東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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どうも!ラギアです。
文章下手ですね・・・
急いでる感がありますね。
今回も急いでる感満載です。
それでも大丈夫って方は、応援してください!


第一章第二話「博麗の巫女、貫く信念・前編」

こいつの力は凄い。だが、速くない。

しかし、こちらには倒せる武器、技が無い。

後ろには女の子。受け流し、というのは危ない。全て受け止め、はじき返すしかない。

そんな理由で俺は防戦を強いられていた。

「・・・くっそ!」

こちらの分が悪い。周囲の人は泣き叫ぶもの、怒りを露わにする人、呆然と突っ立ている人などが居た。

そしてついにーーー俺が、力負けした。

「っがあ!」

竹刀で守ったものの、腹にフルパワーの一撃を喰らい地面を転がるように吹っ飛ぶ。

そして衝撃によりバーストが切れて、生身の体は家屋に突っ込んだ。

もう一度、バーストを・・・

妖怪がついに少女に向かって刀を振り下ろし始め。

次の瞬間、妖怪が爆散した。

妖怪の断片が飛び散るなか、少女を抱えて立っていたのは。

黒い髪に、大きな赤いリボン。肩を出している赤と白の服に、青いネクタイ。

後ろでポニーテイルを結んでいる彼女は。

後に真の師匠となる人物、博麗霊夢その人だった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・ここは、どこだ?

どうやら俺は気を失っていたらしい。

妖怪が爆散したところまでは覚えている。家屋に突っ込んだことも。

・・・負けた、か。

自分の力不足で人が死にかけた。

「あら、起きたみたいね」

ひょいっと俺をのぞき込んできた人は開口一番そう言った。

「・・・ここ、どこです?」

「私の家よ~。ボロいけどね」

・・・この人、妖怪を爆散させた人じゃないか?

「あの、名前は・・・?」

ああ、とその人は呟き、

「まだ言ってなかったわね。私は博麗 霊夢(はくれい れいむ)。博麗の巫女よ。」

博麗?巫女?よくわからない人だ。

「あんたは?」

「俺は天音 真です」

「ふーん、カッコいいじゃない」

この人、とっつきやすい人だな。

「ところで、なんで博麗さんの家に居るんですか?」

咲夜さんもいないし。大体行くなら病院か紅魔館だ。

なんでこんな見ず知らずの人のところに・・・?

「苗字と敬語はきらいなの。霊夢、でいいわ。

・・・私が咲夜に頼んだのよ。」

霊夢はにやりと笑い

「あんたをたっぷりしごかせてくださいってね。」

そう言い放った。

 

外はもう夕暮れだった。霊夢の家、博麗神社は東の高台にあり、夕日がよく見える。

俺と霊夢は外に出てきている。6月ということもあり、寒くはない。

俺はよく神社などで男の人が着ている袴に着替えている。

「さて。なぜ私があんたをしごきたくなったかというとーーー」

霊夢は俺に人差し指をビシッと突きつけ、

「そんなに才能があるのに全然使えてない。もったいない。」

才能・・・?そんなものは、無い。

あったら今頃霊力の剣が作れているだろう。

「今日の戦いのダメ出し行くわよ・・・覚悟は良い?」

「・・・はい」

どうせ俺をけなすようなことを言うかと思ったが、全然そんなんではなく、的確にアドバイスをしてくれた。

 

「まずはね、霊力にメリハリがない。強く打ちたいときは強く!通常時は少し弱めに、消費を抑える。こういうことが出来てない。あんた霊力使い始めて今日で何日目?

「二日目です」

「・・・はあ?」

「2%しか使えませんけど。」

「・・・バースト、だっけ?今使ってみなさい。」

・・・なぜか無性に見返してやりたくなった。

すこし頑張ってみよう。うん。

「バースト!」

体の中に霊力が回り始める。いつもならここで打ち止めだがーーー、

俺は今回、もっと体に流してみた。

血液にのって体全体に力が流れる。青白い光がいつもより強くなっている。

バチッと言ったところで打ち止めにした。これで、5%のはずだ。

「・・・7%、ね。」

「・・・ええっ!?」

あれ、多い。レミリア様・・・どういうことですかね。

「安心なさい。私があんたを預かっている期間中に10%は出せるようにしてあげるわ」

に、二桁・・・。咲夜さんが預けるんだ、信用していい人だろう。

「あんた、誰かを助けたいんだって?」

「もうそこまで聞いてるんですか。・・・そうですよ。俺は、助けなきゃいけないんだ。」

「・・・ふうん、自分の中で義務としちゃってるのね。」

義務?違う。俺は自分の意思で、隔を助けたいと思っているんだ。

これは自分の意思で決めた事だ。義務なんかじゃない。

「・・・帰りなさい。やっぱりいいや。」

霊夢は背を向け、

「自分の貫きたいことが見つかったら、またここに来なさい。・・・今のあなたに、

[博麗]は教えられないわ。」

そういって、神社の中へ入っていった。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

俺はもうすっかり暗くなった道を、一人歩いていた。

貫きたいものか・・・。

俺は、ここで何をしたいのだろう。

・・・俺はここに来たとき、なんと言った?

運命を、変えるため。隔を、助けるため。

俺は、本来なら助けられなかった。永遠に寝たきりであっただろう隔を助けにここに来た、といったではないか。

 

偶然であり、運命であり、必然だったと。

・・・それだけか?

じゃあ何故。俺は今日の昼間女の子を助けるために飛び込んだ?

もしあそこで死んでいたら、隔を助けられないまま終わったのに。

あっちでは、俺は自ら前に出なかった。

でも。今は。俺は。俺は・・・!

「・・・バースト!」

全開、7%。

俺は来た道を引き返し、博麗神社へと走った。

夜は更け、月は煌々と光っている。

そして、人里には不可思議な煙が一つ・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そのころ。博麗神社では。

「きっと戻ってくるでしょうしねえ・・・。どう教えようかしら。」

私は月を見て、そっと呟く。

「紫。・・・貴方が私を育てたときも、こんな感じだったのかしら?」

紫は、弟子として、博麗の巫女として、私を育てたのでしょう。

でも、私は。

一人の人間として。そして・・・

いつかの、パートナーとして。

「あの子とはいつか一緒に異変解決しに行くんだろうな。」

私の勘はよく当たる。

・・・その瞬間は、結構近くだった。




この話は前編、後編です。
真の信念、(駄洒落じゃない)
霊夢と真の絡みを続けたかったので。
次回も楽しんでいって下さい!
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