東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです!
明日早いので短いです。
ごめんなさい。
鬼の姉貴がそろそろ出て着ます。
姉御かな?(笑)
では、どうぞ!


第五章第七話「不穏な力は地を割り天を裂く」

どうも、体の調子がおかしい。

体の中が、精神が噛合ってない感覚。

現に、八咫烏の簡単な操作だけで疲れてきている。

八咫烏の翼が不安定に揺らめき、少しバランスを崩した。

「きゃあっ!」

「おっとと・・・」

慌てて立て直し、大きく羽ばたく。

体制を何とか立て直し、俺は天子に尋ねる。

「悪い、天子・・・少し休んでいい?」

「うわっ、顔色悪いじゃない・・・さっさと休みなさい」

「じゃあ、適当に・・・っと」

八咫烏を滑空させ、空いてるところに着地させた。

小高い丘の上で、風が良い感じにそよいでいる。

俺と天子はそこに降り、体を伸ばした。

「じゃあ、何分かたったら起こして・・・」

「ん、分かった。」

俺は野原に寝転がり、目を閉じた。

結構疲れていたのか、意識は直ぐに深い深い闇に落ちていった。

 

 

「・・・しょうがないわね」

天子は真を眺め、ため息を漏らす。

よっこらせ、と自身も座り、膝の上に真の頭を乗せた。

「・・・」

被り物を取り、青く長い髪を風にたなびかせる。

近くに人の気配などは無く、まるで自分が世界の一部になったようだった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

一時間ほど、そうしていただろうか。

ぐっすり眠っていた俺は脳天を叩かれ、目を覚ます。

「いっでえ!」

「黙らっしゃい!・・・敵よ!」

「えええええ!?」

何故か膝枕されていたがそこはスルー。

俺は急いで起き上がり、敵を視界にとらえる。

・・・背が俺より高い。

男だ。手には短剣を持っていて、黒皮のコートをたなびかせている。

「バースト!・・・・!?」

 

いつも通り体に霊力を回し始める。

が、そこで異変が起きた。

 

ーーーー飲み込まれる。

 

背筋に悪寒が走り、俺は視線を自身の手に落とす。

・・・白と、黒の霊力が中途半端に混ざっている。

何故だ。俺は、今黒い霊力を使っていないのに・・・・!?

ドクン!

と心臓が強く鳴る。

俺自身を。俺が、離れた処から見ている。

錯覚か?いや、違う。

俺の。意識が。

 

自分自身によって、潰されるーーーーー!!

 

「天子・・・逃げロ」

 

プツン、と意識が消える。

視界が真っ暗になる。

何も見えない。

そのまま俺の意識は、潰された。

 

眼が赤黒くなる。

手に黒い霊力が纏わりつき、一回り大きい黒い手のひらを作り出す。爪が凶暴に鋭く、黒光りしている。

ただでさえ黒い髪が更に黒くなり、俺の口からは言葉にならない言葉が漏れ出す。

 

『例え同じ霊力でも、正反対のなら上手く噛みあわず暴走する。』

 

以前、霊夢が言っていた。

さっき、白と黒を中途半端に使った影響か。

 

「ガ・・・ガアアアアアアアアアアア!!!」

 

破壊に支配された時とは違う。

純粋に。ひたすら純粋に。

洗練され、研ぎ澄まされたーーーーーー

 

 

獣の、本能が暴走する。

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