東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです!
データ7回吹っ飛びやがりました。
この低スペックpc、許すまじ。
ので、こんな時間の投稿となりました。
次回から戦闘です。
またか。
では、どうぞ!


第五章第二十話「世界の理」

「見えた!あれだろ!」

「うん・・・あそこ!」

暫く飛んでいた。

俺たちは遂に、妖怪の山の天辺の更に上に見える大地を確認した。

「行く・・・ぞっ!」

「りょーかい!」

八咫烏を傾け、強く羽ばたかせる。

一気に雲を突き抜け、天界の全貌を望んだ。

幻想郷の遥か上空に、こんな広大な世界があったのか。

少し感動しつつも、俺は目つきを鋭くする。

「天子、お前の父さんは何処に居る?」

「・・・あそこ。」

天子は天界の中でもかなり目立つ大きな建物を指さす。

「分かった。少し加速するからね・・・・!!」

八咫烏が霞み、気づけばもう建物が目の前にあった。

「バースト!!」

体に霊力が回り始める。

出力、7%。

俺は拳を握りしめ、全力で振りぬく。

白い壁に拳がぶつかり、地を揺るがすほどの轟音が鳴り響いた。

バシ、ビギビギ!!

と稲妻状に壁がひび割れ、俺は其処に再度、拳をぶつけた。

破片が飛び散り、粉塵が立ち昇る。

八咫烏が羽を大きく動かすと、粉塵は一瞬で空気に消えていった。

開いた穴から中に入り、俺は手を振るった。

大きく、高く鳴いた八咫烏の声に合わせるかのように、何本も連なる柱の陰から兵士が飛び出してくる。

槍や剣、長刀を構える奴らを見据え、八咫烏はまた羽ばたく。

リイイン!!

と高い音を響かせ、羽から細く小さい槍の様な物を放出させる。

あたかも羽から落ちた羽根の様に不規則に動くそれは、兵士たちを瞬く間に全滅させた。

そのまま白い宮殿内を飛び始めた。

強く拳が握られ、爪が肌に食い込んでいた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

俺と天子は八咫烏を降りる。

そして、遥か上、階段上に立ちはだかる者を睨みつけた。

かなりの高身長、長く伸ばした髪に青と赤を基調とした服。

金色の飾り付けがしてある鎧を身に纏い、手には紅い炎の様な物が揺らめく剣を持っていた。

「やあ、天子。勝手に逃げ出したらダメじゃないかあ!ほら、お仕置きの時間だ。」

男はニッコリと笑い、剣を強く振る。

「この前は横腹だったよね?今度はどこを切り取ろうか♪」

まるで俺が眼中に無い様に話を進める奴は、階段を一段降りる。

天子が怯える様に俺の後ろに隠れ、男は初めて俺に視線を向けた。

「・・・・誰かな?君は。私は創天だ。そこの人形の持ち主だよ。」

創天と名乗った男はもう一歩階段を降り、話しかけてくる。

「ここまでそれを持って来てくれてありがとう。さあ、渡してくれるかな?」

「・・・なあ、天子って生きてるよな。」

天子を庇う様に前へ出、俺は質問を投げかけた。

「ああ。一応命はあるね。」

「じゃあ、何で人形なんだ?物なんだ?」

 

「私の作ったものだよ?私がどうしようが勝手だろう?」

創天はまるでそれが当たり前の様に言う。

剣を揺らしながら、彼もまた問う。

「君もそう思わないかい?」

 

「いや、思わないよ。」

 

天子の体がビクっと震え、創天の手の動きが止まる。

 

「俺、馬鹿だからさ。天子の事を、物として見る事なんて出来ない。でも。天子がもし本当にお前の所有物で、命が無くて、命令に従ってばかりだってのが!そんなのが、世界の理だってんなら!」

 

 

 

「そんな馬鹿みてえな”世界の理”なんて!俺がこの手で、ぶっ壊す!!」

蒼く、ひたすら蒼く。

意思に、思いに同調するように、霊力が燃え上がった。

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