・・・はい、今回で長い長い前置きは終了です。
次回からは物語が加速します。
もう終わりが見えてきましたね。
謎は今のところ
霊夢 暁 黄昏 紫 幻夢の過去 陽炎の過去 隔の現在
・・・と言ったところでしょうか。
うわあ、オリキャラ多いな・・・。
黄昏は・・・ふふふ(黒い笑み)
では、どうぞ!
「ふんふふ~ん・・・ふふふ、今回のお昼は中々良くできたわねえ。」
お盆を片手に、満足げに歩く鈴仙・優曇華院・イナバは得意げに呟く。
優曇華は長い長い廊下を歩き、友人である魔理沙の病室へと足を運んでいた。
「てか、ここ長いわよねえ・・・。師匠は面倒くさいこと嫌いなのに、何で長いのよ・・・。」
変な愚痴を溢しつつ、目的地に着いた優曇華はドアをノックする。
「・・・返事が無い。昼寝中かしら?」
眉を顰め、一人で納得する優曇華。
彼女の言葉に答える物は無く、それで納得した優曇華も躊躇いなくドアを開けた。
「・・・あれ?」
開けて、中を確認して。
魔理沙がベッドの上に居ない事も確認して。
「あっれええーーーー!!??」
叫んで。
ポカーンと言う効果音が聞こえてきそうな位間抜けな顔で固まる優曇華は。
「師匠おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
次の瞬間、優曇華は脱兎の如く廊下を走り始めた。
お盆はしっかり持っていたが。
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「魔理沙が居なくなった!?」
紅魔館の応接室。
突然訪問してきた優曇華を相手に、咲夜とレミリアは話していた。
「そう。朝までは居たんだけど、突然いなくなって・・・。ごめんなさい、何も出来なくて・・・!」
「いや、大丈夫よ。教えてくれてありがとう。」
項垂れる優曇華をレミリアが励まし、今後の事について話そうと話題を切り替えた。
「霊夢の事は記憶に無いのよね・・・。じゃあ、普通に逃げ出したとかは?」
「それは無いわ。だって魔理沙の家まで言って確認したもの。」
「・・・じゃあ・・・」
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その会話を、俺は隣の部屋で聞いていた。
紅魔館の壁は思ったより薄く、場所によっては隣の部屋の声が聞こえる。
『魔理沙が居なくなった。』
そして、今朝の虹色の魔力。
何故あの時駆け出さなかったのか。
全てが合致し、更に魔理沙の向かった方向は南。
・・・百鬼夜行の時、霊夢が担当した方角だ。
何時もなら最後に行く場所などを選ぶのに、あの日は率先して選んでいた。
その直後、敵として霊夢は姿を現した。
「南に・・・霊夢を操ってる奴の本拠地が・・・!?」
思い浮かぶは一つの可能性。
魔理沙も同じ考えに至ったのだろうか?
直ぐに決めるのは少し無理やりかもしれない。でも、今は魔理沙の事も含めて南に向かうのが最善策だろう。
ハンガーにかけてあった黒いコートを引っ掴み、緩めてあったネクタイを締め直す。
白い手袋をはめ、コートを羽織った俺は窓を開けた。
「バースト」
隣の部屋に気づかれない様にして静かに霊力を使う。
出力、5%。
体を霊力が回るのを感じながら、俺は窓から飛び出た。
三階だったので難なく着地し、少し離れた処で八咫烏を生成した。
「間に合ってくれ・・・!!」
祈るような思いを胸に、八咫烏は飛翔した。
もう、魔理沙は遥か遠くに居る。
その距離を一ミリでも縮めようと、俺は八咫烏の速度を更に上げた。