東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです!
いやあ・・・真チートや・・・
あ、次回最終回です!
第四章のです( ´∀` )
大丈夫です。
今回の章グロカッタカラネ、次の章ラブコメだよ!
お楽しみに!
では、どうぞ!

注意・この世界の八意さんはチートです。


第四章第十三話「全てを乗せて」

俺の胸の奥から溢れ出した力は、まるで蒼い焔のようにその力を見せつけ。

食い裂こうとしていた”混沌”を一瞬で吹き飛ばした。

一筋の光が、天に昇りーーー

幻想郷を揺らすような轟音を鳴らす。

空気が振動し、現実とこちらを分け隔てている結界にひびを入れた。

光が落ち着き、砂煙が晴れて。

俺は、そこに立っていた。

今まで薄く滲み出ているように発光していたが。

破壊と、守る。

対極にある力を同時に使うことで弱点を無くし、大きな力を手に入れた俺の体、俺の霊力はーーー

蒼く、大きく、輝いていた。

体に纏わるそれは、圧倒的な力の存在を嫌と言うほど相手に感じさせる。

メラメラと揺れる様子は、炎の様だった。

「うそ・・・だろ・・・!」

爛漸苦が後ずさりする。

余程あの技を破られた事に衝撃を感じているのか。

それとも、俺の急に大きくなった力に慄いているのか。

・・・まあ、今はあいつじゃない。

俺はレミリア様とパチュリーに目を向ける。

一回息を付き、俺は姿勢を低くした。

地面を足の指で掴むと同時に、地面に波紋状の亀裂が走る。

「せえええーーー、のっ!!」

俺は掛け声一つ、気合一つで全力で走り始める。

爆発的に加速した俺の体は、暴風と勘違いするほどの風を撒き散らし、レミリア様の前に一瞬で辿り着く。

そして右手をレミリア様の胸の中心に当て、叫ぶ。

「永久・・・封印っ!!」

俺の右手がコオオオ、という光と共に虹色に光始める。

それは目まぐるしく色を変えながら、繭の様にレミリア様を包み込んだ。

繭がレミリア様の体を包み込むと、俺の霊力が急に吸い取られ始める。

まあ。

全然、問題ないけど。

俺は霊力を繭に流し始める。

吸い取られているだけじゃ遅くなる。

そして、繭が輝き光が辺りを一瞬包み込む。

光が消えると、レミリア様は自分と違う魔力が流れてた影響か少しよろめいた。

「真、レミリアとパチュリーは任せるんだぜ」

近づいてきた魔理沙に気絶したレミリア様を渡し、俺はパチュリーに向かって加速、もう一度永久封印をした。

そしてまた魔理沙に渡し、俺はポケットから小瓶を取り出す。

魔理沙特製回復薬だ。

俺はその中身を一気に飲み干し、顔をしかめる。

おお、不味い不味い。

でも、だいぶ楽になった。

空になった小瓶をポケットに戻し、俺は爛漸苦の方に体を向ける。

「・・・くそっ!くそおおお!!」

爛漸苦はそう叫びながら魔力で鎌を生成し、俺に斬りかかってきた。

俺は右手に霊力を集中させ、叫ぶ。

「霊刀[鬼丸・真打]!」

蒼い霊力が奔流となり右手に大剣を生成した。

色は黒から、鮮やかな蒼になっている。

俺と爛漸苦の視線が一瞬交わりーーー鬼丸と鎌が激突する。

余りの衝撃に、辺りの草が飛び散る。

風が、お互いの頬を撫でた。

俺は鬼丸を引き、突き刺すようにして攻撃する。

爛漸苦は鎌を振り下ろす。

ヒュン!

と鳴って落ちてくる鎌は俺の肩をーーー

切り裂く前に、鬼丸が爛漸苦の腹に当たる。

ドゴォオオ!!と音を立て、鬼丸から霊力が放出される。

突きの威力も相成り、凄まじい威力となったそれは爛漸苦を吹き飛ばした。

俺は地面を転がる爛漸苦を見据え、体を思い切り捻り片手で鬼丸を持つ。

肩に鬼丸を担ぐような形となった俺は、足の指で地面を掴みーーー加速。

「らあっ!!」

地面に倒れ込む爛漸苦に向かって、俺は肩に担いでいた鬼丸を振り下ろした。

爛漸苦は急いで体を捻り、俺はその直ぐ横に鬼丸を振り下ろす。

地面に大きな亀裂が入り、砕け散った。

 

空中に跳んだ爛漸苦は、右手に混沌を溜め始める。

俺も、右手に蒼い霊力を溜め始めた。

蒼き焔となりうるそれは、空気をも焦がしそうだ。

「これでっ・・・・死ねえええええ!!」

爛漸苦の纏う混沌が一層強くなり、黒い軌跡を残しながら俺に向かって拳が振り下ろされる。

俺は右手の拳でそれを真っ向から受け止める。

「死ぬ・・・かよっ!」

異常なエネルギー同士がぶつかり合い、紅魔館の壁がビギイイ!!と音を立てる。

俺と爛漸苦は右手を引き、地面に着地。

爛漸苦は爆発的な加速をし、拳に全体重を乗せてくる。

俺は地面を足の指で掴む。

バギィィ!!と音を立て、再び地面が割れる。

爛漸苦の拳が、俺の射程圏内に入った瞬間。

俺は、爆発的な加速を行い、爛漸苦の拳を迎え打つ。

凄まじい衝撃波により吹き飛ばされそうになるが、俺はそれを堪え右足の回転蹴りを放つ。

空気を切り裂きながら向かっていく蹴りを、爛漸苦は自身の蹴りで迎えうつ。

一進一退。

どちらも全ての攻撃を受け止め、全ての攻撃を繰り出す。

「あああああああああ!!」

「だああああああああ!!」

爛漸苦、俺が叫ぶと二人の纏う力が更に大きくなる。

激情による、限界突破。

俺は今や8パーセントの霊力を引き出していた。

俺の霊力の一パーセントは常人の60パーセント。

いくら霊力で補強していると言ったって、所詮は普通の人間だ。

60パーセントオーバーはかなりキツイ。

でも、止めるわけには行かない。

体のあちこちがミシミシと言っている。

時折、激痛が体を襲う。

でも。

でも。

負ける訳には、行かないんだ・・・!!

固く握りしめた拳は、ついに爛漸苦のガードを吹き飛ばす。

そして、それと同時に爛漸苦の蹴りが俺を吹き飛ばした。

お互いに空中を吹き飛び、地面に体をぶつける。

荒く呼吸をしながら立ち上がり、俺は爛漸苦を睨みつけた。

「・・・何で・・・お前は・・・まだ、抗うんだ・・・!」

爛漸苦が肩で息をしながら問いてくる。

でも、そんな事は簡単だ。

俺が、何の為に戦っているのか。

それは、再び紅魔館をもとに戻すため。

皆の笑顔を、もう一度見るため。

やり直しは、この世では出来ない。

今を、ただ全力で進むんだ。

「俺が・・・まだ紅魔館を照らせるからだ!」

俺の右手にに纏わりついている蒼い霊力が、燃え上がり始める。

いや、そう見えるだけか。

強く、燃える思いに呼応するように、更に輝きを増す霊力は、闇夜を切り裂き始める。

気づけば、もう日が昇り始めていた。

 

・・・さあ。ここで、終わらせよう。

俺は一度目を閉じ、見開く。

地面を掴み、俺は今までと比にならない位の加速で爛漸苦に突っ込む。

咲夜さん、レミリア様、フラン、パチュリー、小悪魔、美鈴。

皆、倒れているのだろう。

皆、紅魔館が・・・みんなが好きだから、最後まで逃げなかったんだろう。

風を切り裂き、空気を焦がす蒼い力は。

太陽と見間違えるかのごとく、輝き始める。

「爛漸苦うううああああああ!!」

「真んんうううああああああ!!」

俺と爛漸苦は咆哮し、全てを乗せた拳を撃ちだす。

 

星は。いつも輝くんだぜーーー

魔理沙の言葉が甦る。

でも。一回だけ、今までとは比にならない位の光を発する時がある。

 

右手に激痛が走る。

容量を超えた力が、外に溢れ出す。

それでも俺は霊力を流すのをやめない。

そして俺は、全てをこの拳に乗せるーーーー

 

「スーパーノヴァアアアアアア!!」

 

右手が輝き、あたかも超新星爆発のようにーーーー!!

 

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