これから、文字数気にしない事にしました!
自分が楽しんで書けてるかどうか。
それが面白さに繋がるんじゃないかなー、と思いまして。
・・・まあ、言い訳にしか聞こえません(笑)
数字を気にしたら負けですね・・・。
では、どうぞ!
「あ、あの子かな・・?天音 真って子」
少女は地から、遥か上空に飛ぶ青白い烏を見つめる。
朝焼けの空にあの色は目立つ。
ふふ、と少し笑った彼女は、右手を八咫烏に向ける。
突如、その掌から紫紺の光線が放たれる。
それは高速で空を裂きながら、八咫烏の羽に風穴を開けた。
大きく揺らめいた八咫烏は、一度体制を立て直すためか地面に滑空する。
「・・・ふふふ、楽しいかな?」
笑いながら自身に問う彼女に、答えるものは居ない。
柔らかい夏草を踏み締め、着陸地点へと足を進めるのだった。
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「・・・何で急に穴が空くのよ。」
「知らないよ!」
天子が呆れ顔で聞き、俺は半分自棄になって叫ぶ。
さっきの、どこから撃ってきたのか分からない妖力の光線。
恐らく、妖怪の子供が遊びで撃ったのだろう。
・・・威力が可笑しいが。
「あー、ダメだ。核が・・・ナイフが撃ち抜かれてる。」
八咫烏。
攻撃にも、移動にも使える便利な代物だが、一つだけ欠点がある。
核となる魂、つまりナイフが無いと生成できないのだ。
元々は咲夜さんのナイフに込められている”どんな時でも確実に敵を貫く”という意思に霊力を纏わせた物。
それを操り、俺は移動手段としているのだ。
「・・・うん。簡潔に言え。」
天子が眉間に皺を寄せながら聞いてくる。
俺は天子の方へ向き、グっ!と親指を立てる。
「これからずっと歩き!」
「・・・ハアッ」
ドスっと俺の腹に拳が入る。
清々しい笑顔がダメだったのか・・・!?
「良いパンチ、持ってるじゃねえか・・・!」
「黙らっしゃい」
もう一度、今度は鳩尾にのめり込む。
俺は其の場でのたうち回り、痛みを消そうと奮闘していた。
その時だった。
俺の背中に、戦慄が走った。
神経が研ぎ澄まされ、空気がピシっと固まる。
聞こえるのは、何かが葉を踏み締める音。
その音は段々と、此方に近づいて来ている。
聞こえるのは、葉が踏み締められる音だけ。
緊張感が、辺り一帯を支配していた。
「天子、下がっとけ。」
「う、うん。」
天子が小走りでそこを離れる。
「バースト」
体が青白く発光し、霊力が回り始める。
出力、5%。
そして、ついに。
音の主が、その姿を現す。
白い髪に、夕日の様な茜色の眼。
ストレートのロングの髪は、腰まで届いている。
小さな体躯に、青と赤を基調とした服。
ぬいぐるみを抱えた少女は、口を開いた。
「あー!やっぱり天音 真だー!こんにちは!私の名前はね、”無”って言うの!」
そこまで一気に捲し立て、無は一回息をつく。
「能力は、”無くす程度の能力”!強いんだよ。」
その無邪気な笑みは、普通に見れば見た目相応の天真爛漫な笑顔だ。
しかし、その子の纏う雰囲気がそれを否定する。
感じる。
小さな体躯に潜む、その莫大な妖力を。
気や、永、止等が虫けらに見えて来るほど。
・・・・この少女は、強い。
この子は後々重大な役になるのだった・・・。