東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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ラ「いやはや、何か完結っぽいね。」
優「え?次の次で完結でしょ?この流れだと。」
ラ「・・・んとね。」
優「?あ、優曇華です」

ラ「今まで俺がこんな簡単に終わらせた事あったか!?」

優「無いわね分かりますっ!」

ラ「・・・まあ今回確かに完結っぽいのは分かる。」
優「私も中の人が
ラ「それ以上は行けない!俺が可哀想になるだろ!?」
優「ぶーぶー。あ、そいえば紫もまだだったわね。」
ラ「うん。それもしっかり回収するよ。」
優「ねえ、ラギアの脳内設定でさ。」
ラ「?」
優「七賢者に天音っている?」
ラ「ししし知らないなあ」
優「え。じゃあーー」

ラ「では、どうぞ!」

優「逃げられたっ!?」


最終章第八話「望む世界」

潰れたのは。

 

 

 

・・・黄昏の五指だった。

 

「なっ・・・!?」

 

俺の心臓部分。

そこにーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒き、混沌の焔が燃え上がっている。

 

 

『お前に、これを託す。』

 

爛漸苦が、最後に俺の体に入れた混沌。

世界の法則を捻じ曲げ、秩序を破壊するその力が、今。

計ったかの様なタイミングで俺を護り、そして、息絶えた。

黄昏の指から鮮血がぼたぼたと垂れ流れ、歪められた顔から忌々しげに言葉が絞り出される。

 

「死に損ないがッ・・・!」

 

かつて、混沌は俺にとって絶望しか与えなかった。

でも、今は。

 

黒き力は一筋の希望となり、朽ち賭けていた俺の心を再び甦らせた。

 

「・・・ああ、またやっちゃったか。」

 

俺は宙に浮いたまま小さく呟いた。

浮かべるのは笑み。無理やりでも良い、口角を吊り上げ俺はまた言葉を紡ぐ。

 

「夢は、一人で叶えるもんじゃ無い」

 

自嘲気味に、でも自分を激励する様に。

小さく響いた声は、俺を決心させるのには十分だった。

 

 

 

幻夢を超える霊力、しかもそれを100%黄昏は使いこなしている。

普通に考えたら勝てる訳がない。

それでも。

 

胸に燃えていた黒き焔が、最後に一際強く燃え上がり、俺の右拳に渦を描きながら集まり始めた。

 

それでも。

 

・・・だからこそ!!

 

「オーバーレイ!!!!」

 

俺は、立ち向かう!!!

絶望なんて、脆く直ぐ砕ける。

信じろ。全てを。描け、夢を。

 

ただひたすらに、未来だけをその眼に刻め!!

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

黒き焔と白き焔が俺の体を半分に分ける様にして燃え上がり、絶大な力を俺に授けた。

右手に集まった混沌は、今秩序を。

絶対に勝てないと言うルールを、ぶち壊そうと。

 

「滅壊ノ…ッ」

 

流星の様に尾を引き、俺の霊力と混ざり合った。

下手すれば自分自身が壊れる、諸刃の剣。

それでも、俺は信じて前を向く。

 

霊夢も。

魔理沙も。

咲夜も。

妖夢も。

幽々子さんも。

レミリア様も。

手長足長も。

猿天狗も。

暁も。

陽炎も。

幻夢も。

 

全ての思いも、過去も、挫折も苦しみも希望も今一瞬に込めるーーーー!!

 

右拳から噴き出る霊力と混沌が更に勢いを増し、渦を巻き、まるで右手を中心に竜巻が巻き起こっている様だった。

一歩踏み込み、黄昏を強く睨みつける。

そして、俺は声を張り上げた。

 

 

「星撃イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!!!!!!!」

 

砲声。極光が視界を塗りつぶし、轟音が鼓膜を震わせる。

神速で放たれた拳は確かに黄昏の頬にぶち当たり、骨が砕ける感触を残しながら奴を吹き飛ばした。

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