後、昨日投稿できなくてすみません!
後二、三話ですね・・・。
クリスマス編、投稿しました!
是非是非。
では、どうぞ!
「・・・お前は、まだ天子を人形だと言い続けるか?」
カツ、カツと鳴る足音は段々と創天に近づいていく。
「ここまで言われてもまだ、自分の間違いに気づかないってのか!?」
強く叫んだ俺は、少し屈み創天を睨みつけた。
「天子が苦しんでんのも!嫌がってるのも!お前の考えが間違っている事も!まだ分かんないのか!?確かに人の考えは否定したら行けないかも知れない。人それぞれの考え方があるし、人それぞれの正義がある。でもそれは、色んな視点で考えて導き出された一つの”答え”だ!でも、お前のはどうだ?胸を張って、”答え”と言えるか?
・・・その自己中心的な考えで、本当に答えって言えるのか!?」
俺は創天の胸倉を掴み、強引に引き上げる。
「俺はそうは思えない。どんなことがあろうとも、絶対に、だ。」
手を離すと、ドサっと言う音と共に創天が地面に倒れる。
しかし、創天は再び立ち上がった。
「前提・・・そうだ、前提条件が間違っているんだ・・・。”皆がどうか”じゃない・・・”私が中心”なんだ。
そうだ・・・そうだよ天音 真ん!間違っているのは君だ!私の!俺の考えが絶対に合って居るんだアアアア!」
再び緋想の剣を構えた創天は、俺に斬りかかってくる。
乱暴な上段を、俺は羅刹を十字に構える事で受け止めた。
ギギギ、と火花を散らしながら、俺と創天は叫んだ。
「私が答え!私が中心だ!君みたいなゴミが何を言おうと!そこの人形は人形のままだ!不良品だ!それは・・・変わり様がないんだっ!!」
「正しい答えなんて一つも無い!お前は中心じゃない!天子は人形じゃない!人間だ!少女なんだ!」
二つの剣に、稲妻状のヒビが入り始める。
今にも砕け散りそうな剣は、それでも両者の意思と同調するかの様に燃え上がった。
「私が・・・私が、絶対なんだああああああああああ!!」
緋想の剣が急に押し込まれ、羅刹が二本とも砕け散った。
宙に舞う破片が太陽を反射しながら、空に溶けていく。
そして、それと同時に緋想の剣も砕けた。
残ったのは、己の拳のみ。
創天が更に武器を出さず拳を振りかざすのと同じように、俺も右拳を振りかぶる。
「誰かが、絶対何て事は無い。世界の理は全てが、歴史が、思いが重なって出来ているんだ!・・・お前みたいな奴が中心になるなんて事は無い!・・・いい加減認めろ!天子が、何を思って此処に来たか分かってるのか!?」
「”人間”として生きたいって!普通に、当たり前の事を当たり前って言えるように生きたいって!ずっと、思ってたんだよ!!」
右の拳に纏う蒼き霊力が、轟音と共に燃え上がった。
空気を焼き焦がしながら、その拳を全力で振るう。
創天も、同時に己の拳を振った。
二つの拳が交わるーーーーーーーーーーーー
刹那、轟音。
館中に轟く鈍い音、宙を舞う一つの影。
ドゴン!!
と地面に打ち付けられた体は、二、三回跳ねて動かなくなった。
鼻からは血が垂れ、歯が数本かけている・・・
創天を、俺は見下ろした。