昨日pcが急に切れて、投稿出来ませんでした。
充電は十分にあり、パ二くってる間に寝落ち・・・。
何とか治りました。
付かない状態が続き、かなり焦りましたが。
自分の小説を読んでくれている方が居るのに、大変迷惑をおかけしました。
タグの毎日投稿を毎日投稿(笑)に変えました。
ダメな作者ですが、これからもよろしくお願いします。
右腕が霞み、ヒュッと言う風切り音と共に鬼丸が薙がれる。
それに合わせるように走り出した俺は、左手の平から圧縮霊弾を放つ。
創天は緋想の剣でそれらを撃ち落とすが、本命は勿論それでは無い。
鎧で唯一護れない部分。
それは、膝裏だ、と言うのを聞いたことが無いだろうか?
関節部分の為、そこを覆ってしまうと膝が曲げられなくなってしまう。
俺は姿勢を低くし、右足を伸ばしながら急ブレーキをかける。
そのまま地面を滑り、一瞬で創天の後ろに回り込む。
「はあ!!」
再度、俺は鬼丸を振る。
その切っ先は膝裏、鎧に覆われてない所に行くがーーーーー
カアン!
と、”軽い音”がして鬼丸が弾かれた。
創天の持つ緋想の剣が、俺の首筋に迫るが天子の剣がそれを阻み、左拳で創天を殴った。
その隙に俺と天子は後ろに跳び、距離を取る。
「覆われてない所でも、弾かれるのね・・・。」
「・・・うん。・・・・うん・・・?」
違和感。
何かが、頭に引っかかる。
もしかして。
・・・・・・・・もしかして・・・!!
俺は右腕を素早く振り、ナイフを投げつける。
咲夜さん程上手くはないが、ある程度は使えるようになった。
その鋭い刃は、創天の顔に切り傷を付ける。
鎧の能力も、そこは範囲外らしい。
血が頬を伝い、鎧に落ちていく。
もう一個、俺は投げつけた。
今度は、鎧にぶつかり弾き返された。
物理的な物だからか、弾き返す前に当たり傷をつける。
その傷は、シユウゥという音と共に塞がっていく。
数秒もすると、その部位の傷は完全に消えた。
分かった。
完璧な鎧の、完璧だからこその弱点を。
そして、創天の能力も。
「・・・その鎧さ、弱点あるだろ。」
「ん?」
俺が口を開くと、創天が声を漏らした。
それもそのはず。
俺は創天がさっき話した”事実”を、上書きしようとしているのだから。
「その鎧、自体には能力は備わってないはずだ。なら、その元・・・素材に、能力があると仮定しよう。しかし、鎧を作るうえで一つ、問題・・・と言えるのかどうか分からないが、完璧な鎧にも幾つかの弱点が出来てしまった。
一つ目。膝裏まで護ろうとしたんだろう。だから、その膝裏には特に効果の強い”原石”が付けてあるな?」
そう。
さっき鬼丸で斬った時見えたが、武骨な宝石が膝の上と下に付いていた。
加工してないが故に、少ししか使えない。
「二つ目。その鎧、『沢山の層で出来てるよな』。だから、か分からないけど一撃で貫通できない。そして、その所為で部位ごとに堅さが違うんだ。そこを狙われたら終わる。・・・普通はな。」
俺は鬼丸を消し、再度右手に蒼白の霊力を集中させる。
「そして!さっきお前は一番堅い物質で出来ていると言ったが・・・・そんな豪華な、形が整えられた鎧を作れるか?仮に作れたとしても、重ねる意味は何なんだ!?下手に重ねれば、逆に脆くなる!お前の鎧は、少なくとも一番堅い物質では無い!だとすれば、何故壊れないか・・・・。」
「それはお前の能力じゃないか!?創天!お前の能力はーーーー」
「[生き物以外の物質を完全に修復する程度の能力]じゃないか!?」
俺の叫びを黙って聞いていた創天は、目を見開いた後笑い始める。
笑い声が天井の消えた館から空に消えていき、創天は俺を睨みつける。
「ああ、そうだ!君の言ってる事は正解だよ!さすがの私でも、今のは驚いた。でも、だ。君の武骨な大剣では、どちらにしろ確実に私を倒すことは出来ない!どうするんだ!?天音 真!」
・・・分かってるよ。五月蝿いな。
俺は強く輝き始めた両手に、少し力を込める。
もっと、速く。
風の様に。
ーーー嵐の様に。
快晴の空の様に、ひたすら蒼く、蒼く光り続ける両手は、突如更に大きな光を放った。
光が止み、俺は両手を振り下ろす。
その両手には、柄が20cm、刃が50c程の短剣がーーーーーー
合わせて、二本。
俺は対となる剣を構え、創天に相対する。
「蒼対嵐刃・・・・[羅刹]」(そうついらんば らせつ)
刹那。
爆発的に加速した俺は、創天の鎧を砕き始めた。
一層、二層、三層・・・・
能力での回復、処理が間に合わない程の速さで。
嵐を思わせる剣舞は、止むことを知らない。