ!!!

 

青白い閃光が少女を包み込み、圧倒的放たれた圧倒的電量が妖怪を焼き殺し、感電死させて行く。

瞬く間に妖怪たちを一匹残らず灰にした少女は、次に倒れている妖夢に顔を向けた。

そして、口を開く。

 

「・・・大、丈夫・・・?」

 

おずおずと、怖がる子犬の様に。

緊張した面持ちで少女は妖夢に触れ、ゆっくりと妖力を流し始める。

強制的な、でも効果のある治療。

緑色の光が妖夢に染み渡って行き、段々と体が動くようになる。

 

 

 

出来る限りの治療をした少女は、いそいそと妖夢の衣服を直し始めた。

スカートを履かせ、まだ体を大きく動かせない妖夢の為に服を着せていく。

 

 

 

「・・・ありがとう、ございます・・・。」

「うん。・・・調子は?」

「良いとは、言えないですが・・・さっきよりは、全然楽です・・・本当に・・・ありがとう、ございます。」

「うん・・・ごめんね、もう少し治療出来たら・・・。」

「いえ・・・とても、有り難いです・・・。」

 

倒れたまま妖夢は淡い笑みを浮かべ、心配するように少女は顔を暗くする。

妖夢を護る様に、少女は隣に体育座りで腰かけた。

 

「・・・・どら焼き、いる?」

「・・・くれる、んですか・・・?」

「うん。半分こ。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

コキュ・・・メキュッ

パキンッ・・・ゴチュッ ドグチャアッ

 

ゴギュ・・・ゴギンッッッ!!!

 

「あー、あーいー・・・はあ、ようやく戻りましたか・・・。」

 

青年は首を大きく鳴らし、気怠そうに呟く。

服にはさっき漏れ出た血がこびり付き、たったの数分間で赤い染みが出来てしまった。

しかし、それを気にする事無く青年ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

爛漸苦は、口角を吊り上げた。

 

 

 

 

 

死んだ筈?

彼は生きている。

頭蓋骨を潰されたのに?

彼にとって、頭蓋骨何て無いのと同義だ。

・・・どうして、生きてられるの?

 

”生きて無いから”。

 

 

彼には生死も無い。

あるのは、

 

 

 

「はは・・ははははは!・・・ははははは!・・・はははははははははは!!!!!!ああ!!楽しいなあ、楽しいなあア天音ェ!なあ、なあ!?絶対に無くならない絶望って言うのはどんな味だああああああああ!!??くくく・・・あははははあは!!!!」

 

 

 

消えない憎しみと、狂喜。

 

 

 

黒い混沌を全身に纏い。

ルールの無い爛漸苦は、全力で地面を踏み砕いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒髪の少年が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、目の前にーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爛漸苦は少年の足を砕いた。

瞬く間に少年はバランスを崩し、痛みに悶えながら地にひれ伏す。

 

 

それを見下ろした爛漸苦は。

 

 

顔を、歪めた。

 

 

 

 

「楽しいなあ。」

 

 

 

 

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