やはり毎日投稿だと文字数が減ってしまいますね・・・。
なるべく頑張りたいと思います。
今回は、物語の大きな敵となる人物が出てきます。チラッと。
抹茶ラテ、飲みたい!!
神社の階段を飛ぶように走る。
それはまるで、青い稲妻のようだった。
「・・・来たわね。」
一人の少女は呟き。
「・・・来ました。」
一人の少年は決意を固め。
夜風が吹く境内で、二人は向き合った。
あの時は意識がかすれていてよく見えなかったが、霊夢さんは綺麗な人だ。
目は大きく、鼻は高い。髪は夜の空のように黒く、艶がある。
背は俺より少し低いが、佇まいは凛としている。
「さあ、あんたの答えを聞かせなさい。」
「・・・俺は。」
俺が貫きたいのは。
「皆を、助ける。」
霊夢をじっと見つめ、俺は審判を待った。
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真の答えは、私を動かすだろう。
そうは考えていたが、これほどとは。
自分の答えを、一言で表した。昔の私は、いくつも言葉を続けてしまっていただろう。
言うのは簡単。一言であらわせるもっとも責任のともない、危ない答え。
「・・・本当に、助けられるとでも?」
「俺は、無力です。霊夢の方が強い、これは確実です。」
でも、と。少年は。
「でも、何もしないわけには行かない。
隔も、本当にただの意識不明で、もう目を覚ましているかもしれない。
昼の女の子も、誰かが助けられたかもしれない。」
そして、かれは続ける。
「でも、俺が何かをしたから、変わることもあったはずだ。俺は力をもってこの地に来た。必然か、偶然か。でもたとえ偶然だとしてもその運命を作ったのは俺だ。・・・俺の力の届く限り、俺は皆を、助ける。力が足りなかったとしても、諦めない。」
私をじっと見て言い切った彼の目には、覚悟が浮かんでいた。
廻りの人を助けたい。限界なんてものは無く、抗い続けると。
たとえそれが自己満足だったとしても、彼は・・・真は。
運命を、変え続けると。
「・・・勿論、隔は助けるのね?」
「この世界で。できることは何でもします。」
風が吹き、真の髪が揺れる。少し隠れた目には、確かに決意の炎が燃えていた。
静かに。それでも、熱く燃え滾るそれは、私にも火を付けるのには十分だった。
「あんたの貫くもの、確かにもらったわ。・・・良いでしょう。」
私は明日から忙しくなるな、と思いつつ笑っていた。
「真に教えましょう。霊力を扱いし一族、[博麗]の技を。」
今夜も月は煌々と光っていた。
夜風が吹き、木の葉が散る。
真が迎え入れられたこの瞬間、人里でとある異変が起きるーーー。
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俺はその後霊夢さんの家で夜ご飯をご馳走になり、就寝した。
伝わったみたいだ。俺の、思いが。
うん。良かった。
そして、一つ俺は悩んでいることがある。
・・・眠れない。
霊夢はすやすや眠っている。寝るまで一瞬だった。
俺は霊夢を起こさないように外に出た。
まだ6月。深夜の空気は肌寒い。
俺は月を眺めながら、一つの事を考えていた。
・・・霊力の、圧縮。
圧縮、つまり一定の質量のものを小さく、小さく、縮めていくのだ。
そうすれば強度と一点攻撃力は上がるはずだ。
強度を高めれば刀が、一点攻撃力が上がれば敵の体を貫通できるだろう。
・・・そんな俺の頭に浮かんだのは、某ロボットアニメに出てくるビームライフルだった。
霊力を圧縮し、玉状にしたやつから一点攻撃特化のレーザーが打てれば。
「・・・バーストッ」
バチィと一瞬光って体に霊力が回り始める。
俺は人差し指に意識を集中させ、霊力を縮め始める。
最初はバスケットボールくらいの大きさだった物が、500円くらいの大きさになった。
「よし、撃ってみるか。」
人差し指と親指を立てて、近くにあった森へ指を向ける。
霊力が、一つのレーザーとなり全てを貫くイメージ。
霊力を圧縮していたのを開放するとーーー
突如、真の人差し指からレーザーみたいなものが飛び出る。
それは森にあった木に風穴を開けていきーーー消えた。
「お、おお・・・」
かなり高威力だ。圧縮・・・理科が得意なのが約にたった。
・・・弾幕にも、これを使えないか?
俺は周りに弾幕を発生させ、さっきやったように圧縮させる。
「・・・大きさも相まって、本当に蛍みたいだ。」
この弾幕は・・・そうだ、高濃度圧縮霊弾と名付けよう。
そうやって俺が遊んでいる時だった。
何者かが神社の階段を駆け上ってきていた。
俺が霊夢を呼びにいこうとすると、もう霊夢はそこに居た。
「あらあ、真。熱心ねえ?」
笑顔だ。目が笑っていないが。
「さて、真。」
急に真面目な凛としている表情になり、霊夢は言った。
「・・・異変よ。準備をしなさい。」
階段を駆け上がってきたのは、おそらく人里の住人であろう一人の男性だった。
竹刀をとってきて、俺と霊夢は人里に向かって走り出した。
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異変内容は、突如煙があがり、そこに行ってみると妖怪が居た。
昼の事もあって、異変というには大げさかもしれないが
呼びに来た、とのこと。
霊夢は大丈夫。知らせてくれてありがとうと言ってスピードを上げる。
俺も2%から3%に引き上げ、霊夢についていけるようにする。
かなりのスピードで走ったから、10分程度でついた。
村の中は酷いありさまだった。
家はほとんど崩れ、燃えている。
人がいたるところを走り廻り、泣き叫んでいる。
いくつか、死体も見えた。
避難誘導が上手くいってないらしく、所々で避難指示が聞こえる。
「村の中の妖怪は・・・?」
霊夢が近くの人に聞いた。
「3匹程度だ・・・なあ、あんた博麗の巫女だろ!?さっさと片づけてくれよお!」
半狂乱だった。
被害の中心に来た俺たちは、その視界に妖怪をとらえる。
「さあ、みてなさい、真。」
霊夢は霊力を高めながら妖怪へ向かって歩いていく。
「これが、[博麗]よ。」
霊夢から虹色の弾幕が飛び出しーーー
霊夢はそれを纏った。
そして弾幕が融合、そして形を変えて。
一つのお祓い棒と呼ばれるものが出来る。霊夢はそれを手に取り、ゆっくりと歩き始める。そして、また虹色の弾幕をいくつも出す。
「霊力は、無から有をうみだす。魔力や妖力とは違う、異質の力よ。」
弾幕全てがクナイのような形になり、妖怪へ飛んでいく。
・・・あんなに鮮やかな形状変化ができるのか!
俺は改めて霊夢に感嘆し、奥からあらわれた妖怪に目を向ける。
その数、ざっと5体。
大きいがゆえに、通路を一列で通っている。
俺は人差し指と親指を立て、人差し指に高濃度圧縮霊弾を作る。
そしてーーー
俺の指から放たれたレーザーは、妖怪の心臓部を貫き。
一瞬で、全体を灰にした。
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「ふふ、面白い方が居ますね。あれは・・・昼、私の前に飛び出た馬鹿な男の子じゃ無いですか。」
とある家の屋根の上。
一人の少女が不敵に笑う。
「あんな危険な芽は、早々に摘み取ってしまいましょう・・・」
そして、彼女は告げる。
「貴方に、この子が倒せるかしら・・・?」
そんな少女の後ろから出てきたのはーーー
俗に手長足長と呼ばれる妖怪だった。
「さあ、頑張って抗ってくださいな・・・」
元々人間だった手長足長は、村の中心に向かって歩き始める。
「決められている、運命というものに。」
風が吹き、少女の黒髪がなびくーーー。