学園黙示録SCHOOL―LIVE!   作:楠葉遊鳥

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丸や点、漢字等色々間違っていると思いますが温かい目で見ていただけたら嬉しいです。

※ヒロインは胡桃です!
※めぐねぇ生存
※ちょくちょくハイスクールオブザデッドが出てきます。


発生

何時からだろうか…嘗ては友達だったモノの頭を叩き潰すのに、何の躊躇もしなくなったのは。何時からだろうか…変わり果てた友達の姿を見ても何も思わなくなったのは。

廊下に机で出来たバリケードに寄り掛かる様に座り込み、頭に矢が刺さり倒れている嘗ての友人たちの亡骸を眺めながらその考えが頭の中をグルグルと過ぎっている。

「ハァ…」

ため息を漏らし割れた窓ガラスから見える空を見ると、雲一つない綺麗な青空が広がっていた。

「あの時も、雲一つなかったな?…雄也…」

独り言を言っていると、廊下の突き当たりから何がゆっくりこちらに歩寄ってきた。

「まだ居たか…」

ゆっくりと立ち上がり得物のリロードしたボウガンを構える。死臭を漂わせながら一歩一歩近づいて来る歩く屍の顔が分かる距離まで来ると、それが全てが終わってしまった日に一緒に居た俺の親友有馬雄也だった。

「雄也…」

狙いを合わせ変わり果てた親友の頭を目掛け、引き金を引いた。。何時からだろうか…こんな世界が好きになり始めたのは。

 

 

「なぁ士、ハイスクールオブザデッドの8巻って何時出んだろうな?」

「さぁな?」

雲一つない綺麗な空の下。何時もの様に放課後に立ち寄った本屋の帰りに、そんな何気ない会話を楽しんでいた。

「マジか…今スゲーいい所何によー」

「ハハッ気長に待とうぜ、毒島推し」

「だな…つか馬鹿にしてんのか?そう言うお前は誰推しだよ?」

「そりゃー」

すれ違った髪をツインテールにしている少女を目で追っていた。

「高城沙耶だろ?」

「な、何故分かった!?」

正直今までにない程驚いたかも知れない。

「分かるよ…お前ツインテール好きだろ?」

「残念だが、俺はテール系が好きなんだ!」

「まさか…お前妹の圭ちゃんにさせようとして無いだろうな?」

「彼奴の誕生日にシュシュあげたら捨てられた…」

悲しみの余り顔を手で覆っていると、肩に手をそっと添えられ顔をあげる。

「どんまい!凄くキモイぞ!!」

「うるせぇ…」

そんな梱なで馬鹿な事をいい合いながら放課後の寄り道を楽しんでいると、雄也が電気屋のテレビの前で立ち止まった。

「どうしたよ?」

「あれ…」

雄也が指を指し示す方を見るとヘリで事故現場を中継しているようだ。

(こちら現場の秋津アナです!こちらでは現在大規模な暴動が起こっています!)

「暴動?何の冗談だよ…」

「冗談じゃないみたいだし…それに」

「それに?」

「ここからやけに近いぞ」

「キャー!!」

雄也がそう言うと女性の悲鳴が辺りに響き渡った。2人同時に悲鳴が聞こえた方に振り向くと、女性が複数の人に襲われ首筋や体を噛まれているのが目に入ってきた。

「オイオイ…あれって」

「ゾンビか?」

雄也のに合わせるように言葉の続きに来るであろう単語を口に出した。まるでゾンビ映画のワンシーンを見ているかの様にその光景に呆然と立ち尽くしていると、車の急ブレーキ音と物がぶつかり合う音に我に帰る事が出来た。

「おいッ雄也大丈夫か?」

「あ?あぁ大丈夫だ、」

2人が我に帰る数十秒の間に自分が知っている街が一変し、変わり果てしまった。

「映画の撮影じゃぁないよな?…そうだ圭ちゃんに連絡しなきゃだろ?」

「駄目だ…彼奴携帯忘れたって言ってた」

「じゃぁ手分けして探そうぜ?俺はショッピングモールを探してみるよ」

「すまないな…俺は学校を見てみる」

これが有馬雄也との最後の会話になってしまった。雄也と別れてから俺は人が人を襲ういや、正確には元人間は人間を襲う街を駆け抜けている。血の匂いが漂う街中は全く別の場所に思えてくる。学校に向かう途中にスポーツ用品店を見つけ店内を覗くと、天井からロープが吊るされその先には人がぶら下がっていた。

「意気地無しが…」

自ら命を絶った店員にそう呟き金属バットを見つけ、この先必要になるであろう武器とし持って行くことにしまた走り出した。大通りはゾンビに魘われる確率が多いため、近道である裏道を曲がると3体のゾンビとはち合わせてしまった。

「マジかよ…」

逃げる事が難しく腹を括りゾンビに向かっていき、頭にフルスイングを受けたゾンビが倒れ2匹目のゾンビの顔に金属バットを叩き込み、潰れた顔からバットを引き抜き3匹目のゾンビ目掛けバットを振り上げ頭を叩き割った。

罪悪感がなくあっさりと頭を潰す事が出来、正直不思議である。

「すまないな…」

バットを肩に担ぎ学校へと再び走り出した。

平和な街に突如として現れたゾンビ達に街中が地獄とかし死者が徘徊したり、ゾンビウイルスを作っている研究所の存在は映画の話だと思っていた。しかし、その映画様な光景が自分の目の前に広がっている。

「お巡りさんがシートベルトしないでどうすんだよ…」

目的地である巡ヶ丘学院高校まで残り数分の所で電柱にめり込むパトカーを見つけ、武器や使えそうなものを求めて近づいて見ると運転席と助手席に乗っていた2人の警察官はフロントガラスに当たり顔がグチャグチャになって亡くなっていた。

「悪いが使わせてもらうよ」

死亡した2人の警察官が持っていた銃や警棒弾丸、ライト、ホルスターを手に入れる事が出来た。

「これで少しはマシになったな…」

銃の入ったホルスターをポンポンと叩き、ゾンビに気づかれないよう慎重に走り出した。やがて巡ヶ丘学院高校に着くと、そこはもう学校と言える場所ではなかった。窓ガラスは割れ、校庭には変わり果てた運動部達の呻き声が木霊している。

「まさか全滅何て事はねぇよな?」

徘徊するゾンビをなるべく刺激しない様に避けながら進み、どうしても回避の不可能な時はバットで潰しながら進み漸く校内に入る事が出来た。

「まずは…職員室に行ってみるか?いや、ハイスクールオブザデッドだと職員室は危ない見たいだったし…なら屋上か?」

アニメで主人公達はゾンビ襲撃後屋上に避難し、消火栓を使い難を逃れた。あくまでもアニメの話で現実でこんな上手くは行くとは考えられないし、そもそもうちの屋上には消火栓はないのだ。

「もしかしたら屋上に避難してるかもな…」

消火栓はないが確かドアには鍵が付いていた記憶がある様なきがする。

「実際に行って見れば分かるよな」

この時は恐怖何て物は微塵も感じていなかった、逆にゾンビの群れに自ら飛び込んで行った。階段を一歩一歩上がる事に血の匂いやゾンビの死臭が鼻をつき、生存者がいるとは思えなくなってきていた。

「オラっ!」

足場の悪い階段では足を狙うだけでバランスを崩し、自ら階段から落ち勝手に頭を潰してくれるから平地より楽に進める。

「ハァハァ…や、やっぱり居ないか…ん?」

屋上にでる通路まで来ると、少しの違和感と希望が湧いてきた。屋上に続くドアに5体のゾンビが群がっていた。

「彼奴が群がっているって事は…屋上に誰かいるって事か!でも…」

生存者は居るがどう助ければいいかが分からなかった。幅の狭い通路で6体相手にするには少し問題があり、銃を持っていたとしても真正面から向かっても勝ち目がなかった。

「どーすりゃいい…何か使えるモンは…」

辺りを見渡すと生徒の上履きを見つけた。

「彼奴ら音に敏感ならこれで音たてれば!」

3階の廊下目掛け大きく振りかぶった上履きを投げると、上履きと廊下がぶつかり合う音が響き音を立てないように物陰に隠れると群がっていたゾンビが階段を降りていくのを見計らいゾンビ目掛け消火器を投げると、まるでボーリングのピンの様にゾンビが将棋倒しになり頭を床に打ち付け動きを止める。

「ストラーイク!」

急いで階段を駆け上がり屋上のドアを開けようとすると、全くびくともしなかっがそれは屋上に生存者がいる事を意味していた。

「おいッ!誰かいるのか?」

「め、めぐねぇ誰か来たみたいだよ?」

「え?生存者かしら」

思いっきりドアを叩くと向こう側から話し声が聞こえ、女性がこちらに話しかけてきた。

「貴方ッそこにいたゾンビはどうなっの?噛まれてない?」

「頭潰れて動かなくなったよ、それに何処も噛まれてはない」

そう告げると何かを引きずる様な音がして、ドアの鍵を開ける音がした。

「さぁ入っ…」

「あれ…せんぱい?」

「違うのよく見てくるみ!」

その声にドアノブに伸ばし掛けた手を止めていた。

「何言ってるのこの人は…うわっ!?」

明らかに何かが起こってしまっている事に気付き、急いでドアを開けるとツインテールの少女がゾンビに襲われかけていた。

「チッ」

ゾンビに駆け寄り頭にバットを叩きつけた。

〈何時からだろうか?自分がこの世界に慣れ始めてきたのは?〉




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