東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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ラ「頭痛によりとても短くなっております。すみません。」
永「それでもここは書くのね・・・。あ、八意永琳です♪」
ラ「噂の薮・・・ゲフンゲフン、幻想郷屈指の名医ですね。」
永「そうよ。貴方の頭痛もこの試薬で治してあげる!」
ラ「・・・え?試薬?」
永「勿論。副作用は優曇華を見たら襲い掛かる事、かな?」
ラ「脳内思考(・・・つまり、合法的に優曇華に襲い掛かれるッ!!)」
永「飲む?」
ラ「はい、飲みます。」ゴクゴク

永(本当の副作用は優曇華が耳無しの女子高生に見えるだけだけど。)

頭痛は本当です、はい。
明日は真君とあかちゅきの邂逅、暁の現在の様子、そして最大の目的への残りたった一つの物が明らかになります。

すみませんでした。


第十章第八話「繋げ」

「・・・ふう、少し疲れて来たわね。」

 

幻想郷の、どこかも分からない山奥の枯れ果てた草原。

曇天と生ぬるい風により、どこか嫌な雰囲気を感じる天候。それを一層際立たせる、凄まじい殺気。

紫がぽつりと呟くが、彼女は汗一つ掻いていない。寧ろ、紫の相手をしている二人の方が疲れているだろう。

肩で息をし、泥だらけの柄を握る。幾度も地面に叩きつけられたのであろう体は、少しばかり鮮血が付いていた。

 

「そろそろお開きにしましょうか。・・・行くわよ」

 

「行かせないぜ?」

「行かせないわよ?」

 

紫の眼が開かれ、絶大な妖力が巻き散らかれた。瞬間、二人の少女の声が響く。紅白の服に身を包んだ少女、白黒の服に身を包んだ少女。霊夢のスペルを使い移動した二人は、紫の妖力を蹴散らした。

 

「霊夢さん、魔理沙さん・・・!」

 

「よう、待たせたな。・・・悪かったな、さっきは。」

 

「別に、気にしてないわよ。反省してるならパチュリー様の本、返してくれないかしら?」

 

「考えといてやるぜ!」

 

妖夢と咲夜の言葉に威勢よく答えた魔理沙は、紫を真っすぐ見据える。

 

「・・・感謝するぜ、紫。おかげさまで霊夢の本音が聞けたからな。」

「うっさい!忘れていいわよ!」

「やなこった。」

 

そして、普通の魔法使いは自身の獲物を両手で構えた。体の真正面に発射口を向けた八卦路は、低く唸るような音を出しながら魔力を蓄積し始める。

 

「・・・こーりんの店に在るような漫画?ならここで合体技とかするんでしょうけどね。」

「ああ、ありそうだな。」

 

 

 

「「まあ、私たちは仲悪いからやらないけど。」」

 

 

そして、霊夢は地を蹴った。

空中に大きく舞った霊夢は、そのまま紫に向けて札を向ける。虹色に輝き始めるその札は、まるで今さっき作ったかのように墨が滲んでいた。

 

「霊符[夢想封印・繋]」

 

ドドド!!!

 

一瞬で生成された無数の霊弾はやはり虹色に輝き、余りのエネルギーに大気を震わせる。

紫も思わず身構えるが、しかしそれらは真逆ーーー

 

 

魔理沙の、八卦路へと吸い込まれた。

 

「教えてやるよ。八卦路ってのはな、私自身の魔力、空気中に在る魔力とか全部蓄積しておくんだ。だからエネルギーが空になるとマスパ打つのに時間がかかるんだが・・・実は、魔力以外も吸い込めてな?こうして、打てたりするんだよなあ!喰らえ、霊力と魔力の暴走した力ーーーー!!!」

 

 

 

「暴走[マスタースパーク・繋]!!」

 

 

 

そして、視界が虹色の光に覆い尽くされた。

地面が抉れ、木々が吹き飛んで行く。突風が服をなびかせ、油断すれば体ごと持って行かれるような風力を生み出している。

 

二人の最大火力が、遂に合わさった。

認め合っていても、それでもすれ違っていた霊夢と魔理沙。彼女等は今日、やっとお互いの存在に気づけた。

 

だからこそ、これを繋ごう。いつまでも、何があっても。

 

 

紫が全力で用意した結界も、ぶち壊して。

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