東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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すみません!
他の事をやってたり新しい話を考えてたら遅くなりました!
短いです、明日は頑張ります!

本当に申し訳ございませんでした!では、どうぞ!


第十章第十九話「大妖怪は突然に」

「・・・左肩、大丈夫?」

「あー、こんくらいなら大丈夫。・・・魂が無かった時の記憶って、ある?」

「えっと・・・その・・・断片的には。」

「どこらへん?」

「真が、私の服を切って胸の真ん中見た処はしっかりと・・・。」

 

依然俺の上に残ったまま、俺と暁は気の抜けた会話を交わす。

もう何も脅威は無い。暁も自分自身の意思で動けるようになり、淡く笑みを浮かべている。

 

「んと、忘れて下さい。」

「・・・やだ。」

 

俺が少し焦りながら許しを請うと、暁は頬を膨らませそっぽを向いた。

べちべちと俺を叩く暁は、そっと夕日を見上げる。

 

「ありがとう。真。」

「どういたしまして。」

 

それでも呟かれた言葉に、俺は少し笑みを漏らす。

茜色の空が真上に広がっていて、雄大な自然と世界を肌で感じる。

肌寒い風が俺達に吹きかけ、少しばかり肌を撫でて行った。

 

「・・・あのう、暁。」

「どうしたの?」

 

 

 

「・・・色々、この体勢危ないって言うか。重くは無いけどその・・・ね?」

 

なるべく暁から目を反らし、俺は途切れ途切れに呟く。

ああ、暁はどんな顔をしているのか。ゴミを見る様な目で俺を見ているのだろうか。

・・・それとも、小太刀を構えているのか・・・!?

 

首を90度傾けたまま、俺はゆっくりと視線だけ暁の方へ移し。

 

・・・顔を真っ赤っかにしている暁を視界に入れる事と成った。

 

うわあ、可愛い・・・。めっさ可愛い・・・。寝てる妖夢とか得意になってる魔理沙くらい可愛い・・・!!

 

「・・・馬鹿。真の変態」

「ドストレート頂きましたっ・・・!」

 

むー、とジト目で俺を睨みつける暁は直後に俺の上から退き、落とした小太刀を納刀する。

 

俺もさっき飛んで行った桜ノ蕾を取りに行こうと立ち上がりーーー

 

 

 

 

 

無意識の内に、そこから飛び退っていた。

 

 

 

 

ドゴォオオオオンンッッ!!!!!!

 

 

刹那、爆音が鼓膜を強く震わせ砂埃を撒き散らす。

爆風が近くの木々をなぎ倒し、あたかも竜巻が通ったかのような惨状を作り出した。

 

そして、圧倒的な妖力。

上級妖怪をも大きく超越する、大妖怪。

圧倒的妖力を併せ持ち自然災害の原因でもあるそいつは、八つの首を持ち上げる。

 

「八岐大蛇・・・!?」

 

それは、以前人里を襲っていた八岐大蛇。

・・・そして、吸血鬼であるレミリア様とフランが本気を出してやっと倒せた、異常に強い敵だ。

 

無論、俺と暁が勝てる相手ではない。

 

折角暁を助けたのに、また離れ離れになるのか?

逃げるしかない。いや、そもそも逃げれるのか?

 

体が硬直し、頭の中が混乱する。

 

突如目の前に現れた災厄は、その隙を見逃さなかった。




八岐大蛇⇒やまたの おろち
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