ラ「うん・・・。何か最後の方ばっかり考えちゃう。」
真「まずは次の話だろ。・・・てか本当に日常下手だよな。」
ラ「戦闘も下手だけどね。」
真「何で書いてるの?」
ラ「楽しいし、好きだから。」
真「そっか。じゃあ頑張ろうね!新作!」
ラ「お、おう・・・。」
真「そこは盛り上がれよ!」
桜ノ蕾=さくら の つぼみ
八咫烏=やたがらす
羅刹=羅刹
俺と妖夢が博麗神社を出発して二時間後。
「ふー、ここが一個目の里、です。」
「・・・あのさ、発生源はどこなの?」
「ランダムです。まあ天狗さんたちの協力によって確認できるんですがーーーー今年はここが一番早いみたいですね。今日の夜、と言ったところでしょうか。上級妖怪が来る可能性もあります。被害を0に抑えるため、全力で取り組みましょう。」
「なあ、上級妖怪って能力持ちは居るの?」
「います。結構。」
俺が恐る恐る聞いた質問に、妖夢はあっさりと頷いた。
ピシッと固まると、妖夢は少し笑い口を開く。
「いやいや、そんなに強い能力持ちは・・・その・・・・ね?」
「笑顔でね?が怖いよ!居るんだね居るんですか畜生!」
そんな風に会話しながら、俺たちは里の中に入った。
百鬼夜行は幻想郷でも有名で、その件で来たと言えばすんなり入る事が出来た。
まずは宿を取りに行こう、と言う事になった所で俺と妖夢は里の散策を始める。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「うーん、広いですねえ。」
「ね。慧音さんとこの人里と同じ位かな?」
沢山の人で賑わいつつも争い事が無く、皆が笑いあっている人里を俺たちは歩いていく。
「もう少しでお昼時ですね。・・・もう食べちゃいましょうか。」
「え?お腹空いたの?」
「そ、そんな訳無いじゃないですか!馬鹿ですか!?斬りますよ!」
「お、おう。」
妖夢が顔を真っ赤にして怒るのをなだめながら、俺は一つ問う。
「じゃあもしだ。もし食べるとしたらーーーー何が良い?」
「お蕎麦」
即答だった。
手近な蕎麦屋に入り、さっと食べさっと出て来る。
そして数十分後。
俺の隣では妖夢が顔を真っ赤にしており、もじもじしている。
そして俺はまだ交渉を続けていた。
「ふ、二部屋無いんですか・・・?」
「ごめんねえ。丁度一部屋しかないんだよ。まあ・・・」
「恋人同士でしょ?良いじゃない。」
「「恋人じゃないです!」」
受付のおばちゃんに突っ込んでから、何とか妥協した俺達は自室へと向かった。
着くなり妖夢は布団を引っ張り出し、二枚畳の上に敷いた。
その間に楼観剣を置き、彼女は厳重に注意する。
「ここ、ここから先は私の場所です。は、入ってきたら殴りますからね!」
「殴るんですか!?」
俺もその横に桜ノ蕾を置き、布団に潜る。
「あれ、もう寝るんですか?」
「うん・・・おやすみ・・・。」
「お休みなさい。・・・あ、あ、・・・・。」
最後に何か噛んでいたが、気のせいだろう。
こうして俺は戦い前の最後の休息をとった。
今宵、初の”百鬼夜行”を俺は体験する事になる。