東方夢幻魂歌 完結   作:ラギアz

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・・・ごめんなさい。ラギアです。
昨日pcが急に切れて、投稿出来ませんでした。
充電は十分にあり、パ二くってる間に寝落ち・・・。
何とか治りました。
付かない状態が続き、かなり焦りましたが。
自分の小説を読んでくれている方が居るのに、大変迷惑をおかけしました。
タグの毎日投稿を毎日投稿(笑)に変えました。
ダメな作者ですが、これからもよろしくお願いします。


第五章第二十二話「弱点、嵐刃」

右腕が霞み、ヒュッと言う風切り音と共に鬼丸が薙がれる。

それに合わせるように走り出した俺は、左手の平から圧縮霊弾を放つ。

創天は緋想の剣でそれらを撃ち落とすが、本命は勿論それでは無い。

鎧で唯一護れない部分。

それは、膝裏だ、と言うのを聞いたことが無いだろうか?

関節部分の為、そこを覆ってしまうと膝が曲げられなくなってしまう。

俺は姿勢を低くし、右足を伸ばしながら急ブレーキをかける。

そのまま地面を滑り、一瞬で創天の後ろに回り込む。

「はあ!!」

再度、俺は鬼丸を振る。

その切っ先は膝裏、鎧に覆われてない所に行くがーーーーー

カアン!

と、”軽い音”がして鬼丸が弾かれた。

創天の持つ緋想の剣が、俺の首筋に迫るが天子の剣がそれを阻み、左拳で創天を殴った。

その隙に俺と天子は後ろに跳び、距離を取る。

「覆われてない所でも、弾かれるのね・・・。」

「・・・うん。・・・・うん・・・?」

違和感。

何かが、頭に引っかかる。

もしかして。

 

 

・・・・・・・・もしかして・・・!!

 

俺は右腕を素早く振り、ナイフを投げつける。

咲夜さん程上手くはないが、ある程度は使えるようになった。

その鋭い刃は、創天の顔に切り傷を付ける。

鎧の能力も、そこは範囲外らしい。

血が頬を伝い、鎧に落ちていく。

もう一個、俺は投げつけた。

今度は、鎧にぶつかり弾き返された。

物理的な物だからか、弾き返す前に当たり傷をつける。

その傷は、シユウゥという音と共に塞がっていく。

数秒もすると、その部位の傷は完全に消えた。

分かった。

完璧な鎧の、完璧だからこその弱点を。

そして、創天の能力も。

 

「・・・その鎧さ、弱点あるだろ。」

「ん?」

俺が口を開くと、創天が声を漏らした。

それもそのはず。

俺は創天がさっき話した”事実”を、上書きしようとしているのだから。

「その鎧、自体には能力は備わってないはずだ。なら、その元・・・素材に、能力があると仮定しよう。しかし、鎧を作るうえで一つ、問題・・・と言えるのかどうか分からないが、完璧な鎧にも幾つかの弱点が出来てしまった。

一つ目。膝裏まで護ろうとしたんだろう。だから、その膝裏には特に効果の強い”原石”が付けてあるな?」

そう。

さっき鬼丸で斬った時見えたが、武骨な宝石が膝の上と下に付いていた。

加工してないが故に、少ししか使えない。

「二つ目。その鎧、『沢山の層で出来てるよな』。だから、か分からないけど一撃で貫通できない。そして、その所為で部位ごとに堅さが違うんだ。そこを狙われたら終わる。・・・普通はな。」

俺は鬼丸を消し、再度右手に蒼白の霊力を集中させる。

 

「そして!さっきお前は一番堅い物質で出来ていると言ったが・・・・そんな豪華な、形が整えられた鎧を作れるか?仮に作れたとしても、重ねる意味は何なんだ!?下手に重ねれば、逆に脆くなる!お前の鎧は、少なくとも一番堅い物質では無い!だとすれば、何故壊れないか・・・・。」

 

 

「それはお前の能力じゃないか!?創天!お前の能力はーーーー」

 

 

 

「[生き物以外の物質を完全に修復する程度の能力]じゃないか!?」

 

俺の叫びを黙って聞いていた創天は、目を見開いた後笑い始める。

笑い声が天井の消えた館から空に消えていき、創天は俺を睨みつける。

「ああ、そうだ!君の言ってる事は正解だよ!さすがの私でも、今のは驚いた。でも、だ。君の武骨な大剣では、どちらにしろ確実に私を倒すことは出来ない!どうするんだ!?天音 真!」

 

・・・分かってるよ。五月蝿いな。

俺は強く輝き始めた両手に、少し力を込める。

もっと、速く。

風の様に。

 

ーーー嵐の様に。

 

快晴の空の様に、ひたすら蒼く、蒼く光り続ける両手は、突如更に大きな光を放った。

 

 

 

 

 

 

光が止み、俺は両手を振り下ろす。

その両手には、柄が20cm、刃が50c程の短剣がーーーーーー

 

合わせて、二本。

俺は対となる剣を構え、創天に相対する。

 

 

 

 

 

 

「蒼対嵐刃・・・・[羅刹]」(そうついらんば らせつ)

刹那。

爆発的に加速した俺は、創天の鎧を砕き始めた。

一層、二層、三層・・・・

能力での回復、処理が間に合わない程の速さで。

嵐を思わせる剣舞は、止むことを知らない。

 

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