データ7回吹っ飛びやがりました。
この低スペックpc、許すまじ。
ので、こんな時間の投稿となりました。
次回から戦闘です。
またか。
では、どうぞ!
「見えた!あれだろ!」
「うん・・・あそこ!」
暫く飛んでいた。
俺たちは遂に、妖怪の山の天辺の更に上に見える大地を確認した。
「行く・・・ぞっ!」
「りょーかい!」
八咫烏を傾け、強く羽ばたかせる。
一気に雲を突き抜け、天界の全貌を望んだ。
幻想郷の遥か上空に、こんな広大な世界があったのか。
少し感動しつつも、俺は目つきを鋭くする。
「天子、お前の父さんは何処に居る?」
「・・・あそこ。」
天子は天界の中でもかなり目立つ大きな建物を指さす。
「分かった。少し加速するからね・・・・!!」
八咫烏が霞み、気づけばもう建物が目の前にあった。
「バースト!!」
体に霊力が回り始める。
出力、7%。
俺は拳を握りしめ、全力で振りぬく。
白い壁に拳がぶつかり、地を揺るがすほどの轟音が鳴り響いた。
バシ、ビギビギ!!
と稲妻状に壁がひび割れ、俺は其処に再度、拳をぶつけた。
破片が飛び散り、粉塵が立ち昇る。
八咫烏が羽を大きく動かすと、粉塵は一瞬で空気に消えていった。
開いた穴から中に入り、俺は手を振るった。
大きく、高く鳴いた八咫烏の声に合わせるかのように、何本も連なる柱の陰から兵士が飛び出してくる。
槍や剣、長刀を構える奴らを見据え、八咫烏はまた羽ばたく。
リイイン!!
と高い音を響かせ、羽から細く小さい槍の様な物を放出させる。
あたかも羽から落ちた羽根の様に不規則に動くそれは、兵士たちを瞬く間に全滅させた。
そのまま白い宮殿内を飛び始めた。
強く拳が握られ、爪が肌に食い込んでいた。
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俺と天子は八咫烏を降りる。
そして、遥か上、階段上に立ちはだかる者を睨みつけた。
かなりの高身長、長く伸ばした髪に青と赤を基調とした服。
金色の飾り付けがしてある鎧を身に纏い、手には紅い炎の様な物が揺らめく剣を持っていた。
「やあ、天子。勝手に逃げ出したらダメじゃないかあ!ほら、お仕置きの時間だ。」
男はニッコリと笑い、剣を強く振る。
「この前は横腹だったよね?今度はどこを切り取ろうか♪」
まるで俺が眼中に無い様に話を進める奴は、階段を一段降りる。
天子が怯える様に俺の後ろに隠れ、男は初めて俺に視線を向けた。
「・・・・誰かな?君は。私は創天だ。そこの人形の持ち主だよ。」
創天と名乗った男はもう一歩階段を降り、話しかけてくる。
「ここまでそれを持って来てくれてありがとう。さあ、渡してくれるかな?」
「・・・なあ、天子って生きてるよな。」
天子を庇う様に前へ出、俺は質問を投げかけた。
「ああ。一応命はあるね。」
「じゃあ、何で人形なんだ?物なんだ?」
「私の作ったものだよ?私がどうしようが勝手だろう?」
創天はまるでそれが当たり前の様に言う。
剣を揺らしながら、彼もまた問う。
「君もそう思わないかい?」
「いや、思わないよ。」
天子の体がビクっと震え、創天の手の動きが止まる。
「俺、馬鹿だからさ。天子の事を、物として見る事なんて出来ない。でも。天子がもし本当にお前の所有物で、命が無くて、命令に従ってばかりだってのが!そんなのが、世界の理だってんなら!」
「そんな馬鹿みてえな”世界の理”なんて!俺がこの手で、ぶっ壊す!!」
蒼く、ひたすら蒼く。
意思に、思いに同調するように、霊力が燃え上がった。