東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです。
データ吹っ飛んで二回書きました。
寒いですね。鍋とおでん、皆様はどちらが好きですか?
ぼくはどっちも好きです。牛スジ美味しいね!
作業中の抹茶オレは格別だね!
では、どうぞ!


第4話「明日から」

体が熱い。心臓が大きな音を立てて脈打っている。

とてつもないエネルギーが、体の中を縦横無尽に駆け巡る。

このままじゃ、力が無駄に外にでるだけだっ・・・!

バチッ、バチチッと音が聞こえる。そのたびに、エネルギーに飲み込まれそうになる。

その状態を保ち、いつも同じように。一定の力で循環させろ。型を、体に刻み付けろ。

・・・懐かしい。剣道の先生の口癖だ・・・一定の力で、循環させる。

そうだ、体内で一定の力、一定で循環しているものは何だ・・・!

ドクン 、と。鼓動が大きくなる。

・・・血だ。霊力を、血に流すんだ。そうすれば、力を体全体に流せるし、循環もできる。

感じろ。力の流れを。血に霊力を流し込め!

バチチチ、バチィッとさらに流れ出すエネルギーが増えて・・・やがて、完全にいつも道理になった。

・・・失敗か。

「目を開けなさい」

俺は悔しさに唇をかみながら、ゆっくりと目を開けた。

「おめでとう、真。・・・自分の体を見てみなさい」

嫌味か。おめでとうだなんて。そんなことを思いながら半ばやけくそになって自分の腕を見ると。

・・・体の中にあった青白い結晶と同じように。俺の体は。

薄く、青白く、光っていた。

「これは、まさか・・・」

レミリア様の方を見ると、彼女は紅い月を背にして笑っていた。

「そう。貴方はあろうことかたった一回で霊力をコントロールしてしまった。」

レミリア様はやれやれ、としているが、口元は笑みを浮かべている。

「2%くらいだけど、ね」「え?」

俺は呆然とした。あれだけの苦労をして・・・たったの2%だなんて・・・

「まあ、貴方の中にある霊力が異常なだけで常人の130%くらいよ。貴方の2%は。」

「えっと、つまり、多い方だと?」「まあね」

俺はどれくらい身体能力が上がったかを調べるため、全力でジャンプしてみた。

ゴオオッと風が吹き付ける。ちらっと下を見てみると、地面からは7mほど離れていた。

そしてそのまま落下。ドン、と着地したが、痛みはない。

「おお・・・これは凄い・・!」

本当にこれが自分の体なのかと思うくらいに身体能力が上がっている。

「霊力はね、体に慣らしていくの。使い続ければきっと100%を出せるようになるわ。」

100%。あの量の力を完全に使えるってことだ。でも、ただやみくもに力を使っていたってこの世界では通用しないだろう。もっとだ。もっと強くならなきゃ。

「今のあなたが[バースト]で使えるのは恐らく5%程よ。あと3%上があるわね。」

今の状態でも、まだ上がある。俺はまだスタートラインに立ったばかりなんだ。

・・・弾幕、か。普通に弾でいいのかな?霊力を体の中で少し早く回し、力を高め・・・

「おお、でた・・・意外に数が多いな」

でた。一瞬で、青白く光る霊力の弾が。数えきれないくらい。

淡く光る弾が空に飛んでいるのはかなり幻想的だった。

「む、弾幕は得意みたいね。貴方、なんでもできるじゃない。」

おお、レミリア様に褒められた。俺は少し弾幕を飛ばしてみた。・・・楽しい。

俺が意識しなくとも、俺がやりたいと思っているように動いてくれる。ペットみたい。

「その弾幕をぶつけ合うのが、この幻想郷でのルールよ。まあ、簡単な殺し合いね。そんなに死人は出ないけど。

・・・このルールのことを、スペルカードルールって言ってるわ。」

「・・・スペルカードって何ですか?」

「んー。いつも決まったように弾幕を打てるの。ルートが決まってるから、その分威力に意識を向けられる。主に決めダマ、ね。」

「俺も早く作んなきゃですね・・・それ」

「そうね、持っているに越したことはないわ。」

俺は、ずっと疑問に思っていたことを聞いた。

「武器って・・・使えます?」

「使えるわよ?」

あっさりだった。使えるなら・・・俺はかなり有利になれるんじゃないか。

「私は魔力で創った槍を好むわね。いざとなったらスペルとしても使うし。」

魔力、か。じゃあ俺は霊力で創ってみよう。

手の平に霊力を集め、剣の形をイメージする。バチッと霊力がーーー

ぐう、と。

おなかが鳴った。

「・・・あの、レミリア様。押しつけがましいのですが、一つ良いでしょうか。」

「ん?どうしたの?」

俺は息を吸い込み、恥ずかしさを殺して言う。

「・・・腹が減って、死にそうです。」

「先に言いなさい。」

怒られた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「お待たせいたしました。」

場所は変わってここは大食堂っぽいところに来ている。十六夜さんがご飯を作ってくれたらしい。

「すいません、ありがとうございます・・・」

出てきたのはハンバーグだった。湯気がたっていて、デミグラスソースがドロリとかかっている。

デミグラスソースには光が反射してさらに美味しそうに見える補正がかかっている。

「ほら、好きなだけ食べなさい。」

大きいテーブルをはさんで向かいっかわ。レミリア様が座ってワイングラスを傾けていた。

「すいませんありがとうございますいただきます!」

「謝るか感謝するかどちらかにしなさい!」

おお、美味しい。この世にはこんな美味しいものがあったなんて。

もうこれはハンバーグでひとくくりにしてはいけない。次元が違う。

俺はすぐに食べ終わった。何回でも言おう。美味かった。

 

「ごはんまで頂いて・・・本当にありがとうございました。」

俺は深々と頭を下げた。本当に、ここの人達にはお世話になった。急に来た俺に対してここまでもてなしてくれた。これくらいでは足りないだろう。

「では、俺はもうお暇させていただきますね。」

「え?」

「えっ?」

「いや・・・真、行くとこあるの?」

「ないですけど・・・まあ、歩いてればどこかにはつくでしょうし。」

レミリア様はキョトンとしていたが、すぐに二ヤリと笑った。

だんだんわかってきた。この顔はなにか良くないことを思いついた時の顔だ。

「じゃあ、どこに住もうが勝手よね・・・真、ここに住みなさい。これは命令よ!」

「いや、でも今日会ったばかりの人を家に住みなさいって・・・俺が危ない人だったらどうするんです」

「危ない人なの?」

そうだ、レミリア様はこうなると折れないんだった。でも・・・おれにとってもこの話は嬉しい限りだ。

いきなり来た俺に、優しくしてくれた。それだけでもう、十分すぎるのにな・・・。

本当に、感謝しきれないな。

「・・・天音 真です。今日から宜しくお願いします!!」

「ええ、宜しくね、真。」

かくして。晴れて俺は紅魔館の一員となった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

2階の部屋をもらった俺は、一緒に落ちてきたバッグの中身を整理していた。

「お、竹刀は無事か・・・防具も、何個かは大丈夫だな」

あの後試してみたが、どうやら道具にも霊力は流せるらしい。よって防具や竹刀は大きな武器となるだろう。

コンコン、とドアがノックされた。「失礼します、紅茶をお持ちしました。」

十六夜さんだ。わざわざ紅茶をもってきてくれたらしい。

「ありがとうございます。十六夜さん。」「咲夜でいいですよ。」

俺が紅茶を受け取ると、十六夜・・・もとい、咲夜さんは竹刀と防具に興味を持ったようだった。

「真さん、それはなんでしょうか?」

「真でいいですよ。敬語も無しで大丈夫です!・・・これは竹刀って言って、剣道っていう武道に使うものなんです。・・・かれこれこの剣も10年使ってますね。・・・死んだ親が買ってくれたものですから」

「ご両親が、いないのですか・・・失礼しました。親が、いないの?」

咲夜さんは丁寧で律儀な人だ。言い直してくれるなんて。

「はい。俺が5歳の頃、交通事故で死にました。」

「そう。私も同じ感じね・・・親が吸血鬼に殺されたの。そして、私は村で嫌われていた。」

「・・・なんで咲夜さんみたいな人が嫌われるんですか?」

「私が、普通の子じゃないから。まだ、言ってなかったわね。私は時間を操ることが出来るの。」

時間を、操る。現実では、だれもがやりたいと思っていることだった。

「戻ることは、できない。止めて、逃げることしかできない。聞こえはいいかもしれない。でも、本当は不完全な能力なのよ。」

そういう咲夜さんは、とても辛そうな顔をしていた。

「人を決めるのは、能力じゃないと思うんです。」

俺は、気づけばいろんなことを話していた。

「能力があるからって、疎まれたり避けられたりするのはおかしい。・・・俺は能力が無い世界から来たからかもしれないけど、能力も人の個性なんだ。って思います。生きてるものは皆個性があるんです。人の一部だけ見て、その人全てを否定するのは、・・・言葉が悪いですけど、馬鹿な人たちがすることだと思います。」

咲夜さんは驚いた顔をしていた。・・・さすがに言葉が酷すぎたか。

「いや、その、咲夜さんとっても素敵ですし!?可愛いし料理も上手いしなんでこんないい人を否定するのかなーって思いまして・・・つい言葉が酷く・・・」

咲夜さんは真っ赤っかになっていた。なにか間違った事を言っただろうか!?

「失礼しましたっ!」

咲夜さんはドアに向けて走り出した。

「あっ待ってくださーーー」

俺は言いながら立ち上がり咲夜さんを追いかけようとしてーー思い出した。

さっき竹刀と防具に霊力流した時にバースト使ったけど、解いてたっけ・・・?

爆発的に加速した体は咲夜さんにぶつかり、二人して倒れた。

「てて・・・」

ムニッと。起き上がろうとしたときに手に何か柔らかいものが当たった。

「ほえ・・・?」

よく見てみると、その柔らかいものは・・・・

咲夜さんの、胸だった。

「っあ!」

「!!」

どっちとも真っ赤になり、俺はバーストを使ったまま後ろへ飛び去り壁に頭をぶつけ、咲夜さんは走って出て行った。

「あわわわわわ・・・」

触ってしまった。柔らかかった。もう一度さわりt「じゃないよ!」

・・・明日、咲夜さんに合わせる顔がない・・・

俺はフラフラとベッドに行き、倒れこむようにして寝た・・・

 

 

その頃のレミリア様はーーー

「二人で何イチャイチャしてんのよ・・・」

あきれていた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

うう、触られた。誰にも触られた事はなかったのに。・・・そして褒められた。異様に。

「ああ、恥ずかしかった・・・」

今日会ったばかりなのに・・・もう告白よね、あれ。

「・・・うう、好きになっちゃうじゃない、馬鹿・・・」

咲夜の顔は真っ赤だった。

 




これにてプロローグは終了です。
次回からかるーく異変に挑んでいきます。
ヒロインは妖夢と隔・・・のはずでしたが咲夜もです。
デレたね!可愛いね!萌えるね!真そこ代われ
はあ、友達にツンデレが居るんですが、全然デレないんですよ・・・
速くデレてほしいな!
連日投稿目指してます!低クオリティですが、よろしければ次回も読んでいって下さい
ね!!
ではまた!
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