陽『・・・え?最終話?だって最後におもいっきr
ラ「ネタバレダメゼッタイイイイイイイイ!!
陽『えー。』
真「伏線・・・なのか?あの見え見えの奴。回収だもんな。」
ラ「うん。ここ無くそうと思ったらもう書いてたから後戻りできなかった。」
真「はあ。タイトル詐欺とはこれいかに・・・。」
ラ「大丈夫。多分皆さんは俺がそういう人だって知ってるから。」
真・陽 『大丈夫じゃないからね!?』
更に大きくなったダイダラボッチは、自身の体から岩石を幾つか飛ばしてくる。
俺に当たるのはたった一個。
それでも高速で撃ちだされた岩は、地面にクレーターを無数に作っていく。
身長よりも大きい砲弾を目前にした俺は、突き出した左手に命じる。
「”岩の粒子たちを拒絶させるーーーーー”」
そしてメラメラと揺れる赤い霊力に当たった瞬間、岩は文字通り粉々になった。
欠片も残さず、傍目には消えたように見えたであろう。
粒子論。
この世のすべての物は粒子で出来ている、と言う説がある。
その粒子たちを拒絶、つまり離れ離れにさせれば粉微塵になるのだ。
ダイダラボッチが微かに驚いたような素振りを見せた。
その隙を逃さず、俺は全力で跳躍する。
ダイダラボッチが反応できない程の速度で瞬く間に距離を詰めた俺は、刀を横に薙ぎ払った。
霊力の加護もあり、山の様に鎮座するダイダラボッチの体が真っ二つに分断される。
「・・・・そっちか。」
上半身は直ぐに核の力から手放され、地面にボチャボチャ落ちていくが。
下半身だけは、再生しようと強く動き続ける。
俺は下半身だけに狙いを定め、また走り出した。
そして俺は、右手に赤い霊力を流し始める。
桜ノ蕾が淡く煌めき始めたのを確認し、俺は刀を鞘に納めた。
そして間合いに入ったその時、俺は体の捻りも体重移動も全て使い剣を抜き放つ。
「”核とそれ以外を拒絶する”!!」
何故少し相手の体積を削ったか?
それは赤い霊力が相手の全てを包み込むまで時間がかかるからだ。
強力な能力だが使い勝手が悪く、直接ぶつけなければ拒絶が作動しない。
そして拒絶したい物の全てを覆わなければ同じく作動しない。
そのうえで俺は相手の体積を減らし、拒絶を使いやすくしたのだ。
能力が宣言された次の瞬間、ボチャボチャッと泥や岩が落ちてーーーー
月光に照らされている、鮮やかなエメラルドグリーンの宝石が現れた。
そして、最後の反撃と言うべきか。
エメラルドグリーンの宝石が光ったかと思えば、地面に落ちていた無数の岩石が俺に向かって砲撃さながら飛んできた。
『気を抜くな!』
しかし、それらは黒い霊力を纏い、”砕け散る”以外の選択肢を消されその道を辿った。
こいつが居なければ、幻夢は傷ついていなかったかもしれない。
そして同時に、幻夢に合って居なかっただろう。
感謝しなけりゃならないかな・・・?
と思いながらも、俺は桜ノ蕾を半円に振り下ろした。
【魂魄一刀流 〔半月〕】
銀色の軌跡に月光を浴び、まさに半月と望む斬撃は。
真と幻夢を繋いだ宝石を二つに分けた。
「いやー、終わったあああ!」
これまでの苦労を全て吐き出すようにため息を付いた俺は、思わずその場に倒れる。
『ああ、お疲れさま。・・・・・はあ、休めないみたいだね。』
「え・・・?」
陽炎の労いの言葉。
それと同時に告げられる、新たな襲来。
「あらあら、お疲れでして?」
凛と通る澄み渡った女性の声は、美しくも背筋を凍らせるような恐ろしさを併せ持っていた。
今までの疲労などどこ吹く風。急いで立ち上がった俺にを見下ろすように、女性は佇んでいた。
長い金色の髪に、ふわふわの帽子。
紫色が基調の服を纏い、所々に白いフリルを付けていた。
鋭く細長い眼に、形の整った眉。
高い花に紅く煽情的に染められた口は楽しそうに口角を上げている。
幽々子さんと同じように扇子を構え、背筋を伸ばしスタイルの良い女性は口を開いた。
「私の名前は
「・・・天音、真です。・・・何か御用ですか?」
思わず敬語に成るほどの雰囲気。
威圧感や恐怖は殆どない。
あるのは圧倒的高さから下を除く、強者の風格。
ただならぬ空気を纏う紫は、扇子を口元に持って行った。
そして、ゆっくりと告げる。
「今を持ちまして・・・天音 真には幻想を去って貰います。」
パチン、と指が鳴らされる。
するとどうした事か。俺の足元の地面が急に消え去り、目が沢山ある暗闇が広がる。
そのまま。
重力に。
従って。
落ちる。
俺はーーーーーーーーーーーーーーーー