うーん、永の次の敵は瞬殺です。はい。
つまらゲフンゲフン
どうせなら面白いところを存分に書きたいので。
そうだ、抹茶ラテ飲もう。
神社巡りしたいなー!
では、どうぞ!
辺りを揺らす轟音が轟き、木や草が爆風により巻き上げられる。
俺と男は直ぐに後ろに飛び退り、再度激突。
拳と拳、骨と骨がぶつかり鈍い音が辺りに響く。
何度も蹴りや拳を放つが、お互いに一発も当てることが出来ない。
「・・・はあっ!」
拮抗を破る為、俺は右手を突き出すと同時に暴発。
軽い爆発音と共に、男の体がバランスを崩し、よろける。
俺はそこに鋭い蹴りを叩き込み、男を吹き飛ばした。
この間、わずか3秒。
高速戦闘下、俺の集中力は極限まで高められていた。
「へえ!中々やるじゃん!」
男は効いてない様に立ち上がり、笑顔で口を開く。
「俺は永!能力は[永続させる事が出来る程度の能力]だよっ!」
「・・・天音 真。多分霊力を操るとかそんなとこ。」
永は手を叩き、楽しそうに続ける。
「あ、そうだ!俺の能力ね、こんな事にも使えるんだーーーーー!!」
突如、永の妖力が以上に高まる。
空気が揺れ、永を中心に波紋の様に草が揺らめく。
少し体に力が入ったか。
一気に妖力が体中に回り、溢れ出した妖力はエネルギーとなり地面を叩いている。
紫色の渦が永に纏わりつき、力の上がり具合を知らしめている。
「一瞬しか出せない100%を。永続させてみたりね?」
加速。
俺が気づいたのは、もう腹に拳がのめりこんでからだった。
口から空気が放出され、俺の体は宙を飛ぶ。
激しく地面に叩きつけられ、空気を求めている所に二撃目、三撃目が飛んでくる。
「ほらほら、頑張れ頑張れー!」
地面に亀裂が入り、俺の体は段々地面に沈み込んでいく。
「う・・・ああああああ!」
全身を暴発。
壊れない程度の威力の爆発により、永は吹き飛ぶ。
と思っていたが、永は軽く手を振っただけで爆発を消し飛ばす。
「はいドーン♪」
遂に大ぶりの拳が俺の腹に振り下ろされる。
大妖怪の100%、それの全力の一撃を喰らった俺は地面に入った大亀裂に落ちていった。
薄れゆく意識と共に、霊力が回らなくなってくる。
必死に地上に手を伸ばすが、届かない。
永は俺に手を振り、そこから立ち去る。
・・・天子が・・・!
俺は自分自身の頬を殴り、目覚める。
ドンっ!と地面に着地。
足に衝撃が走り、顔を顰める。
地上までは30m程。
普通に跳んだだけでは、決して届かない。
俺は一息つき、意識を引き締めた。
さあ、行くぞ・・・・!!
俺は壁に向かって走り始める。
まずは、一回跳躍。
14m程跳び、俺は崖の様になっている壁に一時的に着地。
少し足を滑らせ、壁をずり落ちる。
・・・地面を、掴めっ!
壁に亀裂が入り、俺の体が足の指によって支えられた。
そのまま、二度目の全力跳躍。
反対側の壁に跳びつく。
俺は右半身に黒い霊力を流し始める。
左が白、右が黒。
半々となった俺は、右手に霊力を集める。
ズズズ、と黒い奔流が右手に纏わりつくように集まり、右目が黒く染まる。
破壊の衝動を抑えながら、俺は再度跳躍した。
何とか地上に戻った俺は、永を視界に捉える。
さあ。
地面を・・・掴み、潰せっ!!
亀裂が更に広がり、俺の足元も崩れ始める。
しかし、そこにはもう誰も居ない。
異常な加速。
一瞬で20m程の距離を詰めた俺は右腕を振り回しながら、咆哮。
「鬼丸ううううううああああああああああ!!」
黒い大剣が一瞬で生成され、永の体に向かって唸りを上げる。
「!?」
急に加速した為か。俺の事に全く気付いていなかった永は、鬼丸を諸に喰らい森に向かって地面を抉りながら吹き飛んだ。
黒い霊力を撒き散らしながら、鬼丸は完全に生成された。
太陽の光を反射し、黒光りする鬼丸を俺は肩に担ぐ。
永が森から飛び出し、俺に向かって妖力を放出しようとした瞬間、俺も地面を蹴った。
互いに加速し、距離を瞬く間に0にする。
俺は担いだ鬼丸を全体重を乗せて振り下ろし。
永は妖力の加護を極限まで授かった拳を振るう。
轟音。
激しいエネルギーがぶつかり合った事により、二人の体を爆風と衝撃が襲う。
鬼丸を拳一つで受け止めている永は、笑みを崩していた。
「調子にっ・・・乗るなあ!!」
妖力が爆発し、鬼丸が弾き飛ばされる。
「はああああああああ!!」
俺は弾き飛ばされた勢いを利用し、体を素早く回転させる。
永がもう一度攻撃するよりも速く、俺の鬼丸は回転の勢いを上乗せしながら永にぶつかった。
しかし。
鬼丸は、砕け散る。
永が素早く蹴りを叩き込んだのだ。
「っ!」
俺は後ろに跳ぶ。が、永はそこに更に蹴りを打ち込んできた。
今度は俺が吹き飛び、木々に体を打ち付けた。
「これで・・・終わりだ・・・・!」
永が妖力を更に高め始める。
右手を掲げ、そこに紫色の宝玉が生成され始める。
不気味な程に綺麗なその珠は、妖気が溢れ出している。
俺はそれを眺めつつ、バーストを解いた。
「諦めたか。そんじゃ・・・バイバイ♪」
紫色の宝玉が爆発的に加速。
俺の体の中心を狙うように鋭く、回転しながら撃ちこまれーーーー
刹那。
紫色の宝玉が消える。
「はあ!?」
俺は立ち上がり、”虹色”に光る右手を軽く振る。
そして、駆け出しながら叫ぶ。
「イクスバーストオオオ!!」
虹色の封印霊力が体を回り始める。
体が淡く発光し、虹色の軌跡を残しながら永に向かって更に加速した。
弾丸の如く、永との距離を一瞬で詰めた俺は右手を限界まで伸ばす。
「ナンセンス。攻撃出来ないよ!」
永は冷静に俺の右手を叩き落とす・・・が。
俺はニヤッと口端を上げ、一言。
「干渉型封印!・・・・お前の”能力”を封印する!!」
永続させる程度の能力。
一瞬しか出せない100%。
さあ。
自身の能力が消された今、残るのは『限界の100%』だ。
もしそれが限界を超えてーーーーー
二秒、続いてしまったら?
永は直ぐに異変に気づき、妖力を下げ始める。
でも、間に合わなかった。
自分の限界を超えたエネルギーは外に溢れ出す。
大きすぎる力は爆発となる。
永の体が紫紺に光り、妖力が大爆発を引き起こす。
目が眩むほどの閃光、鼓膜が震えるのが分かる程の轟音。
俺は急いで空中に跳ぶが、爆風によって宙を舞う。
天子は離れた処に居るため大丈夫だろう。
閃光の余韻を感じながら、俺は爆発の起きた場所を眺める。
さすが、100%の爆発か。
隕石が落ちたようなクレーターが出来ており、その中心にはボロボロになり倒れている永の姿があった。
俺は地面に膝を折って着地。
衝撃を和らげ、直ぐに走り始めた。
「天子ー!」
天子の元に着いた俺は、声を掛ける。
「あ・・・う・・・?」
ふらふらと体を起こし、天子は立ち上がった、
うん。ケガは無いようだ。
「さあ、離れよ。今ので人里から沢山来るだろうから。」
「うん・・・」
俺は天子の手を取り、人里と反対の森へ歩いていく。
少し離れ、俺は八咫烏を呼び出した。
「とりあえず、今みたいなのが後三人だよな?」
道中、天子から話を聞いた。
どうやら永は天子の父さんの近くにいた大妖怪らしい。
そして、同じようなのがあと三人いるのだとか。
八咫烏に天子を乗せ、俺も飛び乗る。
「うん。・・・多分、どんどん来る。」
「おっけ。じゃあ、離れておこうか。」
飛翔。
一気に雲の上まで飛んだ俺と天子は、反対方向に飛び始める。
遥か上空から見る景色に、天子は息をのんでいた。
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「あー、次俺かー。」
めんどくさそうに、そいつは言う。
「ま、全部全部”取って”やりますかねーっと。」
頭を掻きながら立ち上がった男は、幻想郷の上空にある天界の端から飛び降りた。
落下していく中、男は自分の武器である短剣に触れ、それを鋭く引き抜く。