東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです!
メロンパン食べたい。
ポケモンのダイヤモンドが欲しい・・・!(唐突)
今回短いです。
気力がログアウトなされました。
あ、”救いの無いシリアスは嫌いです”←ネタバレ

では、どうぞ!


第五章第九話「気」

俺の拳が天子に当たる。

天子の体が一回跳ね・・・・

 

動きが、止まった

流れる雫はそのまま地面を湿らせ、鮮血は紅い花を咲かせる。

土が赤黒くなっていくのを一瞥し、俺は其の場を後にした。

足跡の下には、天子の腕があった。

土が付き、汚れた手は完全に死んでいた。

 

振り返りもせず、俺は歩く。

その眼を、更に黒く染めながら。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

少し歩いた頃か。

道を塞ぐ木々を全て薙ぎ倒し、全て無視して突っ切って来た。

葉は無残に、辺り一辺に散っている。

木々の欠片は転がり、鳥や虫は一匹も居ない。

静寂。

俺が歩みを進める音が、森に響く。

”器”天音 真はまだ目覚めない。

というか、”俺”が居る以上目覚める事は出来ないだろう。

クク、と笑みを漏らした俺は、右腕をスッと上にあげる。

纏った霊力が拡張され、数十m先まで空間を開けた。

鳥が飛び立ち、中には地面に転がり落ちるのも見える。

一歩踏み出すと、足元の枝を粉々に砕く音が響く。

 

その音に紛れ、一個の異分子が飛来する。

轟音と共に俺の38mくらい先に着地したそれは、一番最初に。

 

地面に拳を叩きつけた。

それだけで、立っているのが危うい程の風圧が体を襲い、吹き飛びそうになる。

必死に堪え、土ぼこりが晴れるのを待っていると一瞬、何かが見えた。

俺は右手を勢いよく薙ぐ。

土ぼこりが直ぐに晴れ、景色が戻った。

そんな俺の眼に飛び込んできたのは、とんでもなくデカい・・・拳だった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「!!」

俺はその拳の軌道上に自身の右手を置く。

さっきと同じように一回り大きくなり、爪が鋭利な刃物の様になる。

拳が掌に当たると同時に、隕石を受け止めているかの様な衝撃が俺を襲う。

圧倒的力。

エネルギーをそこに凝縮したような、無駄のない正拳付き。

俺の手が弾かれ、体が宙を舞った。

無防備になった俺の体に、もう一発正拳付きが繰り出される。

俺はその拳を踏み台にし、後ろに大きく飛び退った。

 

地面に手を付くと同時に、大きく息を吐き出す。

呼吸が荒く、右腕が動かない。

たった一撃を受け止めただけで、このダメージ。

俺は体の限界まで霊力を流す。

出力、7%。

バヂィ!と雷の様に霊力が放出され、地面を抉る。

何度かそれを繰り返し、血液の流れに完全に乗せた処で治まった。

俺は視界にその巨躯を捉える。

2mは楽に超えているその体は、筋肉が余る所なく付いている。

男はノースリーブのボロボロの服に、またボロボロの半ズボンを着ている。

 

「・・・・オマエ、ダレダ?」

「・・・気。 ”気を感じとり扱う程度の能力”だ。」

 

低い声でそう告げた男は、戦闘態勢を取る。

俺は無駄な力を抜き、右手をダランと下げた。

お互いの視線が交錯、そして同時に地面を蹴った。

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